前回のブログをアップしてから、随分と時間が経ったような気がします。
というか、11月末に書き始めた近況報告も、これをアップしようとしている時点で、もう11月が終わってしまっている。
勿論、休みもあったのですが、これといった事も無く、その休みを無為に過ごしてしまっていたのであります。
先日、仕事先の健康診断がありまして、その結果が来たのですが、要精密検査と書かれていて、となると、また病院で検査をして、就労に問題なしという診断書を書いてもらわなきゃいけないようです。
普段、薬を飲んでいる、尿酸値、中性脂肪、コレステロールなどは、まあ治療中として報告しているので良いのですが、引っかかったのが、尿蛋白陽性、収縮期高血圧、心室内電動障害だそうです。
そんな大したことではないのかもしれないのですが、最近、何か身体の調子が良くないので、気になるところですが、成人病検診の結果が来ていないので、まあ、それが来てから病院に再検査をしに行こうかな。
っていうか、身長が、昨年よりも2センチ縮んでいたんですよね。
今年の初めから、腰が痛いので、ひょっとしたら、腰の骨が圧迫骨折してるのじゃないかなっとか、色々悩む健康診断の結果であります。
それにしても、2センチって、どうなのかと。
同じペースで縮んだら10年で20センチだもんね。
どうなるのだろう。
ということなのですが、25日(金曜日)に、ぶらりと電車に乗ってきたので、そのレポートでも書いておこうかなと思っております。
実は、連休だったので、どこか1泊でとも思っていたのですが、やっぱり体調がイマイチな感じだったし、前日も残業で遅くなりそうだったので、初日はゆっくりして、2日目に、ちょっと日帰りでもと考えた。
そこで考えたのが、とくしま好きっぷで、徳島へ行って、ぶらぶらというのだったけれど、前日、ちょっと飲み過ぎたのか、早朝に起きることが、億劫になってしまった。
なので、JTBの鉄道旅地図を見ていると、近江鉄道に乗って見るのも悪くはないかと思って、取り敢えず、近江八幡あたりを目指して家を出た。
と、前置きが長くなってしまいました。
あ、このあたりでお断わりしておきますが、今回のレポートは、とりとめもない話が続くことになりそうでありまして、まずは、スルーしていただければと思います。
ということで、改めて、25日(金曜日)。
JR京橋駅まで行って、そこから学研都市線に乗り込む。
そして、木津まで行って、そこから、加茂まで、ちょこっと移動。
40分ぐらいだったか、関西本線の次の列車を待って、柘植から草津線に揺られる。
何となく、草津から近江八幡というルートを考えていたが、草津線の貴生川から近江鉄道が出ているということを車内アナウンスで聞いて、すぐに飛び降りた。
この近江鉄道というのは、結構長い距離を走っていて、貴生川から近江八幡まで走っている線と、途中の、八日市からは、米原まで線が伸びている線があって、両方を足すと、なかなかの距離だ。
近江鉄道に乗り込むと、車内はガラガラで、のどかな風景の続く中を、ただ揺られているのは、旅人には、どうにも心地良くて。
でも、どこかで途中下車をしてみようと、名前の聞いたことのある八日市駅で降りてみることにした。
八日市は、駅前も整備されていて、また、閉まっている店も多かったが、商店街もあり、また大きなショッピングビルのアピアもあり、住みやすそうな街だなと感じた。
まずは、お昼を廻っているので、どこかでランチでもしようと思う。
ネットで見つけた食に行ってみる。
和洋食「萬善」さん。
中に入ると、ごく普通の街の食堂という感じか。
何でも、ここのオムライスは、オムライス好きな人の中では有名なお店らしいです。
メニューは、これまた、普通の食堂の定食が並ぶ。
そこで、凡は、凡らしい定食を頼むことにした。
スペシャル弁当である。
何しろさ、凡はスペシャルなんだから、スペシャルを頼まなきゃいけないでしょう。
スペシャルという言葉ほど、贅沢な言葉はないはずだ。
もし出来ることなら、ランチではなく、若いお姉さんに、「ねえ、スペシャルなサービスしてあげようか。」なんてことを言われてみたいものだが、まずもって、そんな機会はないものでありますから、凡としては、ランチでもって、スペシャルを楽しむしかないのであります。
するとお店の年配のお姉さんが、スペシャルの並と上とどっちにするかと聞く。
なるほど、スペシャルにも並と上があるのか。
並は、980円、上は、1150円だ。
値段の差は、170円だ。
若いお姉さんで言うなら、「ねえ、あと170円出してくれたら、もっともっとサービスしてあげるわよーん。」みたいなことだろう。
まあ、死ぬまでにそんな経験を1度はしてみたいものではあるが、今のところその予定は無い。
この差は何かというと、唐揚げがプラスしてあるかどうかということらしい。
何につけても、上というものが良いに決まっている。
