平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(606)凡凡列車(6)

凡凡列車の2日目。
本八戸から八戸駅まで移動して、ここからは昨日と同じ理由で、青い森鉄道は乗らずに新幹線に乗ることにする。
17時05分、八戸駅発。はやぶさ23号。
17時29分、新青森駅着。
そして、青森駅へ移動。
青森の駅前で女性が2人呼び込みをしている。
凡にも声が掛かって、今日のホテルは決まっているかと問う。
決まってなかったら安いホテルがあるという。
服を見ると東横インの人だった。
青森も観光客が少ないのだろうか。
そういえば、今日のホテルに行くまでに、駅前の立地にもかかわらず、2軒のホテルが閉まっていた。
今日のホテルは、青森駅から歩いて10分ぐらいだろうか、アートホテル・カラー・青森(旧青森プラザホテル)税込み3800円。
青森駅の前の大きな道路を真っすぐ歩けば、その通り沿いにある。
簡単だ。
駅前を歩いて行くが、そろそろかなというところに来てもホテルはない。
地図ではこのあたりなのだけれどと思うがない。
仕方なく商店街の人に聞くと、通り過ぎているという。
教えてもらった風に戻ると、果たして間口の狭いネットカフェ風というか、喫茶店風の入口があった。

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2階のフロントでチェックイン。18時15分。
凡の部屋は8階で、そこはカラーフロアーといって、各部屋のテーマカラーが決まっているようだ。
凡の部屋のカラーはピンク。
凡にぴったりじゃないか。
ドアもピンクなら、壁もピンクだ。

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部屋はこじんまりしていて、やや古さを感じるか。
バストイレはビジネスホテルの一般的なものだけれど、トイレの便座はかなり小さくて前が狭く、用を足すたび難儀した。
さて、青森でも美味しいものを食べたい。
フロントでおすすめのお店を聞いたら、駅前はチェーン店ばかりで、駅とは反対方向にある本町という場所あたりは、地元のお店も多い繁華街だと教えてくれた。
教えて貰ったあたりまで歩いてみたが、それほどまでには賑わっていない。
どちらかというと、寂しい感じだ。
いかにも青森の郷土料理押しだというような看板のお店もあって、そこにしようかと思ったが、中が見えなくて入りそびれてしまう。
ぐるぐる歩き回るが、決め手に欠ける。
薬局があって、ちょうど買うものがあったので、ついでにオススメのお店を聞いたみた。
するとハッキリとしない感じで、向かいにあるという。
しかし、向かいと言っても、店の前は大きな道路だ。
その道路を超えて向かいですかと聞き返したら、そうだという。
ただ、その素振りが教えたくないような、どうなのか、はっきりしない感じなのである。
困ったという顔なのである。
お店の名前も教えてくれない。
ただ、向かいの店だという。
とはいうものの、地元の情報を得たので行って見る。
道路を渡って、それらしきビルの前に来ると、細長い通路に2軒のお店があった。
どっちなんだ。
あの薬局のお兄さんの表情を思うと、もどって確認するなんてできない。
ただ、雰囲気としては奥のお店だ。
看板に「津軽」という文字も見える。
ただ、外から中をうかがうことはできないが、壁のホワイトボードなどから見てフリで入ってもボラレル店ではない感じに見える。
思い切ってドアを開けたら、今日は予約で満席だと断られた。
何だか拍子抜けした。
仕方なく、更に歩いて気になる店を見つける。
「大判小判」さん。
看板に「リッチ居酒屋」とある。
リッチである。
これはリッチな料理にリッチな雰囲気であるに違いない。
或いは、リッチな女の子がいるのかもしれない。

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入るとカウンターは5人ほどしか掛けられない広さで、既に常連客が座っている。
あとは座敷が数部屋あった。
お姉さんが奥の座敷に案内してくれる。
座敷には卓が4つあって、そのうちの1つが空いていた。
ただ、凡は体が硬いので座敷は苦手だ。
胡坐だって5分持たない。
ただ入ってしまったので仕方がない。
女の子座りで座るが、45度ぐらいに傾いている。
ささえる腕もしんどい。
オススメを聞くとイカの生け造りだという。
ただ今日のイカは大きいから他の方がいいとお姉さんが言った。
イカの値段が1980円なのを気にしてくれたのか。
メニューを見ると、寿司やそば、焼きそばにパスタ、ピザ、揚げ物に一人用の鍋など、いろんな種類が並んでいる。
取り敢えず今日のオススメのお刺身のカンパチ780円を注文。
その他に帆立貝焼きみそ680円。

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帆立貝焼きみそは、どうやって食べたらいいかとお姉さんに聞いたら、どうも凡が青森の人じゃないと分かったのか、或いは、頼りない人だと思ったのか、或いは、凡の男前さにポッとなっちゃったのか、玉子を割ってくれちゃって、玉子を溶いてくれちゃって、用意をしてくれちゃった。
それで、たまに凡の帆立貝の汁の煮え具合を見ては、もうそろそろ玉子を入れたらいいよとか言ってくれちゃう。
凡のためにそんなことをしちゃう気持ちは察するにあまりある。
こんな美貌に生まれてしまった凡なのである。
ただ、そのしちゃう気持ちに応えてあげることができないことを許してと願うばかりである。
そんな気持ちでほろ苦いビールを流し込んだ。
それからも、何しろメニューの種類が豊富なので、ついつい注文をしてみたくなる。
1人鍋のスキヤキの680円は、これは値打ちだった。

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ただ、味付けは全体的に薄味で、もうちょっと濃い方がいいんだけれどなあと思ったが、何しろお姉さんが親切なので、出されるままに言われるままに食べた。
ビール3杯とウコンハイ1杯を飲んで、チャーハンで終わった。
5962円。
少し食べすぎましたか。
解け残った雪を足で踏みしめたりしながら、ホテルに戻る。
壁のピンクを見ながら、癒されて寝よう。

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コメント

  1. ゆけむり より:

    凡蔵さん、リッチ居酒屋のお姉さんがポーッとなっている情景が手に取りように伝わってきました(笑)
    それはそうと今宵のホテルで須賀、微妙に青森っぽくないですね
    しかも部屋ごとにカラーテーマで、ピンクの部屋に通されましたか?
    そうそう、ホタテの貝焼き味噌って、生卵を溶いて入れて食べるんですか?
    これは知りませんでした、ちょっと食べてみたいです
    それにしてもかなり召し上がりましたね
    〆のチャーハンも美味しかったですか?
    あっ、話が飛び飛び出申し訳ないんですが、青い森鉄道は以前乗りましたが、運賃がかなり高いんですよね

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    青森で泊まったホテルは、私の泊まった8階だけカラーフロアーとかいって部屋ごとにテーマカラーが設定されてるんですね。
    部屋の壁もドアも、置いてあるマグカップもピンクなんです。
    何となく恥ずかしですよね。
    女の子の部屋みたい。
    ここの居酒屋は家族や子供連れでも楽しめる料理内容でした。
    でも、実際は年齢層高めの人ばかりでしたけれど。
    チャーハンは、普通かな。
    でも、そんなメニューがあるのが安心ですよね。
    それと、青い森鉄道は、高いですよね値段。
    そういう値段設定をしないと利益がでないということだろうと思うのですが、それなら新幹線ということになってしまいますよね。
    この区間に自宅とか目的地がある場合しか乗らないんじゃないでしょうか。

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