平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

創作劇場は、ここをクリックしてください。⇒⇒⇒

散散歩歩。(1409)消え去ろうとしている君に会いたい。北陸本線。(2)

旅(国内)

8月7日(月曜日)のお話。

来年の春に、北陸本線の金沢駅、敦賀駅間が、JRではなくなる。

詰まり、青春18きっぷでは、乗れなくなるので、今回は、この路線に乗ろうと、やってきた凡であります。

んでもって、北陸本線に乗って、それで、金沢駅に到着したので、まずは、今回の目的は終了。

さて、ホテルに向かいましょう。

今日のホテルは、ホテル フォルツァ 金沢さん。

駅から歩いて、15分ぐらいだろうか。

近江町市場という人気の市場のすぐ近くだ。

フロントで、オススメの居酒屋などを聞いたが、特定のお店の案内などはなかった。

ただ、ホテル周辺は、早くに店を閉めるので、繁華街の片町あたりに出た方が良いのではとのことだった。

ベッドの横に窓。高所恐怖症の凡には、ちょっと怖い。
水は、ありがたいね。

部屋は、ゆったりとしていて、寛げる間取りというか工夫もされている。

内装も綺麗で、なかなか良い。

トイレとバスが別になっていて、バスも、広めのバスタブに、その横に洗い場がある。

シャワーは、ハンドルだけでなく、頭の上から落ちるシャワーとか、横から噴き出るシャワーとか、そういう名前は知らないが、装置が壁に付いている。

それにしても、今日は暑くて、折角だから、このシャワーを浴びてから、晩御飯に出かけましょう。

ということで、シャワーを浴びて、Tシャツに着替えて、片町に向かう。

んでもって、良さそうなお店を探しながら、あっちこっちと、歩き回る。

そういえば、1時間半ぐらい歩き回っていただろうか。

いや、お店を決められない優柔不断さは、まったくもって否定しない。

凡は、自分でも呆れるぐらいに優柔不断だ。

でも、ただ歩き回るのは、あの辻まで行ったら、その左右には、どんな風景が待っているのだろうか、とか、そんなことを想像しながら歩くのが、兎に角、楽しいのだ。

それに、これが、もしミニボンとの旅なら、こうはいかない。

お店を決めるのにも、ある程度のところで、決断しなきゃいけないのだ。

まさか、1時間半も歩き回ったら、怒りだしてしまうだろう。

というか、20分で、機嫌が悪くなるに違いない。

まあ、ひとり旅の、これが気楽なところである。

一応、2軒ぐらいは梯子をする予定なので、まずは、雰囲気の良さそうな、せせらぎ通りと呼ばれているエリアのお店にでも入ってみようかなと思う。

このあたりは、兎に角、アメリカなのか、ヨーロッパなのか、そういう感じの外国人の旅行者が多い。

或いは、日本人より多いぐらいだ。

それで、ふと、このお店はどうかなと思って、店の前に来てみたら、入口の戸に貼り紙がしてある。

「Please speak Japanese at our Shop」

どういうこと?

これって、うちの店には、外国人は来ないで、っていうのとイコールだよね。

怖ろしいほど閉鎖的だ。

勿論、ご商売をされている間に、外国人が来られて困ったことがあったのかもしれない。

でも、このやり方は、どうなんだろうと思う。

それじゃ、何かい。

このお店の人は、海外旅行に行くのかどうかしらないが、もし、行ったなら、アメリカなら英語、イタリアならイタリア語、香港なら広東語を、喋るのだろうか。

そんなことは無いはずだ。

今の時代、言葉なんて、どうにでもなる。

そんな事を思うと、先日行ったソウルを思い出した。

仁寺洞の近くの薬局に入った時の事だ。

70才も後半か、80才ぐらいにも見える男性が、凡が日本人だと分ると、スマホを取り出して、翻訳機能を使って、凡に、症状とか、或いは、薬の飲み方だとかを、凡に教えてくれた。

