6月21日(水曜日)。
楽しかった台北も、今日がお別れの日でございます。
復路の飛行機は、13時35分発なので、逆算すると、空港で慌てない時間は、10時30分ぐらいに台北駅を出発という感じだろうか。
ということは、今日はもう、ほとんど時間がない。
それでも、朝早く起きて、どこかへ行くと言う手もあるが、何時までと決まっていたら、気にもなるし、今日は、台北駅周辺を散歩するぐらいにしておこうか。
まずは、朝食を頂きに行きましょう。
2階のラウンジに行くと、今日もまた、お客さんは少なくて、ゆったりとした雰囲気だ。
これはいいね。
んでもって、料理を取りに行く。
大体は、昨日と同じメニューなのだが、やっぱり連泊の人のことを考えてるのは、「本日のシェフのおすすめ」と書かれたメニューも用意されていて、今日のメインは、豚の三枚肉と、何か知らない菜っ葉を炊いたものだ。
「梅干扣肉」と書かれているので、或いは、梅干しが味付けに使われているのかもしれない。
それ以外にも、昨日のメニューには無かった「塩焼き鮎」というのがあった。
台湾でも鮎は食べるのですね。
日本なら、惜し気に置いてあるのかもしれないが、目の前には、山盛り用意されているので、ちょっと、豪華な気分だ。
ということで、今日もまた、のんびりと朝ごはんを頂くことが出来て、幸せでゴザイマス。
このホテルの朝食は、もし、いつもこんなに空いているのなら、おすすめです。
折角の台北なので、朝食は街のお店に、お粥とか豆乳とかを食べに行きたい気もしますが、今回は、朝食付きにして良かった。
さて、出発の用意をして、チェックアウトをしましょう。
ホテルCOZZI台北忠孝館さんに、今回、お世話になって良かったです。
ありがとうございました。
ホテルを出ると、台北駅に向かう。
MRTで1駅あるのだけれども、歩いても行ける距離なので、そのまま歩いて駅に向かう。
先月に行ったソウルも、ソウル駅で飛行機のチェックインと出国手続きが出来た。
これが、もう、1度経験したら、次もまた、これしかないと思えるぐらいに便利なんですよね。
この台北でも、同じようなシステムの「インタウン・チェックイン」というシステムを導入しているのです。
今回も、それを利用しようと思う。
何しろ、チェックインをして荷物を預ければ、あとは手ぶらで街を歩ける。
流石に、ソウルのように、出国手続きまでは出来ないですが。
まず、このシステムを使うには、いくつか条件があるようです。
まずは、搭乗時間の3時間前までの受付だったかな、それと、使える航空会社が決まっています。その航空会社は、システムが始まった頃と、今とでは違っているというか、減っているようなので、これから利用すると言う人は、そこも要チェックです。
凡の利用するエバー航空は、台湾の航空会社なので、もちろん利用できます。
そうそう、これは桃園国際空港を利用する人のみで、松山空港の人は、利用できませんので、ご注意を。
んでもって、空港MRT台北駅で、チェックインするのですが、その場所が、これまた、台北駅や、他のMRTの駅からも、かなり離れていて、たぶん、10分以上かかったんじゃないかな。
たどり着いた空港MRT台北駅で、さて、チェックインをしようとしたら、ロープが張られた手前に、係員が立っていて、チケットを見せろとか、そんなことを言うのです。
いや、だから、この駅で、チェックインをしたいと言ったら、それは出来ないと言うのだ。
見ると、航空会社のチェックインカウンターが、全部、閉まっている。
誰もいないのだ。
あれ?台北ナビの記事によると、自動チェックインか、もしくは、カウンターでチェックインが出来ると書かれていた。
どうしようかと思っていると、こりゃダメだと、お兄ちゃんも思ったのか、スマホでチェックインをしろという。
それもまた、まごついていると、お兄ちゃんが、凡のアイフォンで、ホームページを開いて、凡の情報を入力して、QRコードを取得して、それを、スクショして、凡のアイフォンに保存してくれた。
んでもって、ミニボンのQRコードも、同じように取得してくれて、これで、事前チェックインが完了。
というか、兄ちゃんが完了させてくれたのである。
チェックインが完了したら、荷物の預かりは、ここで出来るのだ。
自動の荷物預けの機械で、さっきのQRコードをかざして、手続きをするのだけれど、これもまた、近くにいたお姉さんが、手伝ってくれた。
お兄ちゃんと、お姉さんのお陰で、無事に、事前チェックインと、荷物預けをすることが出来ました。
ありがとうございました。
ということで、これから、このインタウン・チェックインをしようとされる方は、非常に便利なシステムなので、おすすすめなのですが、これからまた、変更がある可能性大なので、まえもって、調べて利用されてくださいね。
さて、荷物も預けて、手ぶらになりました。
外に出ると、ものすごく暑い。
時間的には、9時頃だったかな。
台北の駅の近くには、公園があって、何度か行ったことがある。
なので、凡的には、そのへんを散歩するのも良いなと思うのだが、どうも、ミニボンは、この暑さで、乗り気ではなさそうだ。
とはいうものの、これから、どこへ行くと言う時間も無いので、凡のいう公園まで歩いて行く。
行ってみると、以前は、沢山の人が、太極拳をしたり、ダンスをしたり、健康歩道という小石の上を歩く道があったりして、賑わっていたのですが、誰もいない。
何枚か写真を撮って、台北駅まで戻ることにした。
途中、昔、たぶん入ったことのある飲み物やサンドイッチを売るお店があったので、アイスティーと、凡は、玉子焼きとソーセージを食パンでロールしたパンを食べる。
玉子焼きのパンは、これは美味しかったです。
凡は、台北に来たら、所謂、台湾の食べ物も好きだけれど、こういう、サンドイッチとか、そういうのが美味しいと思う。
んでもって、アイスティーは、暑かったので、気分もスッキリ。
そのアイスティーが、安心の味なのである。
ふと、お店の通用口みたいなところを見ると、その安心の味の理由が解った。
おっちゃんが、通用口で台の上に、大きなシュウ酸の黄色い鍋を乗せて紅茶を作っている。
鍋の横には、昔からあるリプトンの黄色い箱に入ったティーバッグの徳用の箱があった。
そのティーバッグを10個ぐらい束ねて、おっちゃんが、鍋で、ティーバッグを振っているのだ。
成る程、だから、美味しいんだ。
最近は、テイクアウトのドリンクのお店でも、何かと、お茶にこだわったり、変なトッピングを考えたり、兎に角、他の店と違う事をしようとしている。
だから、値段も高いしね。
そんなドリンクは、毎日飲むと、飽きてくるのじゃないだろうか。
何度か、そういうお茶をアレンジしたドリンクを飲んだけれども、後で、水を飲みたくなったんだよね。
でも、美味しい飲み物って言うのは、本当は、こういう普通のお茶を、普通に淹れたのが美味しいのである。
何も、高級なものが美味しいとは限らないし、凝ったものが美味しい訳じゃない。
コーヒーでも、紅茶でも、そして、日本茶でも、普通のお茶を普通に淹れたものが、本当に美味しいのである。
と、そんなことを考えるのは、もともと、子供のころに、安いものしか飲んだことがないから、そう思うのかもしれないけれどね。
凡は、何度か転職をしているけれども、日本茶の会社に10年か、15年か、っていい加減だけれど、いたことがあるんですね。
その時に、日本茶インストラクターみたいなものを取ったので、普通の人よりは、お茶については、詳しいと思う。
そんなお茶に関係していた時に、やたら、業界では、上等なお茶を、旨味たっぷりに淹れようとする傾向があったように覚えている。
でも、ああいう上等なお茶もそうだし、淹れ方などにこだわって旨味たっぷりに淹れるのを正しいとするのは、凡は、どうも嫌いだった。
お茶と言うのはね、普通のお茶を、普通に淹れるのが1番なんだよ。
