少し遅くなりましたが、新春、初めての青春18きっぷの旅でございます。
2回分残ってたのね。
ということで、1月の8日(月・祝)、9日(火)と、1泊で出かけてまいりました。
今回も、やっぱり行き先を迷う。
とはいうものの、候補は、3つ。
1つは、東海道線。
時刻表を見ることも無く移動できるし、だいたい、どこに行っても、飲食店もある。
2つ目は、金沢あたり。
昨年、新幹線が延伸になるということで、北陸本線が第3セクターになる前に乗ろうと言う事で、行ってきたのではありますが、また、行きたいとも思う。
しかし、金沢は、被害は少ないけれども、今年の元日に地震があったばかりだ。
こういう場合、どうなんだろうと思う。
ホテルなんかも、キャンセルとかもあるだろうし、行った方が喜ばれるのか、或いは、混乱するから、来て欲しくないと思われているのか。
今回の地震は、能登半島の先の方が中心だろうから、金沢は、そこまで被害はなかったのじゃないかとは想像するのだが、考えてみると、雪が降って帰りの北陸本線が止まったりしたら大変なので、やっぱり、候補から外そうかと思う。
それに、いくら被害が少なかったとはいえ、隣接する能登の人の事を考えると、近くで浮かれているのも申し訳ない。
、、、とはいうものの、全員が全員、そういう思いで、金沢に行かないでいると、これまた、産業的に困ることになるだろうし、、、その辺り、現地の人に聞いてみたいのではある。
んでもって、3つ目は、四国である。
四国と言うとディーゼルだろう。
電車も楽しいけれど、ディーゼルのエンジン音と排気ガスの匂いを嗅いだら、旅をしている気分に浸ることが出来る。
東海道本線の電車のモーター音も良いけれど、やっぱり、ディーゼルの四国にしよう。
ということで、四国に決定した。
そしたら、四国のどこ?となるのだが、徳島までは、南海電車とフェリーを使うが、そこから、高松に向けて乗るというのもいい。
でも、最終的に決めたのは、いつものルート。
大阪から岡山に移動して、瀬戸大橋を渡って、松山方面に向かう。
ただ、松山は、何度も行っているので、そこまでの、どこかで途中下車。
知らない街で、泊まってみよう。
そんな感じで目的地が決まった。
四国をディーゼルで、のんびりと。
、、、なんて、この時は思ってたんですよね。
やっぱり、何でも調べなきゃダメですね。
ただのイメージだけで行動しちゃ。
これは、後で分かるのですが、四国に入って、坂出で、予讃線のホームで待っていた時だ、着線した列車は、ディーゼルじゃなくて、電車だった。
予讃線は、電化されてたんですね。
その時になって、気が付いたのであります。
ああ、これで、ディーゼルの旅が終わってしまった。
ということで、そんな事を知らない凡は、8日の朝、もう少し早く家を出るつもりが、少しだけ寝過ごして、覚えてないが、6時半ごろ家を出た。
んでもって、京橋駅で、青春18きっぷに入鋏。
大阪駅から、姫路行きに乗り込んだ。

朝食は、ハムサンド。
たまに食べたくなるんですよね、コンビニのハムサンド。
ハムカツサンドとかも気になるのだけれど、あの断面のハムに挟まれたマヨネーズを見たら、買ってしまう。
家では、キューピーマヨネーズを使ってるけれども、あのコンビニのマヨネーズは、酸味が無くて、もっとマイルドというか、いや、それが好きだとかいうのではないのだけれど、あのマヨネーズの味を想像したら、買ってしまうのだ。
まあ、どうでも良い話ではあります。
それにしても、みゆきさんも、サンドイッチなんて食べるのだろうか。
ひょっとして、フルーツサンドなんてのが好きだったりして。
うーん、可愛いなあ。
なんて、正解を知らないのに、勝手に嬉しくなっちゃう。
サンドイッチと言うと、サンドイッチに塩を振りかける人は、何パーセントぐらいいるのだろうか。
ミニボンも、凡が、サンドイッチが好きなのを知ってるので、たまに作ってくれることがある。
ミニボンとしては、次の日の朝食用にと、夕方に作るのだけれど、凡は、それを見たら、絶対に、3分の1は食べてしまう。
ビールのアテにね。
そんな時は、必ず、塩を振りかけるんだな。
ミニボンにしたら、ちゃんと味付けしてあるのに、という事なのだけれどさ。
仕方がないので、「ほら、前に、京都のイノダに行った時も、サンドイッチを注文したら、塩が付いてたでしょ。」と説明するのだけれど、納得がいかないようなのではある。
凡は、天ぷらを塩で食べることについては、いつも批判的だ。
エビでも何でも、てんぷらに塩を、チョンチョンと付けて、口に入れると、必ず、塩の付いた部分が先に舌に触れる。
あの塩というのは、強い味だからね、それが舌に付いたら、もう、後からてんぷらが舌に触れても、塩の味が勝ってしまって、天ぷらが美味しくなくなるって訳だ。
天ぷらは、天つゆで食べるのが、1番うまい。