あの時のやりとりは、今、思い出しても楽しかったなと思うし、嬉しかった。

それだけで、その男性が好きになったし、ソウルの人が好きになったし、ソウルが好きになった。

このせせらぎ通りに来ている外国人も、日本が好きで、日本に来てるんだよね。

それなら、ウエルカムな気持ちで迎えてあげて欲しいなと思う。

日本と外国でのルールの違いなども原因で、こんなことになっているのだろうけれど。

そこは、工夫でなんとかならないものだろうか。

個人の経営されているお店のようなので、凡が、どうだこうだいう権利はないのだけれど、ただ、日本人の凡が見ても、気分の良くない貼り紙であることは、そうであって、そう感じる他の日本人もいるんじゃないのかな。

ということで、美味しそうなお店にも感じたんだけれど、そんな閉鎖的なお店には入りたくない。

もう少し、探してみようとしたら、また近くに良さそうなお店があったのだけれど、その看板に、こうあった。

「大人並に食べれないお子様はご入店できません!」

これまた、閉鎖的な看板だ。

とはいうもののね、、、、これは、少しばかり共感できなくもないのではある。

最近の若いパパ、ママには、ひょっとしたら、理解できない部分なのかもしれない。

小さいお子さんがいらっしゃる方は、それは、大変だろうと思う。

凡には、子供がいないので、実感は出来ないけれども、その大変さは、想像ぐらいはできるつもりだ。

でも、最近の若い御夫婦を見ていると、子供がいれば、その子供も、大人と同じように平等に扱うべきだと考える人が多いように見受けられるのである。

どんなシチュエーションでも、好きにしていいんだと考えておられる人が多いように思う。

私たちは、お金を払っているんだから、お客なのよ。

どうして、子供と一緒に入っちゃいけないのよ。

と、場合によっては、モンスター的に、所謂、逆ギレをする若い人もいる。

別に、子供連れの人を差別している訳じゃない。

何でも、平等という名のもとに、好き勝手するというのは、ダメなんじゃないかと言う事だ。

飲食店に絞って言うなら、それぞれにお店には、それぞれの場というものがある。

子供や家族連れで楽しむお店もあるだろう。

でも、大人だけで楽しむお店もあるのだ。

それで、そういう大人だけで楽しむお店は、そうだと解って利用する。

別にそれは、入口に書いてなくても、人に言われなくても、そうだろうと理解して、入るのである。

それが、今の人には、解らないのかもしれない。

例えば、老舗のホテルのバーで、みんな静かに飲んでいる場に、ベビーカーで入ってきて、子供にアイスクリームを食べさせる。

それって、ちょっと、場を崩しているなと思うのが普通だと考えるのが、大人なのである。

どうしても、そういうお店に行きたかったら、子供を預けて、そして行くべきだと思う。

いや、もう1度言うけど、小さなお子さんのいらっしゃるご家庭は、本当に大変だと思います。

でも、だからと言って、好き勝手は、どうだろうと思うのです。

凡が20才ぐらいの時だった。

神戸に、「どん底」という古いバーというか、パブというか、お店があった。

別に高級なお店じゃない。

とちらかというと、安いお店だ。

古いジュークボックスがあって、その中に、ペギー・リーのジャニーギターが入っていて、いつも、100円玉を入れて、1曲聴くのが好きだった。

畏まったお店では無くて、だれでもウエルカムな、薄暗い店の奥のテーブル席は、若者が、それこそ、どん底まで飲んだくれていそうなお店だった。

ある日、カウンターに座って、ふと、隣の男性を見た。

静かに、ただ、飲んでいる。

