最近、ちょっと遠出というか、海外旅行など、いささか派手な旅行に出かけた凡とミニボンでありますが、またもって、連休があったので、今度は、温泉にでも、のんびりと行こうかなと、そんな話になったのでございます。
温泉と言っても、全国、いろんなところにある訳で、行きたいところを優先させると、交通手段に新幹線や、飛行機などを使用しなくちゃいけなくなって、これまた、ひどく高い温泉になってしまう訳で、そうなると、金額の事を考えると、温泉でのんびりという気持ちにはなれなくなってしまう。
ということで、それならと、単純に、湯快リゾートか、大江戸温泉物語あたりかと、そんなプランで検討することにした。
どちらも、格安で、泊まれて、お腹いっぱい食べることが出来る。
湯快リゾートさんの方が、少し安い値段設定かな。
とはいうものの、湯快リゾートにしたって、北陸にあるホテルは、ほとんど行ったことがある。
なので、行ってないホテルはと検討すると、湯村温泉の三好屋ということになった。
往復のバスもある。
湯快リゾートさんもね、昔は、凡のお気に入りというか、丁度良い温泉宿だったんですよね。
1年中、同一料金で、7800円ぐらいだったんじゃないかな。
往復のバスも、北陸とかだったら、往復で2000円ぐらいだった。
でも、最近は、日にちや、部屋によって、値段が違うし、かなり値上がりもしている。
今回の往復のバスだって、往復で、1人、4730円と倍だ。
ホテルに泊まった満足度で言うと、湯快リゾートのようなチェーン店じゃない、他の単独のバイキングの宿の方が、良いのかもしれないが、まあ、安いしね、期待もしなければ、ガッカリも少なくて済む。
と、いささか、ネガティブな思考回路ではありますが、行くと決めたら、それはそれで、楽しみで、今回は、そんな湯村温泉のレポートでございます。
ということで、7月24日(月曜日)。
湯村温泉三好屋さん行きのバスは、京都を出発して、新大阪で、凡たちをピックアップして、それから、湯村温泉、三朝温泉、湯原温泉と回って、乗客を降ろしていく。
湯村温泉の場合は、新大阪、10時発で、途中、昼食をはさんで、13時50分にホテルに到着する。
まずは、新大阪のマクドナルドで、朝食。
そして、30分ほど前に、集合場所に到着した。
バスは、8,9割の乗車率。
すると、今回もまた、狭いバスの車内で、シートを倒す人が、凡より前の席で3人いた。
シートを倒すことについては、もう何度も書いてきたので、今回は割愛。
それにしても、あの人たちは、後の人を、どう考えているのでしょうね。
さてさて、湯村温泉に向けて、レッツラゴー。
と、走り出して、1時間ちょっと経ったら、西紀というサービスエリアに到着。
少し早い昼食タイムである。
凡は、今は、運転をしないので、こういうサービスエリアなどに来たら、楽しい。
フードコートのようなところもあったが、凡とミニボンは、奥にあるレストランに入った。
凡は、天ざる、ミニボンは、ざるそばを注文。
天ざるをサーブされたときに、お姉さんが、小皿の塩は、天ぷらにつけてくださいと言った。
この店は、そうくるのね。
天ざるの、てんぷらに塩って、どういう意図をもってして、このレストランの料理人は考えて、かつ、それを客に薦めるのだろう。
いや、塩と言う調味料は、美味しいし、凡も大好きだ。
ゆで玉子を食べる時なんて、「そんな、ぎょうさん塩かけたら、病気なるで。」って、ミニボンに言われるぐらいに、たっぷり振りかけてしまう。
ただ、天ぷらに塩ってどうなのだろうと思うのであります。
塩という調味料は、結構、強い味を持っているので、たとえば、天ぷらに、ちょんちょんと、塩を付けて、口に入れるとする。
そんな時は、大体が、塩を付けた方を下にして口に入れるだろう。
ということは、舌に始めに塩のつぶつぶが触れるわけだ。
かなり強い味が、舌を刺激することになる。
そんな状態で、天ぷらを食べることになる訳で、例えば、さよりとか、そんな淡白で、優しい素材なら、その素材の良さが消えてしまうだろう。
たとえば、エビの身を普通に汁につけて食べて、残ったエビのシッポが、これまた、カラリと揚げられているのであれば、そのシッポに、塩をチョンチョンで頂くのは、アリかもしれないと思うが、身には、塩味が強すぎる。
とはいうものの、もう既に、お盆には、塩の小皿が置かれている。
なんて、天ざるの天ぷらに塩というのを、けなしてしまったが、お店によっては、これが、天ざるを頼んだときに、そばつゆと、天ぷらの天つゆの両方が付いて来るところがある。
塩が付いて来るよりも、マシだが、これもまた、意味が解らない。
凡は、天ざるが食べたいのである。
