前回書いた草津温泉の1日目のレポートから、随分と日にちが経ってしまいましたが、その続きでございます。
3月27日(月曜日)。
草津温泉にミニボンとやってきております。
ホテル櫻井さんにチェックインを終えまして、これから有名な草津の湯にでも浸かりにいこうかというところです。
櫻井さんの大浴場は、なかなか良いですね。
男湯は、長い長方形の湯船が、これが大きい。
なので、広々としているから内湯でも開放感があるなんだな。
源泉かけ流しなのだけれど、湯温が高めなのも良い。
浸かった時に、「あーっ。」って声が漏れるぐらいの熱さが気持ちいいのである。
露天風呂は、内湯からいうと、やや小さめか。
まだ時間が早いせいか比較的空いていて、まずは、草津温泉の目的である温泉を満喫したのであります。
ホテル櫻井さんは、建物自体が大きな施設だ。
なので、非日常を感じることが出来て、ただ、ホテルの中を歩くだけでも楽しいものだ。
さて、お待ちかねのバイキングと行きましょうか。
5時からだというので5分ぐらい前に行くと、既に3組ぐらいが待っていた。
バイキングの会場自体は、結構広いし、時間を分けているので、そこまで混雑はしていなかった。
凡の泊った時は、本マグロの刺身が、おすすめメニュー。
山菜の天ぷら、マグロの刺身、ローストビーフなど、贅沢に料理を取って来て、ビールを楽しむ。



他のバイキングでよくある牛ステーキは無くて、もち豚のステーキだったが、或いは、こちらの方が、加工肉のステーキを食べさせられるよりも良心的かもしれない。
どちらにしろ、目一杯食べて、目一杯飲んで、大満足のバイキングではありました。
それと、バイキング会場のスタッフの方は、みんな気が利いていて、気持ち良く食事をすることも出来ました。
ごちそうさまでした。
さて、部屋に戻って、ゴロリとしたのですが、やっぱりと出かけることにした。
昼間行った湯畑で、ライトアップをしているのを見に行こうと思う。
普通なら、部屋に帰って、バタンQとなるところではありますが、今回は、バイキングの前に、ミニボンが買ってくれた「ミラグレーン」と近所で買った「グットA錠」を飲みましたからね、まだ大丈夫なんだね。
なので、ホテルから出ている湯畑までの送迎バスに乗り込みまして、湯畑のライトアップを見に行こうと思います。
別に昼間の湯畑をライトで照らしているだけだと思ったのですが、確かにそうなのではありますが、また昼間とは違った魅力があって、それに、酔い覚ましにももってこい。



思ったよりみんな散策している人も多い。
ぐるりと1周したら、帰りのバスの時間だったので、それに乗ってホテルに戻る。
ライトアップは、これは行って良かったです。
まだ、遅い時間のバスもあったのですが、このホテルでは、スタッフによる湯もみショウがあるというので、それで、その時間に合わせたのだ。
湯畑の近くに湯もみショーを見せる有料の施設があるのですが、ホテルで、タダで、それを見られるというのだから、やっぱりタダをチョイスだよね。
ホテルの湯もみショウは、レストランのあるフロアに小さな湯をためた四角い水槽のようなものがあって、スタッフがそこで、湯もみのショウを実演するのだ。
有料の施設のパンフレットを見ると、お姉さんが湯もみ用の着物を着て実演している。
でも、ホテルで始まったタダの湯もみショウは、おっちゃんがTシャツとハッピで実演してくれる。
その実演の時のオッチャンの表情が、どうにも無表情なんだな。
歌に合わせて木の長い板をもって湯を揉むのだけれど、「なんで、こんなことしてるんだろう。」みたいなね。

んでもって、湯もみが終わると、今度は、太鼓のショウが始まる
スタッフは、同じメンバーで、女性が1人加わった。
この太鼓はね、なかなか、迫力ありましたよ。
太鼓だから、無表情でも力強い感じにも見えないこともないし。

