平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(1119)山陰本線の端から端まで、電車や気動車に乗る旅。(1)

旅(国内)

旅のブログが終わって、またもって、旅のブログであります。
違う事も書きたいと思っているのですが、何しろ遅筆。

ブログを書き終えるころに、またどこかへ出かけてしまうので、そこは、ログの為に書いておきたいのでございます。

ということで、3月20日(日曜日)21日(月曜日・祝)22日(火曜日)と、出かけてきました。
青春18きっぷの残りが、ちょうど3日間残っているので、それを使うつもりです。

今回もまた、どこへ行こうかと迷っていた。
折角の3日間なので、遠出したいという気持ちが湧いて来る。
ツイッターで、北海道へ行ったという記事を見たら、急に、北海道に行きたくなった。

北海道は、ただ行くだけで、ほぼ100パーセント、楽しいところだ。
北海道は、良い。
そこで、ピーチなどのLCCを検索するも、かなりの高額。
九州も、そうだった。
春休みのせいか、なかなかの値段設定。

なので、ここはシンプルに、山陰本線を、端から端まで乗るって言うコースにしてみようかと思う。
特に、山口県を日中の明るい時に通過したい。
というのも、山陰本線には、何度か乗ったことがあるのですが、大阪から行くと、どうしても山口県を夜に通過することになる。
なので、折角の海岸線を眺めることができないでいたのだ。

でも、今回は、この山口県を、まだ日の明るい時間帯に通過しようと思う。
ということで、今回も、あまり考えずに家を出てしまった。

実は、出発する前に、買いたいものがあった。
時刻表だ。

最近は、時刻表を持たずに、何となく出発することが多かった。
アイフォンの乗り換え案内アプリを見て、それで旅をしていた。
東海道本線なら、それで十分だったのだ。

とはいうものの、山陰本線は、いささか、それでは心許ない。

いや、アイフォンの乗り換え案内アプリでも、出来ることは出来る。
ただ、本数が少ないので、例えば、鳥取から長門市まで移動しようと思って検索すると、結果が出るには出る。
それで、その次の電車はと思うと、2時間とか、3時間後ということも少なくない。

なので、その原因は、どこにあるのかと、それぞれの乗換駅の時刻表を検索して、その時間で乗ったら、どうなって、それでまた、駅の時刻表に戻って、この電車なら、こうなってと、そんなことを、何十回と試みて、やっと、ああ、この区間の本数が少ないから、こうなっちゃうんだなとか、かなりの時間が掛かるのだ。

それが、時刻表なら、簡単にプランが組める。
電車が、それぞれの駅に、どの時間に通過するのか、もう見たままだからね。

なので、大阪か、京都でも、ホームにキオスクがあったら、ポケット版を買おうと思っていたのだ。
なのだが、結果的に、駅のホームや、構内のコンビニには、売っていなかったのである。

なので、そのまま鳥取まで行くことになってしまった。
ああ、面倒くさい。

山陰本線は、身近にあるので、簡単だろうと思うけれども、それが、なかなか曲者だ。
大体、京都から、鳥取まで、乗り替えアプリで検索をすると、ほぼ、山陰本線じゃなくて、山陽本線の方を指示してくるのである。

京都から、姫路を通り越して、上郡まで行かせて、そこから智頭急行に乗せられたりする。
山陰本線は、京都が出発点なのにだ。
それだけ、山陰本線は、扱いづらいということなのだろう。

ということで、敢えての山陰本線の旅。
7時半ごろ、京橋駅で、青春18きっぷに入鋏。
大阪に出て、そこから新快速で京都まで移動。

4人掛けのボックスシートになっているところに座ったら、前に小さな子供を連れた若いママ。
電車が止まる度に、子供を膝に乗せたり、誰も乗ってこなかったら、またシートに座らせたり、若いママなのに、こういうちゃんとした事をしているのを見ると、なんとも応援したい気持ちになる。
まずは、今回の旅が、良い旅になる吉兆なのだろう。