というか、凡は、子供のころに、おばあちゃんに淹れてもらったお茶が1番好きだった。
それは、安いお茶っぱを、何も考えずに、急須に缶の蓋で、目分量で放り込んで、ダーッとお湯を淹れて、普通に湯飲みに注いで飲む。
ただ、それだけのお茶が美味しかった。
何度か、お茶を淹れて、もう味がしなくなったら、そこにまた、お茶っぱを足して、また、お湯を注ぐ。
最後の方は、旨味どころか、何も味のしない、ただ、ちょっと酸っぱいだけの黄色いお湯になっていたけれども、それが美味しいんだよね。
と、話が逸れてしまいましたが、普通のお茶が1番美味しいということを言いたかっただけでございます。
というか、今はもういない、おばあちゃんが淹れてくれたから、美味しかったのかもしれません。
台北の駅前のお店のアイスティーは、どうにも、美味しかったです。
ということで、台北駅まで戻ったら、ちょっと、予定より早いですが、空港まで向かいましょうか。
空港MRT台北駅まで歩いて行くが、これがまた、道もややこしいし、遠い。
んでもって、MRTの快速に乗りまして、桃園国際空港に到着。
早々に出国手続きをして、出国エリアに出た。
そこで、ちょっと、おやつタイムというか、最後の台北のご飯を食べて台湾を出よう。
ということで、2階にあった点心のお店と言うか、フードコートのようなところで、凡は、小籠包と酸辣湯のセット。
ミニボンは、エビ焼売と、ウーロン茶のセットを注文。
最後のビールは、台湾ビール。
ここでも不思議なのだが、席に無線のベルを持って来て、出来上がったら知らせてくれるのだけれど、そして、すぐに取りに行ったのだけれど、熱々じゃないんだよね。
不思議だ。
とはいうものの、日本で、こうならが、少しガッカリだが、台北でなら、こう言うのを台北の人は食べているのかなとか、良い方に解釈してしまう。
まあ、熱々の方が良かったけれどね。
ということで、最後の最後の台北を満喫。
後は、残ったお金で、お菓子を買ったり。
復路の飛行機は、エバー航空BR130。
13時35分台北発。
機体は、メモしてないのですが、たぶん、B787-10だったのではないかなと思います。
シートは、3-3-3の配列。
復路も、これまた満席で、凡とミニボンも、隣同士にはなれずに、通路側の前後の指定になった。
まあ、これはこれで良い。
さて、飛行機と言えば、機内食である。
今回乗った飛行機のディスプレイのメニューに、機内食のメニューが出るようになっている。
これは、なかなか良いですね。
メニューを見ながら、胸を膨らませる訳である。
今回の機内食は、とり肉のロースト・プロバンス風のソースに、クリーミーバター・フジッリ添えと書かれています。
というか、その場では、写メを撮って、帰ってから、アイフォンの翻訳アプリで確認。
フジッリとは、イタリアのマカロニのようなパスタのことなんですね。
何にせよ、カッコイイじゃない。
ドリンクは、台湾ビールで締めたかったのですが、何しろ、エアコンが効き過ぎていて、寒くて、白ワインをお願いした。
紙コップでくれるのは、まあ、これは愛嬌でしょう。
後で、座席のモニターのメニューを見たら、ウイスキーやブランデーなどもあるみたいです。
でも、最近は、プラスチックのカトラリーの場合が多かったのですが、ステンレスのナイフとフォークだったのは、昔に戻ったようで、これは良いですね。
食べた後は、ゆっくりと時間を過ごして、関西国際空港に、17時15分に到着。
荷物を受け取るレーンのところで、自宅から持って出た、過去の旅行で持ち帰った古いコインや小額紙幣を、寄付のボックスに投入。
やっと、コインを処分という言い方はイケナイけれど、寄付をすることが出来た。
ちょっとずつ残ったコインを、どうしようかと思ってたんですよね。
行った時は、そんなコインでも、何か大切で、思い出として置いておきたかったんです。
それだけ、海外旅行って、一大イベントだったし、その頃は、こんな何度も行けるとは思っていなかったので、ホント、残ったコインが大切だったんですよね。