「よく来られるんですか?」と何気なく、話しかけたら。

「30年ほど前から、来ています。」と返ってきた。

自然と、凡の背筋が伸びた気がした。

あなたね、最近店に来だした若者が、こういう人の、ゆっくりお酒を楽しむという、この場を、台無しにする権利をお持ちですかと、好き勝手している人に問いたい。

凡には、無理だ。

お客は、平等で、客なら、好き勝手して良いと思っている人に言いたいのは、こういう事なんです。

お店には、そのお店の、場と言うものがある。

ということで、金沢のせせらぎ通りの、「大人並に食べれないお子様はご入店できません!」のお店も、食べるのがメインのお店と言う場なのかもしれない。

だから、それを察してくれというなのだろう。

凡は、こんな風に解釈したのだけれど、或いは、ひょっとしたら、この看板の意味は、この場ということとは、少しニュアンスが違うのかもしれない。

詰まり、売上的な話。

席数が少なくて、そこに食べない人が席を独占したら、売り上げが厳しいということであるのだろう。

個人経営なら、死活問題なのかもしれない。

ただ、旅行している人という部外者からみたら、入店を拒否されているような気持ちになることは、言えるような気がする。

実際、この凡だって、こう書くぐらいだから、店に入って、あまり注文しないと、店の人から嫌な気持ちで見られるんじゃないかと、そう思っちゃった。

カウンターに座って、凡の頼んだ料理は、大人並みの量だっただろうかと、店主の顔色を窺いながら、お酒を飲んでも楽しくないので、今回は、パスしようと思う。

それにしても、このせせらぎ通りのお店は、これは雰囲気だけれど、ウエルカムじゃない雰囲気のお店が多いように思う。

さて、どこか、この凡をウエルカムに迎えてくれる、そんなお店は無いかなあ。

と、そんな思いで歩いていると、歩き始めた時に、気になっていたお店を思い出した。

普通の居酒屋と言うか食堂という感じのお店である。

何が気になったかと言うと、お店の看板の文字である。

店名の看板の上に「食のオアシス」と書いてある。

オアシスって、魅力的な名前じゃない。

暑い砂漠の中を、ヘトヘトになりながら彷徨い続けている。

もう、ダメだ、もう歩けない。

喉もカラカラだ。

そんな時に、目の前に現れた緑豊かな土地。

そこには、こんこんと清らかな水が湧き出ている。

それを、思いっきり、ゴクリゴクリと飲む。

ああ、生き返った。

そんなイメージだ。

そして、そんなオアシスには、美女もいるだろう。

美女のオアシスである。

可愛い女の子が、そうだな、砂漠のイメージで言うと、シースルーの服を着て、身体をクネクネさせながら、凡を歓迎する踊りを踊るね。

そんでもって、凡の周りに10人も、20人も、そんなシースルーの美女が、前後左右、もう凡に、しなだれかかって、身体をすりすり。

「ねーえー、凡ちゃぁーん。ほら、これ食べて、美味しいわよーん。」

「凡ちゃん、こっちも向いて。ねえ、このお酒美味しいわよーん。ほら、口移しで飲ませてあげるーん。」

なんてね、接待してくれるわけだ。

「むふ、むふ、むふふふふ、、、。」

とね。

というか、その美女のオアシスは、ちょっと置いておいてもさ。

オアシスと言うと、砂漠の中にあって、乾いた喉を潤してくれる存在なのは、間違いないだろう。

そうだ、このお店にしよう。

凡の、今の乾いた胃袋と、乾いた心を、存分に癒してくれ。

そう思って、入口のドアを開いた。

すると、中は、カウンターがあって、そうだな、8席か9席か、そのぐらいの広さだろうか。

既に、ひとりの男性と、アベックが1組、カウンターで飲んでいる。

「あのう。ひとりです。」と、凡は、人差し指を見せた。

普通ならここで、「いらっしゃいませ。」とか、そんな言葉があるはずだ。

でも、何も返ってこない。

というか、しばらくあって、「ひとり、、、、さて、どうしましょう。」

と、年配のママらしき人が言う。

この「さて、どうしましょう。」という言葉の言い方に、「来てくれて、ありがとう。どの席が良いかしらねえ。」というニュアンスは無い。

どちらかというと、この客を受け入れるか、それとも、予約でいっぱいですとか、何か理由をつけて断ろうかというニュアンスの、どうしましょうなのだ。

明らかに歓迎されていない。

いや、席は、確かに目の前に5席ほど空いているのだ。

なので、凡としては、この凡を断る理由が見つからない。

そこまで、迷惑な風貌でもないとは思うのだが。

とはいうものの、ここまで歓迎されていないのなら、入る理由は無いし、入りたくもない。

「じゃ、もういいです。」と言って外に出た。

食のオアシスは、幻だったのだろうか。

あまりに喉が渇き過ぎて、或いは、蜃気楼を見ていたのかもしれない。

しかし、凡は、すぐに店を出たから良いけれども、ひょっとしたら、お店にいた3人は、もし旅行者だったなら、或いは、あの人たちも気持ちの良いものでは無かったのではないだろうかと同情した。

さて、ウエルカムじゃない街は、去るのみである。

少し、場所を移動して、以前に行ったことのある居酒屋割烹の源左エ門さんというお店があったなと、そこまで歩いて行って、なかなか良かった記憶があるので、じゃ、ここにしようと中に入ったら、満席だった。

あらま、それは仕方がない。

んでもって、またちょっと歩くと、前も、ひょっとした悩んだかもしれないお店があった。

何故、悩んだかと言うと、お店の名前が「なかじま」だったからだ。

こんな文字だけでも、どうにかして、みゆきさんと結びつけてしまう。

それだけ、みゆきさんロス状態なのである。

でも、ちょっと一見では、入りにくい感じのお店にも見える。

なので、やっぱり、さっき、いっぱいですとフラれた源左エ門さんの並びにある、同じような感じの金沢料理を謳った「五郎八」さんに入ることにした。

実は、ぶらぶら店を探している時に、たまたま、店先にいた店員さんに声を掛けられていたのだ。

なので、店に入って、カウンターについたら、さっきの男性スタッフが、「戻ってきてくれたんですね。」と明るく言った。

やっぱり、こんな風に、ウエルカムじゃなきゃね。

この店に入って良かったと思える瞬間である。

テーブル席もあるが、凡は、カウンターの端っこに案内されて座った。

凡の席は、2人用にセッティングされていたが、お兄さんが、「もし、おひとりのお客様が来たら、横に座らせてくださいね。」と言う。

こういう一言で、ゆっくりと席に座っていられるんだよね。

願わくば、ミニスカートの美女であることを。

とはいうものの、帰るまで、隣は空席のままだった。

さて、料理を注文しましょう。

まずは、ビール。

それと、料理は、へしこ。

これは、後で日本酒を頂くつもりだからだ。

んでもって、車麩の柳川風。

加賀野菜のてんぷら。

これから、まだ、梯子をするつもりなので、料理は、いつもより控えめだ。

へしこは、これは、大阪とかでは、あまり売ってないので、北陸に来たら食べたくなる一品だ。

んでもって、車麩の柳川風は、車麩自体、大阪にはないので、これだけで、金沢に来たなっていう気持ちになる。きのこもたっぷり入っていて、真ん中に小さなうなぎがトッピングされている。

