平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(1059)新幹線と特急を楽しむ旅。広島~呉~松山。(4)

4月23日(金曜日)。
「松山・広島割引きっぷ」というお得な切符を使って、呉までやってきて、次の日の朝。
ホテルの前にあるファミレスのジョイフルで、朝食セットを頂く。
今日は、呉から、フェリーで松山に移動して、最終的に、松山から岡山経由で大阪に帰る予定だ。
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IMG_6827.JPG(玉子焼きの下に、シャケの塩焼きがある。不思議な盛り付け)
さて、チェックアウトをしようと身支度をしていると、ふとテレビの横にあるティッシュボックスのところに、「地デジ12ch」と書かれたシールが貼ってある。
何だろうと不思議に思ったが、テレビを点けてみた。
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凡は、旅先でホテルに泊まっても、ほとんどテレビを見ることは無い。
あっても、次の日の朝に、天気予報を見たり、地元のテレビ局は、どんなだろうと、ちょっとだけ確認してみるぐらいだ。
大体において、夜は酔っぱらってるからね。
今回も、そういえばテレビを点けてはいなかった。
ただ、このシールが気になったので、テレビを点けて地デジの12chを選局してみると、アダルトビデオのチャンネルではないですか。
最近泊まった他のビジネスホテルでも、同じように、無料のアダルトビデオのサービスというか、そういうのを付けているところが2カ所か3カ所あったのだ。
どういう流れでこうなってるのだろうね。
さて、ホテルをチェックアウトして、呉港に向かう。
今回のきっぷには、呉港から松山観光港へのスーパージェットの引換券が付いている。
詰まり、高速船の代金が含まれているのだ。
これは、面白い企画だよね。
0753時、呉港発。
スーパージェット「道後」。
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乗客は、ガラガラで、とりあえず、窓際の席に座る。
桟橋を離れたら、すぐに昨日見た軍艦などが、また見えてくる。
それらを見ながら、また、みゆきさんの歌旅のDVDのことを思い出して、感慨にふける。
そして、ああ、2階の特別席に乗れば良かったと思った。
きっと、みゆきさんは、特別席に乗ってるだろうからね。
船の旅は快適で、0847時、松山観光港に到着。
そこで、路線バスというか連絡バスを待って、伊予鉄「高浜」駅に移動。
ここから松山駅に移動しようと思うのだけれど、伊予鉄のこの路線には、初めて乗車する。
そこは、このきっぷにして良かったと感じるところだ。
ただ、この伊予鉄の部分は、自腹だ。
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この高浜駅は、福山雅治さんが主演の映画「真夏の方程式」で使われた駅だ。
今も、「玻璃ヶ浦駅」の看板が飾られていた。
そんな映画のシーンに使われるぐらい、雰囲気のある駅舎なんですね。
駅前の売店も充実した感じだったし、駅の前は船の発着場所になっていて、中島・ごごじまへの船が出ているようだ。
中島には、ちょっと寄り道してみたい気がした。
ただ、みゆきさんとは、まったく関係ないのだけれどね。
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高浜駅を出た電車は、海沿いを走り、気持ちの良い風を車内に運んでくれる。
コロナの影響は、鬱陶しいことばかりだけれど、電車の窓が開けられているのは、嬉しいオマケである。
梅津寺(ばいしんじ)駅を、ぼんやり見ていると、テレビドラマの東京ラブストーリーのシーンに使われたと書かれた看板が目に入った。
駅のすぐ横は砂浜が広がっている。
また、途中下車したい気持ちになった。
電車は、松山の賑やかな場所に入って、大手町で下車して、徒歩でJR松山駅まで、移動。
ここで、コインロッカーに、キャリーを預ける。
さて、これからどうするかは、ついさっきまで迷っていた。
今回は、新幹線と特急を楽しむ旅であるからして、これと言った予定は考えていない。
道後温泉に行ってみるかとも思ったが、いつも同じパターンだ。
ということで、行ったことが無いところへ行ってみようと思う。
そうなると、このきっぷでフリー区間に指定されている伊予大洲、伊予長浜などを回ってみるのも面白そうだ。
折角だから、在来線も乗ってみたいじゃない。
しかし、内子や、伊予大洲などを観光しようとすると、帰路の特急の時間を気にしなくちゃいけない。
或いは、下車をせずに、ぐるりと1周するとか。
