2月21日(火曜日)。
プレミアムなホテルに泊まりてくて、湯快リゾートの鳥羽の彩朝楽さんに泊まった凡とミニボンであります。
さて、温泉ホテルに泊まったら、朝のお風呂も楽しみの1つ。
女湯は、割と混んでいたそうだが、男湯は、空いていて、ゆっくりと朝の海を見ながら露天風呂を楽しんだのであります。
プレミアムな朝だね。
朝は、スタートの7時ちょうどに会場へ行った。
内容的には、温泉ホテルの朝食バイキングという感じで、至って普通な感じだろうか。
と、こんなことを書いて、すぐに、何とバチ当たりなことを書いているのかと、自分で、ため息がでそうだ。
好きなものを好きなだけ食べれるって、ホント、幸せなのにね。
というか、最近の温泉ホテルの朝食が良くなりすぎて、それに慣れてしまっているのだろう。
と、何か変な流れになってしまいましたが、この朝食で、一応、ホテルがメインで推しているのが、海鮮丼である。
自分で、好きな具材をトッピングして作るマイ海鮮丼。
丼にご飯を装って、その上に、放射線状に具材を盛りつけて、真ん中に錦糸卵を乗っけて、テーブルに持って行こうとしていたら、スタッフの若い女の子が、「わあ、盛り付け、メチャ綺麗ですね。」と話しかけてくれた。
若い女の子がね。
凡にね、話しかけてくれたわけなのよ。
ただ、それだけで素敵な朝食になってしまったのでございます。
ということで、鼻の下を伸ばしながら、美味しい朝食を頂きまして、ごちそうさまでした。
今日の予定は、伊勢神宮に参拝しようかと考えている。
折角の伊勢ですもんね。
ホテルをチェックアウトして、ホテルの送迎バスで、賢島駅まで移動。
今回使用した「伊勢神宮参拝きっぷ」は、フリー区間での特急券が2枚ついているので、特急で、伊勢市まで移動。
ここから観光案内所で、下宮、猿田彦神社、内宮、それから、ひょっとしたら行ってみようかなと思っていた皇学館大学の神道博物館への行き方を確認して、出発。
伊勢市駅のJRの出口から、下宮へは、もう商店街というか参道が続いているので、道を間違えることは無い。
参道のお店を眺めながら歩いていると、刃物のお店「菊一文字本店」さんがあったので覗いてみた。
刃物で有名なお店なのだが、やっぱり観光客向けに、刃物は左端のショーケースだけで、半分以上のスペースには、ちょっと伊勢っぽいというか、スピリチュアル系なお土産が並べられている。
すると、ミニボンが、こんなのあるよとペンダントのようなものを教えてくれた。
見ると、なんとも奇妙ではあるが、愛らしいとも思える形の木製のペンダントである。
その横に説明があって、本居宣長の「天地図 第4図」の形を模して作ったと書かれている。
やっぱり、ミニボンである。
凡の好みを知っているんだよね。
思わず買ってしまった。
そして、そう言えば、ずっと前に伊勢に来た時の帰りに、松阪にある本居宣長の資料館に行ったけれども、工事か何かで閉まっていたのを思い出した。
そうだ、時間があれば、これも何かの縁だから、本居宣長の資料館に行ってみようと思う。
そのまま参道を歩いて行くと、昨日のホテルのバイキングの時に、お姉さんが教えてくれた神都麦酒のお店があるというので、寄って見ようかと思ったら、閉まっていた。
なので、そのまま外宮を参拝。
すっきりとした気持ちになって、今度は、猿田彦神社に行く。
伊勢市内のバスも、きっぷに付いているので、無料なのが楽だ。
猿田彦神社は、「みちひらきの大神」とされているので、こらからの凡とミニボンの道を開いていけることを祈願した。
境内にある佐瑠女神社は、アメノウズメノミコトをお祀りしており、芸能の神様と言われています。
なので、芸能人の寄進の幟が立てられていて、風になびいていた。
前も探したけれども、やっぱり、みゆきさんの幟はなかったね。
さて、バスでまた内宮まで移動。
ご本殿に参拝して、ぐるりと周囲にある社にも参拝をして回る。
何となく、今日から今年が始まったような気持でもあった。
さて、参拝も終わったので、おはらい町通りでも散歩しましょう。
と、歩き出したら、それが、なかなか、人が多くてびっくりした。
流行の風邪以前ぐらいの人出に思えたけれど、どうなんだろうか。
この通りを歩いて行くと、いつも買ってしまう薬屋さんがある。
山中ハート薬局さん。
陀羅尼助や、百草丸などを見ていると、お姉さんが、こちらの様子を見ている。
ミニボンが、六神丸の小さいのを見ていたら、後ろにいるかなり年配のお姉さんが、こっちのがお得だと、ミニボンが手に持っている小さいのを、大きいのに変えた。
お年の割には、積極的に高いのを勧めるんだね。
ということで、吉例により二日酔い系の薬を数点購入。
