ある日気が付いたら、全身、白い服を着ていた。
それは、半分死んでいるからだという。
その白い服を脱がない限り生きていられるのであったが、でも、脱いでしまう。
所詮、理性なんてものは、弱いものであるのかもしれない。
人の肉を食わねば死んでしまうバケモノがいた。
「桃太郎」のストーリーを、凡蔵。流にアレンジした作品です。
生きることが悪になる存在は、死ぬしかないのだろうか。
そして、集団心理の怖さ。
凡蔵。おすすめです。
女は、男を自分のものにするために、最後の方法をとった。
結婚をするために、整理をしていた真二郎は、見覚えのない写真を発見する。そこには、真二郎と、知らない女が写っている。
実は、学生の時に心中をして死んでしまった彼女だった。
そして、こんど結婚する相手が、その彼女の生まれ変わりだと知った真二郎は、別れる決心をするのだが。
恋愛に臆病すぎることは、優しさでもあるのだろうか。
愛する女性が、親友に告白をした。
女性を、それほどまでに愛していないはずの親友が、それにオッケーをしたのである。学生時代には、よくありそうな話ですが、臆病すぎる男は、自問自答しながらも、結局、臆病に生きるしかなかった。
悲しいラブストーリー。
変わった開運法にハマっている男は、アンラッキーを探していた。
人生のラッキーとアンラッキーを合計すると、プラスマイナスゼロになるという理論を考えた男が、せっせとアンラッキーなことを積み重ねていくのだが、そこに強敵があらわれた。
おばあちゃんの病室に飾られていた黄色い花の花言葉は、何だったのだろう。
おじいちゃんと、孫の怜子が、おばあちゃんの言い残した黄色い花を図鑑で探している。そんな病室での1シーンを通して、おじいちゃんと怜子は、おばあちゃんに思いを馳せる。
この世と、あの世は、どちらが幸せなんだろうか。
友人の自殺の真相を確かめたくて、霊感のある彼女と、有名な自殺の崖に訪れた。
でも、そこはカップルでは行ってはいけない場所だったのだ。
誘われるように崖に身を投げてしまったが、そこに待っていたものは、或いは、幸せというものなのかもしれない。
これを読むと、もう、あなたも、記憶がなくなるまで飲むことが出来なくなりますよ。
オンライン飲み会を始めた友人たち。
そんな時に流れてきた近所で起こった殺人事件の噂。
状況から考えて、メンバーの一人が犯人に違いないと全員が考え始める。
相手の幸せを願うことが、相手を幸せにするとは限らない。
タクミは、ケイコのために、夢を諦めた。
ケイコは、タクミのために、別れることを決めた。
でも、それでふたりは、幸せになることはなかった。
人生なんて、そんなものだ。
たくさん読んでいただいて、ありがとうございます。
他の作品も読んで頂ければ、うれしいです。