京都に着いたら、この時は、一旦改札を出て、イノダでコーヒーでも飲もうかなとか、そんな気楽なことを考えていたが、ホームに園部行きの電車が止まっていたので、乗り込んだ。
0840時、京都発、園部行き。

久しぶりの山陰本線ということで、聞きなれた名前の駅を通過するも、風景は初めて見るような感覚である。
保津川の峡谷や、トロッコ列車の停まっているところなど、なかなか、車窓も楽しい。

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IMG_0884.JPG(朝ごはん)

ここで、山陰本線について、その表記について書いておきたいと思う。

凡は、今まで、山陰本線と、路線の名称に「本線」という言葉を付けて書いてきた。
使い慣れた言葉だからだ。
でも、正式には、山陰線というのが正解だ。

「本線」という言葉は、JRが発足するときに、運輸省に提出された事業基本計画で、すべて取り去られているのだ。
詰まり、本線と言う呼び方は、国鉄が終わった時に、消えてしまった。
(梅原淳さんの鉄道用語の不思議を参照しました)

とはいうものの、山陰本線と言うのは、凡にとっては、郷愁を誘う特別な路線であるし、また、国鉄復活を夢見る凡でありますから、今回もまた、山陰本線と書いていきたいと思います。

まあ、細かいことを書きましたが、折角の山陰本線の旅でありますから、ちょっと拘ってみたいのであります。

んでもって、山陰本線とは、京都駅を起点として、山口県の幡生(はたぶ)駅までの区間を指します。
(仙崎支線は、ちょっと今のところ置いておいて。)

んでもって、山陰本線の呼称について触れたなら、これも少しだけ触れなきゃいけなくなるのですが、電車という呼称だ。

もう、このことを考えると、気が狂いそうになる。

でも、結果だけ言うと、その辺は、もう極めていい加減に、極めて適当に、極めて臨機応変に、極めて見て見ぬふりをして、電車、或いは、気動車と書いていきたいと思うのであります。
というか、書いていくことをお許しください。

一旦は、全て、電車と書こうと決めたんです。
一般的に、電車と言うと、もう、電車も、気動車も、客車も、みんな電車と表現するのが、これが普通だ。

でも、ブログを書くときに、それが気動車なら、気動車とかきたい気持ちがあるんですよね。
気動車大好きだから。

でも、そうなると、電車に乗る度に、その電車が、本当の意味での電車であったのか、気動車であったのか、客車であったのか、メモしとかなきゃいけない。
極めて、面倒くさいし、酔っぱらって乗る時などは、それは無理である。

それに、電車と気動車の違いだけなら、まだ良いけれども、一旦、正確に書こうと思ったなら、それは、すこぶる厄介なことになってしまう。

ハイブリッドカーや、蓄電池電車、電気式気動車など、新しい方式も出来ていてるからね。
不可能だ。

何しろ、凡は、鉄ちゃんじゃない。

ということで、これからは、気動車も、電車と書くことも多いと思う。
だって、ディーゼルエンジンで走っているっていってもさ、車内の電灯は電気使ってるし、ドアの開閉も電気をつかっている。
電気を使ってるのなら、電車と言っても、許されはしないだろうか。

まあ、そんな小細工みたいな言い訳はしなくてもいいだろう。
たぶん、電車と書くだろう。

でも、今回は、折角の山陰本線である。
電車と気動車の違いぐらいは、間違っちゃうかもしれないけれど、出来るだけ、そして、少しばかり適当に、かなりいい加減に、書いていきたいと思うのであります。

と、何やら、細かいことをグダグダと書いてしまいましたが、山陰本線と言う言葉にこだわることに含めたものでありますので、お許しくださいませ。

ということで、京都駅発、園部行きの電車に乗っております。
んでもって、園部駅着。

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ここで福知山行きに乗り替え。
凡は、クロスシートに座っていた。
すると途中の駅で、隣に巨漢の男が座ったのだ。
凡も、横幅がある方だが、それにもまして、太っている。
とはいうものの、それはいい。