天ぷらを天つゆに付けて食べるのなら、ざるそばと、天ぷらを、別々に注文するだろう。
その方が、天ぷらも、豪華なものが提供されるに違いない。
まあ、予算が許せばと言う話だが。
それに、順番にしたって、ざるそばと、てんぷらを注文するのであれば、先に天ぷらでビールなどをやって、それから、ざるそばという順番に注文をすることも出来る訳だし、わざわざ、天ざるとして注文する必要もない。
天ざると言う食べ物はね、ざるそばを食べたいなあ、、、でも、それだけじゃ、何か物足りないし、、、そうだ、ちょっと贅沢だけど、天ざるにしようってな感じで注文するものじゃないだろうか。
一体、そばなんて食べ物は、ササッと食べて、ハイ、お終いって感じで食べるのが粋というものだ。
最近のネットや、雑誌、本などで、そばの食べ方なんてのを解説している人もいるが、笑止千万。
この前に見た、解説では、薬味は、つゆには溶かさずに、そばに、ちょこんと乗せて食べろとあった。
思わず、吹き出しそうになったよ。
滑稽じゃないか。
もしデートで、そば屋に入って、まあ、この場合女の子なら、ちょっと可愛いなと思えるかもしれないが、男の子が、そばの上に、わざびとネギを、ちょこんと箸で摘まんで、乗っけてさ、それを、つゆに浸けて食べる。
その時だって、つゆに浸けるときに、つゆの猪口の中にわさびが落っこちないかとひやひやしながら、浸けるわけだ。
そんな風に食べる男の子をカッコイイと思いますか。
大丈夫なのか、デートで、そんなことをして。
付いているわさびだって、あれ、小さいよね。
ざるに乗ったそばを、10回で、口に啜り込むと仮定して、わさびを、目分量で10等分して、その1割を箸で取って、そばに乗っける。
そんな食べ方をして、気が滅入らないかい。
最後の最後、目分量が間違っていて、最後の3啜りぐらいは、わさびが、始めの半分ぐらいになっちゃったりして。
そんな男の子が目の前にいたら、それ、カッコイイと女の子が思いますかってことなんだよ。
まあ、男の子、女の子は、どっちでも良いのだけれど、目の前の女の子が、天ぷらを、つゆにどっぷりと浸けて、パクパクって食べて、そんでもって、そばを、ズズ―って、啜ってさ、全部、ササッと平らげて、最後に、手に持った猪口をポンとテーブルに置く。
そんな女の子がいたら、凡は、カッコイイなあと思う。
好きになっちゃうな。
それは、粋とは言わないけれども、気持ちが良いよね。
大体ね、そばなんて食べ物は、庶民の食べ物なんだ。
そんな、ルールや、作法なんて、必要ない。
しかも、そば自体も、そば切りの手法が出来たのが、室町時代か、江戸時代の初期だろう。
歴史もない訳だし、好きなように食べるのが1番である。
たまに、店に入って、壁なんかに、そばの食べ方指南みたいなのが貼ってあるところがある。
始めに、そばを、2、3本摘まんで、そのまま食べろとか書いてあったりする。
そいういうのを見ると、「あの、すいませーん。マヨネーズと、ケチャップと、ソース下さい。」って言って、そばにマヨネーズを、ぐるぐると回しかけて、つゆにケチャップをドバっと入れて、天ぷらに、ソースを掛けて、食べてやりたくなる。
さあ、どうだ。
店主よ、この凡の食べ方を見よ、みたいなね。
まあ、そんなことをしたら、凡が、天ざるを食べたいと思ってお店に入った訳で、もう、天ざるの口になっているから、しないけれどさ、そんな気持ちになってしまう。
それにしても、天ざるもそうだけど、麺類を、女性と食べるのって緊張するよね。
凡は、麺を啜るのが苦手なので、余計に、食べるのが恥ずかしい。
こんなことで、将来、みゆきさんと出会った時に、そば屋に入ることが出来るのだろうか。
「ねえ、凡ちゃん。そばでも食べて行こうよ。」
なんて、軽くみゆきさんが言うね。
勿論、そばが運ばれてきたら、凡は、とんがらしを、思いっきり振りかけるよ。
♪♪ どうでもいいけど とんがらし
どうでもいいけど とんがらし
そんなにかけちゃ よくないよ、ってね ♪♪
(中島みゆきさん。蕎麦屋より)
そんな、セリフ聞きたいものね。
みゆきさんは、そばを、2、3本箸で摘まんで、チュルチュルってな感じで、啜り込むね。
みゆきさんの若い時の写真で、ラーメンか何かを食べている写真を見たことがあるけれど、とてつもなく、可愛かったな。
きっと、おちょぼ口で啜るよ。
凡は、麺を啜るのが苦手なので、ちょっと、そばを啜るのを躊躇っちゃう。
まずは、エビの天ぷらを、箸で摘まむね。
そのエビを、つゆに浸すと見せかけて、猪口の縁に、チョンチョンチョンって、この時は、♪♪ うーさぎ、うさぎ、何見て跳ねる ♪♪なんて、口ずさみながら、エビの天ぷらを、チョンチョンって、うさぎに見立てて、エビの天ぷらを、つゆの猪口の縁で、ジャンプさせるんだ。
