平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(1043)近鉄全線乗り放題3日間きっぷを惜しんで旅。(1)

昨年に発売された切符で感激したものが1つある。
近鉄電車の全線乗り放題きっぷだ。
3000円という料金で、近鉄の全線が乗り放題となる。
しかも、連続する3日間もだ。
このきっぷが、2月の末で、終了してしまう。
なので、もう1回、このきっぷで近鉄電車に乗りたいと思う。
いつもながら、日々に余裕がなく、3月に入ってからのレポートであります。
ということで、2月20日(土曜日)。
自宅から、大阪難波駅まで移動して、全線乗り放題きっぷに入鋏。
まずは、鶴橋駅まで移動して、名張行きの電車に乗り換える。
さて、今回は、近鉄電車ということで、路線も単純だし、どこへ行かなくちゃということもないし、スマホの近鉄アプリだけで、のんびりと移動して見ようと思う。
とはいうものの、鶴橋を出たら、今日の予定をスマホで検索ばかりしてしまい、気が付いたら1時間ぐらい車窓の景色も見ないでいることに気が付いた。
これは、いけない。
と、気を取り直して、スマホをポケットに仕舞った。
その1時間の中で、近鉄沿線から、ちょっと脱線して、フェリーで、渥美半島か知多半島でもと考えてみたが、何しろ家を出るのが、ゆっくりだったので、時間的に諦めた。
なので、まあ、湯の山温泉から、名古屋というあたりが、大体の予定としようと思う。
名張駅で、伊勢中川行きの特急に乗り換える。
ホームで特急に乗ることを決めたので、特急券は車内で購入。
それにしても、特急は、心地よいですね。
ゆったりとしたシートに身を沈めて、車窓の景色を楽しむ。
名張を過ぎると、風景も急に旅の風景となった。
伊勢中川で、乗り換え。
そして、四日市駅で、ちょっと途中下車。
四日市は、なかなか良いですね。
駅周辺にもお店があって、適度に賑わっている。
ここで、お昼ごはんと行きましょう。
いろいろ商店街を歩き回って、1軒の中華料理屋に入る。
店頭の看板には、日替わりとして焼きそばと餃子のセットがあった。
凡は、あの中華味の焼きそばが、大好きだ。
中学生のころ、初めて1人で入った中華料理屋で食べたのが、美味しかったんだよね。
というか、味の素というか、ウエイパーというか、中華料理の素が好きなのかなあ。
ということで、しばし待っていると、焼きそばがサーブされた。
それを見て、「しまった。」と思った。
いや、しまったというか、こんなのアリなのかと。
中華味の焼きそばを想像していたら、中華料理屋さんなのに、ソース焼きそばだったのである。
いや、ソース焼きそばも、凡は好きだけれど、実は、昨夜にジャンボのお好み焼きと焼きそばを食べたところだったんだよね。
とはいうものの、まあ、ソース焼きそばも好きだから、まあ良しとするか。
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ランチを頂いたら、四日市から出ている湯の山温泉行の電車に乗ろう。
田舎の道を揺られて、湯の山温泉駅に到着。
駅前に、温泉街が広がっているのかと思ったけれど、駅前はなにもないし、また観光案内所もない。
バスの運転手さんに、日帰り入浴の出来る施設を聞いたら、ロープウェイの乗り場の近くにホテルがあると教えて貰った。
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なので、バスでロープウェイ乗り場まで移動。
ここからは、御在所岳にロープウェイが出ている。
そして、ここまで来た人はみんな、ロープウエイに乗っていく。
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なのだけれど、もちろん、凡は乗らない。
だって、高所恐怖症だものね。
わざわざ、あんな危険なものに乗って、危険な場所に行く必要はない。
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なので、ロープウェイ乗り場に1番近いところにある温泉に行こうと思う。
「ホテル湯の本」さん。
