9月6日(火曜日)。
今年は、ミニボンとの一緒の休みが多いので、凡だけで青春18きっぷを使って出かけるという機会が少ない。
なので、今の時点で、まだ2回分残っているのです。
10日までに、あと2枚使わなきゃいけないので、ミニボンと、名古屋まで靴を買いに行くことにした。
何故、靴を買うのに名古屋まで行く必要があるのかと言うと、凡の足に原因があるのでございます。
凡の足は、アホの大足。
大体、29センチぐらいだろうか。
大阪で、靴を買いに行ったとしても、勿論、29センチのものはあるのだけれど、サイズを店員に告げると、もう選択肢が3つぐらいしかない。
デザインなんて、選ぶことは期待するだけ無駄なのです。
なのだけれど、名古屋には、NEXT FOCUSさんというお店が、何店か展開されていて、大須観音さんの近くにあるお店は、大きなサイズを揃えたフロアがあって、そこなら凡でも、選ぶということが出来るのだ。
ということで、その店には、今まで、2回ぐらい買いに行っている。
今回も、そこで靴を買おうと思うのであります。
と言う事で、それには、青春18きっぷを使って行くのですが、今回も、ミニボンが一緒なので、疲れないような工夫が必要だろうと思う。
それには、ずっと乗りっぱなしではなく、小刻みに、ゆっくりと進もうと思う。
ということで、当日。
8時前ぐらいに自宅を出発した。
んでもって、京橋→大阪→京都と移動。
ここで、モーニングと行きましょう。
駅の立ち食いそばという選択肢もあるが、ここは、一旦、改札を出て、ポルタのイノダに行くことにした。
開店まで、3分ほど待って、入店。
ミニボンは、モーニングのセット。
凡は、コーヒーと、野菜サンド。
まずは、安心の取り合わせだが、凡の記憶では、サンドの具が少なくなったように思う。
それに、2人で3000円弱という強気の値段設定。
とはいうものの、そこはイノダである訳でありますから、仕方のないことであるに違いない。
さて、朝ごはんも頂きまして、JRに乗り込む。
んでもって、米原→大垣と移動しまして、ここでまた、休憩を兼ねて、一旦改札を出た。
凡の計画では、ここで、水まんじゅうを頂いて、湧水を飲もうと思うのである。
ここ大垣は、至る所で水が湧いている。
しかも、その湧水の量が半端ないぐらいに溢れでているのだ。
凡は、水が流れたり出たりしているところが好きだ。
ということで、まずは、水まんじゅう。
駅前に大きな歴史を感じる看板を出されているお店がある。
たぶん、有名なお店なのだろう。
以前に、入ったことがあるのだが、あまり良い印象がない。
とはいうものの、今回は、ミニボンに、水まんじゅうを食べさせてあげたいと思ったのですが、それなら、有名店に連れて行ってあげたいと思ったのです。
さて、いざ、水まんじゅうと入口を入ったら、簡単に食べることが出来るスペースには、学生の男女4人グループが1組。
凡も、そこで食べようかと思ったが、お店のスタッフの反応がゼロ。
なので、凡を認識してもらうために、店内をグルグルと歩き回って見るも、いらっしゃいませの言葉も無く、こっちを一瞥だにしない。
なので、仕方なく、店を出た。
それなら、駅前の和菓子屋さんに行こう。
「つちや」さん。
このお店は、凡は1回、来たことがあるので、安心して店に入る。
すると、お姉さんが、すぐに凡に笑顔で声を掛けてくれる。
前に、1回、来た時も、さっきの老舗風のお店に、今回と同じように全くの無視をされたので、その後に、この店に入ったのですが、その時の対応が、すごく親切だったので、実は、また来たいと思っていたのだ。
ということで、水まんじゅうを頂こうと思ったら、このお店では、8月末までしか作っていないという。
成る程、あれは夏のお菓子だからね。
でも、そのまま帰るのは申し訳ないので、本当に少しだけでゴメンナサイと、栗きんとんを2個だけテイクアウトした。
岐阜県の栗きんとんは、有名だし、美味しいんだよね。
電車の中で食べたけれども、岐阜県の有名な栗きんとんやのものよりも、しっとりしていて、栗の風味が活かされている気がした。
というか、ミニボンも同じ感想だったので、その感想は、間違いないだろう。
「つちや」さんの栗きんとん、おすすめです。
その後、神社と駅前の湧水を頂いて、さて、大垣からまた、JRに乗り込んで、このまま名古屋まで移動。
名古屋は、人が多いので楽しいね。
んでもって、地下街で、レモンステーキのランチセットを食べる。
確か、1000円ぐらいだったが、朝のイノダの値段があるから、安いなとミニボンと話した。
さて、地下鉄で、ネクストフォーカスに向かいましょう。
