8月8日(火曜日)。
青春18きっぷで、北陸本線に乗りまして、金沢に泊まった次の日であります。
北陸本線に乗るという目的は、昨日で達成されている。
とはいうものの、素直に考えるなら、このまま、また北陸本線で大阪に帰るのが普通だろう。
そうなると、加賀温泉とか、芦原温泉で降りて、温泉に入って帰るというのも楽しそうだ。
とはいうものの、昨日も、ものすごく暑いんですよね。
なので、さあ、温泉に入りましょうという気にならないところもあるのだ。
それに、北陸本線は、電化された路線だ。
最近、ちょっと、無性にディーゼルに乗りたくなっている。
なので、金沢から富山に出て、そこから、高山本線で、岐阜まで行って、そこから、大阪に帰ろう。
高山本線は、非電化区間だ。
ということで、朝食は食べずに、金沢駅まで徒歩で移動。
んでもって、金沢から富山までは、新幹線に乗ることにした。
どのみち、金沢、富山間は、第3セクターなので、青春18きっぷで移動することはできない。
ということで、「つるぎ」の自由席に乗り込む。
ビジネス客が多くて、席の半分は埋まっていた。
折角の新幹線なので、駅弁を買って乗り込む。
金沢三昧。
能登牛おこわ、のどぐろめし、かにすしの3種類が入った弁当だ。
具は、それほど、たっぷりとは入ってはいないが、米に味が付いているので、美味しくいただきました。
旅の気分、朝から満喫であります。
金沢から富山までは、新幹線で、約23分。
贅沢な旅は、あっという間に終了。
富山駅で、一旦、降りて、折角だから、街を歩いてみようと思う。
路面電車で、薬屋の池田屋安兵衛老舗に行って、開店したばかりのお店に入る。
折角だから薬でも買いたかったが、ちょっと、贅沢かなと思って、買わなかった。
というか、前に来た時に買った薬が、まだ家にある。
店を出てから、やっぱり買おうかと思ったが、もう1回店にはいる勇気がなかった。
そのまま、また、商店街を廻って、路面電車で駅まで戻る。
富山の街の雰囲気だけ味わった。
さて、これから高山本線に乗りましょう。
富山、10時11分発の猪谷行き。
もう既に、列車がホームに入線していた。
キハ120。
2扉式で、ドアは、内側に折れ曲がるタイプ。
ロングシートとボックスシートの両方があって、ロングシートに座る。
走り出すと、ジャバラの連結部の下の板が、ガチャガチャと大きな音を立てている。
床の下からは、エンジンの振動が伝わってくる。
色んな所から、色んな音を出して走っているのである。
ああ、ディーゼルだなあと嬉しくなってくる。
猪谷駅に着くと、少し時間があるので、停まっている次のキハ25に荷物を置いたら、駅舎の自動販売機で飲み物を買ったりする。
キハ25は、内装がリニュアルしたのか、綺麗で、新しい感じだ。
2扉式で、両方に開く自動のドアだ。
ロングシートに座って、車窓を楽しむ。
猪谷を過ぎると、峡谷を川に沿って走るので、これが実に楽しくて、高山本線で帰ることにして良かったと思う。
車内は、窓も広く、客も少なく、快適である。
そう言えば、このディーゼルは、音も静かだ。
向かいの席に、富山駅から、一緒に乗っている年配の御夫婦がいる。
ああ、凡と同じように青春18きっぷで、御夫婦で旅をしているのかなと思っていたら、おもむろに、沖縄のガイドブックをバッグから取り出して、ふたりで見だした。
あれ?
高山本線で、沖縄のガイドブック?