入浴料800円、バスタオルとフェイスタオルで300円。
施設は、まずは、良いのだけれど、1点だけ難点がある。
お風呂は、2階に大浴場、5階に露天風呂があるのだけれど、その間の移動は、服を着て移動しなきゃいけない。
詰まりは、脱いで、着て、脱いで、着なきゃいけない。
そこが、ちょっと面倒くさい。
宿泊客なら、浴衣で移動できるんだけれどね。
まずは、5階の露天風呂に行く。
途中で、浴衣の女の子2名とすれ違う。
温泉地で、浴衣の女の子に会うと、ドキリとするのは、凡だけだろうか。
露天風呂は、それほど広くない湯船に、2人入っていた。
お湯がヌルイのが残念。
少し温もって、着替えて2階の大浴場に行く。
ここがメインの浴場であるが、まあ、すごく広いということもない。
湯気で曇ったガラス越しに御在所岳が見えて、ここもやっぱり、お湯の温度が低めだ。
凡以外に客は、1名だけだったので、ゆっくりとお湯に浸かって、湯の山温泉を楽しんだ。
このホテルは、日帰り温泉のプラン以外に、食事もセットになったコースもあるようで、それもまた、面白そうではある。
ホテルを出て、バスの乗り場に行ったら、思ったより便が少ないことに気が付いて、後になって、ひやひやした。
バスで、湯の山温泉駅まで戻った。
湯の山温泉駅から、四日市駅に移動。
四日市から、名古屋駅まで移動した。
その途中で、ホテルの予約を入れた。
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そして、名古屋駅に到着。
今日のホテルは、前から泊まってみたいと思っていたホテルだ。
「ミユキステーションホテル名古屋」さん。
1泊2日、食事なしで、税込み3100円だった。
いやなに、泊まってみたかったというのは、ただホテルの名前に「ミユキ」という文字が入っているからという理由だ。
ああ、みゆきさんに会いたいなあ。
そんな寂しさが、凡にこんな行動をとらせてしまう。
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ホテルの入口というか間口を見て、細く上に伸びているホテルかなと思ったら、奥にも続いていて、ちょっと構造が、変わっている。
部屋は、それほど広くなく、角に近い部屋だからか、正方形じゃなくて、壁が斜めに切られていた。
でも、シーツもタオルも、清潔な感じなので、凡としては、快適に過ごせそうである。
勿論、窓の外は、隣のビルの側面で、視界ゼロ。
トイレは、ウォシュレットではなく、便座も冷たい。
まあ、そんなことも、安いということと、ミユキという名前で、楽しさに変わってしまう。
そうだ、このホテルに来たら、ホテルの中にあるレストラン「みゆき」で、夕食を頂こうと思ったら、土日は定休日でやっていなかった。
これは、残念なり。
それなら、伏見か栄にでも繰り出そうかと思ったが、折角のミユキステーションホテルさんだから、このホテルの周辺でお店を探そうと思う。
それに、名古屋は、時短営業をしている。
繁華街まで繰り出したら、時間が足りない。
なので、ホテル周りを、あっち、こっち、歩き回る。
ただ、30分ぐらい歩いていると、だんだん、焦りが出てくる。
早く決めなくちゃ。
早くお店を決めなくちゃ。
だって、お店の自粛で、殆どのお店は、アルコールのオーダーストップまで、あと1時間半ぐらいしかない。
名古屋だから、味噌系の料理も美味しそうだけれど、そんなお店を見つけたら、結構、混んでいて、カウンターはオッサンばっかりだ。
オッサンに、サンドイッチにされて飲むのも、嫌だなあとスルー。
焼き鳥のお店があって、店の外に漏れる匂いを嗅いだら、もう口が、焼き鳥のタレの口になってしまって、いざ、ここにしようと思って、ドアに手を掛けたら、喫煙オッケーのお店だ。
凡は、父親が、ヘビーもヘビーも、医者から、こんな肺の状態でタバコがよく吸えるもんですねと言われたぐらいヘビースモーカーだったんですよね。
だから、学生時代までは、タバコの煙にも、嫌悪感がなかったんですよね。
そんな凡が、タバコ嫌いのミニボンと暮らしている間に、ホテルも禁煙室しか予約しない凡になってしまった。
なので、焼き鳥屋のお店もパスした。