仕方がないと思っていたら、どうも、数人のグループのようで、しかも、その巨漢の奥さんと思える人も乗っているのである。
その奧さんと言うのは、ドアの横の補助席に1人で座っていて、たまに振り返って、凡の隣の巨漢と目配せなどをしている。
奥さんの隣は、空席だ。

いやいや、どうして、奥さんと一緒に座らないのよ。
クロスシートに、肥えた男がふたり、肩を寄せ合って座っている。
無理があるでしょ。

でも、男は座っていて、時に、奥さんが振り返って、目配せをする。
何の目配せなんだ。

いや、奥さんの隣に座ってくれないかなと思う。
でもまあ、仕方がないと座っていた。

すると、今度は、奥さんの後ろのボックスになったところが空席になった。

普通なら、男と、奥さんは、そのボックス席に移動するだろう。
だって、その方が、4人掛けのシートにふたりで座ることになるから、断然、楽だし、奥さんと一緒に話も出来る。
なのだけれど、男も、奥さんも、移動しないのだ。

いや、その男にとっても、凡の横は、窮屈なはずだ。
実際、男も、少しばかり斜めになっている。

それしても、移動しないなら、今まで、何度も奥さんが振り返って何度もやっていた目配せは、何だったのか。
ただの、ウインク?
今だよ。
今、目配せをして、後のボックス席に移ろうよって意味の目配せをする時だよ。

それに、凡は、もともと腰が痛くて、しかも、今は隣の巨漢のせいで、身体を斜めにして座っているから、なお腰に響く。
助けてくれ。

しかし、仕方がない。
凡は、窓の方に、身体を斜めにして、腰痛を我慢して、斜め前にある空席のボックスを見て、何故なんだと考えている。
いっそのこと、凡が、あの空席のボックスに移動しようかと思ったが、出来ないでいたら、知らない駅で、降りて行った。

しかし、あの状況の男と奥さんは、何を考えていたのだろう。
空席のボックスがあるのに、男は、凡の隣でキュウキュウになって座っている。
奥さんは、しきりに後ろを振り返って、男に目配せをしている。
そして、ゆったりとした4人掛けのボックス席が空席でも移動しない。
不可思議だ。

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そんなことがあって、福知山に着。
んでもって、豊岡行きに乗り替え。
1231時、豊岡駅に着。

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ちょうどお昼だし、予定している気動車まで、1時間半弱ある。
ということで、ランチタイムとしましょうか。
どうです、この何気ない気動車と言う言葉の遣い方は。
電車とは書かなかったよ。

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ということで、時間も、やや余裕があるので、とりあえず、駅前を歩き回ってみる。
なのだけれど、駅前から続く商店街のお店は、ほぼ、閉まっていた。
なので、横道なども歩いてみて、候補を探す。
寿司屋のような和食屋のようなお店、焼き肉のお店、インド料理などぐらいか。
インド料理は、匂いに惹かれて、どこもなければ、このお店にしようかと、候補の1番目にした。

そして、さらに歩くと、商店街のはずれに食堂がある。
何となく、良い感じの店構えだ。
「明月」さん。

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ここだと決めて入ると、2組ほど先客がいて、みんなラーメン定食を食べている。
ということは、迷わず、これだと注文。

ラーメンは、アッサリとした醤油味で、それでいて、しっかり塩味と旨味が感じられる。
なるほど、ご飯と合わすには、ちょうど良いバランスである。
それに、冷蔵庫に入れたあったのだろう冷えたコロッケや、冷ややっこ、漬物などが添えられているのも、嬉しいし。
ふりかけも、気持ちがありがたい。

ということで、お腹もいっぱいになったところで、駅に戻る。

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1355時、豊岡駅発。浜坂行きに乗り込む。
少し走ると、右側に日本海が見える。
小さな湾になっている海岸が、いくつも見えては隠れて、その度に、写メを撮ろうとするも、タイミングが合わない。
それにしても、トンネルが多いね。

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そろそろ、今日のホテルを考えなきゃいけないだろう。
鳥取、倉吉、米子、どこまで乗るかと思うが、やっぱり、晩御飯の事を考えて、というか、晩御飯の時のビールの提供時間のことを考えて、鳥取で泊まろうと思う。

