平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(1437)何となく上手くいかない青春旅。(2)

旅(国内)

先日の予讃線の旅のレポートから、少し日にちも経ってしまい、その分の遅れも取り戻すべく、今回は、ちょっと長めのレポートになってしまいました。

お時間がございましたら、どうぞ、お付き合いくださいまし。

1月8日(月・祝)。

青春18きっぷの残り2回分を使うために、四国に渡って来た凡でございます。

坂出で、トンカツを頂きまして、12時30分の快速に乗り込む。

ここで、予讃線が、電化されていることに気が付いた。

ということで、出発前に楽しみにしていたディーゼルののんびり旅は、夢と消えてしまったのでございます。

気を取り直して、車内に乗り込むと、ボックスシートとロングシートがあって、凡は、ロングシートに腰かけた。

このあたりで、今日の宿泊地を考えなきゃでありまして、松山までの候補としては、新居浜、伊予西条、今治というあたりかな。

今治は、記憶は薄れてしまってはいるが、以前に来て、泊まったことがある。

それなら、新居浜か、伊予西条ということになるのだけれど、伊予西条の方が、若干、居酒屋とかも多そうなので、伊予西条にしようかと思う。

楽天トラベルで、ネットで予約を入れた。

途中、高瀬の駅で、ホームの反対側に、ザ・ローヤル・エクスプレスが停まっていた。

いいなあ。

凡は、観光列車は、あまり好きじゃないのですが、こんな豪華なのは、1度は乗ってみたいものであります。

自力で走行できる電車だとは思うのですが、電気機関車に繋がれているのは、どういうことなのだろう。

どうせなら、機関車で牽引するタイプの客車として設計してくれたら、もっと、楽しい列車旅になっただろうにね。

電車は、坂出を出発して、観音寺で停車。

ここで、他の列車待ちなのか、13時16分から、41分までの待ち時間がある。

25分も停車するんだよね。

さすが、予讃線だ。

なので、一旦、改札口を出てみる。

駅前は、何となく、見たことのある風景。

たぶん、今日と同じように、駅の外まで出てみたんだろうな。

或いは、ここで時間を取って、どこかに行くと言うプランも考えられなくも無いけれど、時間もかかりそうなので、先に進むことにした。

んでもって、13時41分発に乗り込んだ。

列車は、2両編成だったものが、この駅で1両編成になる。

車内は、暖房が効いていて、ジャンバーを脱いでも、セーターを脱いでも暑い。

予讃線は、海岸近くを走る部分もあり、ちょっとした瞬間に海が見える。

なのだけれど、どうにも眠たくて、眠たくて。

ずっと、うつらうつらした状態で列車に揺られていた。

最近、テレビで、呑み鉄とか、麺鉄なんてのも番組でやっているけれども、居眠り鉄なんてのもあってもいいじゃない。

乗っている間、ずっと、居眠りをしている。

んでもって、目的の駅に着いたら、パッと目が覚めて降りていく。

って、何のために列車に乗っているのかってことだけどね。

でも、考えたら、凡の人生も、居眠り鉄のようなものだ。

生まれて、ずっと、ウトウトしていたような。

気が付いたら、何も為してはいないけれども、確実に人生の終点に向かって列車は進んでいる。

途中、苦しいことや、悲しいこと、嬉しかったこと、いっぱい食べたこと、あれは、夢を見ていただけなのかもしれないね。

今日の列車も、うつらうつらしていたら、ちゃんと凡を新居浜の駅まで運んでくれました。

14時31分着。

ここで、1時間ぐらい、ブラブラしてみようかなと思う。

観光案内所で、ちょっと観光できる場所を聞いてみたが、少し離れた場所にあるようで、それなら、商店街とかありますかと聞いたら、あるけど、シャッター街だという。

結局、観光できるところは無し。

駅の近くで言うなら、「あかがねミュージアム」があるという。

ということで、訪れたら、これと言って、見るものが無い。

多目的ホールのようなものだろうか。

ぐるりと館内を歩き回ったら、駅に戻る。

15時41分の電車に乗って、15時52分に伊予西条駅に到着。

今日は、ここで泊まる。

ホテルに向かう前に、駅の横に「鉄道歴史パーク in SAIJO」という施設があるので、見てみたいと思う。

何度か、予讃線に乗った時に、窓の外に見えていて、気になってはいたんだよね。

パークの中に、というか、線路を挟んで、四国鉄道文化館の北館と、南館がある。

改札を出て、北館に行くと、今から南館でジオラマを動かすので、先に、そっちに行ったらとアドバイスしてくれたので、それに従って、跨線橋(通称 ぽっぽ橋)を渡って、南館に行く。

子供連れのファミリーが、ジオラマの列車が動いているのを楽しそうに見ていた。

凡は、そこまで興味がないので、奥の展示場に行ってみる。

蒸気機関車のC57、急行用気動車のキハ65、ディーゼル機関車のDE10が展示されていた。

楽しいですね、実に、楽しい。

蒸気機関車の車輪は、いつみても、デッカイよね。「夏草に汽缶車の車輪来て止まる」(山口誓子さん)の俳句を思い出しますね。

蒸気機関車の運転席や、急行の車両の中に入れるのも、これまた、嬉しいんだよね。

ディーゼルの運転台。この先が先頭部分。

今まで知らなかったけれど、ディーゼル機関車の運転台って、横向きに設置されているんですね。

詰まり、横を向いて運転している。

中に入ることは出来なかったけれど、外から見て、ビックリした。

というか、後で知ったのですが、横を向いているのは、この機種だけかもしれません。

後で見たDF50は、正面を向いていた。

んでもって、DE50は、運転席が左右に2つあるそうです。

進行方向によって、選択できるらしいです。

運転席の前にエンジン機関のボンネットがあるのと、無いのとで、違うのかもしれない。

前に大きなエンジンがあったら、正面向いてても見えないものね。

鉄ちゃんなら、常識なのかもしれないけれど、どうなんだろうと思う。

トンチンカンなことを言ってたら、ゴメンナサイ。

キハ65も、急行用だから、内装は、豪華だ。

いいですねえ。

やっぱりね、こういうデザインが、鉄道には似合ってると思う。

最近、もてはやされているデザイナーで、水戸岡鋭治さんという方がいらっしゃるが、凡は、水戸岡さんのデザインは、大嫌いだ。

よく見るテレビ番組、妄想トレインでも、良いデザイン的に紹介されているが、本当に、そう思っているのかなと疑って見ている。

水戸岡さんのデザインする列車は、どういうんだろう、列車の旅を楽しくするように考えてらっしゃるんだろうけれど、それは要らない。

どっちにしたって、非日常なデザインだ。

というか、女子高生がルイビトンのショルダーバッグを持っているような感じ。

いや、ルイビトンなら、まだ、それ自体本物だけれど、ルイビトンのパチモンを持っているような感じに思えるのだ。

落ち着かないのである。

それに比べて、今までの国鉄などの車両のデザインは、日常なのである。

そもそも、列車とは、移動するための乗り物だ。

もっと、シンプルにデザインされた方が、居心地が良いに違いない。

用の美。

普通に日常で利用して、ホッとするデザイン。

それでいて、旅行をするときは、ちょっと日常を離れた心地良さを感じる。

そんなデザインであって欲しい。

とまあ、これは、あくまで、好みの問題なのだろうけれど。

んでもって、好みの問題で、水戸岡鋭治さんに対して批判的な事を書いてしまいましたが、水戸岡さん個人を批判している訳じゃなくて、JRの設計担当をしている人や、エライサンに、もっと、違うデザイナーも起用して欲しいなという希望なのであります。

ということで、話は鉄道文化館南館の展示列車でありまして、こうやって間近で見られるのは、楽しいものであります。

んでもって、ふと出入り口を見ると、コークの昔の自動販売機があった。

瓶の自動販売機。

喉は乾いてなかったのだけれど、見たら買いたくなってしまった。

久しく飲んでいないハイシーを頂いた。

んでもって、南館の外に展示されているフリーゲージトレインの試験車を見て、北館に移動。

車内販売、無くならないでくれー。

北館には、ディーゼル機関車のDF50と、0系新幹線が展示されている。

これまた、車内に入ったり、運転席に座ったり、楽しませて頂きました。

鉄道文化館は、以上なのだが、隣に、十河信二(そごうしんじ)さんという方の記念館があって、そこも入場できる。

十河さんとは、第4代国鉄総裁で、夢の超特急、新幹線の生みの親と言われている人です。

遺品などが展示されていて、テレビ出演されたときの映像なども見ることが出来る。

その人となりも、立派な人のようで、見学させていただいて良かったです。

ホテルの窓から。

今日のホテルは、エクストールイン西条駅前さんだ。

1泊2日朝食付きで、楽天のクーポン適用で、4860円だった。

朝食も付いているので、値打ちありますね。

結構大きな建物で、1階は、朝食会場にもなっているので、広々としていて、かつ、シンプルな造り。

部屋は、ビジネスホテルとしては、充分な環境だ。

フロントで貰った飲食店のマップを見る。

通常版に加えて、日曜版があるのが、親切だね。

2軒、お薦めも教えて頂いた。

ホテルを出て、お店を探そうと思うのだけれど、まずは、ホテルでオススメ頂いたお店の様子を見に行きましょうか。

地方のお店は、早く終わってしまう。

なので、早めに1軒目に入るのが最善だろう。

まずは、お薦めのお店の前に来た。

「なごみ一献」さん。

店構えから想像するに、美味しい料理やお酒を頂けそうである。

よし、入ってみようと扉を開けると、靴を脱いで上がるお店だ。

凡は、どうも苦手なので、そのまま、静かに、扉を閉めた。

凡の嗅覚で想像するに、美味しいものを食べさせるお店だったに違いない。

でも、この店に入るのはやめた。

んでもって、次のオススメのお店、

「居酒屋 耕ちゃん」さん。

店の外観も悪くない。

取り敢えず、入ってみようかなと思ったら、ドアのすりガラスの向こうに、立っている男性がいる。

混んでいるのかもしれない。

ここも入るのを止める。

ということで、行く当てが無くなった。

商店街は、シャッター街だ。

それなら、ちょっと、繁華街と言われているエリアまで歩いてみよう。

と、ぶらぶら歩きだしたものの、ここらあたりが繁華街かなと思われるエリアに来たが、やっぱり、祝日のせいか、ほとんどのお店が閉まっていた。

開いていたのは、養老乃瀧と、ガールズバーと、風俗店だけだった。

どこにしようかなと、結構な時間を歩き続けている。

とはいうものの、こういう時間もまた楽しいのである。

知らない街を歩く。

それが、旅の楽しみでもあると思う。

ここで、あるお店に行ってみようかと思いついた。

ネットでも紹介されていたお店で、少し歩くけれども、ホテルの地図にも掲載されていたお店だ。

「酒楼しゃにむに」さん。

地図を頼りに、結構、歩いて、たどり着いた。

割と大きな地方で見かける店構えだ。

店内は、カウンターと、個室が15ぐらいあっただろうか。

勿論、凡は、カウンターに座った。

椅子が6席あったかな。

凡以外、誰も座っていない。

雰囲気としては、地元のグループが利用するのがメインのお店のようである。

取り敢えず、ビールと、とり天だった思うが、注文をした。

「だったと思うが」というのは、今回は、余り写メも撮ってなくて、メモもしていないので、酔っぱらった記憶で書いてるので、しかも、これを書いている今は、その時から、時間も経っているし、少しばかり、あやふやなところもあるんですよね。

スタッフは、表に出ているのは、若い男性と、若い女性が2人ぐらいだったか。

その内の、女の子が、凡が、ひとりだと分ると、カウンターの端っこの壁に掛けられたテレビのスイッチを入れてくれた。

なかなか、気の利く女の子だね。

とり天は、ボリュームもあり、ビールには、ピッタリだ。

カウンターの向こう側には、男の子と女の子のスタッフ。

楽しそうに話はしているが、忙しそうでもある。

「駅から、歩いてきたんだけど、結構、遠いよね。」

みたいな、話をしても、言葉を返しはしてくれるのだけれど、お客様だから、という感じの応対だ。

でも、それは、仕方がない。

凡も、お客さんを相手にするときに、本当は、お話に付き合って差し上げたいのだけれど、忙しくて、お願い、話はそれぐらいでと、忙しい時は思ってしまうことがある。

よく分るので、まあ、静かに飲んでいましょうか。

というか、ここで最後までという気持ちにはなれないので、いや、悪い意味じゃなくて、せっかくの旅先だからね、ハシゴをしたい。

でも、まだ一品しか頼んでいないし。

もう、一品ぐらい頼んで、河岸を変えよう。

ということで、魚のレモン蒸しみたいなものを注文。

んでもって、お酒を頂く。

さてさて、そろそろ店を出ましょうかと言う時に、女の子が、旅行か何かですかみたいなことを聞いてきた。

なので、大阪から、青春18きっぷでと答えると、「えーっ、大阪~?すごい~。」みたいな若い女の子らしい明るいテンションで返って来た。

いや、ちょっと待って。

こんな反応をされたら、凡は、鼻の下を伸ばしちゃいますよーっ。

もう少しここで飲んでいようかなと思う。

とはいうものの、別の店にも行ってみたいので、お会計をした。

確か、2900円とか、そんなだった。

おや、安いなと思った記憶がある。

それにしても、お店のオーナーは、あの女の子の大切さに気が付いているだろうか。

アルバイトでも、社員でも、飲食店で大切なことがある。

てきぱきと、間違いなく、仕事をこなすということだろう。

でも、その視点とは違う部分で、大切なことがあると凡は、常々思う。

それは、その人の性格とか、内面から出てくるホスピタリティーというか、自然に出てくる明るさのようなものだ。

その人に、ちょっと触れただけで、楽しい気持ちになったり、いいなあと思う、そんな身体から発している雰囲気だ。

そいうオーラのようなものを発してる人は、客商売にとっては、宝だよ。

別に、凡が若い女の子に鼻の下を伸ばしているだけじゃなくて、男女、年齢関係なくね。

と、客商売で、そんなオーラを持っていない凡が言うのも恥ずかしいのではありますが。

さて、また駅の方に向かって、歩き出す。

そうだ、折角だから、オススメ頂いたお店に、やっぱり、行ってみよう。

「耕ちゃん」さん。

お店の前に行くと、扉の向こう側から、若い女の子のグループの大きな笑い声が聞こえてくる。

中に入ると、左にカウンターとオープンキッチンがあって、右には個室に出来る座敷がある。

あの大声の女の子は、入口の座敷にいるようだ。

凡は、カウンターの1番奥に座った。

入口付近は、常連さんが飲んでいたからだ。

スタッフは、年配のお姉さんが2人と、40か50ぐらいだろうかと思われる店主で、家族的な雰囲気でやられている。

まずは、ビールと、おすすめをお姉さんに聞いたら、刺身の盛り合わせというので、それと、ツボ煮。

ツボ煮とは、地元の貝を煮たものだが、貝の名前を聞いたが、これまた、忘れてしまった。

お兄さんが、貝殻を見せてくれて、教えてくれたのにね。

刺身の盛り合わせは、このお店は、新鮮な魚が売りということもあって、良かったです。

お姉さんが、サーブしてくれる時に、サランラップの下に氷があるから、サランラップは取らないでと言った。

見ると、鉢に氷を敷いて、その上にラップをかけて、そして、盛り付けてある。

鮮度を保つためだろう。

入口を見ると、そこそこメートルの上がったカップルがいるが、結構な長居をしている雰囲気に見える。

成る程、地元の人は、ゆっくりと、お酒を楽しんで、お兄さんと話をしたりして、時間を遣うんだな、それゆえの、ラップなんだろう。

ちょっと田舎風の工夫が、旅の気分にしてくれる。

お魚が評判のお店らしいので、煮つけをお願いした。

「アコウ」だったかな、これまた詳細は、酔っぱらって失念。

熱燗が合う。

若い時は、魚を料理するとなると、焼き魚ぐらいしか食べようとは思わなかった。

魚を甘く調理するなんて、正気の沙汰じゃないぐらいに思っていたのだ。

定食屋でも、サンマとか、焼き魚を注文していた。

でも、年を取ると、煮つけが食べたくなってくるのかもしれない。

気が付いたら、煮つけに熱燗っていうパターンが、大好きになってしまっていた。

んでもって、今回も、焼き魚もあったが、煮つけを頼んでしまったという訳なのであります。

さて、お魚も美味しいし、お店の方も良い方なのだけれど、この辺で、河岸を変えようかと思う。

とりめしと汁400円なんてメニューには、ちょっと惹かれてしまったけれども、凡の頭の中で計算してみると、このまま飲み続けていたら、割と金額がいってしまうような気がするのだ。

旅に出てお酒を飲むのに、財布の心配をして、ケチな飲み方だねと、批判されるべきところではありましょうけれど、もう1軒、ハシゴしたい気持ちもあるのだ。

ということで、お会計をしたら、ぼんやりとした記憶では、5000円ぐらいだったか。

さて、ラーメン屋とかで、締めとしましょうか。

スナックとか集まっている小さな繁華街まで戻ると、そこに、うどん屋がある。

立派な由緒あるうどん屋というより、田舎の食堂という感じのうどん屋だ。

入ろうかなと思っていると、車でやって来たオッチャンが、先に入って行った。

こういう場合、続いては入りにくいなと思うのだけれど、他に当てもある訳じゃなし、それに、うどん屋だし、そのまま続けて入店。

「かめや」さん。

店内は、思ったよりは、雑然とした感じだろうか。

カウンターに座る。

まずは、ビールを頂く。

店内には、先に入ったオッチャンだけで、他に客はいない。

これが平日ならね、周りはスナック街なので、飲んだ帰りの締めにうどんということもあるのだろう

でも、今日は祝日なので、或いは、空いていたのかもしれない。

さて、アテは何にしようかと思っていると、先のオッチャンが、凡の後ろにあったおでんの保温器具?というのかな、おでんを入れておく業務用の鍋から、2つ、3つ、おでんを取り分けてカウンターに戻った。

凡も、それを見て、おでんを取ったけれども、大根とか人気のメニューは売り切れのようである。

店員は、凡が帰るころに男性の方が来られたが、凡が入店した時は、年配のお姉さんだけだった。

いや、それにしても、落ち着けるな。

うどんで、締めるつもりだったけれど、これなら、もう少し飲みたくなった。

チーズのフライをお願いして、さらに、熱燗を頂く。

メニューを見ると、かまバターうどんなんて、お店の雰囲気には似合わないような今風なものもある。

「ビールとおでんだけの方は、テーブルチャージを頂くことがあります」という断り書きは、周辺のスナックから流れてきた客用の文言だろう。

さて、いよいよ締めと行きましょうか。

うどん屋なので、うどんを頼むのが正解だろう。

入口の暖簾のうどんという文字のところに「松山名物」とあったのを思い出した。

鍋焼きうどんがお薦めなのかと思ったら、メニューには載っていない。

或いは、甘口の汁ということなのかな。

とはいうものの、カレーライスなんてのもあって、こんな食堂に来たら、食べてみたくなる。

先に入ったオッチャンは、迷うことなく中華そばを食べていた。

お姉さんに、うどんと中華そばのどちらが人気かと聞いたら、この時間は、飲んだ後の締めに食べる人が多いので、中華そばかなというので、凡も、中華そばを注文。

いなりずしも付ける。

成る程、中華そばは、優しいお味でありました。

店を出て、なんとも、ほっこりとした気持ちになって、ホテルへの道を歩いて帰る。

コメント

  1. ゆけむり より:

    何となく上手くいかない青春旅と言うタイトルながら、今宵の食事はなかなか良さげですよ
    一軒目のとり天とビールも良いし、魚のレモンホイル蒸しも美味しそうですよ
    次の店の刺身や貝の煮つけ、それにアコウの煮つけなんて最高じゃないですか
    瀬戸内のお魚だから間違いなく美味しでしょうね
    三軒目のチーズフライ、それに〆のラーメンもあっさりタイプで美味しそうですよ
    実は明日から松山あたりに行く予定を立てていたんです
    岡山からフェリーで行くか?
    ANAの得旅マイルで高松に飛ぶか?
    色々考えていたんですが計画は流れました
    まだ何も予約していなかったのでマイルも無駄にならなかったので、少し時間的体力的余裕が出てから出かけようと思っています
    なので四国旅がメチャクチャ羨ましいですよ
    思い通りの旅になるのが一番ですが、凡蔵さんぐらい数多く旅をしていたら時々歯車が合わない時もあったりするんでしょうね
    でもそれもまた旅の思い出ですからね!

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、yukemuriさん。
    yukemuriさんのブログも更新されてないのに、私のブログに、先にコメント頂いて、
    ありがとうございます。
    伊予西条の晩ごはんは、どこも、美味しかったですよ。
    ただ、何となく、長居がしにくいなという感じは、あったんですよね。
    でも、最後の、ラーメンのお店は、やっと、のんびり出来たという感じでした。
    この日の夕食も、何となく、上手くいかない感じはありましたが、次の日は、更に、バスの待ち時間とか、上手くいかなかったんですよ。
    お、yukemuriさんも、旅行を計画してらっしゃったんですね。
    んでもって、計画が流れたのは、残念でしたね。
    コメントを見て、ANAの得旅マイルというのを知って、ネットで調べてみました。
    今、こんなのやってるんですね。
    これは、私も、使ってみたいですよ。
    参考になりました。
    四国は、いろいろ、美味しいものがありますからね。
    是非、行かれたら、レポートをお待ちしております。

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