そして、おもむろに、エビの天ぷらを口に入れる、、、と、見せかけて、また、エビの天ぷらを口から出して見る。
んでもって、「はい。タネも仕掛けも、ちょっとアル。」なんて、ゼンジー北京さんのモノマネで、エビの天ぷらを食べて、「ほら。エビの天ぷらが消えたよ。」なんてゼスチャーで、両手を開いて、みゆきさんに見せる。
、、、、、と、みゆきさんの妄想を始めた凡なのでありますが、どうにも、出口のない妄想になりそうなので、この辺で現実に戻らなきゃ。
サービスエリアのレストランの天ざるだ。
麺をひとくち啜ってみると、「冷たい。」。
「冷たすぎる。」と凡が呟いたら、「冷たいのが、美味しいんじゃないの。」とミニボンが言う。
それは、そうだ。
ざるそばは、冷たいから、美味しい。
でも、冷たすぎるのは、いけない。
最近のそば屋では、ちょくちょく遭遇するのだが、キンキンに冷したそばを提供する店が増えているように思う。
かき氷やアイスクリームじゃあるまいし、キンキンに冷えたそばには、料理としての滋味のようなものが感じられないのである。
普通の水より、ほんの少しだけ冷たいというのが凡の理想だ。
あまり、冷たいと、歯に沁みる。
と、そんなことを思いながら、美味しく、天ざるを頂きまして、最後に残った南京の天ぷらの欠片を、塩に、チョンチョンとして、口に入れた。
「えーっ。」
あれだけ、天ざるの天ぷらに塩はありえないという話をした後に、天ぷらに塩をチョンチョンですかと言われるかもしれませんが、だって、勿体ないもんね。
折角、お盆の上に、塩の小皿が乗ってるんだから、ひとくちだけ、塩で食べたくなるじゃない。
それに、最後の最後なら、塩の塩味は、そこまで気にならないしね。
ということで、サービスエリアの昼食を終えたのでございます。
ここのサービスエリアは、黒豆パンが有名だそうで、折角だから、黒豆パンラスクというのを買って、バスの中で食べた。
さて、バスは、さらに、湯村温泉に向けて走って、早めの1時半ごろにホテルに到着。
そこで、部屋の鍵を貰って説明を聞く。
ただ、部屋に入れるのは、15時からなので、それまで荷物を預けて、散策と行きましょうか。
コメント
まず、自分も蕎麦が好きだし天ぷらも好きだから一言言わせてください
おっしゃる通り好きなように食べるのが一番だと思います
まず蕎麦を2~3本そのまま食べろとか、そんなのは食べる側の勝手でしょ
好きなように食べせてくれって思っています
そば汁をちょんちょんと言うのもナンセンス、これも好きなだけ付けて食べたいです
でもそば汁が凄く少ないお店ってあるんですよね、そんな店は嫌だなぁって思っています
それと天ぷら、天ぷらだけで食べるなら塩も良いけど、天せいろとかの場合はそば汁に天ぷらを浸し、その油が汁に合わさり、その汁で食べるのがまた美味しいんだと自分は思っています
まぁ好きなように食べるのが一番なんですよね
でも冷たすぎる蕎麦はどうかな?
冷たすぎるって事は茹で上がった蕎麦を冷蔵庫で冷やしていたんですかね?
茹でたそばを冷水でぬめりを取り、軽く冷えて締まった麺ってのが普通な気がします
今回は温泉なんですね、湯快リゾートさんの送迎バスで行かれたようですが、往復のバス料金もお高くなっているようですね
この点はちょっと微妙ですね
てっきり無料か、安価なバス料金なのかと思っていました
やはりコロナの影響でお客さんが一時減ったから、やむを得ないんでしょうかね・・・
サービスエリアで色々買ったり食べたりするのは楽しいですよね
自分も大好きです
大好きなんですが、最近は若干お高くなっているのがどうかなって思っていますよ
SAグルメとかテレビでやって人気だから、それに乗じて値段も高くなっている気がします
でもアレコレ買っちゃうんですよね(笑)
ありがとう、yukemuriさん。
yukemuriさんも、よく、そば屋に行ってられますよね。
そばの食べ方については、yukemuriさんと、同じ意見ですよ。
んでもって、そうそうと頷いてしまったのは、たまに、つゆがメチャ少ないお店があるってとこです。
ありますよね、たまに。
それと、そばが冷たすぎたのは、たぶん、茹でたそばを、大量の氷水で洗って、しばらく、その氷水に浸けておいたのじゃないかなと想像です。
なので、キンキンに冷えてたと思います。
たぶん、冷たいそばの方が、美味しいだろうと、その調理人の親切心なのだろうと思いますが、凡にしてみれば、ちょっと冷たすぎたです。
ホテルまでの往復の直行バスは、値上がりはしたのですが、自力で電車で行くよりは、安いので、でも、昔の金額を知っている私にしてみれば、
ああ、高いなあと思ってしまいます。