とはいうものの、初めてのお店に来て、いきなり上というのも品がない。
なので、スペシャルの並をお願いした。
スペシャルの並は、果たして、スペシャルなのか、並なのか。
さて、そのスペシャルのお味は如何に。
内容的には、焼き肉と、エビフライ、白身魚のフライがメインだ。
お姉さんに聞いたら、焼き肉は、近江牛を使っているという。
始めボリュームが少ないかと思ったが、なるほど、柔らかくて、じんわりとくる脂もあって、美味しい焼き肉だ。
エビフライと魚のフライは、まあ普通か。
ご飯も、近江米を使っていて、街の食堂にしては、地の物を使っていて良心的なのかもしれない。
まずは、美味しいランチを頂いて、この後は、予定も無いので、ぶらぶらと散歩でもしてみようかな。
すると、商店街の端に、金物屋さんがあった。
ガラスの戸からアルマイトの大きな鍋が見える。
ふと見ると、その鍋は、「みゆき鍋」というらしい。
思わず、パチリと写メを撮った。
そして、外から中を窺っていると、中にいたお姉さんと目が合った。
なので、「いやあ、懐かしいものがあるなと思って見てたんです。中を見てみても良いですか。」と言ったら、「どうぞ、どうぞ。」ということだったので、中に入れてもらう。
「荒松商店」さん。
お店には、凡と同じぐらいかなと思うお姉さんと、かなりの年配のお姉さんが2人、の3人のお姉さんがいた。
んでもって、店内だけれど、これが楽しいんだよね。
懐かしいなと思うものが、あっちこっちに置いてある。
こんなもの、まだ売れるのかと思うけれども、この辺りの農家じゃ、1軒家だろうし、畑もあるから、使うのかもしれない。
たとえば、ネズミ捕り機とか、ハエ取り紙とかね。
懐かしいね。
あと、昔、便所で使っていた手を洗う水の出る名前は知らないけれど、どこにでもあった手洗い機。
懐かしくて、欲しいものがいっぱいだ。
でも、実際に買って帰って、使うかと言うと使わない。
どっちかというと邪魔になるだけだ。
「懐かしいものがあるでしょ。」とお姉さんに言われるけれども、「懐かしいけれど、欲しいものがない。」と、説明足らずの返事をしてしまった。
いや、欲しいのだけれど、要らないのだ。
でも、かなり長い時間、店内を見ていたので、このまま、「じゃ。」って帰るのも帰りにくい。
何かを買って帰らなきゃ。
焦るけれども、買うものが無い。
仕方なく、栓抜きと剃刀を買った。
でも、そんな買い物でも、笑顔で接してくれたので、今度、八日市に来たら、また来ようと思った。
この八日市の近くには太郎坊宮というパワースポットの神社がある。
折角だから、行ってみようかと思ったが、時間が無さそうだし、パワースポットなら、今度、ミニボンと来た方が良いかと、それは止めた。
となると、これと言った目的も無いので、近くの市神神社や、近江酒造さんの敷地に保存されている電気機関車などを見て、八日市の駅まで戻った。
近江鉄道の八日市駅には、近江鉄道ミュージアムという小さなスペースの展示ルームがあって、帰りに覗いてみようと思っていたが、駅に着いたら、閉まっていた。
さて、これからまた、近江鉄道で、近江八幡まで移動しよう。
近江八幡の駅に着いたら、JRが遅延しているという。
ちょうど良かった、ここで飲んでいる間に、ダイヤも戻るに違いない。
さて、近江八幡には、美味しいお店があるのかな。
ということで、17時頃だったか、まだ時間も早いので、あたりの店を見て歩くことにした。
駅の横には、飲食店の集まる建物があるけれども、どうも、繁華街というようなものは無い。
居酒屋なども、少し歩けば、あそこに、ここにと点在してる感じだ。
なので、あまりスマートではないが、ネットで居酒屋などを調べてみる。
それと、足で歩いて、それでネットで確かめたお店。
ただ、ここで一言、言い訳をさせて欲しいのだが、この時点で、1時間ぐらい歩き回っているのでありまして、凡の嗅覚を捨ててネットだけで探しているのではないとだけ付け加えておきたいのであります。
んでもって、候補に挙がったのが、4店。
1店目は、琵琶湖の美味しい料理で、日本酒を、カウンターで楽しむようなお店。
もし、凡が、ここで泊まる予定なら、迷わず入っていたかもしれない。
でも、これから帰る予定なので、あまり酔っぱらってしまっては、帰路が辛い。
2店目は、ごく普通の居酒屋。
メニューも普通の居酒屋メニューらしい。
外から、ちょっと覗くと、まだ客はいない。
ここも良いかもしれない。
御夫婦でやられていて、のんびり出来そうなお店だ。
とはいうものの、どこにでもありそうなお店なので、ちょっと欲が出て、別に近江八幡という場所で、このお店じゃなくても良いかと思ってしまった。
目の前にホテルがあって、ここも、もし泊まる予定なら、十分にアリなお店だ。
美味しいご飯を頂いて、そのままホテルに戻る。
そんな感じだからだ。
んでもって、3店目。
