平 凡蔵。の 創作劇場

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そうだ、ソウルへ行こう!(94)

ビジネスクラスの機内食は最高だ。
あと3週間程すると凡はこう叫んでいるはずだ。
昨日、ANAのホームページで22日発の空席情報を確認したら、どの便もキャンセル待ちなのでありましたので、ちょっと焦ってきた凡は今日、大阪の梅田にあるANAのカウンターに行ってきました。
今回は今まで貯めたマイレージを使ってソウルまで行こうと思っているのであります。
予約は電話やインターネットでも出来るのですが、初めてのマイレージを使った海外旅行です。
どうしたらいいか解らないし、カウンターだったら色々相談も出来るでしょう。
空席がない場合でも他の便を見てもらったりしれもらえるかもしれないという思いもあり、また、やっぱり対面で話をしながら予約するほうが安心だ。
ANAのカウンターってどこにでもあるもんだと思ったら、大阪にも1ヶ所しかないんですね。
それも、ブリーゼタワーという30階ぐらいあるビルの15階なんです。それも、エレベーターがないのです。
それに、どこにもANAの案内がない。
それに、エレベーターも15階のボタンがないのであります。
しかたなく、案内の人に聞くと、事務所などが入っている階にあって、しかも、その階にいくのには受付でANAに行く
為のチケットのようなものを貰わないといけません。
出るときもそのチケットに判子を貰ってちゃんと用事で行きましたということを証明しないといけません。
そんな厳重な警備もあってか、15階のANAのカウンターに行くと、ゆったりとした空間でほとんど待つこともなくカウンターから呼ばれました。
そこにいたのは30歳ぐらいでしょうか。
かなりの美人です。
ANAさんは美人を揃えているのかなと思って両サイドのカウンターをそっと首を動かさずに目だけを動かして確認すると凡のカウンターの女性が一番可愛い。
これは幸先がいいぞ。
しかも、ただ美人というわけではない。
端正な顔立ちの中に優しさと品を感じさせる眼差しに温かく見守られている凡は、マリア様に微笑まれていると錯覚しそうだ。
気がつくとお姉さんに向かって合掌していた。
「アーメン。」
と唱えてみたものの凡はキリスト教徒ではない。
今日はどうされましたかという言葉に凡は今日来た目的を恐る恐る切り出したのであります。
「22日出発でソウルに行きたいのです。」
マリア様は、にっこり微笑んでパソコンに向かうと空席情報を調べてくれたのであります。
それにしても、綺麗だ。
凡はポッとなりながら、このまま3時間ぐらい過ぎないかなあ、などと不謹慎なことを考えながら待っていると。
マリア様が言いました。
「22日はどの便も満席ですね。」
えっ、やっぱり。
さあ、どうしたらソウルへ行けるのだろうか。教えてマリア様。

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