温かくて、優しいお味でした。

加賀野菜の天ぷらは、地味ではありますが、これもまた、美味しかったです。

この間、ビールを追加して、その後、熱燗に変えた。

それにしても、このお店に入ってきて、正解でしたね。

何しろ、ウエルカムだしね。

これが1番だ。

それに、料理も美味しい。

それと、もうひとつ料理を美味しく感じさせてくれていることがある。

カウンターの中の料理人なのだが、マスクをしていない。

なので、表情が解るのですが、いつも、笑顔なんですよね。

口角が上がった、あの表情は、自然な笑顔というよりは、意識して笑顔にしてるって感じだ。

でも、たとえ意識的でも、見ていて感じが良いし、それがプロというものだろう。

いくら、料理が上手くても、怒ったような顔をして作られても、美味しそうに感じない。

たまに、料理人が、他のスタッフに、言葉を荒げて指示をしたりしているところがあるが、あれは、こっちが居たたまれなくなる。

でも、このお店の人は、見られていることを意識しているから、見ているこっちが気持ちよく過ごせるんですね。

これまた、このお店にして良かったと思える点だ。

凡の隣には、年配の御夫婦が座っていて、たぶん、旅行で来られたような感じだ。

その人の頼んだ料理を見ても、ああ、美味しそうだなと思う品があったので、次回来た時も、このお店にしようかと思う。

さて、このお店も良いが、折角の金沢なので、梯子といきましょう。

お会計をしたら、5250円だった。

店に入ったときに、声を掛けてくれたお兄さんが、新天地の方は、まだやっているお店がありますよと、そう言った。

凡が、旅行者で、かつ、もう1軒行ってやろうというのが、分かったんでしょうね。

こういう言葉もまた、いいですね。

さて、店を出たら、次の店は、ほぼ、凡の中で決めていた。

以前に行ったことのあるお店に行こう。

NWOさんだ。

NEW WORLD ODERさんという名前に惹かれて、確か、3年前ぐらいに入ったのだ。

何故、この名前が気に入ったかと言うと、陰謀論好きなら、すぐに解るのですが、この言葉は、フリーメイソンや、イルミナティが推進する人口削減などの新世界秩序を意味するのですが、このお店の名前の由来は、それじゃなくて、この地域の新天地から取ったようです。

凡が、店の前に立っていると、知らない女の人が、「あ、そこ良い店ですよ。」と言った。

そして、言った後に、斜め向かいの店に入っていった。

あれ?良い店なのに入らずに、別のお店に?

店に入って、マスターに、その話をしたら、たぶん、斜め向かいのお店のママじゃないかという。

このあたりのお店は、みんな仲良しのようですね。

というか、このマスターは、人当たりも良くて、みんなとコミュニケーションを取るのが好きなようですね。

それにしても、やっぱり、お店の人というのは、こんな風に、ウエルカムじゃなきゃね。

3年前ぐらいに入ったお店だけれど、その時に、気に入って、そして、今回、また入ったのだけれど、やっぱり、ウエルカムで、居心地がいい。

マスターも、話をするのが好きみたいで、こんな凡に付き合ってくれる。

店には、凡だけで、気兼ねなしに、ゆっくりすることが出来る。

お通しは、屋台で食べるような発泡スチロールに乗った小さなフランクフルト。

それに、レモンサワーを頼んだら、すごく大きなカップで出て来た。

追加は、ハムエッグと、クエン酸サワー。

ハムエッグには、塩コショウと、醤油、それにアジシオをセットで持って来てくれる。

普通は、塩だけとか、醤油だけとか、そんなだろう。

でも、3点セットなのが良いのである。

料理と言うのは、調味料だ。

そこを知っているんだよね。

しかも、塩は、食塩じゃない。

味の素の入ったアジシオだ。

凡は、このアジシオが好きなんだ。

なので、家にも、食塩の他に、別にアジシオを置いている。

人類の英知である味の素と食塩の絶妙なバランスが、良いのである。

ゆでたまごを作った時は、このアジシオが、絶妙に合うのだ。

たまに、味の素を否定する人がいるが、人類の最高の発明品を否定するなんて、人間の進化を否定するのとイコールだ。

んでもって、もちろん、凡は、このハムエッグを、3種類の調味料を、全部試して頂きましたよ。

ああ、美味しかったです。

ふと、マスターを見ると、店内のテレビのバラエティ番組を見て、笑っている。

ああ、気の良い人だなあと思う。

ということで、このお店もまた、ちょっと変わったアテなどもあって、それに何より、マスターも楽しい人で、居心地が良いのですが、もっと居たいなと思うところで切り上げましょう。

そして、もう1軒、行こうじゃないですか。

ということで、お会計をしたら、2700円だったかな。

さて、もう1軒と言っても、そこまでアルコールも飲めない。

なので、締めにラーメンでも食べてホテルに戻りましょう。

金沢でラーメンと言えば、8番らーめんさんが思い浮かぶ。

チェーン店だが、大阪では食べられない。

でも、凡は、この店にしようかなと思っているお店があった。

それは、さっき散策した排他的な雰囲気のお店が多いせせらぎ通りにあったラーメン屋だ。

外国人お断わり的な雰囲気のエリアにあって、店頭のメニューからして、日本語、英語、韓国語、中国語で表記してるじゃない。

どんな国の人でも、ウエルカムってわけだ。

この閉鎖的なエリアにあって、こんなウエルカムなお店は、この凡だって、応援したいじゃないですか。

味とか、評判は、知らないけれど、このお店にしようと決めた。

店の名前も「豚蔵(TONZOU)」ということで、凡蔵と縁がありそうだ。

そして、金沢加賀味噌らーめんを注文。

甘みのある金沢の味噌が濃厚で、なかなか、美味しかったです。

凡の好みとしては、麺を柔らかめでお願いしたら良かったかな。

味噌ラーメンでも、甘めの味噌と言うのは、珍しいので、このお店に入って良かった。

さて、もうホテルにもどりましょうか。

コンビニで、水を買って帰ろうかと思ったら、カステラなども買ってしまう。

ホテルの入口に、24時間無料のコーヒーマシンがあったのを思い出したからだ。

ということで、ホテルに戻って、シャワーを浴びて、カステラを食った。

ああ、楽しい金沢の夜でありました。

そうそう、このホテルは、ワインが1杯か、自動販売機のソフトドリンクが1本無料で付いている。

なので、生コーラなるものを頂いて、それもまた、夜中に飲んだ。

少しばかり、カロリー取り過ぎではあります。


(追記)

今回のブログでは、子供連れのいまどきの若い親について、場を考えていないというような批判的なことを書きましたが、これは、そう思うんですよね。

でも、それだけを書くと、誤解されるかもしれないので、子供連れということについて、追記しておくと、今回書いたことは、飲食店、或いは、コンサートなどの、その場というものが存在する空間での話に限定されるものなんです。

それと、幼稚園以上の子供ということに、これまた、限定される話でもあるんです。

その場が、公共の、例えば、電車の中とか、それを使わなきゃ、どこかに行けないとか、誰でもが利用する権利のある場では、例外です。

それと、幼稚園以下の場合。

このことを、付け加えたい気持ちで追記した次第です。

今回の話では無いと言う例でいうと、たまに、電車に乗って、赤ん坊が、大声で泣いているときがありますよね。

そう言うのは、今回の話とは、別なんです。

それで、そんな時に、それを、鬱陶しそうにしているオッチャンなんかもいたりして。

また、それを解って、済まなさそうにしている若いママもいる。

どうにかして、子供をあやして、泣き止ませようとしている。

ああいうのを見たら、本当に、若いママが気の毒になってしまう。

だって、赤ん坊だよ。

泣くのが仕事だもん。

そりゃ、泣くよ。

それに、ママも、その電車に乗らなきゃ、移動できない訳だし。

今の時代、この日本という国に、子供が生まれるっていうことだけで、素晴らしいことだと思うんだよね。

なんなら、乗り合わせた乗客全員で、その赤ん坊とママを祝福してあげてもいいぐらいなんだ。

赤ん坊にしたって、言葉を話せないんだから、泣くことで、何かを伝えようとしていると思う。

なので、泣くことを止めてしまったら、きっと、赤ちゃんの発達に良くないような気がするな。

なので、赤ちゃんが、電車の中などで、泣いたりするのは、大いに歓迎なのであります。

若いママも、電車で、赤ちゃんが泣いても、申し訳ないなんて思わずに、どんと構えていてくださいね。

でも、それは、言葉の解らない赤ちゃんの事であって、言葉の解る幼稚園より上の子供には、どうぞ、パパ、ママさんは、公共の場での振舞いについて、お子さんに教えてあげてほしいなと、これは、凡が言う権利はないけれども、お願いであります。