大須観音の近くだと言う記憶があったので、その近くで降りたら、最寄りの駅は、別の駅だったので、商店街を、見て歩きながら、靴屋に向かう。
この商店街が楽しいんだよね。
途中で、大根のど飴というのがあったので買った。
最近、よく喉に引っかかりを感じたりするので、大根飴が欲しかったんです。
観光地などに行くと、たん切り飴として売ってたりするので気になっていたんですよね。
さて、効果はあるのでしょうか。
んでもって、お店までたどり着いて、大きなサイズのフロアの4階に行く。
凡は、足が大きいわりに、足の骨とか筋肉が弱いのだろうと思うのだが、サイズが十分でも、ちょっとしたことで足が痛くなる。
いろいろ試着させて頂いて、3足購入することにした。
さて、これにて、今日の目的は達成されたのであります。
でも、折角の名古屋なので、1カ所ぐらい観光しても良いのではないだろうかと思って見つけたのが、貨幣・浮世絵ミュージアムだ。
銀行の中に無料の資料館があるそうだ。
ということで、地下鉄で行ってみると、閉まっている。
というか、閉館が16時で、15時30分が最終入場だとドアに書かれている。
そういえば、ここは銀行。
時間的には、そうなのかもしれないと思う。
ただ、今は、15時40分ぐらいだ。
ガラスのドアの向こうには、まだ見学している人がウロウロしている。
20分だけでも、中に入りたいなと思って、ドアの近くにいる男性スタッフを見たけれども、んでもって、入りたそうな仕草をしてみたり、入りたそうな表情を浮かべて、わざとスタッフに見せたりしてみたが、男性スタッフは、無表情だった。
流石、銀行マンである。
銀行マンは、こうでなくちゃいけない。
時間は、時間なんだ。
でも、もしここで、凡じゃなく、ミニスカートをはいた美人が、入りたそうな仕草と表情を見せたら、どうなっていたのだろう。
まあ、銀行マンだから、同じ態度である可能性は大か。
凡なら、すぐ開けちゃうけどね。
でも、世の中には、仕草や表情で、自分の好きなように渡り歩いて生きて来た人がいる。
特に、女性の中に、天才的な、おねだり上手というか、そんな人がいる。
でも、生まれ持ったおねだり上手もスゴイと思うけれども、やっぱり、おねだりは、誰でも出来るストレートな方法が良いのではないかと思う。
凡は、百貨店で商品を売るという仕事を長年してきた。
売る商品は、転職したので、陶器であったり、お茶であったりするのだが、そんな仕事をしてきた中で、びっくりするようなセールストークをした女の子を見たことがあって、最強だなと思ったことがあった。
普通、商品を売る時は、「いかがですか。」みたいな言葉を遣って相手の関心を探ったりすると思うのだけれど、その女の子は、お客さんに、「お願い。買って。」と言って、拝むおうに手を合わせたのである。
びっくりしたね。
そんなトークは、百貨店的には、NGだろう。
でも、言われたお客は、60才ぐらいの男性だったが、若い女の子の「お願い。買って。」のトークにやられて、結局は、買って帰ったのである。
でも、その時は、凡も、もしああいう風に言われたら、買ってしまうだろうなと思ったのである。
別に、美人じゃない。
でも、そういう風にストレートに言われたら、何とかしてあげようと思ってしまうだろう。
まあ、商品に依るだろうけれどね。
薬などは、効能や効き目が問題だからね、また、電気製品も、好みのデザインや能力などの差があるから、やっぱり、自分で、いろいろ判断して買うだろう。
でも、百貨店で売られている商品のほとんどは、言うならば、どれでも良いものばかりなのである。
なので、「お願い。買って。」は、かなり有効なのじゃないだろうかと思う。
もう凡は、いい年なので、使う機会がないだろうけれど、もし若い時に、このストレートなおねだりを知っていたら、どうだったんだろうと思う。
「お願い。付き合って。」とか、「お願い。キスさせて。」とかさ。
女の子におねだりをしたら、オッケーを貰えたのだろうか。
もし、このストレートなおねだりをする機会があるとしたら、みゆきさんに会った時ぐらいだろうか。
「みゆきさん、お願い。付き合って。」って、ストレートに言ったら、どうなるのだろう。
まあ、1回ぐらいなら、笑ってくれるかもしれないか。
でも、付き合うなんて、夢のまた夢か。
「みゆきさん。お願い。ジロジロ見させて。」なんてね、付き合えないんだったら、近くでジロジロ見たいよね。
というか、変態過ぎて、これは嫌われるな。
「みゆきさん。1000円ちょーだい。」って、意味不明なことも考えたりして。
逆に、みゆきさんが、凡におねだりすることは、ないだろうけれど、もし、あったら、どうなるのだろう。
「ねえ。凡ちゃん。、、、、」と言って、みゆきさんは悩んでしまう。
