平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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平 凡蔵。の 創作劇場シーンNO.4

ストレスの溜まった日本人に、政府が乗りだした政策が、有効だったのだ
人の感情は色によって変わる。
そのことを利用したストレスが無くなるという政策。
それは効果があったものの、気が付いたら、エライコトになっていた。

結婚するのに、相手のすべてを愛する必要があるだろうか。
ただ、手の冷たさだけが、男を虜にした。
別に、性格や見た目を愛している訳じゃない。
でも、手放すことのできない手がある。
ひょっとして、相手も同じなのかもしれないと思った時に、愛というものが生まれたのかもしれない。

愛する人のために残した手紙。でも、それが耐えられないストレスになることもある。
結婚してから、夫の決めたルールで生きて来た。
いえ、愛していたの。
でも、死んでまで命令されるのは、まっぴらごめんよ。

善人に見える人は、本当に、善人だったのだろうか。
エカテリーナは、善人に拾われた犬だ。
そのエカテリーナ目線で、善人の飼い主は、どう考えても、似非善人にしか見えなかった。

今度、雨が降ったら、街を歩いている人を、よく見てみてください。濡れていない人がいるはずです。
英二は、雨を避けるために入った喫茶店で、隣にいた先生に、雨に濡れていないのは、宇宙人とのハーフだからだと教わる。
その後、待ち合わせをした彼女が、バーに入ってきたら、頭が真っ白になってしまう。彼女は雨に濡れていないのであった。

人生は、そううまくはいかないものだよ。でも、笑い飛ばしてみるさ。
僕は、おばあちゃんから、死んだら、この傘を棺桶に入れてくれと頼まれる。話を聞いたら、おじいちゃんと結婚する前に付き合っていた男から貰ったものだという。
でも、葬式の時に、その傘は、実はおばあちゃん自身が買ったものだと分る。

もし、自分の過去に手紙を書けるとしたら、宝くじの番号を書いた手紙を届けたいと思いませんか。
ある街角で見つけた、どこにでも、誰にでも、手紙を届けられるお店。
怜子もまた、みんなが考えるように、宝くじの番号を書いた手紙を、過去の自分に書いてしまう。
そして、当選して大金持ち。
、、、、でも、そりゃ、エライコトになってしまいますわなあ。

人は死んだら、空高いところから差し込んでくる光に吸いこまれていくと言う。
でも、その光が2つあったら、あーた、どうしますか。
どのみち、もう死んじゃってるんだから、のんびり、のんびり、行こうじゃありませんか。

通勤途中のガードレールに結び付けられていたMの赤い文字の入った手編みのマフラーをした女の子が、目の前にいる。
彼女は、実在しているのだろうか、或いは、非実在なのか。
実在と非実在について語る彼女が、実在しているのか非実在なのかを考えている匠。
実在してるのでもない、非実在でもない、そんな状態があるのかもしれない。そんなストーリーのラブホラー。

凡蔵。
凡蔵。

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