平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(127)御金神社と出世稲荷神社。

20日からの1泊旅行から帰ってきまして、楽しかった旅行を振り返りたいのでありますが、お話は17日の京都散歩でございます。
烏丸御池で地下鉄を降りて、二条城の方向へ向かって歩き、西洞院通りを少し上がると左手に金色の鳥居が現れます。
ここが御金神社です。
オカネと呼びたいところですが、ミカネと読むそうです。
建って120年ちょっとの比較的新しい神社は、町内にある小さな神社という感じで、普通の家が並ぶその中に、チョコンと存在していた。

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「金山毘古神」を祀る神社は、もともとは御金とは関係ないみたいですが、その名前からお金に関することをお願いする神社として、有名です。
さて早速お参りをしようと、ミニボンがお賽銭を投げいれると、どこか変な所に当たったのか、お賽銭がコロコロと戻ってきて、途中で止まっている。
お賽銭が入らないなんて、どこまでお金に見放されているのだろうか。
神様にお賽銭を拒否された女。
可哀想である。
凡はおもむろに、京都駅で買った普段は買わないジャンボ宝くじを、しかも普段は買わない連番の宝くじを取り出して、神様にお見せして、何とか何とか、いろいろ神様にも事情がおありとは思いますが、一等と前後賞を当てていただけるようにお願いをした。
ここ御金神社には「福財布」と言われる黄色の財布が1000円で売られている。
念には念を入れて福財布に宝くじを入れて当選を待とう。
凡が行った時は、社務所というところはなく、小さな境内に縁日で見かけるような台が置かれていて、そこにお守りが無造作に並べられていた。
勝手にお守りを取って、箱の中に代金を入れるようになっている。
さあ、福財布を買おうかと思ったら、福財布だけ売り切れていた。
「そなたには既に金運を授けたるゆえ、福財布は不要であるぞ。当選の日を楽しみにして待つがよい。」
この福財布売り切れという事態は、或いはそういう意味なのかもしれない。
抽選日が楽しみである。
とはいうものの、せっかく来たので「おたから小判」という小さな小判のお守りを購入。
宝くじの紙袋に入れた。

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ここは繁華街から離れた場所なのですが、ポツリポツリと参拝客が訪れては、お参りをしていた。
さて、これからなのですが、ここまで来たら、歩いて行ける距離に「出世稲荷神社」がある。
出世というものにはあまり興味がないのですが、名前がそんな凡にも魅力的だ。
お金だけじゃなく、地位もお願いしちゃいましょう。

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二条城の下辺を西に歩いて二条駅が見えたら北に上がると右手にあった。
ここは豊臣秀吉に因んで名づけられたそうです。
お参りをした後、社務所の上をみるとご利益が書いてありました。

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何とも心強い。
後はモテ運だけなのでありますが、どうもこの近辺にはモテ運神社はなさそうなので、出世稲荷神社の近くのお
蕎麦屋さんで鴨南蛮を食べて帰ることにした。
寒い日は温かいおそばが美味しい。
地下鉄の東西線で、帰る途中、京都市役所前の構内のトイレに入る。
用を足した後、出ようとしたらカチャンと音がした。
何と今日買った宝くじを落としていたのです。
何という事だ、御金神社に参拝して宝くじ当選をお願いした帰り道で宝くじを落とすなんて。
オーマイ・ゴッド。
神様お願いや。
とはいうものの、普通だったら宝くじを落としたことに気が付かなかっただろう。
何しろ紙なんだかパサッって頼りなげなが音がするだけだ。
でも、今日は御金神社の「おたから小判」を宝くじの紙袋に入れていたので、カチャンと音がして気が付いたのだ。
「宝くじを落とす。でも、拾う。」
微妙な金運である。
この後、寺町通りの喫茶「スマート」でプリンを食べる。
スマートは美空ひばりさんなどの東映スターも通った歴史のある喫茶店で、その雰囲気が今も残っている。
ネルドリップで淹れた自家焙煎のコーヒーは酸味が無く、濃いめの味で関西の昔のコーヒーだ。
甘いプリンに気持ちもほっこりと、帰路の京阪電車に乗り込んだのでありました。

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コメント

  1. とっちゃん より:

    凡蔵さん、幸運の黄色い財布が売り切れだったり、お賽銭がコロコロと戻ってきたり・・・
    でも普通だったら落とした宝くじに気づかないはずなのに、小判のお守りのおかげで気が付いたって事は、きっとまだまだツキがあるんですよ
    もしかするともしかするかもしれませんよ~
    ところで沖縄ですか?
    良いですね~
    旅行記楽しみにしていますよ~

  2. oriver より:

    お金は回って戻ってくる???
    神様、粋な事を教えてくださる。
    うん、もしかすると、もしかするかもしれませんよ~
    黄色いお財布じゃなくても大丈夫よ。
    だって、宝くじ当選者がみんな黄色いお財布を持ってる訳でもないもの(*^_^*)

  3. 凡蔵。 より:

    ありがとう、とっちゃん。
    ツキがあったら、宝くじを落とさないんですけどね。でも、戻ってきたんだから、ツキは少しだけあるのでしょうか。
    ひょっとして、ひょっとして、、、。
    でも、中途半端な当選じゃなくて、1等が当たりたいんだけどなあ。
    とっちゃんさんも、またまた旅行じゃないですか。とっちゃんさんの旅行記も楽しませていただきます。
    影響されて秋田に行きたくなったらどうしよう。

  4. 凡蔵。 より:

    ありがとう、oriverさん。
    そうかな、やっぱりもしかして、もしかするかなあ。
    お財布はいらないですよね。
    どうせ当たったら、財布になんて5億円も入らないんだから。
    そうだ、金庫の形のお守りがあったら売れるんじゃないかな。
    お守りの金庫にお金を入れたら100倍になりますよってね。

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