とはいうものの、携帯のアプリで調べても、ホテルの空室が無いのである。
あるのは、カプセルホテルか、かなりの高級ホテル。
後で、そうだと思いだしたのが、連休だったんだね。
みんな、遊びに出かけているのかな。
ということで、何とか、1軒のビジネスホテルを見つけて、楽天トラベルで予約を入れた。

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浜坂駅に着くと、50分ほどだったか、少しばかり時間がある。
とはいうものの、遠くまで行って見るほどの時間も無いので、駅前を歩いてみることになるのだが、何も無い。
なので、駅前のお菓子屋でプリンを買って駅で食べた。

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足湯のコーナーもあったが、ほんの15秒ぐらいの差で、オッチャンと連れの人が入ったので、何となく入る気がなくなってしまった。

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そういう何も無い時間を経て、1604時、浜坂駅を出発。
んでもって、1648時、鳥取駅着。
観光案内所で、パワースポットなどの情報を聞いて、駅の様子をみていたら、17時ちょうどに、案内所は閉まった。
終わる直前だったんだね。

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さて、今日のホテルは、駅から歩くのだけれど、遠くは無いけれども、近くは無いという距離で、まずは、天気で良かったか。
今日のホテルは、ホテルユニオンプラザさん。
税込み、3850円。

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部屋は、ツインのシングルユースで、1台のベッドは、ベッドメイキングがされていないので、どっちで寝ようか迷うこともないし、この点は、むしろ安心感がある。

今まで、何度か、ツインのシングルユースに当たることがあったが、もう1つのベッドは、どうすれば良いのだと悩やんでしまう。
使っても良いものか、或いは、そのままにしておくべきか。
凡の場合は、1つしか使わないのだけれど、でも、あのもう1つのベッドに触れてはいけないのではないだろうかと考えると、急に窮屈になってしまう。

だって、使わないのなら、そのベッドは掃除というか、シーツなど仕替えないから、次の人が使うことになるだろう。
だったら、その形を崩してはならないに違いない。

部屋にあって、触れてはいけないものが、そこにある。
スコブル窮屈である。

こんなことを以前も書いたことがあるかもしれないが、凡の永遠の悩みである。

というか、ミニボンと、ツインに泊まって、その部屋の前泊者が、ツインのシングルユースの人じゃなかったら良いのになあと思ってしまうのは、神経質すぎるのだろうか。

なのだけれど、今回は、もともと、もう1つのベッドは、シーツなどメイキングしていないからね、気分的に安心だ。

それに、ツインの部屋なので、圧迫感も無いし、なかなか快適だ。
ただ、バストイレの掃除が、不十分であることは、ガッカリするところではある。

前泊者のだろうか、トイレのペーパーが流れずに残っていたりすると、どうして気が付かないのかと疑問を感じても、仕方がないだろう。
でも、値段も安いし、ベッドまわりは、ちゃんとしているので、まずは良かったか。
さて、夜の鳥取に繰り出しましょうか。

コメント

  1. yukemuri より:

    おっ、今度は山陰本線の旅ですか!
    良いですね~
    それにしてもなぜ大柄な男は奥さんと並んで座らず、凡蔵さんの隣に座ったんでしょうね?
    迷惑な話ですね
    ラーメン定食は700円ですか?
    安いですね
    シンプルなラーメン、とても美味しそうです
    次は夜の鳥取ですか?
    楽しみにしています

  2. より:

    ありがとう、yukemuriさん。
    山陰本線も、よく乗るのですが、端から端まで乗ったのは、今回が、初めてかもです。
    大柄の男性と奥さんの行動は、今でも不思議なんですよね。
    4人掛けのところが空席なのに、お互いに窮屈で、それで離れて座っている。
    どうしてなんでしょうね。
    ラーメンは、何ともホッとする感じのお味でしたよ。
    鳥取は、普通の、前に1回行った居酒屋に行きました。
    晩御飯難民になってしまって、まあ、ここで良いかと。
    でも、安かったので、良かったです。

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