平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。
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散散歩歩。(577)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(219)

1月26日、中島みゆきさんのコンサート一会が終わった。
コンサートの後は、寂しい気持ちがこみ上げてくる。
凡は、ブラブラと出待ちの場所まで移動した。
30人ぐらいだろうか、ぽつりぽつりと人が集まってくる。
確か11月の時は10時30分ぐらいだったかなと思いながら待っていた。
すると10時10分ぐらいだろうか、みゆきさんの車が出てきた、少しだけ開けた窓からみゆきさんの白い手が振られていた。
そして、帽子の下にみゆきさんの笑顔があった。
ノックダウン。
いつも感じるのだけれど、あのステージの迫力はどうなったんだろう。
タクシーの少しだけ開けられた窓から見えるみゆきさんは、人間に対して付けられるすべての形容詞を、例えば、我儘だとか、気が強いとか、そんな悪い意味だけじゃなくて、良い表現の綺麗だとか、スタイルがいいとか、或いは、凛々しいとかね、そう言った形容詞を1つひとつ削ぎ落としていって、全部削ぎ落としてしまった後に残った「優しさ」だけの存在であるように見えるのである。
その笑顔は純粋な優しさそのものなのです。
凡はそんな優しさに、ほんの一瞬だけれども包まれて、でも少しばかりの寂しさを胸に、歩き出した。
さて、今日の目的も終わってしまったので、ご飯でも食べて帰りましょう。
とはいうものの、どこの店に入ったらいいか分からない。
1人で旅行をするときは食べるお店を考えてしまう。
お昼なら、比較的簡単だ。
失敗でも、短時間のことだしね。
でも、夕食となるとビールの1杯でもやりたいところで、そうなると居心地の良い店がいいと思うのです。
それに1人ならやっぱりカウンターの方が長居しやすい。
なので、入り口から中を伺うことになるのだけれど、ガラガラも嫌だ。
とはいうものの、満席も窮屈だし、常連のいる店はなおさら苦手だ。
とはいうものの、チェーン店は、せっかくだから避けたい。
となると、店を選ぶのに、あたりをウロウロ歩き回って疲れてしまうことも多い。
それに、今日はもう10時を回っている。
ラストオーダーが、あと30分なんてのも、嫌なんだ。
たとえ1時間しか結果いなかったらとしても、ゆっくりとした気分で飲みたい。
なんてことを考えていたら、東京駅まで来てしまったので、素直に大井町まで帰ることにした。
とはいうものの、大井町に帰ってきたところで、急に凡のお気に入りのお店が見つかるということでもない。
大井町まで来たら、疲れてしまったので、ホテルの近くの日高屋さんで食べて、早めにホテルに戻ることにしたのであります。
明日もまた、みゆきんのコンサートを見なきゃいけないものね。
1月は、大阪のフェスティバルホールは落選でいけなかったのでありますが、この1月下旬の東京は26日と27日の2日連続でみゆきさん「見物」なのであります。
今から思えば、フェスティバルもネットでチケットを買うなど、本当に凡の今年の目標である「我儘」を通したなら、行けなくはなかったはずなのでありますが、そこはまだまだ我儘になり切っていない中途半端な凡がここにいる証拠でもあるのであります。
情けない。
凡よ、自分の欲を開放せよ。
そんな風に自分を鼓舞しなきゃ我儘になれないのですもんね。
ということで、ホテルで明日の予定でも考えながら、ベッドに横になったのでありました。
そんでもって、次の日の朝。
コケコッコー!
ホテルだからニワトリはいないか。
27日。
朝の8時にホテルの朝食チケットをもって大戸屋さんへ行く。
朝食、500円。

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さて、今日の予定は葛飾柴又へ行くことである。
今回、東京へ来る前にテレビで寅さん記念館で男はつらいよの俳優さんが寅さんについて語る番組をやっていたのですが、それを見て今回は時間があれば行たいなと思っていたのです。
今日は朝から柴又まで行ってみよう。
朝食を終えたらホテルを出て、柴又に着いたのはお昼前だった。
柴又には学生時代に来たことがあるのですが、今回はもう何十年も経っている。
それから比べると変わってはいるのだろうけれど、帝釈天の参道は昔の記憶とそれほど変わってはいなかった。
昔よりちょっと賑やかになった感じもする。
まっすぐ参道を行くと帝釈天に着いた。
凡はひとり、ここで御前様やさくらさん、そして寅さんの撮影シーンなどを思い出しては、寅さんの物まねのひとつでもやりたい気分になっていた。
それにしても、映画「男はつらいよ」は好きなんですね。
凡はこの時点ですでに半分は寅さんになっていた。
柴又帝釈天題経寺の境内をぶらぶらしていると、「寅さんおみくじ」というおみくじの自動販売機を見つけた。
これは面白そうなのでやってみる。

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出てきたおみくじは、「吉」。
なかなかいいですね。
それよりも凡は、おみくじに書いてある寅さんのセリフにこころを打たれた。

