6月19日(月曜日)。
台北にやってきて、ホテルにチェックインをして、今日の目的である台湾鐡道で、新竹という場所にやってきたところであります。
想像していたよりも、賑やかで、若い人も街に溢れている。
新竹にやってきたのは、これをしたいということがあった訳じゃない。
ただ、知らない街に行きたかったのと、台湾鐡道に乗りたかったからだ。
理由は、それだけ。
なので、もうこの時点で、凡の目的は達成されているのであります。
コンプリート!
でも、せっかくだから、ぶらぶらと散策でもしましょうか。
新竹城隍廟という場所が、メインの観光名所らしいので、そこへ行ってみようと思う。
駅から歩いて行くと、緑美しい街路樹の歩道の続く雰囲気のある川もあったり、道沿いには、台湾らしいお店がずらっと並んでいて、兎に角、歩いていて楽しい。
これは想像していたより楽しい街だねとミニボンと話しながら歩いて向かうと、それらしき場所に行きついた。
ただ、それらしき建物の屋根は見えるのだけれど、新竹城隍廟の周りには、屋台が取り囲んでいるので、外からはお寺を見ることが出来ない。
入口と書かれたところを入ってみると、屋台がひしめき合うようにあって、その奥というか、中心に新竹城隍廟がある。
ただ、何も解らないので、ただ、有り難く手を合わせて、色んな神様がいるのを見て回った。
これは、後で知ったのですが、新竹城隍廟について書いておくと。
新竹城隍廟は、道教のお寺で、あの世の裁判官がいらっしゃいます。
ベロを出した神様や、顔が真ん中で、白と黒に分かれている神様とか、何しろ変わった神様がいらっしゃいます。
月下老人が有名だそうです。
霊験あらたかな感じの神様にお参りをしたら、折角だから、周囲の屋台に入ってみようと思う。
この新竹は、ビーフンが有名だそうだ。
こういう屋台などの集まっているところにくると、どの店に入ろうかと迷ってしまう。
そんな時に、よく見ると、流行っているお店と、客のいないお店があることに気が付く。
おそらくだけれど、流行っているお店の方が美味しいのだろう。
とはいうものの、ギュウギュウ詰めで食べるのも面倒くさい。
なのだけれど、客のいないお店に入るのも勇気がいる。
と、そんなことを考えていると、ちょうど良いぐらいの込み具合のお店があった。
牡蠣の玉子焼きがメインのお店なのだが、名物のビーフンもある。
そういえば、牡蠣の玉子焼きは、ちょうど、食べたかったので、ここにしよう。
「王記」さん。
店内の壁に写真が貼ってあるので、大体、どんな料理なのか推測ができる。
でも、ミニボンが、椎茸とかキノコが食べられないので、それを女の子に言ったら、スマホか何かで調べてくれて、注文票に×印をつけてくれた。
取り敢えず、名物のビーフンと、スープは、食べてみよう。
蚵仔煎(牡蠣のオムレツ)と、乾米粉(ビーフン)、乾麺、現味摃丸湯(現味の後の字が表示されるかどうかわからないが、手偏に貢という字です。すり身のスープ。)を注文。
牡蠣のオムレツは、前にも食べたことがあるので、これは間違いがない味。
ただ、前もそうだったのだが、オムレツの上に、ちょっと甘い感じの中華風の餡かけになっている。
正直な感想を言うと、これを日本の醤油で食べたら、さぞ、美味しかっただろうな。
んでもって、ビーフンと乾麺は、これは美味しかったです。
ミニボンも、美味しいと言っておりました。
んでもって、すり身のスープは、非常に薄味で、すり身も薄味で、他の調味料を足して食べるものだったのかな。
ということで、お店の人にも親切にしてもらったし、御馳走様でした。
店を出て、オムレツを作っている人に、美味しかったと伝えたら、謝謝と凡の後姿に叫んでくれた。
さて、周辺を、もう少しブラブラしたら、駅に戻りましょうか。
ミニボンが、何か飲みたいと言う事で、布丁奶茶(プリンミルクティ)を頼む。
プリンは、細かく砕かれているので、というか、ストローで飲むと崩れるのか、そういえば、プリンだなという感じ。
まあ、面白いものを頂きました。
帰りの道も、道路沿いの道のお店や、それ以前に、ただ、建物とか、街自体を見ながら歩くだけで楽しい。
さて、駅に着いて、窓口できっぷを買ったら、もうすぐ列車が来る時間だった。
なので、ホームに出て待つと、列車がやってきた。
今度は、電気機関車に引っ張られて走る客車の、エンジンの振動の無い穏やかな揺れや、引っ張られているイメージを楽しみながら自強号を楽しんでみようか、、、って、そんなことが凡に出来るのか。
と思って乗り込んだら、果たして、台北のあるある、凡の席におばちゃんが座っていて、爆睡していた。
これは、台湾らしいことを経験できましたね。
ちょっと嬉しくなって、さあ、どうしよう。