塩を振りかけるといえば、たまにサラリーマンや学生が、洋食ランチのライスに、塩を振りかけているシーンを見ることがある。
凡は、あれはやらないな。
とはいうものの、赤飯には、ゴマ塩を振りかける。
一体、塩を振りかける、振りかけないの理屈は、どうなってるのかな。
ちょっと、じっくり調べてみたい気もする。
みゆきさんは、、、みゆきさんのことだからさ、サンドイッチに、砂糖を振りかけたりしてね。
うーん。
またまた、可愛い妄想に耽ってしまう。
サンドイッチに砂糖を振りかけて、んでもって、パクリとやる。
「甘くて美味しい。」
思いっきり目じりを下げてニコリ。
またまた、正解を知らないのに、想像してホッコリしちゃったよ。
とはいうものの、韓国の朝、屋台みたいなところで、鉄板で、玉子とか、キャベツの千切りみたいなのを炒めて、食パンに挟んで焼いてくれる、ホットサンドがあるけれども、あれには、おばちゃんが、砂糖を振りかけてくれるんだよね。
それが、韓国の食べ方らしい。
んでもって、それが意外と、美味いんだよね。
食べて見なきゃ、解らないものだよね。
と、これまた、どうでも良い話を書いてしまいましたが、凡のブログ自体が、そして、凡自体が、どうでも良い存在な訳なものでありますから、そこは、お許しくださいませね。
ということで、姫路まで新快速で移動しまして、普通なら、ここで、まねきの駅そばを食べたいところですが、そのまま、ホームに停まっていた、播州赤穂行きに乗り込んだ。
早く、四国までたどり着きたかったからね。
ふと、隣のクロスシートを見ると、70才ぐらいのオッチャン2人が座っている。
徐に、リュックから日本酒の4合瓶を取り出して、大きめのプラコップに、なみなみと注いだ。
アテは、メザシだ。
プラコップを見ると、縁に泡の跡があったので、既に、ビールでスタートして、今、日本酒に切り替えたところということか。
朝のこの時間から、そのペースで行くとは、なかなかの酒豪ですな。
休日の朝から、呑み徹を満喫してますねえ。
でも、朝からこれで、夜まで持つのだろうか。
でも、最近は、こんな呑み鉄も、若い女の子がやるようになってきたからね。
嬉しいような、見たくないような。
意外と、みゆきさんも、こんな呑み鉄だったりしてね。
「ひっく、ういー。凡ちゃん、もっとお酒、、、注いでニャン。」
「ニャンって、可愛いね。でも、みゆきさん、ちょっと飲み過ぎだよ。だって、もう4合瓶2本空けちゃってるよ。」
「いーの。早く、注いで。ひっく、ういー。♪♪大黒様は~、哀れがり~♪♪」
「ちょっと、電車の中だよ。大きな声で歌っちゃダメだよ。それに、何なの、その歌は。」
「♪♪綺麗な水に~、身を洗い~♪♪うーい、ゲップ。」
「こりゃダメだ。ね、みゆきさん、次の駅で降りよう。」
凡は、酔っぱらったみゆきさんを、ホームのベンチに腰かけさせる。
冷たい風が、ホームの枯れ葉を連れて通り過ぎて行った。
「寒くない?」
「ううん。風が気持ちいい。」
みゆきさんは、凡の肩にしなだれかかっている。
「あたしぃ~、結婚したいーっ。ねえ、凡ちゃん、あたし、結婚したいの~。」
困ったな、こんな事言われてもさ。
「でも、凡には、ミニボンがいるしさ。」
「ねえ、凡ちゃん、ミニボンちゃんと別れて。ねえ、あたしのこと好きなんでしょ。別れて、あたしと結婚して。」
「、、、、それは、出来ないよ。」
「、、、解ってるよ、そんなこと。ただ、言ってみただけ。ひょっとしたら、口に出したら、ホントの事になるかな、、、なんて、、、あたし、バカだね。」
凡は、みゆきさんの肩を抱き寄せた。
「ねえ、凡ちゃん。ずっと、ずっと、このベンチで座ってたいね。」
「そうだね。」
「あたしね、、、、、ういー、ひっく、うげー、うげー、、、、凡ちゃん、あたし、吐きそう。」
ちょっと待ってよ。
急いでビニール袋を、みゆきさんの口に当てる。
「おえー、おえー。」
背中を丸めて、ゲロを吐くみゆきさんの首の後ろが妙に頼りなげで、か細く見える。
「みゆきさん、凡を許してくれ。」
そう小さく呟いたら、みゆきさんの首に、涙がひとつこぼれ落ちた。
「おえー、おえー。」
みゆきさんは、それにも気が付かずに、吐き続けている。
凡という悪い男に騙された哀れなる女、みゆき(さん)。
、、、っていうか、何なのよ、この妄想は。
みゆきさんを、変な女性にしてしまって、ゴメンナサイ。
とはいうものの、凡とみゆきさんが付き合ってるって設定だものね。
でも、みゆきさんと付き合うなんて、、、あり得ないか。
話は、姫路を出発した播州赤穂行きでありましたね。
隣のシートのオッチャンは、日本酒を、グビリグビリとやりながら、でも、ただ静かに二人で飲んでいる。
凡の前の向かい合わせのクロスシートには、70才オーバーの男女4人組。