ミニボンは、太鼓が良かったと言ってたので、みんなもそう感じたんだろう。
客が、終わってから、スタッフに良かったと声をかけている。
その時のスタッフは、照れたような笑顔だった。
そう、その笑顔でやった方が、きっと、もっと良くなると思うんだけどなあ。
というか、凡が企画したら、おっちゃんなんかにやらせないか。
はい、そうです。
ミニスカートの女の子を集めるね。
湯もみ娘ミニスカ隊、なんてね。
はい、やっぱり、こういう妄想になっちゃいますよね。
ただ、この案は、きっと、オッチャンの客には、受けること間違いなしだ。
これは、保証するよ。
このホテルに泊まると決まった時に、実は楽しみにしていたことがある。
夜食処が2カ所もあって、ちょっとしたアテでお酒を飲めたり、ラーメンで締めをしたり、洋風の夜食処ではピザが食べれたりと、しかも、23時まで営業している。
これって、相当に有り難いことですよね。
早めに夕食を取ったなら、またちょっとという気分というかお腹具合になることもあるだろう。
でも、そんな時も、ホテルの中で、そのちょっとを満足させることができるのだ。

全国の同規模の大きなホテルには、そんな夜食処があるホテルもあるにはあるのだけれど、大体が、流行の風邪のせいで、或いは、お客様が少ないのでという理由で、箱はあるのだけれど、営業はしてないというケースばかりなのだ。
それなのに、23時まで営業すると決断されたホテルの方に、ここは、表彰状を贈りたい気持ちであります。
ありがとう、ホテル櫻井さん。
もし、今回の夕食がバイキングでなくて、会席膳みたいなのだったら、絶対に行ってただろう。
でも、今回は、バイキングでお腹いっぱいなので、パスをした。
ああ、残念。
しかし、無理してでも、行っておくべきだったかな。
見たところ、ほとんど客が入ってなかったから、凡だけでも利用して、実績を作らなきゃだもんね。
ここの夜食処も営業休止ってことになったら、悲しいもの。
部屋に戻って来てからは、そのまま明日の予定を考えながら就寝。
んでもって、次の日の朝。
3月28日(火曜日)。
朝食は、6時半からなので、その前に、やっぱり温泉地だから朝風呂に行く。
んでもって、昨夜は、若者が使っていた無料のマッサージ機で、さらに温泉地気分を味わう。
朝食は、昨日と同じ会場だ。
名物的な物でお客様を楽しませようとされているのか、自分で丼を作ることが出来るようになっていた。
その丼は、確か3種類あったかな。
「ますたろう」という鱒の漬けで作る丼と、上州牛の牛丼、それと、ソースカツ丼。
凡は、ますたろうの丼と、上州牛の丼を頂いた。



それと、ホテルオリジナルの和牛カレーは、やっぱり食べちゃったのね。
ホテル櫻井さんの朝食バイキングは、どれも美味しかったです。
さて、今日の予定だけれど、草津でゆっくりとして、そのまま帰るというパターンと、早めに東京へ出て、ちょっと東京を楽しんで帰るというパターンと、もう1つパターンを考えていて、それが軽井沢へ寄ってから帰るというパターンだった。
それで、昨夜、決めたのが、軽井沢に寄って帰るというパターンだ。
理由は、軽井沢には、まだ行ったことが無いし、また、行こうと思ったら、なかなか大変な場所でもあるからだ。
ということで、軽井沢へのバスは、お昼ごろなので、まずは、荷物を自宅に宅配してもらうことにして、身軽になって草津を、もう少し観光しようと思う。
出発する前から行ってみたいなと思っていた西の河原公園に行こう。
ホテルからは、歩いて、すぐの場所にある。
入口を入ると、公園の中をお湯が流れていて、というか、公園の地面に温泉が上から、たらたらと流れてくるのだけれど、凡が行った時は、まだ気温が低かったので、そこここから、湯気が立ち上っている。
温泉地の雰囲気バッチリである。


公園の横を流れる小川は、温泉のようでもある。
その公園を歩いて上っていくと、大きな足湯があったり、小さな滝があったり、少し開けた感じになっている。
それをさらに歩いて上ると、露天風呂で有名な西の河原露天風呂がある。


朝風呂に入ったけれども、折角だから、この露天風呂にも入ってみよう。
洗い場はないので、ただ湯に浸かるだけだけれどね。
入場料700円は、ちょっと高めだけれど、空を覆うものがない広い露天風呂は、やっぱり入って良かった。
大きな露天風呂は、真ん中で、男女の壁がある。
壁の向こうは、女風呂なんだよね。
どんな美人が入っているんだろうね。
もし、みゆきさんと、こんな露天風呂に来たなら、ドキドキするだろうな。
壁の向こうに、生まれたままの姿のみゆきさんが温泉に入っているんだ。
「みゆきさーん。そっちのお湯加減は、どう?」
なんて、壁の向こうに叫んじゃうか。
「最高だよー。」
なんて明るい声で返ってくるね。
凡は、壁の向こうのみゆきさんの素っ裸を想像して、いささか興奮してるので、「ねえ、今、どんな格好して入ってるのーーー?」なんて、叫んじゃうね。
「あのねー。大股開いてお湯から出してるー。」
なんて、帰ってきたりして。
凡の周りのオッサン連中から、「おーーーっ。」と低い声が漏れる。
「大股って、みゆきさん。それ、恥ずかしいよー。」
「今度はね、ブリッジしてる。んでもって、後ろ向きにカニ歩きーーーっ。」
凡は、それを聞いて、声を裏返しにして言うよ。
「み、み、みゆきさーん。ダメだよ。みんな見てるんでしょ。みゆきさんの大事なところ、みんなに、見られてるんでしょ。そんなことしちゃだめだよ。変だよ。」
「うん。みんなねーーー、中島みゆきって、変な人だなって言ってる。ねえ、ねえ、当たってるよねーーー。」
「ダメだって。当たってるって、そんなことじゃないって。恥ずかしいから、やめなさいってーーー。」
そう叫んだ時に、女風呂から、みんなの大きな笑い声が聞こえてくる。
ああ、凡は、からかわれてたんだなと思って、すこしホッとするけれども、少しばかり残念でもあった。
お風呂から出て、外で待ち合わせする凡とみゆきさん。
「もう、ビックリするでしょ。あんなこと言ったら。」
「あははは。」みゆきさんの明るい笑い声には、拍子抜けするような癒しがある。
後から出て来た女の子が、みゆきさんに声をかけて通り過ぎていく。
「みゆきさんのフラダンス最高でした。」
「まさか、ドジョウ掬い踊るとは。」
「あれ、モンキーダンスっていうんですか、面白かったです。」
、、、、凡は、みゆきさんを横目で見る。
ペロリとみゆきさんが舌を出した。
何か踊ってたな。
何か変な踊り踊ってたのは、間違いないな。
この時ほど、凡は、露天風呂の壁を恨んだことは無かった。
っていうか、またもや中途半端な妄想を始めてしまいましたが、みゆきさんと温泉旅行なんて行けたら、最高だろうなあ。

さて、歩いてバスセンターまで行くことにしましょう。
10時50分のバスで向かう事にしましょう。
きっぷ売り場で、混んでますかと聞いたら大丈夫だという返事だったのですが、トイレなどを済ませて、それでも、列が出来ていたので並んだのですが、乗り込んで見ると満席だった。
良かった、並んでおいて。
バスは1時間20分ほど走って、12時06分に、軽井沢駅北口に着いた。
観光案内所で、散歩するコースなどを聞いて、さて出発。
駅前から、旧軽井沢に続く道は、人もいなくて、それがまた気持ち良くもある。



途中、白樺堂さんというお菓子屋さんがあったので、人気だと言うタルトなどを、自分用に買った。
そして、そのまま歩いて行くと、旧軽井沢に接している曲がり角があって、お店が沢山並んでいる道を歩いて行く。
ここが軽井沢の若者の人気エリアなんだろう。
沢山の観光客でにぎわっていた。
どこにでもあるようなキャラクターのお店もあるが、まあ、お店は多い方が賑やかしにもなって、観光地に来た雰囲気を味わえて楽しい。
さて、まだお腹はペコペコという訳ではないのですが、折角の軽井沢なので何かお昼的なものを食べておきたい。
賑やかな道を最後の方まで歩いたら、碓氷峠のちから餅と書かれたお店があった。
有名なお店のようで、客も入っている。
名物的な餅を頂くことにした。

あま(あずき)、から(大根おろし)、くるみを注文。
柔らかい餅で、それを爪楊枝みたいなので食べるのだけれど、どうにも食べづらいが、横に置いてある箸を気軽に使えそうな感じではない店というかスタッフの雰囲気に、最後まで爪楊枝で食べた。
まあ、名物なんだろうものを頂いたので、また散歩を続けよう。
ミニタリールックの服などを売っているお店があって、ちょっと店先に置いてあったジーパンをミニボンが見ていたら、中から店主らしき人が出てきて、試着してみたらという。

ミニボンが見ていたのは、ウォッシュドのジーパンに、可愛いワッペンなどがいくつも貼られた、若者風というか、ちょっと派手な柄だ。
年齢的にどうかなとミニボンが言ったが、まあ、面白いんじゃないかと答えた。
ということで、試着して、せっかくの記念だからと購入。
試着している時に、凡も店内を見ていて、思わず、迷彩服のズボンを買おうかと思ってしまったが、サイズがなかったので買わなかった。
迷彩服は、凡には似合ったのだろうか。
パン屋があったので、明日のパンを買って帰ろうと思って入店。