ここは、店の前に来て、良さそうだなと思ってネットで調べたお店だ。
口コミも、美味しいとある。
店先にメニューらしきものは無く、店内を覗いたら、テーブル席が見えた。
ただ、どうも、これは想像だけれど、ご飯ものがメインのお店じゃないだろうかと思う。
アテのメニューよりも、食事のメニューの方が多いようにみえる。
それに、ちょっとだけ見える店内は、まだ客も少ない。
テーブル席に座って、独り、ご飯を食べるのも寂しい。
なので、見送ることにした。
そこで、残ったのが4店目。
駅のすぐそばにある大きな居酒屋である。
見た感じ、チェーン店のような感じだが、同じお店がいくつもあるというのではなくて、色んな形態のお店としてチェーン化してるグループのようである。
始め、外観を見て、これは無いなと思ったのである。
如何にも、学生やサラリーマンを相手にした感じで、落ち着いて飲むというよりは、大勢で何かの集まりでという感じに見える。
それに、店先に貼ってあるメニューの写真が、如何にもチェーン店な雰囲気を出している。
ただ、ちょっと惹かれたのは、その写真が、どうにも下品な魅力を演出している。
マグロのレアカツや、白子の天ぷら、ステーキ、カニ味噌の甲羅焼きなど、写真では美味しそうだ。
それに、いくつかのメニューは、半額と書かれている。
とはいうものの、よくあるチェーン店のようで、あまり感動するようなことにはならないだろうなと、これは簡単に推測できるのである。
まあ、やめておこう。
賢者の判断は早い。
と思って、その場を立ち去ろうとした時だった。
ガラスのドアの向こうに、ハッピを着て鉢巻をした学生だろうか、可愛い女の子のスタッフが見えた。
すると、その奥にまた、ハッピで鉢巻の可愛い子。
「うん。このお店にしよう。」
愚者の判断は、こんなことで決まってしまう。
店内は、まだ客がまばらだ。
凡は、カウンターに座る。
「ねえ、お兄さん。どこから来られたのかしら。」
「うん、大阪なんだ。」
「あたし、大阪大好き。じゃ、特別に、お兄さんには、スペシャルなサービスしてあげる。」
「ス、ス、スペシャル?」
「うん。スペシャル。どう、お兄さん、スペシャルは、嫌いですか。」
「だ、だ、大好きです。でも、そのスペシャルなサービスって、一体、何なの?」
「もう、せっかちなんだから。それは、ヒ・ミ・ツ。」
なんてね、うひ、うひ、うひひひーっ。
なんてことを想像してしまったからじゃない。
ここなら、駅の横だし、飲んですぐに電車に乗れるからだ。
ただ、それだけだ。
それにしても、まだ、お昼ご飯のスペシャルを引きずってるのね、あたし。
んでもって、お店の感想はと言うと、最後に頼んだ肉と野菜の炒め物は、写真通りだったけれども、他の料理は、運ばれてきた時に、「ああ、これなんだ。」と、微妙に写真よりテンションが下がる感じでもあった。
が、そこまでガッカリすることもない。
まあ、後から来た若い兄ちゃんの接客も優しくて、現場のスタッフは、みんな頑張っているのではありまして、それを思うと、少し経営者は、いろいろ見直した方が良いかもしれないと思う。
と、なんだかんだ言いながらも、生1杯、熱燗2本、瓶ビール1本と頂きまして、お店を出た。
さて、そのころになると、JRの遅延も、やや回復をしていて、そのまま、時間通りに家まで帰ることができたのであります。
帰路のルートは、これは青春18きっぷの旅ではないので、近江八幡⇒(JR)⇒高槻⇒(阪急)⇒南茨木⇒(大阪モノレール)⇒門真市と、アイフォンのアプリの教えてくれた珍しいルートで帰ったのであります。
ということで、何ということもない1日のブログに付き合っていただきまして、ありがとうございました。
次回は、またスペシャルな内容にしたいと思っておりますので。
コメント
アルマイトの大きな鍋、我が家はおでん鍋として使っていますよ~
大きさも写真の物とほぼ同じ大きさです
近江鉄道って事は滋賀に行かれたんですか?
近江八幡とか行って見たいし、近江牛を食べてみたいです
スペシャル弁当の並って、なんだか凡蔵さんらしいですね
スペシャルですか?
良い響きですね~
自分もスペシャルサービスは大好きですが、もう何年も経験していません
ところで背が縮んだんですか?
う~ん、嫌ですよね・・・
ありがとう、yukemuriさん。
アルマイトの鍋、もってらっしゃるんですね。
さすが、料理好きのyukemuriさんです。
昔は、鍋と言ったら、これですよね。
滋賀県は、横浜から来られたら、素通りするところですものね。
やっぱり、京都とか大阪に行っちゃいますよね。
なので、行く場所としては、あまり候補にあがらないところでしょうか。
大阪からでも、さあ、行こうっていう感じのところじゃないですよ。
でも、滋賀県も広いので、琵琶湖とか、船に乗るのも楽しいかもしれません。
でも、やっぱり京都に行っちゃいますよね。