オッチャンが、しきりに電光掲示板を見たり、きょろきょろしている。
どうしたのかな。
なのに、周りのお友達は、まったく関心がないようである。
そして、「大丈夫や。」と、オッチャンに言った。
電車が走り出して、車内アナウンスがあった。
オッチャンは、「良かった。」と呟いて、胸をなでおろした感じだ。
その一連を見ていて、ああ、成る程。
オッチャンは、車内の電光掲示板の「姫路方面 播州赤穂行き」という表示に不安を覚えていたんだと。
今乗っている電車は、播州赤穂に向けて走り出すのだけれど、そこで姫路方面というのは、これ如何にということだったんだろう。
姫路から離れていくのに、姫路方面とは、ということなのだろう。
そこにオッチャンは、不安を感じていたんだ。
大阪に住んでいる人にとっては、何の違和感もない表示だけれど、姫路の人が見たら違和感あるのかもですね。
というか、姫路で乗ったわけだから、解るやろうということなのでもありますが。
というか、姫路駅に電車が付いた時点で、表示から姫路方面が消えるようしにしておけば、さらに良いのだろうけどね、その設定が出来るのかどうか。
ひとりオッチャンが、あたふたしているのを、他の3人が、またか、見たいな対応をしているのが、見ていて面白かったのであります。
凡の後ろの方、かなり離れたところにいるオバチャンのグループの話し声が聞こえてくる。
よくあれだけ、大きな声で喋れるね。
近くにいたら、堪ったものではないに違いない。
遠く離れた凡でも、オバチャンの私生活での出来事を聞かされるはめになってしまった。
そんな楽しい播州赤穂行きを、相生で乗り替えて、岡山に到着。
岡山で何かお昼を食べておこうかな。
そう言えば、岡山から四国に渡る時に、ランチをしようとなった時、岡山で食べることもあるし、もう少し走って高松で、うどんという事もある。
でも、いつもその時に気になっていたお店がある。
駅のホームにある立ち食いそばだ。
駅そばは、どこでも、いつでも、旨いなあと感嘆するようなお店は無いと断言できるかもしれないが、それが分っていても、見つけると、どうにも食べたくなってしまう。
岡山駅のホームにも、駅そばがあって、いつも、食べたいなと思っていた。
見た目が、美味しそうな顔をしてるんだよね。
でも、これまた、いつも、姫路で駅そばを食べた後か、これから高松でうどんを食べようと言う前かというタイミングで、その岡山駅のホームの駅そばを食べたことが無い。
そうだ、今日は、その駅そばを食べよう。
ちょうど、記憶では、マリンライナーのホームにあったと思う。
と、次のマリンライナーのホームに行くと、駅そばのブースが無い。
というか、ホームが違うのか。
どうしよう、探そうかなと思ったら、マリンライナーが来そうなので、そのまま、マリンライナーで先に進むことにした。

んでもって、瀬戸内海を渡って、坂出まで移動。
ここで40分弱の時間があるので、一旦、改札から出て、ランチにしましょうか。
駅から歩いて探すと時間が掛かるので、駅のビルの中にあったトンカツ屋さんに入る。

「とんかつ豚ゴリラJr.」さん。
帰ってから写真を見たら、「京都発」とあったのは、仕方がない。
メニューは種類が多いけれど、ここは、地元民らしくランチメニューだろうと、重ねカツとコロッケ膳950円を選択。
注文してからメニューを見ていると、お店の名前を冠した豚ごりら膳や、人気ナンバーワンと書かれたヒレカツとエビフライのセットがあるじゃない。
こっちも良かったな。
でも、ランチだからね、ここはランチメニューで。


トンカツは、所謂、ミルフィーユになっていて、凡好みである。
コロッケは、ざく切りのイモに、玉ねぎや、胡椒が効いていて、ホワイトソース系の味付けにされている。
美味しかったです。
さて、また電車に乗りましょうか。
コメント
ご無沙汰しております
すでに2月になってしまいましたが、今年もよろしくお願いします
年明けすぐに旅に出られるとは羨ましいです
青春18きっぷですね
今回は四国のようですが、なにやら全体的に上手くいかなかったようなタイトルですね
あらためて時間がある時にゆっくり拝見させていただきたいと思っています
こちらは色々あってようやくパソコンに向かう時間が少しでいたところでありますm(__)m
ありがとう、yukemuriさん。
こちらこそ、宜しくお願いします。
yukemuriさんも、ブログを更新されていなかったので、
忙しくされているのかなとか、或いは、どこかに行ってられるのかなとか、
まさか、体調壊したりしてないよねとか、想像しておりました。
ブログも、道は長いですからね、ゆっくりと、私もそうですが、やっていけばいいのかなと思います。
でも、書いておきたいことは溜まっちゃいますけどね。
私も、更新が、遅れ遅れになっておりますが、ぼちぼちやっていきますよ。