封筒に入れたり、それを箱に入れたりして取ってあった。
ソウルにも、寄付をする透明な寄付箱があったのですが、その時は、持っていなかったので、今回は、行く前から、寄付にしようと思って出かけたら、台北では、見つけられなくて、やっと関空で発見したと言う次第でゴザイマス。
ということで、関空から、自宅の門真市までもまた、結構、電車に乗らなきゃいけないのですが、ようやく、自宅に帰ってまいりました。
ということで、最後まで、お付き合いくださいまして、ありがとうございました。
台北も、日程的にも、金額的にも、ちょっと無理して行って良かったです。
コメント
話は一番最後の余ったコインからになってしまいますが、その気持ちよく分かります
昔はJALとかは余ったコインなどを寄付する小袋がありましたよね
それに入れてCAさんに託したりしていました
それから最近は羽田空港とかに余ったコインを投入し、スイカなど交通系ICカードにチャージできる自販機みたいなのがあるんですよね
一度試そうと思っているのですが、実際は未体験です(余ったコインや紙幣はいっぱいあるんです)
それからホテルの朝食は鮎があったりして、かなり良い感じですね
台北駅でチェックイン&荷物預けができるのは便利ですね
しかしながら自分がイメージしている台北駅とは違うのかな?
少し離れているようですもんね
空港MRT台北駅???
ダメだ、全然ピンときません(笑)
小籠包が熱々じゃないってどういう事なんでしょうね?
出来上がったからベルが鳴るのではないのかな?
そこはやはり台湾だから、ある程度はしょうがないのかもですね
最後のお楽しみの機内食、良いですね~
やっぱり機内食が出るとテンション上がりますよね
見ていてメチャクチャ羨ましくなりますもん
あ~、凡蔵さんを見習って自分も早く海外に行きたいです
HISとか見ているんですが、帰りの便が朝の6時台の出発だったり、23時ごろの便だったりと、ほとんど中途半端なんですよ
まぁお金をいっぱい出せばちょうど良い便があるんですけど、やはり手ごろな料金で行けたらと頑張って探しています・・・
ありがとう、yukemuriさん。
海外旅行は、特別なんですよね。
初めて海外に行った新婚旅行の時なんか、お店の包装紙や、パンフレットとか、ホテルのレストランで出て来た紙のコースターとか、
買い物した時のビニール袋まで、ぜーんぶ取ってありましたよ。
なので、コインなんかは、もう宝物ですよ。
なのですが、コインは、置いておいても、私が死んだら、処理に困るだろうし、それなら、少額ですが、寄付した方が良いだろうなと、今回は、過去のコインを自宅から持ち出して行きました。
そういえば、昔は、飛行機の中で、封筒みたいなのを配ってましたよね。
思い出しました。
スイカとかにチャージできるシステムは、良いですね。
今回、インタウン・チェックインをしたのは、空港MRTの台北駅なんですよ。
ややこしいのですが、台湾鐡道の台北駅から、結構離れています。
まあ、地下から行ったら、案内に従って行けば迷う事はないのですが。
建物自体も、台北駅ではなくて、その横に、新しく出来ています。
んでもって、小籠包が、熱々じゃないというのは、不思議ですよね。
蒸しあがって、無線のベルで呼び出すシステムだから、熱々のはずですよね。
まあ、こんなことは、日本でもありますが、台湾なら、許せちゃいますよ。
台湾、大好きなので。
んでもって、機内食は、前に乗ったアシアナの、なんちゃって機内食とは違って、ちゃんとした機内食で、楽しかったです。
それにしても、旅行代金は、高いですよね。
あ、安いなと思っても、プランを選択していったら、最後に、燃油サーチャージとかが加算されて、思っていたよりも何倍も高くなっているパターンもありましたよ。
ツアー自体は、安いかもですが、あの燃油サーチャージは、何とかして欲しいです。