平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(144)志摩マリンランドのペンギン君。

志摩マリンランドは、もちろん「まわりゃんせ2012」で入場無料だ。
園内に入ると、ペンギンのプールがある。
ペンギンは気持ち良さそうに泳いだり日向ぼっこしたりしていた。
そんなプールの前で、観客はみんなある1匹のペンギンを夢中に見守っている。

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プールの少し盛り上がった縁からプールに飛び込もうと、くちばしをプールの水面の方に伸ばして体重を前のめりにするんだけど、飛び込まない。
こんなことを何回も繰り返して、結局飛び込まないのであります。
その度に、「行け、行け!」「飛び込め!」などと観客が応援するのだけれど、結局「あー。」とため息に終わるのです。
誰かに後ろから押してもらわなきゃ飛び込めない。
そんな姿がもどかしくも切ない。
いつも自分を変えたいと切実に思うのだけれど、変える勇気をどこかに仕舞ったまま置き場所を忘れた振りをしている。
忘れたという言い訳。
もうそんなことは止めよう。
そう何度思ったことか。
でも、今年は何とかしたいな。
残り時間は少ないんだし、結果は風に任せて前進しよう。
そんなことを考えていたら、「あー。」また残念なため息が、そこここで漏れた。
「ペンギン君よ。頭から飛び込まなくてもいいんだよ。お尻から落っこちちゃえ。」
これからのペンギン君の自由に乾杯。
ペンギンのプールを後にして施設の中に入ろうとしたら、また「あー。」と背中で聞こえた。
うん?
これって、ひょっとしてワザとなのかな。
したたかなペンギン嬢。
「きゃー。皆に注目されてるーっ。」
「あー。」
「見て見て、ねえ見てー。落ちるわよ、落ちるわよ。おっと、でも落ちなーい。」
「あー。」
「そろそろイケメンペンギン君が現れないかな。そんでもって、この可憐なペンギン嬢を抱きしめてくれないかなあ。
それまで、人間相手に遊んどこうっと。」
「あー。」
実際は、そんな事なのかもしれない。
人間は、どんな物にも意味を持たせたがるものである。
ペンギン君なのかペンギン嬢なのかしらないけれど、人生勇気を持って変えて行こうじゃないかというメッセージにも取ることが出来るし、したたかに生きて行こうというメッセージにも取れる。
ひょっとしたら、何かに意味を持たせるなんて、意味がないということがメッセージなのか。
考えることを止めたら、ペンギン君の動作に素直に笑えた。
ココロとカラダの力を抜いて、進んでいきましょう。

コメント

  1. とっちゃん より:

    ペンギンって可愛いし、滑稽なところもあって面白いですよね!
    旭山動物園でペンギンのパレードを見た事がありますがなかなか良いですよ~
    泳いでるのを下から見る事ができますが、その素早い泳ぎときたら歩く姿からは想像がつかないほど俊敏でした!
    チャンスがあったら旭山動物園が組み込まれているツアーも良いですよ~
    北海道は美味しい物もいっぱいありますからね!

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、とっちゃん。
    とっちゃんさんは、旭山動物園に行かれたことがあるんですね。いいですねー。
    テレビでは、見たことがあるのですが、楽しい工夫がされている動物園らしいですね。
    北海道は、いいですね。
    行きたいですよー。

  3. oriver より:

    したたかさでこれが出来たら、このペンギンは天才ですね(^^ゞ
    それが無いからかわいいんでしょうけど、やっぱり私も素直にかわいいって見ちゃうと思う(*^_^*)
    何度も足踏みして、そういう事は今までもたくさんあったもん。
    飛び込んじゃばどーってこと無いのにね(^^ゞ
    伊勢志摩には行ったことがないので、楽しませてもらってます。
    牡蠣とか魚介類、美味しいんだろうな~♪

  4. 凡蔵。 より:

    ありがとう、oriverさん。
    何でも素直に見ることが、やっぱり正解なんですよね。
    いいところだけ見て、いいなとか、可愛いなとか、素敵だなとか。
    そんな、気持ちで人とも接することができればいいのになあ。
    同じところで足踏みしてしまうのは、自分に自信がないのかもしれません。
    今年こそは、前でも後ろでもいいから、動かなきゃって思います。

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