平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(49)小豆島そして高松。笠松大師。

小豆島に行くのが嬉しくて、前日はほとんど一睡もしていなかったせいもあり、美味しいバイキングを食べた後は、部屋に戻ってすぐに寝てしまった。
ゆっくりするのがリゾートホテルでありますから、ゆっくり寝たのはリゾートを満喫したとは言えないだろうか。
翌朝は、これまた温泉の恒例、朝風呂に入りまして朝食会場に向かいました。
入り口に着くと長蛇の列であります。
始めから予想されているのか、椅子がずらっと並べられていて、大勢が待っています。
これだな。
インターネットの口コミで書かれていたレストランの行列。
困った事ではあるが、口コミに書かれていたことを凡も体験したのでちょっと嬉しい気持ちになった。
急ぐ必要もないので部屋で着替えてから再度レストランに行くことにした。
朝食もバイキングだ。

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和食を食べてから、洋食を食べる。
両方食べないといられないのが、悲しくもあり楽しくもある。
中には外国の宿泊客も3組ぐらいいて、その中の欧米から来たであろう中年男性が和食に挑戦しようとしている。
ご飯のジャーの前に立ってじっと見つめていた。
ミニボンが近くで見ていると、しばらくの間ご飯を見つめていた外人が、急に動いたかと思うとお味噌汁に入れるネギをスプーンでポンとご飯に乗っけた。
「あ、違う。」と思ったそうだが、もう遅い。
しばらくして、凡が何気なく外人のテーブルを見に行くと、白いご飯にネギの緑が綺麗だった。
というか、食べられずに残っていた。
でも、凡でも外国に行ったら同じようなことをしているんだろうな。
それにしても、リゾートホテルには外人が良く似合いますね。
カッコイイ。
朝食を済ませて、ホテルの庭に出てみることにした。

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リゾートホテルだけあって、芝生が綺麗に手入れされている。
雨でその緑色が鮮やかさを増していて、漂う香りも柔らかい。
外に出てみるとその敷地の広さに改めて驚いた。
プール、テニスコート、ミニゴルフ場などがあって、広々とした空間が気持ちいい。
しばらくあるいていくと、「縁結びの笠松大師」と書かれた看板を発見。
400メーターと書かれていたので、行ってみることにする。
ホテルから芝生を越えて、山道のようなところを抜けていく。
ホテルの手入れをされた風景から、急に山の中の風景に変わったので、これでいいのだろうかという不安が出てきた。
でも、どんぐりなどを拾ったりしながら降りていくが楽しい。
「どんぐり、ころころ、どんぶりこ。」
子供のころをの遠足を思い出した。
でも、このどんぐりの歌は、中途半端な歌詞ですよね。
どんぐりが池にはまって、泣いてどじょうを困らせたという、それだけの事しか歌っていない。
何かもっと展開はなかったのだろうか。
何かもっと深い意味が隠されているようにも思うが、作者が存在していて可愛い気持ちで書かれたようなので、そのままの意味だろう。
そんなことを考えながら、降りていくと小さなお堂があった。

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近づくと管理人さんのような方がコタツに入って座っていた。
何でも小さなお寺だけれど、結構訪れる人が多いそうだ。
檀家さんが交代でこのお寺を管理しているとのことだった。
弘法大師さんが衣を洗ったという小さな水溜りもある。
ちょっとした気持ちで外に出て、それでちょっとした気持ちでここまで来た事がすごく楽しくて、得をした気分になった。
ホテルの人も、ここをもっとアピールしたらいいのになと思う。
早朝、散歩がてらに参拝するのは気持ちがいいものです。
ここは縁結び大師とも呼ばれている。
「20歳のサラサラロングヘアーの綺麗なお姉さんと、何か良い事がありますように。」
手を合わせる。
違った。
これから、いろんな所でいろんな人に素敵なご縁をいただけるようにお願いをして、来た道をもどった。
今日は、これから高松へ行く事にする。

コメント

  1. oriver より:

    そっかぁ!バイキングの盲点は、外人さんが食べ方分からないってことかぁ。
    スタッフがそばにいないと、とんでもない組合わせが出来ることがありそうですね(笑)

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、oriverさん。
    とんでもない組み合わせが意外な美味しいものを生み出したりしたら、楽しいかもしれませんね。
    えーっ。というような組み合わせを私も発見したいです。

  3. とっちゃん より:

    なるほど!
    外人さんのすることを観察するのも面白いですね~
    今回自分らのツアー参加者の数名は、ワッフルの生地(当然焼く前のドロドロした小麦粉)をドレッシングと間違えてサラダにかけたり、ヨーグルトの思ってドライフルーツなのを混ぜて食べている人が数名いました
    自分もドレッシングかと思いましたが、一応ウェイターに聞くと慌ててノーノーと言われましたよ~
    それまで恐らく変な食べ方をする日本人だと思っていたかは定かではありませんけどね・・・

  4. 凡蔵。 より:

    ありがとう、とっちゃん。
    ワッフルの生地も、それだけ見ると日本人には何なのか分からないものなんですね。
    ワッフルの生地なんて、日本では普通見ませんもんね。
    それにしても、うらやましいー。
    とっちゃんさんの北欧の旅のブログを拝見していると、何処かへ行きたいって思ってしまいましたよ。
    これからも、色んな旅行のレポートを楽しみにしています。
    とっちゃんさんのブログで自分も行った気持になってます。
    それにしても、北欧はいいなあ。

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