と、悩んだ末に決めたのは、予讃線の下灘駅に行くことだ。
下灘駅に何があるのか、、、何も無い。
ただ駅があるだけだ。
とはいうものの、人気の駅なのである。
駅のすぐ近くに海があって、ホーム越しの海が広がる風景は、青春18きっぷのポスターにも3回採用されていて、それだけ旅情を感じさせる駅なのである。
特に、夕日のキレイな駅としても有名だそうだ。
その他にも、寅さんや、いろいろなドラマの撮影地にもなっている。
やや、ミーハーな部分もある駅だ。
ミーハー的行動は、少しばかり恥ずかしい気もするが、行ってみようと思う。
ただ、旅情を感じさせるという点では、隣の串駅とも迷ったが、まずは、ミーハーになりたい。
さて、今日の目的は決まった。
あとは、この旅の目的である新幹線と特急を楽しむという目的のために、下準備をしておこう。
帰路の松山から岡山までの特急「しおかぜ」には、車内販売がない。
なので、帰路の特急を楽しむためには、駅弁を買っておかなければいけないのである。
しかし、少し前に出雲に行った時に、JRの出雲市に行った時に、駅弁すら売ってないという事態に遭遇した。
なので、今回は、それを回避するために、駅弁の確認をしておこう。
事前に調べたところによると、松山駅で駅弁を売っているのは、キヨスク松山銘品館だけのようだ。
松山の駅弁と言えば、醤油めしだ。
かなり前に、凡も1度食べたことがあって、ただ味についてまでの記憶はない。
でも、今回は、もうこの一択だろう。
とはいうものの、昔、醤油めしを作っていた鈴木弁当店さんは倒産してしまった。
でも、そのレシピを岡山の三好野本店さんが受け継いで、また再販されるようになったのである。
松山の名物駅弁醤油めしを、岡山のメーカーが作って、松山に運び入れ、それを松山の駅弁だとイメージしながら、松山で買って食べる。
少し寂しい気もするが、これもまた一興だろう。
ということで、一応、銘品館さんに行って、駅弁の在庫などを確認しておこうと思う。
さて、さて、どんな具合だろうと行ってみると、「本日、駅弁入荷ございません。」と可愛い字で書かれていた。
またしても、こんなことが。
未練がましくスタッフの女の人に聞いたら、コロナのせいで、入荷しないとのことだった。
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となると、帰路の特急での駅弁は、どうしたら良いのだろうか。
駅弁は諦めて、駅前でビールを飲んで、酔っぱらって特急にのるか。
しかし、特急を楽しむという目的の、一部が崩壊してしまったのである。
まあ、仕方がない。
とりあえずは、今日の目的の下灘へ行こう。
1022時、松山駅発。伊予大洲行き、キハ32。
ロングシートに窓のカーテンが雰囲気だ。
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この汽車は、内子線経由なので、そのまま乗っていては、下灘に着かない。
予讃線は、途中で支線が二股に分かれているのだ。
凡がこれから行こうとしている下灘駅は、予讃線の「愛ある伊予灘線」と呼ばれている線の上にある。
ということで、伊予市駅で途中下車。
伊予市で降りたのは、名前に「市」が付くので、ちょっとは開けているのかなと思ったからだ。
伊予駅で下車すると、やっぱり田舎の駅と言ったら失礼かもですが、松山市とは賑やかさが違う。
駅を出ると、すぐに「手づくり交流市場・町家」という生鮮食品のお店と、小さな飲食店などのブースが集まった複合施設のような場所が、たぶん、最近の事だろうと思うの思うのだけれど、出来ていた。
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ぶらぶらと覗いてみて、まだ次の下灘方面へ行く汽車の時間があるので、ちょっと駅前から海の方に向かって歩いてみる。
と、言っても、これと言ったものもなく、海までたどり着いた。
向こうに林が見えて、神社のようなものがありそうなのだけれど、体力的に諦める。
そして、駅まで戻った。
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情報によると、下灘駅の近くにオシャレな移動式のカフェがあるという。
とはいうものの、まだ次の汽車まで時間があるので、この町家のどこかのお店で、早いお昼でも食べよう。
と、飲食のブースを見てまわって、まあ気分は、ラーメン屋さんかなと思ったら、先に、4人組の家族が、注文をしに店の前に立った。
その内の若い女の子の注文の仕方が、というか注文した後に、カウンターに上半身を、くの字に曲げて乗り上げて、友達みたいに料理をしているのを見ているのである。
ああ、お行儀の悪い女の子なのかななんて思う。
そんでもって、料理が出来て、店の前のテーブルで、焼きめしなどを食べだしたのだけれど、「美味しい。」とか何度も言いながら食べている。
