散散歩歩。（55）懺悔してしまうサービス。

夕食を食べた後に、カルピスなどを飲みながら、香港映画を見る。
そんな楽しみを最近していない。
昨年に大型テレビを購入したので、アクション映画も迫力があるに違いない。
「２４」のファイナルシーズンがレンタルを始めたので、これは見なきゃいけません。
久しぶりに仕事帰りにツタヤに寄った。
２４を３巻と、香港映画を３本借りてレジに行くと、ショートカットのエクボの可愛いスタッフがニコッと笑って言った。
「この６本のビデをを１週間レンタルすると２８００円なんです。それで今キャンペーンをやっていて、１０本１週間借りて２５００円で借りれます。あと４本何でもいいから持ってきたら安くなりますよ。」
あ、そうなんだ。
でも、６本でも実は１週間で見れるかなと迷っていたのです。
最近は帰りも遅く、飲酒量もかなり増えてしまって６本も見る余裕がないのです。
ブログも更新がままならない状態で見ることができるんだろうか。
しかも１０本。
とはいうものの、２８００円が２５００円。
安くなるんだったら、そうしよう。
わざわざ高い料金を払って６本だけにする必要もないだろう。
何でもいいから４本と言っても、そこはやっぱり見たい映画を借りたいので、少し迷って普段だったら借りないだろうな、でも気になるなっていう感じの香港映画を選択。
合計１０本で２５００円を払ってツタヤを出た。
ショートカットのエクボの可愛いスタッフさんのお蔭で３００円得をして少し嬉しい。
ありがとう。
ひょっとして凡にだけ優しくしてくれたのかな。
そんな勘違いを楽しみながら帰宅したのであります。
それにしても、今回のスタッフさんは親切だった。
というか、こうでなくちゃいけません。
借りる側に立っのアドバイスが接客業には必要だ。
以前、凡は悔しい思いをしたことがある。
１０年ぐらい前のことだけど、まだ覚えているということは貧乏人の恨みは深いのだろうか。
凡は、早朝に何か食べたくなってロッテリアに入った。
でも、セットを食べるほどでもない。
少し空腹を抑えたい。
そんな感じの腹具合だったのです。
それなので、ハンバーガーとコーラーだけにした。
今ではいくらだったか金額を覚えてないが、料金を支払って美味しく食べた。
ケチャップ味のハンバーグが朝の大阪の街をニューヨークに変えた。
グッドモーニング、ニューヨーク！
凡はファストフードが好きなのであります。
満足した気持ちでメニューに目をやると、セットメニューが載っていてハンバーガーとポテトと飲み物で特別価格が書かれている。
それを見て、凡は愕然とした。
何と凡が支払った金額よりも安いのです。
それは無いだろう。
普通、セットになると安くなると言っても、ハンバーガーとポテトと飲み物の単品の料金を合計した金額よりも安いけど、その中の２つを頼むよりは高いというぐらいの価格設定にしていないだろうか。
サービスが多ければ多いに越したことはない。
なので、思いっきり安いセット料金は有難いのであります。
でも、そんな場合は「セットで頼んだ方が安くなりますよ。」と一言欲しいのであります。
スタッフを恨みがましく見ながらお店を出たとき、口の中に残ったケチャップ味が少し酸っぱく感じた。
さて、ショートカットのエクボの可愛いスタッフさんに勧められた１０本のビデオは、やっぱり全て見ることが出来なかった。
見たのは最初の６本だけだった。
これでも２８００円掛かるところが２５００円で見ることが出来たので間違いなく得をしている。
とはいうものの、どうも残りの４本が勿体ない。
１０本借りたのに６本しか見ない。
こんな贅沢はあるだろうか。
バイキングに行ってお皿にいっぱい盛ったのに、60％しか食べないのと似ている。
凡は料理を残すことはしないのだけれど、そんな気持ちだろう。
何か自分が悪いことをしている感がココロの隅に残ってしまった。
最終日にビデオを返却するときに、「ごめんなさい。」
ココロの中で、そう呟いた。