おばちゃんは爆睡しているので、仕方なく、肩をポンと軽く叩いたら、気が付いて、無言で立って、どこか別の車両に去って行った。
車内は、ほぼ満席。
1時間ほど揺られたら、台北駅に到着。
さて、これから、台湾の居酒屋に行きたい。
今まで、台北に来たら、レストランも行ったことがあるけれど、どうしても夜市に行って食べたりすることが多かった。
でも、夜市には、ビールが無いんですよね。
なので、コンビニでビールを買ってホテルで飲んだりしたこともある。
でも、今回は、居酒屋に行こうという計画だ。
そもそも、台湾の若い人は、あまりお酒を飲まないようだけれど、やっぱり、居酒屋で飲む人もいる訳で、今回は、そんなお店に行ってみたいのである。
ホテルのある善導寺から歩いて行けるところに居酒屋の集まるエリアがある。
そこへ行ってみようと思う。
MRTの中山で降りて、そこからでも歩いて行けるので、居酒屋のエリアに向かう。
20分弱歩いただろうか。
居酒屋の集まるエリアの長安東路に到着。
台湾では、居酒屋は、「熱炒(ルーチャオ)」と言って、店先に魚介類が並べられていたり、或いは、「100」と書かれたネオンが光っていたりする。
店頭の魚を調理してもらう事も出来るし、中に入ると、単品メニューも豊富にある。
また、100というのは、値段の事で、100NT$のメニューが、揃っていたりするのだ。
集中している通りを端まで歩いて見ると、その端っこに、ネットで見たことのある名前のお店があって、満席状態だった。
一応、お姉さんに聞いたら、やっぱりダメだという。
仕方がないので、その手前の100と書かれたお店に入ろうかとも思うが、イマイチ、客の入りが悪い気がする。
さっきの満席の人気状態を見た後だから、そう思ったのかもしれないが。
どうしようかと迷っていると、ミニボンが、さっき通ってきたところに女の子でも入れそうなお店があったというので、そこへ行ってみることにした。
店の前に来たら、居酒屋という感じでは無くて、どっちかというと、パブ的な感じにも見える。
店頭にも魚などは陳列されていない。
店内の壁には、シンガポールのタイガービールが大々的に推されているので、タイガービールのお店なのかもしれない。
(後で、入口を見たらハイネケンの垂れ幕がデカデカと掛かっていたので、或いは、ハイネケンのお店だったのか、色んな種類のビールを置いているお店だったのかもしれない。)
入口が、全面、オープンな感じなので、店内が見える。
成る程、若い女の子もいるじゃないか。
このお店にしよう。
女の子が、入口の近くに席に座れと言う。
凡が、台湾人ではないことは分ったのか、日本人であることを告げると、日本語のメニュー兼注文票を持って来てくれた。
ビールなどのドリンクは、セルフで冷ケースから取ってくるシステムだ。
それにしても、店内の音楽が大音量で、話をするのも、ミニボンの声も聞こえないぐらいだ。
それに、みんな酔っぱらって大声で話しているしね。
まずは、メニューを注文しなきゃいけないのだけれど、焦って、ゆっくり選んでられない。
タケノコと豚肉の炒め物と、イカとセロリの炒め物、それに麻婆豆腐、ミニボンの希望で、とうもろこしを注文。
店頭に100とあるのですが、実際は、それより高い料理も多い。
注文した後に、ゆっくりとメニューを見てみると、他の料理も美味しそうだなと思うが、さっきの新竹でビーフンなどを食べたので、そこまでお腹も空いていない。
とはいうものの、帰国した今思うに、もっと頼めば良かったです。
さて、ビールを取りに行こう。
台湾ビールの生というのがあったので、それを取ってきた。
台湾ビールは日本でも、缶ビールとして売られてはいるが、生は無い。
1杯目は、もっとギンギンに冷えていて欲しかったが、それでも、台北で飲むビールは最高だ。
店内を見渡すと、グループで来ている人が、ほとんどだ。
若い女の人どうしのグループもいる。
ただ、テーブルの配置がゆったりしているので、女の子との触れ合いは期待できそうにはなさそうだ。
料理が、意外と早くサーブされる。
タケノコと豚肉の炒め物は、ピリッと辛くて、タケノコが柔らかくて、これは美味しかった。
イカとセロリの炒め物も、これまたピリ辛で、イカは、あれどこにあるの?という感じで、それよりも、厚揚げの硬いものが大量に入っている。
そして、麻婆豆腐。
これまた辛い料理。
そこまで、考えずに注文したからね、辛い料理ばかり。
ミニボンの注文したトウモロコシは、普通の日本で売られているトウモロコシを想像していたのだが、皮つきのミニコーンだった。
これは、びっくり。
ビールの2本目は、見たことのないようなボトルのビールを選んだ。