4人組は、パパとママ、それに、多分娘が2人だ。
まあ、そこまで美味しいのかなと疑問に思ったのだけれど、でも、美味しいって言いながら食べる姿は、まあ見ていて悪い物じゃない。
ひょっとしたら良い子なのかもしれない。
そして、凡も鍋焼きラーメンというのを注文した。
この町家の飲食店は、店内のスペースは無くて、その前の、屋外に置かれたテーブルで食べる仕掛けだ。
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凡も店の前の小さなテーブルで、鍋焼きラーメンを頂く。
屋外で食べるラーメンは、これまた美味しかったです。
さて、帰ろうかと思ったら、例の女の子が、店のオジサンと、たぶんその母親だろうと思われるおばあちゃんに、親し気に話をしていた。
ひょっとすると知り合いなのかもしれないなと思う。
凡が、席を立って帰る時には、女の子は、おばあちゃんと楽しそうに話している。
そして、ケラケラと大きな声で笑っている。
そんなに、何度も笑うようなことがあるようには思えない。
ちょっと振り返ると、おばあちゃんも、嬉しそうだ。
その女の子の笑い声が、ずっと駅の方に行くまで、凡の後ろの遠くの方から聞こえてくる。
大阪とかの都会で、若い女の子同士が、周りの状況も考えずに、バカ笑いしているのを聞くと、少しばかりイライラすることもある。
でも、おばあちゃん相手に、ケラケラと明るく笑う声は、どうも心地良くて、しばらく、その声を背中で聞きながら駅に歩いていく。
ちょっとだけ、背中が温かいように感じた。
たぶん、優しい女の子なんだろうな。
やっぱりね、田舎に行くと、その土地の女の子は、素直で優しい子が多いね。
女の子だけじゃなくて、男の子も良い子が多いと、これは今までの実感だ。
さて、下灘に向けて、次の汽車に乗ろう。
1201時、伊予市発。八幡浜行き。キハ54。
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途中の高野川駅には、ツツジがホームに咲いていた。
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IMG_6915.JPG(途中、伊予灘ものがたりという観光列車とすれ違う)
そして、1230時、下灘駅に到着。
凡と同じ電車で、男の人が1人一緒に降りた。
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意外とゆったりとしたホームに、屋根のついた、青いペンキの剥げかけた木のベンチが2つ並んでいる。
このベンチからの海の風景が、人気の写真の構図なのだ。
凡も、取り敢えず、写メを撮りまくる。
というか、何も無い駅なので、写真を撮るしかすることが無い。
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凡が行った時は、4人ぐらいいただろうか。
駅の前を見ると、移動式のカフェがあったけれども、閉まっていた。
このカフェに期待せずに伊予駅でラーメンを食べたのは正解だったか。
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それにしても、のどかな時間を感じていた。
目の前には海が広がって、その海沿いに線路が左右に分かれて伸びている。
駅も、近くのボランティアの人が手入れをしているようで、何という花か知らないが、駅舎の横に咲いていたり、駅舎には、活け花が飾られていた。
ああ、気持ちが良いなと思っていると、しだいに車で駅を見に来た人が増えてくる。
車で駅を見に来るという考えを持たなかった凡は、ちょっとばかりカルチャーショック。
でも、美しい風景もさることながら、ミーハー的な事をしていることが、楽しい。
30分ほど、のんびりしたら、次の上りの気動車がやってきた。
1302時、下灘駅発。
伊予市、1325時着。
伊予市、1332時発。
松山、1349時着。
帰路の特急は、1627時発なので、まだ2時間ちょっと時間がある。
駅前に、ステーキの安い店があったのを思い出して行ってみたが、閉まっていた。
それなら、駅のカレー屋に入るか。
などと考えたが、凡は、これから特急に乗って、その特急を楽しまなきゃいけない。
それには、駅弁が必要だが、松山駅には、駅弁は売っていない。
となると、いよてつ高島屋の地下街で、駅弁らしいものを買って特急に乗り込むというのも手だ。
それなら、繁華街に出て、そこで何か食べて、それから、駅弁を買って、松山駅に戻ろう。
と、路面電車で、大街道へ出た。
やっぱり、商店街を歩くのは楽しい。
お店を見ながら、ぶらぶらと歩く。
んでもって、銀天街に行く途中で、ちょっと路地に入って、お目当てのお店に入る。