だって、みゆきさんは、何でも持ってるからね。
お金も持ってる。
衣食住も、問題なし。
みんなにも愛されている。
なので、凡におねだりする必要がないのである。
「ねえ。凡ちゃん、、、、。そうだ、何かして。」
もう、おねだりする対象を、凡に振っちゃったよ。
「何かしてって、何なの。」
「だから、それが解らないの。でも、何かしてほしい。」
「うん。それは、何でもするけれど、それが何なのさ。」
「だから、それを、凡ちゃんが考えるの。」
そう言われて、困ってしまう。
「じゃあ、、、。いやダメだ。そんなのエッチ過ぎる。」
「バカヤロウ。何考えてるのよ。」
「だって、何か考えてって言ったじゃない。だから、考えてたら、ちょっとね、えへへ。」
「もう、じゃ、あたしが、やっぱり考える。」
と言って、しばらくしたら、みゆきさんが言うんだ。
「ねえ、凡ちゃん。あたしを不幸にして。」
何でも持っているみゆきさんが、唯一持っていないのが、不幸というものなのである。
「じゃ。みゆきさんを殺す。」
「何言ってるのよ。あたしを殺したら、不幸だって感じないでしょ。生きてなきゃ、不幸は味わえないの。」
「じゃ。お金をみゆきさんから奪って、家も奪って、外に放り出すとか。」
「それも良いけど、あたし才能あるから、すぐに大金、稼いじゃうわよ。」
幸せにしたい相手を、不幸にしなきゃいけないなんて、どういう難問だ。
みゆきさんを不幸にするには、一体、どうしたらいいんだ。
凡は、しばらく考えて言った。
「じゃ。みゆきさん。凡と付き合って。」
そう言ったら、少し考えて、少し笑ったような表情で凡に返した。
「うん。それは、相当な不幸かもね。」
と、またもや、みゆきさんの妄想をしてしまったが、ふと、ミニボンの事を思いだした。
「ミニボン。不幸にしてゴメンナサイ。」
これは、オチではなくて、普段、本当に思っていることなんだ。
凡でない人と結婚していたら、幸せになっていたんじゃないかなとね。
そんなことを、ふとした瞬間に考えることが増えてきた。
でも、もうお互いに年だし、今回の人生では、諦めてもらうしかないのではありますが。
ということで、話は、貨幣・浮世絵ミュージアムの事だった。
入りたそうな、おねだり仕草も効果なく、銀行を後にした。
さて、帰りましょうかと思った時に、珍しい喫茶店を発見。
コメダ珈琲の系列のお店で、コメダ和喫茶「おかげ庵」さん。
折角の名古屋なので入ってみよう。
店内に入ると、香ばしい香りが漂っている。
メニューの中に、小さなコンロで、自分で団子を焼いて食べるというのがあって、向かいの席のカップルが、団子を焼いている。
ミニボンが、食べたそうだったが、お腹がいっぱいなので、凡は、かき氷、ミニボンは、冷しぜんざいを注文。
どちらも美味しかったですが、量がかなり多い。
凡は、氷で、すっかりお腹が冷えてしまった。
さて、地下鉄で名古屋駅まで戻って、名古屋→→→大阪と、JRを乗り継いで、復路は、途中で休憩することも無く、そのまま大阪まで戻って来た。
んでもって、京橋まで移動して、青春18きっぷの靴を買いに行く旅は終了。
無事、5回分を使い切ったのであります。
ということで、今回もまた、お話をお読みくださいまして、ありがとうございました。
コメント
お店には行っていらっしゃいませも無ければ少々お待ちくださいも無いのは嫌ですね
むしろそんな店は入らなくて良かったと思いますよ
なにしろ気分が悪いですからね
レモンステーキランチも良いですね
なんとなく九州のそれと似ているような気もしないでもありませんが、なんせ名古屋はそれとなく他所の名物を自分の土地の名物にするのが得意ですから、あまり気にする事もありませんでしたね(笑)
それにしても今年は特に旅を良くされていますね
よくと言うよりも相当あちこち行かれているんじゃありませんか?
メチャクチャ羨ましいです
ありがとう、yukemuriさん。
お店は、やっぱり、味よりも、スタッフの笑顔と優しさが1番ですよね。
最近は、つくづく、そう思います。
レモンステーキは、大阪にも、いろんなところで見かけるのですが、ひょっとしたら、チェーン店なのかもしれません。
名古屋は、美味しいものが多いですが、今回は、肉が食べたかったのと、靴屋に行くのがメインだったので、即決しました。
今年は、結構、行ってますね。
というか、流行の風邪が始まってから、休みが増えたので、それ以前より、旅行に行くことが多いんですよね。
この2ヶ月ぐらいは、奥さんとの休みが同じだったりしたので、ふたりで出かけることが多かったかもしれません。
んでもって、調子に乗って、26日からまた、1泊で山形に行く予定です。
遊びすぎかもしれませんが、休みが多いのは、今だけなので。