平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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そうだ、ソウルへ行こう!(207)アシアナ航空の機内食。

凡を1泊2日のソウルへの旅に連れて行ってくれるのは、アシアナ航空OZ119便。
国際線にしては、やや小さめの機体が搭乗口に泊まっていた。

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乗り込むと左右3席ずつの配置で、凡の席は後方の通路に面した2席です。
隣の窓際には若い女の子が座って、離陸するとサングラスを掛けた彼女は、耳栓をして、空気枕を首に巻いて、靴を持参のスリッパに履き替えて寝てしまった。
「えっ?芸能人。」と思ったが、そうではないようで、旅慣れているのか機内食も食べずに、ソウルまで寝ていた。
こんな芸当は、凡には無理だ。
着席したシートは、やや古く座席のモニターも付いていない。
それよりも、シートのクッションが、ややくたびれているのか、シートの本体の背もたれの部分に横に渡した金属の棒が、背中に当たって気になる。
まあ、1時間50分の飛行時間なので、どうということはないが、長いフライトだと浸かれそうだ。
ぐっと加速を感じて離陸すると、早くも窓の下に雲が見えた。
さあ、これから1泊2日のソウルを楽しみましょう。
水平飛行に入ると、すぐに機内食を配りだした。
さてさて、雲の上での食事は、どんなんだろう。
テーブルに配られた機内食は、サンドイッチだった。

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少なくてもいいので、幕の内のように種類がある機内食を期待していたので、ちょっと残念だけれど、朝食なので、こんなものだろうか。
しかも、挟んでいるポテトサラダのような具が、サンドイッチによって量にムラがある。
サンドイッチを機内食にするにしても、中の具の種類を変えるとか、ちょっとしたおもてなしの工夫をしてほしかったと思うのは、海外旅行が贅沢な1大イベントである凡の我儘と許してほしい。
とはいうものの、滅多に食べることのできない機内食である。
楽しみながら食べましょう。
でも1ピース食べてから、あるものが欲しくなった。
「塩」である。
トレーの上を探したが見つからない。
凡は、サンドイッチを食べる時は、1ピースか2ピースは、そのまま食べる。
そして、3ピース目は、塩を振りかけて食べるのです。
サンドイッチを縦にして、その具の所に塩を振りかける。
すると、一口噛んだ時に、塩の粒が舌の上に着く。
そして同時に、それが唾液で舌の上に広がると、理由は解らないが、凡の脳神経に食欲増進の信号が発せられるのであります。
この塩は、サンドイッチの中に入っていては駄目なのです。
具の味付けとして、塩が入っていては意味がない。
あくまでもサンドイッチの表面に粒の形で乗っかってなきゃけない。
でないと、舌に塩の粒が引っ付かないからだ。
でも、サンドイッチに塩を振る人は、凡だけではないと思う。
喫茶店でたまに見かける風景だ。
とはいうものの、凡は塩を振るのはサンドイッチだけで、スイカや白ご飯に塩を振ることはしない。
スイカに塩なんて、スイカのスッキリとした甘味が台無しになるし、白ご飯に塩なんて、おかずとの味のバランスが崩れちゃう。
スイカや白ご飯に塩を振る人とは、一緒にしないで欲しいが、サンドイッチには塩を振る。
なのでありますが、機内食のセットには塩はなかった。
仕方なく、同じ味のサンドイッチを食べて、待ちに待った機内食は終わった。
ソウルは近いですね。
離陸して空の旅を飽きる暇もなく、ソウル仁川空港に着いた。
さて、これから急いでソウルを走り回るのか、のんびりソウルを楽しむのか、どうなるんだろう。

コメント

  1. たびすけ より:

    アシアナでも短距離だと噂のコチュジャンのチューブは出ないようですね・・・
    と言ってもサンドウィッチだから、つかないのは当たり前ですね・・・
    自分も量は少なくても良から、ホットミールが良いですね!
    あっ、自分もスイカに塩は振りませんよ~
    ポテトフライぐらいかな振るのは・・・

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、たびすけさん。
    コチュジャンのチューブは、昔むかし乗った時に出た記憶があります。
    でも、今回も前回もなかったですよ。
    ソウルは、近いのでサンドイッチなのかもしれないですが、前に乗った時は、そばとか稲荷ずしをセットにしたものも出ました。
    たびすけさんだったら成田出発なのでしょうか。
    それだったら、もっと飛行時間が長いので、ほっとミールが出るかもしれませんね。

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