鍋焼きうどんのお店「アサヒ」さん。
松山の鍋焼きうどんは、その出汁が甘いのが特徴だ。
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店に入ると、他に先客が1組のみ。
店内は、レトロな感じの食堂で、メニューは、鍋焼きうどんと、玉子入りの鍋焼きうどん、それに、いなり寿司だけだ。
凡は、出汁の味がストレートに味わえる普通の鍋焼きうどんを注文。
サーブされた鍋焼きは、出汁も期待どおりの甘さで美味しい。
それに、鍋とレンゲが、アルミの安物なのが、また雰囲気なのである。
美味しく頂いて、店を出た。
さて、銀天街を、そのまま歩いて、いよてつ高島屋まで移動した。
地下の食料品売り場に行って、駅弁らしいものを買おうと思ったのですが、これは美味そうだなと思ったのは、どこのデパートでも売っている有名チェーン店の料理だったり、これは特急の車内で食べるには、ちょっと大きすぎるなとか、豪華すぎるなと思われるものだったりと決められない。
悩んでいると時間がない。
なので、カツサンドを、これで満足できるのかと自問しながらも買った。
なんとなく、地元のカツのお店に見えたからだ。
さて、もっと駅弁らしいものが欲しいが、駅に戻ろう。
路面電車の松山市駅から、JR松山駅まで移動。
コインロッカーからキャリーを出してきて、そんでもって、駅のセブンイレブンで、おかずを何点か購入して、キヨスク銘品館で、地ビールとワンカップを購入して、改札口に行った。
すると何だか様子が変だ。
改札口の表示板を見ると、予讃線の汽車が、トラクターとの事故で、全面的に止まっているという。
楽しみにしていた松山駅から岡山駅の特急「しおかぜ26号」と、岡山駅から新大阪駅までの新幹線「みずほ610号」は、どうなっちゃうの。
出来ることなら、折角だから、今回の目的である、特急と新幹線で帰りたい。
予定では、22時頃に自宅に帰り着くはずだった。
なので、2時間ぐらいなら、回復を待って、予定通りに帰ることが出来るので、それが最優先の対処である。
改札口では、年配のサラリーマンが、「あなたに言っても仕方がないけど」と前置きしながらも、状況を問い詰めている。
凡も、女性スタッフに聞いてみたら、どれぐらいで回復するか、まったく解らないという。
ということは、2時間では回復しないかもしれないということだ。
たとえ回復しても、遅れ遅れのダイヤに変更になるだろう。
悩むところだ。
それに、凡のきっぷは、お得なきっぷだ。
払い戻しが可能かどうかもある。
再度、女性のスタッフに聞いてみたら、払い戻しが出来るという。
ただし、松山駅では出来なくて、発券した駅で、いくら返って来るかは確認して欲しいという。
でも、返ってくることは返ってくるのかと思った。
さて、どうするか。
もう、このままJRを待つのは止めよう。
明日は、仕事で、これは休めないのだから、2時間に掛けるのは、ちょっと不安である。
それならとルートを考える。
その1。
松山から高速バスで大阪に帰るというものだ。
これは1番素直な考え方だろう。
今からの時間なら、松山から神戸の三宮まで高速バスに乗って、そこから大阪へ移動して、自宅に帰るというのが間に合う。
家にたどり着くのが24時過ぎ。
料金が、7000円ぐらいだ。
その2。
今まで来た道の、逆戻り。
詰まり、松山から、松山港へ移動して、スーパージェットで、呉港か広島港へ渡り、広島から新幹線で大阪に帰るという方法だ。
これもまた、24時過ぎに自宅に到着で、料金は、17000円以上かかる。
時間が掛かる割に、料金も高いので、これは却下だ。
その3。
松山から、松山空港まで行って、そこから飛行機で伊丹に飛んで、そこから自宅へ帰るというプランだ。
時間的には、20時過ぎには自宅に帰り着ける。
料金的には、やっぱり1番高くて、飛行機代だけで、19560円だ。
身体的にも精神的にも、これは楽だろうなと思う。
なので、判断するポイントは、料金ということになる。
その2のプランは、すでに却下した。
なので、その1のプランとの検討になる。
その差、13000円弱。
かなりの差だな。
今までの凡なら、間違いなく、その1のプランを選んでいただろう。
安いからね。
それに、今だって、これが青春18きっぷの旅なら、これまた間違いなく、その1を選んでいる筈だ。
でも、今回の旅は、新幹線と特急を楽しむ旅という豪華な旅が目的なのだ。
帰路で事故があったとしても、ここは豪華を貫こう。
ということで、空路のその3で帰ることにした。
なので、改札口で、さっきの駅員さんに、ここで払い戻しをするための証明のスタンプとメモ書きをしてもらう。
そして、空港行きのリムジンが、もうバス停に停まっていたので、それに飛び乗る。
んでもって、バスの中で、アイフォンでANAの予約を入れた。