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「燃えるような恋をしろ。大声だして、のたうち回るような、恥ずかしくて、死んじゃいたいような、恋をするんだよ。」
まさしく凡のことじゃないか。
そう、凡は恋をするんだ。
大声だして、のたうち回るような恋をね。
いや、もうしているのであります。
みゆきさんに恋をしているんだ。
それも大声だして、のたうち回るような恋をね。
そんなおみくじを引いて嬉しくなっていたら、ビデオカメラを持ったグループがこちらに向かってくる。
テレビの撮影のようである。
見るとタレントの高田純次さんでした。
そうだったんだ。
これは帝釈天さんのお告げなのかもしれないのである。
寅さんのおみくじもそうだ。
みゆきさんへの恋を貫けというお告げだ。
そして、高田純次さんだ。
もちろん本人はいろんな面でご苦労なさっているとは思うのですが、高田純次さんのように「いい加減」に生きられたらなと思う。
凡は、そのいい加減さを尊敬もしているし、今年の目標でもあるのです。
そしてこの帝釈天の境内でのテレビロケとの遭遇だ。
つまりはこれも暗示ではないだろうか。
今年はいい加減に生きろという暗示。
そんなことを考えて、次に寅さん記念館に行った。
ここはいいですね。
寅さんの撮影現場を再現しているのですが、それが結構きっちりと作ってあるので、もう凡は映画の主人公になったような気分になりまして、写真を撮りまくり、また写真を撮ってもらったりして、気が付いたらこの記念館で何十枚も写真を撮っていた。

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そして、帝釈天では半分寅さんになっていたのですが、もうここで100パーセント寅さんになり切っていたのであります。
「さくらっ。」
そんなセリフが言いたくてたまりません。
ひととおり見終わって売店に行くと、寅さんの映画のセリフのいいところを抜き出した本「人生に、寅さんを。「男はつらいよ」名言集」というのがあったので、思わず続編も含めて2冊購入。
その他、セリフのDVDも買ってしまった。

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この本は最高だ。
どのセリフも凡を勇気づけてくれるものばかり。
ただ、どのセリフも寅さん自身が出来ないことばかりなところが、これがいいんですよね。

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凡だって、凡自身いい年して何やってんだって自問するときがある。
そんな時に寅さんの言葉は優しい。
「男が女に惚れるのに、歳なんかあるかい。」

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凡も年なんて考えずに、みゆきさんにレッツラゴー!
、、、凡のアホ。
恋ってつらいよね。
「お前もいずれ、恋をするんだなぁ、あぁ、可哀想に。」
まったくもって、その通り。

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寅さん記念館を出たら、裏の江戸川の堤防に出てみる。
ここでもやっぱり映画の1シーンを思い出して感慨にふける凡。
すっかり寅さんになっている凡。

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その夜にミニボンと携帯で話をしたんだけれど、凡がすっかり寅さんになってしまったことが、「意味が分からへん。」そうである。
可哀想である。
女性にはあの悲哀がわからないのであろうか。
確かに寅さんには非常識なところはあるだろう。
だから、女性から見たら理解不能なのだろうと思う。
でも、女性には意外にもモテたりするんだよね。
それは、映画の中の話だけれども、優しいんだよね。
というか、凡は寅さんだけが好きだというより、寅さんの周りの人を含めた映画のストーリーが好きなんだ。
寅さんが好きで、そしておいちゃんやおばちゃんが好きで、そして博さんもいい。
そして何より、さくらさんが好きなんだ。
さくらさんって、理想の女性なんですよね。
優しくて、けな気で、働き者で、そして可愛くて。
さくらさんみたいな人を彼女にしたいな。
そんなわけで、すっかり寅さんの凡は参道を駅まで歩いていたのですが、途中で「とらや」というお店の前の説明書きに目がいった。

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1作から4作で使ったお店と書かれている。
その当時の階段がまだあるそうです。
お昼もまだ食べていないので入ってみる。
おかめそばと名物の草だんごを注文。
その当時の階段の写真を撮ってもいいかと年配のお姉さんに声をかけたら、愛想よく了解してくれて、何ともここも映画のように優しい人のいるお店でありました。

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さて、美味しいそばと団子を頂いたら、取り敢えずは東京まで戻ることにしよう。

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sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    柴又は自分も大好きです
    帝釈天の参道で色々見ながら美味しそうな物を食べたり買ったりするのがこれまた楽しいんです!
    寅さん記念館も行きました
    だって自分も寅さんの大ファンですからね
    寅さんのようにいい加減に生きる
    実際はかなり難しいですが、憧れますよね
    それと良い意味でのいい加減さは、これからの凡蔵さんには重要なキーワードではないでしょうかね?
    若輩者の自分が言うのはおこがましいですが、その良い意味でのいい加減さを自分自身少し実践できてきているような気がするんです
    精神的にとても楽です
    何から解放されたか分かりませんが、なんか解放されたような気分になります(笑)
    会社の人間はあいつは能天気だなどと陰口を叩かれていますが、それも人生、その人の生き方なのですからと全く気にせず我が道をまい進しています
    余談ですがANAが春のキャンペーンで羽田~伊丹片道6700円で売り出しました
    大阪リベンジしようかと思っているのですが、行くとしたら一人になりそうです
    大阪のホテルをじゃらんで検索したのですが、便の良い所のホテルは高いですね
    しかも満室のホテルも多いですね
    やはりアジアからの観光客が多いからでしょうかね?
    現在悩みながら検討中です・・・

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    葛飾柴又良かったです。
    私もよくお寺などを観光しますが、どちらかというと、お寺そのものよりも、お寺の参道のお店を冷やかしたりするのが大好きです。
    観光地でしか見ないお土産なんかもあったりして、楽しいですよね。
    いい加減については、今年の目標でもあるのですが、目標なんて言っていること自体が、いい加減じゃないなんて思ってしまいます。
    それでも、楽しくやっていきたいです。
    そんでもって、大阪にリベンジですか。
    それは楽しみですね。
    片道6700円だったら、これは行きたくなりますもんね。
    それは、まやもやゆけむりさんが、どのお店に行かれるか今から楽しみです。
    そんでもって、そのお店をどう評価されるのかも。
    はやくそのブログを読んでみたいな。
    それから、ホテルは今、アジアからの観光客でどこもそうなんですよね。
    国際交流としては良いことだとは思うのですが、値段が高くな

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