富山から沖縄に行く場合、どうやって行くのだろうか。
あまり地方の空港の事は、実感として解らないのだけれど、富山空港とかあるじゃないですか。
富山から沖縄には、飛行機は飛んでないのだろうか。
或いは、このまま、高山本線で名古屋にでもでて、そこから、沖縄なのだろうか。
そうなると、普通に乗って行くよりも、特急に乗るだろう。
このご夫婦、高山駅以降でも、御一緒だったので、不思議な気持ちで、気になって仕方が無かった。
ということで、列車は、高山駅に到着。
12時30分。
ここで、次の列車を、14時53分に乗ることにして、ランチを食べに行きましょうか。
高山駅というと、ミニボンとも来たことがあるし、凡だけでも、以前に、やっぱり青春18きっぷで、来たことがある。
その時は、焼きそばの専門店に入ったのを思い出して、行ってみると、果たして、休んでいた。
こうなると、行くところが無い。
高山は、観光地なので、旅行客が多い。
駅前は、ヨーロッパ系の旅行者で、溢れていた。
もちろん、日本人も多い。
だからなのだろうか、食べるところと言うと、高山ラーメンの店ばかりだ。
なので、街を歩き回るが、店を見つけられない。
どこもいっぱいで、店の前に行列も出来ている。
ああ、どうしよう。
どこでも良いと言えば、どこでも良いのだけれど、それでも、選んでしまうのだ。
それに、行列には並びたくない。
散々、歩き回った末に、カレー屋があったのを思い出した。
そうだ、カレーにしよう。
店の前に来ると、初めての人には、少し入りにくい雰囲気だ。
でも、他にお店の候補も無いので、そのまま、入った。
店内は、エスニックというか、サブカルチャー的な感じもあり、雑然とした感じだ。
マスターは、世界中をバイクで旅してきましたっていうような雰囲気で、奥さんだろうかママのような人は、自然志向が好きですみたいな服を着た、そんな雰囲気だ。
ウエイトレスもいたが、ちょっと事務的で、閉店近くになったら、ドライな感じで帰って行った。
さて、いろいろ種類はあるみたいだが、凡は、カツカレーを注文。
カレーは、独特のスパイスが効いていて、それが、ウスターソースっぽい感じもして、それでいて、ドロリとしている。
変わった味であるが、そこに、ゴマや、青のり、などが振りかけられているのが、面白い。
青のりのところをカレーと一緒に食べたら、お好み焼き?みたいな感覚もある。
ボリュームもあって、変わっていました。
美味しいと思うけれども、凡の好みとは、少しだけ違うのと、毎日食べるのには、ちょっと重たい気がした。
お店の名前が「弱尊」なので、どういう意味ですかとママに聞いたら、「説明すると、ちょっと長くなるので。」と、そのまま、説明は無いままで終わった。
凡としては、マイケルジャクソンか、或いは、釈尊をモジったのかと思ったのだけれど、兎に角、マイケルジャクソンではないという。
でも、説明は長くなるので、結局は、解らなかったけれど、どうしても知りたいということもないので、そのままにしておいた。
さて、店を探すのに、歩き回って、時間を使ったので、そろそろ、駅に戻りましょう。
結局、このお店探しで、2時間20分使ってしまったようだ。
でも、街を歩いたから、それはそれで、良しとしましょうか。
14時53分発、高山駅発の美濃太田駅行きに乗り込む。
んでもって、17時28分、美濃太田駅に着。
ここで乗り替えて、17時36分、美濃太田駅発、岐阜駅行き。
キハ75。
クロスシートで、窓が広いので、初めて、ゆっくり車窓を楽しむことができる。
なかなか、快適な車内だ。
下呂駅から、若者が大勢乗り込んで来た。
みんなで温泉にでも行ってきたのだろうか。
そして、鵜沼駅で降りて行った。
名鉄線に乗り替えなのだろうか。
兎に角、若いと言うのは、ただ、それだけで、どうにも、羨ましいものである。
んでもって、18時07分に、岐阜駅に着。
ここで、途中下車して、晩御飯を食べて帰るというプランもあったが、早めに帰ることにした。
なので、18時21分の米原行きに乗り込んで、米原で乗り替え、そのまま、大阪駅、そして、環状線で京橋駅まで帰ってきた。
ここからは、京阪電車で、門真市駅までは、1本なのだけれど、もう、家までは近いのだけれど、ここで晩御飯を食べて帰りましょうか。
ミニボンには、晩御飯は、要らないと伝えてあるのだ。
ということで、京橋に店はあることは知っていて、よく見かけるのではあるけれども、1度も行ったことのない中華料理屋さんに行ってみよう。
京橋には、餃子の王将もあり、また大阪王将もあり、どっちも大好きなのですが、そんな名前に似たお店で、「大阪王」さんというお店に行こうと思う。
店に入ると、カウンターに座る。
メニュー数は、それほど多くは無い感じだ。
まずは、やっぱり、ビール。
そして、餃子に春巻き。
鶏のカシューナッツ炒め。
この鶏のカシューナッツ炒めは、想像以上に、具の種類が入っていて、美味しかったです。
特に、クワイの食感が、実に、嬉しい。
実は、凡は、この中国の缶詰のクワイが好きで、でも、よく行く、王将などでは入って無いんですよね。
なので、凡の中では、このクワイを使っているお店は、イコール、高級店というイメージなんです。
なので、この大衆的な大阪王さんで、クワイ入りの料理を食べれて、大満足であります。
先日も、家の近くに出来たららぽーと門真に、小籠包の京鼎楼さんが入ってるのですが、そこで五目焼きそばを食べたら、クワイが入っていました。
やっぱり、クワイの入っているお店は、高級店?なんて、思ってしまいました。
凡のこの中華料理の判断基準は、どうでしょうか、当たってますでしょうか。
んでもって、最後に、天津飯で締めた。
そして、そのまま、ほろ酔い気分で、京阪電車で、無事、門真駅まで帰ってきたのであります。
今回の、青春18きっぷの旅も、来年には、青春18きっぷでは乗れなくなるだろう北陸本線に乗りましたし、金沢では、美味しい料理を頂きまして、また、以前に行ったバーで歓迎してもらって、帰路は、ディーゼルに乗って、最後は、行ったことのない京橋の中華料理を頂いて、楽しいことばかりの旅になりました。
あと、青春18きっぷが、3回分残ってるので、さて、どこに行こうかなあ。
ということで、今回も、最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございました。
コメント
あれっ? せっかくの駅弁なのにビールではなくミネラルウォーターですか?