いくつかパンを購入したが、軽井沢のパンだと思うと、何やら高級なものを買ったなという満足感がある。
軽井沢に来て、気になるお店を見つけた。
歩いている時も、何店か、複数のお店があって、たぶん、軽井沢では有名なお店なのだろう。
「腸詰屋」さん。
旧軽井沢から駅に向かうところにあったお店に入る。


外観から想像していたのとは違って、カウンターで注文をして、奥のテーブルで食べるスタイルだった。
腸詰屋さんというぐらいだから、やっぱりソーセージだろうと、ソーセージをパンで挟んだものを頂くことにした。
ソーセージは、勿論のこと、挟んであるパンも温めてあって、これは美味しかったなあ。
軽井沢にまた行くことがあったら、今度は、もっといろいろ食べて見たいなと思う。
それに、担当してくれた女性のスタッフさんも、親切で、やっぱり、そこが思い出に残っているんだよね。
さて、これから大阪に向かって帰りましょう。
軽井沢から、新幹線で、まずは、東京まで移動。

んでもって、東京で、ちょっと途中下車。
折角の東京だから降りて見たかったんだよね。
んでもって、時間もないものだから、皇居まで散歩して、また新幹線に乗る。
駅弁は、日本橋幕の内って、東京っぽいでしょ。


車内販売があったので、ウイスキーのソーダ割を注文。
新幹線の豪華な旅を楽しんで、大阪まで戻ってきたのであります。
家に着いたのは、9時過ぎだったかな。
初めての草津温泉の旅は、新幹線で豪華な移動を楽しんで、有名な草津の湯につかり、バイキング料理をお腹いっぱい頂いて、んでもって、軽井沢を散策、大満足の旅に終わったのでありました。
草津温泉は、確かに楽しかったけれど、やっぱり大阪から行くには、ちょっと遠いね。
今回のレポートは、ちょっと説明的な文章になってしまいましたでしょうか。
ということで、最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
コメント
西の河原露天風呂入られたんですね
ちょっとピリピリしませんでしたか?
宿の食事はなかなか良かったようですね
本まぐろのお刺身なんて実に嬉しいですよね
湯もみショーや太鼓も良いですね、草津に来たって感じがします
帰路に寄られた軽井沢ですが、お餅のお店は知りませんでしたが辛味大根餅が特に美味しそうです
腸詰屋さんは大好きです
ブラートブルストかな?ホットドックみたいなの自分も食べましたが、なかなか美味しいですよね
お値段もよろしいお店ですが、お値段以上に美味しいソーセージが揃っていますよね
担当してくれた女性スタッフさんの対応が良かったとの事ですが、なんと言ってもこれに尽きますよね
感じの良い人と出会えたら、それだけで良い旅だったと思える気がします
そうそう、草津から少し離れているんですが万座温泉もメチャクチャお奨めなんです
乳白色の湯で温泉独特の香りがするお湯が堪らなく素晴らしいんです
チャンスがありましたら是非!
ありがとう、yukemuriさん。
行ってきましたよー、西の河原露天風呂に。
お湯の感じは、ちょっと解らなかったんですが、開放的で、それに晴れてたので、気持ち良かったです。
宿の食事は、お刺身も、どこでもあるような取り合わせじゃなくて、本マグロって、特徴を出してるので、特別感はありましたよ。
料理もおいしかったし、大きなホテルなので、ただ、泊まってるだけども楽しかったです。
腸詰屋さんは、たぶん、有名なんでしょうね。
ランチ的なものもありましたけれど、やっぱり、ソーセージを、そのまま味わえるので、今回選んだので正解でした。
それに、あまりお腹も空いてなかったんですね。
今から思うと、お土産にも買ったら良かったなと思っています。
それに、やっぱり、お姉さんが親切だったので、そこが良かったんですね。
お店は、そこが1番です。
いくら味が美味しくても、不愛想なお店には行かないですよね。
というか、たった出会った1人で、そのお店の印象が決まってしまう。
そこが、難しいところですよね。
万座温泉も行ってみたいですよ。
でも、大阪からだと、これまた、遠いんですよね。
感覚だけれど、札幌よりも遠い感じ。
札幌は、飛行機で伊丹から直行で行けるしね。
万座は、また東京経由になるのかな。
でも、yukemuriさんのオススメなら、きっと、素敵な温泉だろうから、機会があったら、是非、行ってみたいです。