ちょっと、中華風というか、豪華な感じのボトルだ。
テーブルに帰って、じっくりと見てみると、バドワイザーだった。
なので、それを飲んでいると、しばらくして、店内をウロウロしている若い女の子がやってきて、凡にビールを注いでくれた。
「謝謝。」
と、少しばかり鼻の下を伸ばすが、そうだったのかと気が付く。
台北の居酒屋では、こういうビール会社の女の子がいて、店内の客に、自分とこのビールをすすめるらしい。
凡に、ビールを注いでくれたのは、バドワイザーのお姉さんだったのだ。
そういえば、バドワイザーの赤と白のミニスカートをはいている。
その後も、ビールを注いでくれたりしたのだけれど、このお店は、タイガービールのお店だから、(この時は、そう思っていたのですが、色んなビールを扱うお店だったようだ。)
やっぱりタイガービールを飲もうと、それを取って来て飲んでいたら、もう注いでくれなくなった。
やっぱり、最後もバドワイザーにすれば良かったか。
ということで、もっと長居をしていたい気もしたが、このあたりで切り上げることにしましょう。
お会計をしたら、954NT$だった。
日本円で、4500円というところか。
瓶ビールの大を3本飲んでるし、こんなものだろう。
これなら、また来たいなと思う。
居酒屋から、ホテルへも歩いて行ける距離だ。
大体、20分も掛からない。
コンビニで、水と、甘いものを買って、ホテルに戻った。
部屋は、ゆったりとしているので、快適だ。
テレビを点けるが、台湾の歌手などが出てくるバラエティ番組なんかを見たいなと思うのだが、ニュース的なものばかりだった。
ビビアン・スーちゃんが、台湾のテレビで歌うところを見たかったのだが、、、、。
コメント
台湾ブログ更新されるのを楽しみにしていました
まだすぐには行かれないと思うけど、ソウルか台湾に行きたいと思っているんです
実は沖縄を申し込んでいましたが、諸般の事情で泣く泣くキャンセルしたんです
キャンセル料は約2万と痛かったんですが、これはしょうがないですね
代わりに近場の温泉に行く予定ですが、それとは別にソウルか台湾を検討しています
気持ち的には台湾の夜市とかで色々楽しみたいんです
牡蠣の玉子焼きは特に食べたい物の一つです、あと胡椒餅とかね(笑)
だから凡蔵さんの台湾旅行記やソウル旅行記がとても参考になるんです
そうそう、川のある風景は何と見えない良い雰囲気ですね
暑い台湾でなんとなく涼しげな風が吹いてきそうですもんね
牡蠣の玉子焼きの下の画像の左、ビーフンで無い方かな?
太い麺の方は特に美味しそうですね
それから台湾の夜市はビール売ってないんですか?
なるほど、時々食堂でもビールが無いお店ありましたから、それは特段珍しい事ではないのでしょうかね
夜の居酒屋、わりと洋風な雰囲気ですね
あまり台湾ぽっくなく若者が集まるお店なのかな?
大音量の音楽はちょっと苦手かなぁ(笑)
料理は美味しそうだし、ビールも色々あって楽しいですね
バドワイザーのお姉さんが注ぎに来てくれるのは嬉しいですね
どんな可愛いお姉さんだったのか見たかったなぁ~
でもやっぱり海外は良いですね、刺激が国内とは比べ物になりませんもんね
あ~、羨ましいです!
ありがとう、yukemuriさん。
沖縄のキャンセル料の2万円は、痛いですね。
2万円あれば、近場の温泉とか行けたりしますもんね。
やっぱりですよね、たぶん、yukemuriさんも、海外を検討されているんじゃないかと思っていたんです。
でも、休みとか、その辺の調整も必要ですしね。
行こうと思っても、すぐに行ける訳じゃないですからね。
それに、燃油サーチャージもありますし。
yukemuriさんの狙っている胡椒餅も、今回食べましたよ。
んでもって、新竹のビーフンで無い方は、乾麺って書いてあったかな。
普通の中華麺に、具が掛かっている感じでした。
そうそう、夜市ではビールがないところが多いですよ。
わたしも久々の台湾だったので、現在の状況は知らないですけれど。
今までの感じでは、売ってない確率高いです。
高雄でステーキを食べた時も、無かったです。
なので、ライスで食べましたよ。
でも、士林の時は、ビールあったかな。
屋台の横でやってるお店に入るのも手かもしれません。
んでもって、今回の初挑戦の居酒屋です。
居酒屋が集まっているエリアがあるので、そこに行きました。
洋風なお店でしたけれど、料理は、中華料理というか、台湾の居酒屋料理でした。
今から思えば、もっと色んな種類を頼めば良かったです。
バドワイザーのお姉さんは、超美人ではありませんでしたが、
台北の女の子がビールを注いでくれたことが、もう嬉しかったですよーーー。
居酒屋は、また次回も行きたいです。