もしかして前夜飲み過ぎましたか(笑)
能登牛おこわ、のどぐろめし、かにすしの3色弁当はすごく美味しそうですよ
こんな風に地元の味を楽しめる駅弁は、まさに駅弁の鏡のようで嬉しいですよね
旅の気分を盛り上げてくれますよね
高山はだいぶ観光客が多かったようで、しかも海外からのお客さんが多いのはビックリですね
浅草とかなら分かるけど、なかなか高山は行きずらいと思うのに、よく外国の方が行かれると感心しますよ
高山の飲食店はかなり混雑しているんですね
高山ラーメンも混んでいるとは驚きです
カツカレーを食べたようですが、カレーは胡麻や青のり?
これまた珍しいですね
マスターが独特の雰囲気のようですが、何となく自分の苦手なタイプかもしれません(笑)
最後に入られた中華屋さんは、大阪王ですか???
これまた非常に紛らわしい店名ですが、これは大阪の方独特のユーモアが混じったネーミングなのでしょうか?
クワイが入っているのは高級店かどうか?
う~ん、今まで考えた事なかったし、全然気にしていませんでした
お節料理に入っていたような気がするので、入っていると少しグレードは高いと言う事でしょうね
青春18きっぷがあと3回分残っているんですね
どこに行こうか考えている時もまた楽しいひと時ですよね
ブログになるの楽しみにしていますm(__)m
ありがとう、yukemuriさん。
駅弁は、朝早かったので、これから1日あると思うと、お酒は控えましたよ。
ミネラルウォーターは、ホテルに付いていたものです。
それに、乗っている時間も、23分ぐらいだったかな、短いので、そうは、ゆっくりも出来なかったんです。
高山は、外人の観光客が多かったですね。
ひょっとしたら、新穂高ロープウエイとか、山の方に行かれるのかな。
高山の駅前だけなら、半日もあれば、周ることもできますしね。
というか、外国の人は、そんな、せかせかしていないというか、これだという観光地でなくても、のんびり周っていられるのかも。
これから、アジアの人も、増えだすでしょうし、ますます、外国の人で溢れかえるでしょうね。
お昼の、カツカレーは、味も、お店の雰囲気も、マスターも、ちょっと変わった感じではありましたね。
ハマる人と、敬遠する人と、意見が分かれるかもです。
大阪に帰ってきてからの中華料理は、ずっと、京阪電車から見えていたので、どんなお店かなと気になっていたんですよね。
でも、今回、初めて行くことが出来て、面白かったです。
メニューの種類は、少ないですけれど、また、行ってもいいかなと思えました。
んでもって、青春18きっぷなんですが、そうそう、あと、3回分あるんですよね。
んでもって、四国の予土線に乗ろうかなと思っていたんです。
高知から、宇和島の間を、乗ってみようと。
でも、2日じゃ、時間的に無理と分ったので、東京方面に向けて乗ろうかなと、今は思っています。
というか、明日というか、これを書いているのは、もう日付が変わってしまっているので、今日なのですが、2回目3回目を使いに、
どこかへ行ってこようかと思っています。
今のところ、とりあえず、東京方面に向けて行こうかなと。
それで、面白そうなところがあれば、下りても良いし。
或いは、yukemuriさんの本拠地あたりまで、行くかもしれないし。
考えてみれば、埼玉県というところに行ったことが無いので、時間があればなのですが、埼玉県まで行くかもです。
というか、行く場所は、未定なんです。
横浜で、中華を食べたい気もするし。
他に、行ったことのないところに行きたい気もするし。