おはらい町といえば、赤福だろう。
やっぱり、本店で食べたくなる。
行列が出来てたので、止めようと思って通り過ぎたけど、やっぱり食べようと並んだら、意外と早く順番が来て、無事、赤福を頂くことが出来た。
安定の美味しさですね。
そうそう、この内宮でも、昨夜の神都麦酒の飲めるお店があるのだけれど、人が多くて、ゴチャゴチャしていたので、今回はパスをした。
でも、このビール、美味しかったんだよね。
さて、お昼をどうしようかと思うが、どこも混んでいる。
待つのは、仕方がないかと、目についた伊勢うどんのお店に入った。
少し待って入店。
伊勢うどんの玉子焼きの天ぷらが乗っかったバージョンを注文。
伊勢うどんというには、邪道なのかもしれないが、うどんとタレが伊勢うどんなのだから、伊勢うどんには間違いない。
そして、そのお味は、玉子焼きの天ぷらの油が、うまい具合にうどんのタレに混ざって、これが意外と美味しかった。
邪道とは、旨いものなのかもしれない。
お箸のお店があって、「完全無欠」と書かれた箸があったので、面白そうなので買った。
箸の先に角があって、また、横に溝を掘ってあって、摘まみやすいという。
ただ、使った感じは、箸の先の溝が、舌にザラリとした感触を与えて、摘まみやすいが、食べるには、野暮な感じでもあるかという感想だ。
しかし、箸というのは、どうも、少しエロチックなものに感じてしまう。
食事をするときに使う道具なのだけれど、皿や鉢などとは本質的に違うものがある。
皿や鉢は、ただ、食物を盛り付けるだけのものだ。
そこには、何の情動も感じない。
テーブルや、椅子と同じ感覚だ。
それに対して、箸は、使う人の指先の延長でもあるのである。
細い箸先で、ちいさなお豆さんを摘まみ上げる時なんて、その箸先にも自分の神経が通っているかのようだ。
ただ単に、木などの素材というのではなく、ほんの少し、ほんの少しだけ、血の通った木であるように思う。
その血の通った木を、それを使う時は、食べるものを箸に摘まんで、口の中に運ぶということになる。
口という人間の器官は、身体の外でもあり、また、内側でもある。
箸を口に入れた、その箸先は、完全に人間の肉体の内側、詰まりは、秘すべき部分、或いは、エロスの部分に、接している訳である。
そうして、使用された箸には、その人の唾液が付いているだろう。
何とも、エロチックじゃないか。
そういえば、みゆきさんって、どんな箸を使っているのだろう。
ひょっとしたら割りばしなのかもね。
みゆきさんは、麺類が好きだそうだから、割りばしの方が食べやすいよね。
でも、家で使う時は、自分の箸があるだろう。
きっと、赤い塗りで、小さな花びらが描かれている。
そんな箸なのかもしれない。
いや、キャラクターの描かれた可愛い箸っていうのもいいなあ。
プラスチックの箸でさ、ぐでたまのイラストが入っている。
ああ、それが素敵だな。
凡は、みゆきさんと、小さなテーブルで食事をしている。
みゆきさんは、ぐでたまのイラストの箸で、ハンバーグを摘まんで、口に入れるね。
凡は、そのハンバーグを噛むみゆきさんの唇の動きを見ている。
ルージュを落とした素のみゆきさんのしっとりとした唇が、どうにも柔らかそうで、触れて見たくなる。
みゆきさんは、次にどのおかずを食べようかと、箸を口にくわえたまま、楽しそうにテーブルのおかずを見ていたかと思ったら、急に顔を上げて凡を見た。
その子供っぽい笑顔に、キュンとなる。
「あのさ、箸を口にくわえたままは、お行儀が悪いよ。」
なんて、凡は言ってしまう訳だ。
「あ、凡ちゃん、お兄さん見たいなこと言ってる。そうだ、次は、凡ちゃんの唇食べちゃおうかな。」
なんて言いながら、悪戯っぽい目で、みゆきさんの箸で、凡の唇を摘まんだ。
「あん。」
凡は、思わず口から洩れてしまう。
こんなことがあって良いものだろうか。
これって、もう完全にキッスよりも、エロチックではないか。
というか、本当のキッスを、みゆきさんとしたことがないから、知らんけど。
いや、やっぱり、出来ることなら、本当のキッスをみゆきさんとしたい訳だけれど、箸の間接キッスだって、かなりのものである。
みゆきさんは、凡の「あん。」と漏らした声が面白くなって、ケラケラと笑っている。
そして、今度は、箸の先を、ペロリと舐めてから、凡の耳たぶを箸で摘まんだ。
「あん。」
と、またしても、凡は漏らしてしまう。
するとまた、箸をペロリとやって、今度は、凡の首筋を摘まんだ。
「あん。」
ケラケラ笑いながら、みゆきさんは、凡のいろんなところを箸で摘まみだす。
「あん。あん。あん。、、、、、、、、、凡、昇天。」