というか、最近、よく見かけるのですが、子供を、自分の所有物、または、奴隷のように思っているのか、自分の気分だけで、汚い言葉で、声を荒げて、こどもを怒っている場面に出会う。

怒るというのと、躾をするというのは、これまた、違うと思うのですが、これまた、子供のいない凡が言う権利もないのだろう。

というか、子供を躾ける前に、親が学習する必要があるのかもしれません。

なんて、追記を書いてはみたものの、これまた、誤解されそうで。

まあ、誤解されたら、されたで、仕方がありません。

そんな文章に、今回も、付き合ってくださって、本当にありがとうございました。

ブログにしては、かなりの長文になってしまいましたね。

(もうちょっとで、1万字になっちゃうとこだよ。)

読んでくれて、ありがとう。

コメント

  1. yukemuri より:

    フォルツァ金沢の場所を調べましたが、片町と比べると居酒屋さん的な店は少なそうですね
    それで片町まで行かれたようですが、少し離れているようですね
    今や日本を代表する観光地なのに、外国人に優しくないお店は如何なものかと思いますね
    来るなと言っているに等しいですもんね
    どうしたんだ金沢???と言いたくなりますよ
    次は大人並みに食べられない子供お断りって、騒ぐ子供は嫌なの分かるけど、これも微妙な注意書きですね
    せせらぎ通りと言う名前とは違う店が多いと言うのも残念ですね
    最初の店で食べた車麩の柳川風は美味しそうですね
    ご飯に乗せて丼ブリックで食べたく足りますよ(笑)
    〆のラーメンは甘めの味噌ラーメンなんですね
    甘めの味噌ラーメンてあまり食べた事ないかもです
    それと最後の子供についてですが、自分は子供が泣いているとうるさいと正直思いますが、それを親がなんとかなだめようとしていればまぁしょうがないよねってなるのですが、泣くのが当たり前とばかりに一切なだめようとせず、下手すればスマホをいじって知らんぷりとかされると腹が立ちます
    レストランで隣に騒がしい子供がいると嫌です
    でもきちんとしつけをしていたり、ここは家じゃないから静かにするんだよとか言っている親を見ると少し寛容な気持ちで見る事ができます
    でも知らんぷりしている親が多いんですよね
    と、勝手な自分の意見を書いてしまいましたm(__)m

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、yukemuriさん。
    今回のホテルは、なかなか良かったですよ。
    片町までも、歩くと、少し距離があるかもしれませんが、まあ、散歩がてら歩いても、そこまで疲れない距離でした。
    駅からも、歩けますしね。
    私も、外国人に優しくないお店は、どうなのかなと思うんですよね。
    何回か、海外にも行きましたけれど、ほとんどのお店で、大歓迎とまではいかないにしても、優しく、親切にしてもらったので、
    外国から来られたら、今度は、こっちが親切にしてあげたいなと思うんですよね。
    今回の晩御飯は、1軒目も、金沢っぽいものを頂きましたし、バルも、ラーメン屋も、面白い味を頂くことができて、良かったです。
    子供の外出先での振舞いについては、詰まるところ、親に行きつくような気もします。
    その時に、親が、どうするのかで、だいぶん、変わってきますよね。
    と、子供がいないので、好き勝手言えるのかもしれませんが。

タイトルとURLをコピーしました