席を指定しようとしたら、殆ど満席だ。
まあ、仕方がない。
さて、松山空港までは、それほど遠くないので、すぐに着いた。
カウンターで、チェックインするときに、スタッフの方が、お一人なら、横があいている席があるので変更しましょうかと言ってくれた。
後で、飛行機に乗り込んだら、意外と空席が沢山ある。
あのネットの予約画面の満席は、何だったんだろうと、これまた後で思った。
さて、まだ、少しだけ時間がある。
なので、空港の待合のテーブルで、松山駅で買った地ビールを3本とも飲んだのであります。
荷物も軽くなったし、松山で地ビールを飲む事も出来て、まずは楽しい。
ただ、急いで飲んだので、やや回ってしまったかもだ。
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松山空港、1755時発。ANA1648便。
プロペラ機だけれど、快適だ。
機内アナウンスがあって、チーフパーサーが中島さんだと言う。
その名前だけで、今までの焦っていた疲れが、ほんわりと解けていく。
みゆきさんとは、何の関係も無い人なんだけれどね。
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んでもって、1850時、伊丹空港着。
松山から、飛行機で帰るなんて、何とも豪華な旅の締めくくりであります。
大阪モノレールで、自宅に帰る。
今回の旅は、新幹線と特急を楽しむ旅だったけれども、まあ、その目的は、達成はされなかったが、まずは楽しい旅ではありました。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。
《追記》
きっぷの払い戻しのお話であります。
今回のきっぷは、JRのお得なきっぷで、「松山・広島割引きっぷ」というもので、15280円だった。
中々、お得なきっぷだ。
それで、凡は、大阪から新幹線で広島まで移動して、そこから呉に行き1泊。
そして、スーパージェットで松山に移動して、在来線で下灘駅に行き、そこで旅がストップした。
ここまでの行程で、
大阪、広島間、9890円。
広島、呉間、510円。
呉港、松山観光港間のスーパージェット、5650円。
松山、下灘間(伊予市で途中下車は、ここでは無視)560円×2。
合計、17140円。
これだけで、きっぷ代の15280円を超えている。
詰まり、お得を楽しんじゃってしまっているという訳だ。
今まで乗った代金を考えると、戻ってくる金額は、ほとんどゼロに近いだろう。
ただ、今回は、凡の勝手な払戻しじゃない。
JRの列車が止まって、それで仕方なくの払い戻しだ。
それに、JRにしたって、事故の原因が、JRにあるのか、トラクターの運転手にあるのか、それを確認しないと、責任の大きさが変わってくる。
とはいうものの、列車が止まったのは、凡のせいじゃないことには変わりない。
それなら、まだ乗っていない部分を払い戻してくれるのだろうか。
でも、半分以上は、もう乗ってしまってるわけだし。
まあ、凡の思いとすれば、半分ぐらい返ってきても良いのじゃないだろうかと思っていた。
凡のせいの払い戻しじゃないという点と、半分以上使ってしまっているという点と、もともとお得な切符だという点を考えたら、そんなものかと思う。
なので、7000円ぐらいかと。
ということで、返って来てから、JRの京橋駅のみどりの窓口に行って事情を話した。
すると、しばらく端末で、いろいろやったり、きっぷの規約を見たりしていたが、ちょっと計算がややこしいので、奥の事務所で計算してきても良いかと聞いた。
可愛い女性の駅員さんなので、「いいですよ。」と言った凡の鼻の下は伸びていたかもだ。
しばらく待っていると、またやってきて、「乗車券の方の計算が難しいから、もうちょっと時間をください。」という。
「いいですよ。」と答えた凡の鼻の下は、これまた伸びていただろう。
そんなこんなで、25分ぐらい、その場で立って待っていただろうか。
ようやく戻って来た答えは、乗っていない部分を全額払い戻しますというものだった。
たぶん、規約にも、書いてなかったのかもしれない。
或いは、もう計算が出来ないという感じかな。
それで、金額を計算したら、11600円ということだった。
思わず、「そんな、返ってくるの。」と口に出てしまった。
ということは、3680円で、今回の旅を楽しんだことになる。
ラッキーと思ったのであるが、ただ、飛行機代に19560円払った。
ということは、損したことになるのか。
全体の金額で言うと、8000円ぐらい、余分に使ったことになるのだけれど、でも飛行機に乗る贅沢も出来た訳だし、、、。
なんて、考えると、もう訳わかんなくなってしまった凡なのであります。

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