平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

創作劇場は、ここをクリックしてください。⇒⇒⇒

散散歩歩。(44)小豆島そして高松。続続続。

小豆島の土庄港に近い病院の前のバス停でバスを待っていた。
それでも、このバスで行けるのかどうか判らない。
ベンチに80歳は越えているだろうなというご婦人が2人座っていたので尋ねてみる。
小豆島のバスは島内をぐるっと1周するように走っているので、路線を覚えると単純だ。
今目の前にあるバス停からも、そのまま行くことができるということが分かった。
待っている時間にご婦人に話を聞くと、この辺りが一番開けているそうである。
開けていると言っても、何もないのであるが、開けているのである。
しばらく待つとバスがやってきた。
バスに乗るともうオリーブ園に着くのだから、取り敢えずは1ヶ所観光することが出来る。
良かった。
ホッと胸を撫で下ろす。
先ほどのご婦人の一人は凡と同じバスだ。
ご婦人は自分の降りるバス停になると、なかなか覚束ない足取りでドアまで歩いて行った。そして、降りる時に運転手に何やら話をしている。
「この人らな、あのな。オリーブ温泉に泊まってるからな。教えたってな。」
何と凡のために運転手に降りるバス停を教えてあげてくれと頼んでくれていたのです。
バス停で待っている間にホテルの話も出たので、それを運転手に話してくれていたのです。
何て親切なんだろう。
さっき知り合ったばかりなのに、凡の為に運転手に頼んでくれている。
ありがとう、おばあさん。
でも、凡の泊まる予定のホテルはオリーブ温泉ではないのです。
違うんだけど、ありがとう。
ご婦人が降りた後、運転手が後ろを振り返って「オリーブ温泉に行くの?」というので、「オリーブ園」ですと訂正をした。

画像

今がちょうどオリーブの実の収穫時期だった。

画像

オリーブ園は、園内がオリーブの畑になっていて、お土産屋さんやレストランを併設している。
ただ、オリーブの畑なので、これと言って見るものはない。
しかも、レストランが貸切だったので、昼食も出来なかった。
とりあえず、折角だから、名物をということで、オリーブのソフトクリームを食べる。(300円)
ほんのりオリーブの香りで、見た目も可愛くて、これは良かった。

画像

さて、これからが問題だ。
バスの中で貰った時刻表を見ると、この次の観光地に行くとホテルに着くのが遅くなってしまう。
折角のリゾートホテルに遅く着いて、急いで温泉に入って、急いで夕食を食べるというのも、少し損をした気分だ。
それに、雨も降ってきた。
ここは、もう小豆島の観光は諦めて、ホテルに向かうことにした。
ホテルに送迎バスを頼んで、土庄港まで路線バスで戻る。
さあ、これからが小豆島のメインだ。
今までは、何かの間違いだ。
何かの間違いで観光も何も出来なかった。
でも、小豆島の親切にいっぱいめぐり合うことが出来て感謝。
ホテルでゆっくり温泉と美味しい夕食を満喫することにしよう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました