平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(1413)君も去ってしまうのか。ああ、青春の東京旅。(3)

旅(国内)

8月24日(木曜日)。

青春18きっぷで、横浜までやってきまして、アパ・ホテル&リゾート・横浜ベイタワーにチェックインをした凡であります。

と、ここまで書いて来て、ハッと気が付いたことがありまして、そこを訂正しておこうかなと思う次第でゴザイマス。

第1話まで話は戻るのでありますが、凡が出発するときに、ミニボンが2万円くれたと書いたのですが、そんでもって、その2万円の軍資金で話を少しばかり膨らませた訳なんですが、実は、この東京の旅の後に、これまた、今度は西の方に旅に出かけておりまして、その時の話とごっちゃになってしまっていたのでございます。

ということで、貰ったのは1万円でありました。

んでもって、実は、これまた西の方の旅に出た時に、2万円もらったのであります。

って、ちょっと貰いすぎですね。

だって、凡って、甘えた上手なんだもん。

「あれーっ。お財布に、お金入ってないやん。どうしよう。シュン。でも、仕方ないやん。凡が悪いんやさかい。ほな、旅行に行ってくるね。」

なんてね。

とはいうものの、こんな凡の甘えた声で、軍資金を呉れるのは、ミニボンだけなのであります。

素直に、ありがとうね。

というか、ひとりで旅に出かけさせてくれて、そこんとこも、感謝であります。

このブログは、老後に凡自身読み返すことも想定して書いているものでもございまして、間違っていると、気持ち悪いので、一応、正確に記しておきたいと思います。

ということで、今回の話に戻る訳なんです。

ホテルにチェックインした凡であります。

さて、これから夕食を食べに行きましょうか。

ホテルを出る時に、スタッフの女の子に、ホテル周辺でお薦めの居酒屋とかありますかと聞いたら、この辺は、オシャレなお店が多いので、関内まで行った方があるという話だった。

凡には、オシャレなお店の方が似合うと思うのだけれど、居酒屋のある関内まで歩いてみましょうか。

それにしても、やっぱり横浜は、街自体がオシャレですね。

関内まで歩く道も、街路樹だってさえ、どこか違うんだな。

石造りのビルがあったりと、港町の横浜を感じるのである。

振り返ると、今回お世話になるアパホテルが見えた。

関内駅まで歩いたら、一応、天吉の前まで行ってみる。

さすがに、夜のコースとなったら、値段は高いですね。

このお店は、桑田佳祐さんの奥さんの原坊さんのお兄さんがやってらっしゃるということで、2度ほど、お昼にお邪魔したことがあります。

でも、今回は、夜だし、パスしておこう。

さて、関内の周辺にもお店はあるのだけれど、もう少し、散歩がてら、お店の探索をしてみようと思う。

駅を越えて、伊勢佐木町あたりを歩いてみる。

この辺りも、良さそうだ。

そこで、ある地名を思い出した。

野毛という場所である。

横浜に住んでブログをやっておられるyukemuriさんという方が、よく飲みに行かれる場所だ。

そのブログを読んでみると、凡も好きなお店がありそうな気もする。

ということで、伊勢佐木町から、野毛と思われる場所まで、これまた、歩き出した。

それで、気になったのだが、若い女の子が、街のそこここで、立っているのだ。

あれは、一体、どういう女の子なのだろう。

いや、これ以上、詮索してはいけない女の子だろうか、或いは、どこかのお店の客引きだろうか。

少し気になったが、そのまま散策を続ける。

このあたりから野毛かなと思われるところに来たら、1軒の焼き鳥屋さんがあった。

そこに珍しい名前を見つけたので、面白そうだから入ってみることにした。

庄兵衛支店とある。

やきとりのお店のようなのだが、「元祖 満州焼」とあって、それが気になるじゃない。

ということで、カウンターに座る。

5人ぐらいのスタッフさんがいたかな。

でも、若い人はいない。

焼き鳥を焼くところに1人と、カウンターの中に年配の男性が1人。

後は、お姉さんだ。

満州焼き

まずは、満州焼きを注文。

これは、かしらの甘味噌焼きで、お店の名物だそうだ。

んでもって、他の料理のお薦めをお聞きしたら、「、、、、。」なんとなく、反応が無い。

凡の声が小さかったのか、或いは、お店の男性が年配の方なので、聞こえてないのか。

なのだが、隣に座っている常連の方とは、話が通じている。

でも、また、凡が何かを聞いても、何も返ってこないのだ。

なので、嫌われてるのかなと思ったのだが、満州焼きをサーブしてくれた時に、お皿の隅に七味を置いて、それを付けて食べると良いとか、そんなことは説明してくれるので、基本は、親切な人なのだろう。

それよりも、このお店は、確か9時30分だったか、それぐらいの時間がラストオーダーだった。

焼き鳥屋にしては、早いよね。

なので、早いけど、ビール2杯に、串を、6本ほど食べたところで、お会計。

2140円だった。

歩き回るだけで楽しい

さて、野毛の散策を続けましょう。

歩いていると、ホルモンセンターだったかな、そうだ、これこれ、yukemuriさんが行くお店じゃないかなとか、そんな事を思い出しながら歩く。

ただ、凡は、ホルモンは苦手だ。

野毛の周辺は、どのお店も、賑わっていて、若い男女が多い印象だ。

さて、どうしようかと思う。

いろんなお店があるので、迷ってしまうのだ。

そんな時に、ステーキ&チーズ酒場という赤い看板のお店があった。

「レッド コング」さん。

お店の前を通る時に、女の子が、店の前に立っていた。

何となく話しかけたら、どうですかということになって、行く当てもないので、とりあえず、入ることにしたのである。

何と説明した良いのだろうか、安いパブのようでもあり、居酒屋的な雰囲気もあり、兎に角、若い子が行くようなお店だ。

店の奥にあるカウンターに座る。

まずは、ビールと思ったら、さっきの女の子が、飲み放題もあるという。

そして、3杯飲むのなら、そっちが得だと。

なので、飲み放題をお願いしたら、ビールを飲まないのなら、1時間1200円で、ビールを飲むのなら、1400円だったかな、そう言った。

なので、ビールなしにして、ハイボールを1杯目に指定。

なかなか、親切というか、気が付く女の子だ。

というか、その話し方が、その辺にいる、普通の女の子のようで、却って気楽に話ができる。

んでもって、ハイボールとお通しが来た。

お通しは、お替り自由だと言う。

スジの煮込みみたいなもので、420円だったが、温かいので、思ったより美味しく頂いて、気が付いたら全部食べていた。

さて、カウンターの中には、男性のスタッフがいて、料理などを作っている。

まずは、ビーフステーキというのを、これが、ワンコインだと言うので、お願いした。

そして、名前は聞いたことがあるが、食べたことのない料理で、UFOチキン(650円)をお願いした。

これは、鶏のから揚げを鉄板に乗せて、チーズを周りに流してある。

あらためて、メニューを検討すると、どれも、値段設定が安い。

400円ぐらいがメインだろうか。

290円とか、そのあたりのアテも充実しているようだ。

さて、料理はどうかというと、ステーキは、80gと量は少ないが、見た目もオシャレで、赤身なので食べやすく、これはお酒のおつまみに最高である。

そして、UFOチキンは、唐揚げが大きくて、ボリューム満点。

それに、ハイボールをお替りして、さらに、レモン酎ハイなどを2杯だったか3杯だったか飲んだ。

若い女の子もいるし、料理も安くて美味しいし、意外と、凡は、楽しんでいるではないか。

お店には、途中、何人か入ってきたようだが、誰もいない。

ひょっとしたら2階があって、そっちに行ったのかもしれない。

お店がヒマなのだろう。

さっきの女の子が、カウンターの、凡からしたらL字になった反対のところに座って、前髪をヘアーアイロンで、メイクを始めた。

前髪命って訳なのだろうか。

それでも、店長らしき男性は、何も言わない。

普通なら、お店で、ヘアーアイロンは、あり得ないだろう。

とはいうものの、凡も、別に気にはならない。

寧ろ、この女の子には、好意的な印象を持っていて、そのヘアーアイロンの前髪命を、お酒のアテにして眺めていた。

ここで、女性が一緒にいたら、この風景を批判するに違いない。

お客さんのいるカウンターで、ヘアーアイロンなんてね。

でも、冴えない凡が、旅に出て、何となく嬉しくなってしまうのは、凡に優しくしてくれる人がいることだ。

この女の子も、客が少ないということもあるだろうけれど、いろいろ、気を遣ってくれている。

なので、それが1番なのである。

そんでもって、多少、鼻の下を伸ばしているところはあるのだけれども、

ということで、そろそろ、お腹いっぱいという状態である。

このまま、お店にいたら、更に料理とお酒を注文してしまうに違いない。

でも、そうなると、ホテルまで帰る自信も無いのであるからして、ここで切り上げようと思う。

お会計をしたら、2940円だった。

女の子がお店の前まで見送りに来てくれたので、お店と凡の写真を撮ってもらった。

このお店は、安いし、美味しいし、1200円の飲み放題を頼んで、2品ほど料理を食べて、さっと帰るという使い方をしたら、なかなか、良い店じゃないかと思う。

さて、そろそろホテルに帰ろうかと思うのだけれど、最後に、締めのラーメンか、そばでも食べて帰りたいなと思う。

お腹は、既に、いっぱいなんだけれどね、折角の、横浜だからさ。

と、歩いて関内まで戻ってきて、日高屋もあったが、ここに入ると、まず、ビールということになって、これまた後で苦しくなるだろう。

なので、駅周辺の他の店を探すも、見つからないので、また、伊勢佐木町まで戻って、家系と書かれたラーメン屋に入ることにした。

横浜家系ラーメン「銀屋」さん。

家系と書かれているので、家系なのだろうと思うのだけれど、家系の系列などを知らない凡は、このお店が、本当の家系なのか、そうでないのかさえ分からない。

ブログをされている家系の好きなyukemuriさんが見たら、「違う、違う。」と首を横に振るのかもしれない。

でも、今から探し回る気力は無い。

ということで、普通のラーメンを注文。

塩味が強くて、濃いめである。

食べながら、「ああ、yukemuriさんの感想を聞いてみたいな。」と思った。

最後は、お腹いっぱいだけれど、少し無理をして胃袋に詰め込む。

喰いすぎであります。

ということで、とりあえず、締めのラーメンを頂いたら、流石に、今日は、ギブアップ。

ふらふらと、歩いて、ホテルまで戻る。

これから大浴場まで行く元気もなく、部屋のシャワーを浴びて、ベッドにゴロリと横になった。

窓の外を見ると、横浜の港が見えた。

8時頃にホテルを出て、24時まえにホテルに戻ったということは、4時間も、横浜の街を歩き回っていたのか。

道理で、疲れた訳だ。

コメント

  1. yukemuri より:

    ようこそ横浜に!
    アパから関内、そして伊勢佐木町まで歩いて行かれたようですが、なかなか健脚ですね~
    自分だった途中でリタイヤです(笑)
    おっと、更に野毛まで行かれたようですね
    満州焼きの看板は見た事ありますが、残念ながら食べた事ありません
    ちなみに満州焼きの一本山よりの路地にセンターグリルがあるんですよ~
    画像を見ると美味しそうな串焼きですね、今度チャンスがあったら食べてみたいと思います
    レッドコングは恥ずかしながらしりませんでしたが、これまたリーズナブルで美味しそうですね
    しかも量も丁度良いから、こちらもいつか行ってみたいと思います
    銀家は伊勢佐木町ですね
    場所は知っていますがこれまた一度も食べた事ありませんが、画像を見ると直系とは違った本牧家や六角家系のような印象を受けました
    本文を読むと美味しいという記述がありませんが、イマイチお口に合わなかったのでしょうか?
    何となくスープから獣臭が漂ってダメだったのかなって思いました
    スープはさほどしょっぱくも無く、醤油が尖っている訳でもないライトな感じのようですが、少し臭いがあるのかな(笑)
    これまたいつかチャンスがあったら食べてみたいと思いますm(__)m

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、yukemuriさん。
    yukemuriさんの本拠地、横浜に突撃ですよ。
    歩くのは、苦にならないので、歩き回りました。
    そして、野毛に行ってきましたよー。
    念願の野毛です。
    とはいうものの、下調べも無しに行ったので、どこに、どんなお店があるのかも解りません。
    センターグリルですか、それは解ってたら行ったかもです。
    満州焼きのお店は、こんなことを書くと、関係する人に、申し訳ないんですが、あまり、お薦めはしないです。
    満州焼き自体は、まあ、普通に、美味しかったですが、その他の串類のメニューが少なくて、どれも、ネタが小さいような。
    わあ、美味しいなあと、嬉しくなるような感じではなかったんですよね。
    他にもお店があるようなので、本店なのか、他の支店は、違うかもしれませんが、yukemuriさんみたいに、他のお店の美味しいものを
    知っている人には、薦めたくないような。
    んでもって、レッドコングさんは、私的には、良かったです。
    2つのメニューしか食べてないので、断言はできませんが、安く飲みたい時には、お薦めですよ。
    すごい凝ったメニューは無かったですが、種類も多かったです。
    アヒージョなんてもありました。
    ただ、女の子の態度は、おおめに見てあげてくださいね。
    んでもって、家系ですが、さすが、yukemuriさんですね。
    写真だけで、ある程度、推測できるんですね。
    味は、細かいところは覚えてないんです。
    ただ、しょっぱさは、ありました。
    というか、しょっぱかったです。
    でも、連続して、何軒かハシゴしないと、家系の評価は出来ないなと思いましたよ。
    ここだけじゃ、何とも、どうなのか。
    それにしても、やっぱり、横浜は良いですね。
    また、行きたくなりました。

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