と、これまた、どうしてこんなアホで、イヤラシイ妄想になってしまうのだろうか。
凡の妄想は、いつだって、こうなっちゃうのね。
みゆきさんを変態扱いしてしまって、ゴメンナサイ。
ということで、なんだっけ、そう、伊勢うどんを頂いて、完全無欠と書かれたお箸をお土産に買ったのであります。
さて、皇学館大学の神道資料館に行ってみようかなと思っていた予定を、さっきの外宮の参道の菊一文字商店で買った本居宣長のペンダントの縁でもって、松阪の本居宣長の資料館に予定を変更しようと思う。
なので、バスで、近鉄まで戻って、そこから松阪に移動した。
本居宣長記念館には、歩いても行けるが、バスで移動。
近代的な建物で、たぶん、最近に建てられたものだろうと思う。
本居宣長の自筆の古事記伝など、興味深いものが陳列されていて、かなり面白かったです。
ただ、凡が行った時の特集なのか、息子の春庭の資料が多かった。
息子の事は知らなかったので、これまた、新しいことを教えてもらって良かったな。
本居宣長記念館は、凡の希望で行ったのだけれど、意外と、ミニボンも面白かったというので、行って良かったと思った。
さて、そろそろ帰ろうかと思う。
松阪駅で、駅弁を買って、帰路の特急に乗り込んだ。
凡の弁当は、あら竹商店さんの名物、牛肉弁当。
弁当の復刻版の紙箱には、「MATSUSAKA BEEF」と書かれているのだけれど、今では、松阪牛の定義も厳しくなって、個体識別管理システムの関係で、松阪牛とは書けなくなったが、ちゃんと昔から松阪市内の老舗の精肉店から仕入しているという寂しい話も蓋の裏に書かれていた。
その辺は、ちょっと許してあげて欲しい気もするなあ。
ということで、黒毛和牛のお弁当は、結構濃い目の味付けで、ご飯が進むものでありました。
ただ、もう1枚ぐらいあればいいのになと思ったけれども、名物の弁当を頂いて、ビールも頂いて、帰路の特急を楽しんだのでありました。
因みに、ミニボンの食べた、これまた定番のモー太郎弁当は、ちょっと味見させた貰ったら定番の美味しさでした。
ただ、蓋を開けるとミュージックが流れるのと、蓋のデザインが、ちょっとグロテスクなのが、面白くもあった。
そうだ、本居宣長弁当というのもあったけれど、店頭にはなかった。
ということで、鶴橋駅まで戻って、環状線、京阪電車と乗り継いで、帰ってきたのであります。
何回も行ったことのある伊勢志摩でありましたが、行くとやっぱり楽しいものでありました。
しかも、プレミアムでありますから、贅沢な旅でもありました。
今回も、最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
コメント
凡蔵さん、マイ海鮮丼を楽しめる朝食バイキングはかなりナイスだと思いますよ
しかも海鮮丼の盛り付けで若いお嬢さんが褒めてくれたなんて、これは実に嬉しいし何か良い事ありそうな予感すらしてくるじゃないですか
それから赤福本店も良いですよね
行ったからこそ味わえる本店の雰囲気
良いなぁ~
自分はもう30年か40年前に伊勢神宮に行きましたが、赤福本店の記憶は全くないんです
それと伊勢うどんも美味しそうですね
玉子焼きの天ぷらも珍しいけど、その油がタレと相まって美味しくなるってのはなんとなく分かりますよ
帰路の駅弁も列車の旅ならではですよね
飛行機の旅には無い楽しさですね
それにしてもガンガン旅を楽しまれて羨ましいですよ
もしかしたら今頃どこかの旅の空かもしれませんね
ありがとう、yukemuriさん。
マイ海鮮丼の具材は、スーパーで売っているような内容ですが、
それでも、自分で作って食べると言うのが楽しいですよね。
取り敢えず、いっぱい乗せてやろうなんて、欲張って乗せたりね。
ご飯を少なめにして、具を多めにして、盛りましたよ。
んでもって、それを若い女の子が褒めてくれて、こんな楽し事はありませんでしたよ。
赤福も、伊勢うどんも、一応、ここまで来たら食べておかなきゃという感じです。
赤福は、関西でしたら、どこでも帰るのですが、伊勢うどんは、伊勢しか食べれないんじゃないかな。
柔らかい麺が好きです。
今回は、ちょっと近めのところでしたが、楽しかったです。
んでもって、実は、遊び過ぎだと言われそうですが、今また、計画中なんですよ。
初めて行くところで、草津温泉なんです。
大阪からだと、かなりハードル高いところです。
なんといっても、交通の便というか、時間が掛かるみたいで、
今日も、みどりの窓口まで行ったのですが、上野からの特急草津が満席でした。
なので、今別のルートで考え中です。
たぶん、新幹線で高崎まで行って、そこから各駅かな。