もう、こんなことならエスカで、何か食べるかと思ったけれど、やっぱりホテルの近くの店が良いと思う。
と、ここで、ちょっとお洒落なお店を発見。
店頭を見ると、ギョーザや、炭火焼のステーキ、アヒージョなどの写真の立て看板がある。
一体、何がメインのお店なのだろう。
中を覗くと、ガラガラだ。
この30分のお店探しの間に、何度か素通りしたお店だ。
どうしようかと、お店の前で立ち止まって見ていたら、お店のお姉さんが、ドアに近づいて来て、凡に目を合わせて、「どうぞ。」みたいな表情を見せた。
凡は、こういうのは、どちらかというと好きだ。
入ってくださいオーラの出ているお店。
「サンルイス」さん。
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カウンターに座る。
お店は、厨房に中国人と思われる男性と、若い学生のようなスタッフ。
そして、接客係りのスタッフは、若い女の子と、若いお兄ちゃんだ。
ここで、お店の営業時間を確認すると、アルコールのオーダーストップが19時だという。
そして、この周辺のお店も同じ営業時間だというので、もう今日は、この店で締めまで行こうと思う。
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ハッピーアワーでビールなどが半額なのは嬉しい。
まずは、アヒージョや名古屋なので味噌カツの串などを注文。
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いやあ、それにしても、この店に入って良かったと思った。
何故かと言うと、女の子が可愛い。
というか、感じが良いのである。
料理について訊ねても、その説明に、所謂、マニュアル的な畏まった丁寧さじゃなくて、性格の良さからくるフレンドリーな親切というか、優しさを感じるんだ。
これは、男の子もそうで、さっきの料理は美味しかったって伝えた時も、すごく喜んでくれて、それも男の子の育ちの良さの笑顔だったと思う。
そんなスタッフだから、店にいて心地良いんだよね。
勿論、料理も美味しい。
オシャレな洋風の造りなのに、餃子って、どこか面白いねと女の子に言ったら、もともとは、中華料理屋さんだったそうだ。
道理で、料理人が中国人だったんだね。
気分よく飲み始めたが、凡は、腕時計を確認した。
あと1時間か。
あと、1時間でアルコールのオーダーストップだ。
それを意識したら、自然とピッチも早くなる。
ビールに、ハイボールに、ワイン、、、。
結構、飲んだなと思っていると、凡の左隣に2人組の若い女の子が座った。
なかなか、可愛いではないか。
さすが、名古屋だ。
東京、名古屋、大阪、博多は、美人が多い。
とはいうものの、大阪は、美人でも、いささか下品な女が多い気もするが。
いや、そんなことは、置いておいて、兎に角、隣に可愛い女の子が2人座ったのである。
少しあって、隣がチーズ餃子を頼んだので、それがサーブされたときに、「美味しいですか。」とか、そんな言葉を投げかけた。
すると、「美味しいですよ。」と答えてくれたじゃないか。
凡の鼻の下が、2センチ伸びた。
なので、凡も、チーズ餃を頼むことにした。
んでもって、それがサーブされたときに、女の子に、凡も頼んだと言ったら、そこから話が始まった。
ああ、何と優しい女の子なんだ。
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凡が、大阪から来たと言ったら、彼女たちは、大阪が大好きだという。
たまに行くそうで、どんなお店に行くのか聞いた。
京橋のトヨ。(墓場の横にある立ち飲みの居酒屋)
天神橋筋商店街。
、、、、なんとも、濃い場所ばかりだ。
よっぽど、お酒が好きなんだな。
1人は、名古屋で、1人は岐阜に住んでいるらしい。
岐阜の女の子は、もうすぐ結婚するという。
しかし、なんとも気さくな女の子である。
話が進んで行く間に、気が付くと、凡の鼻の下が、さらに2センチほど伸びていた。
合計4センチだ。
もう、鼻の下がアゴ辺りまで伸びていることだろう。
少しばかり恥ずかしい。
或いは、記念のために、凡の鼻の下を写メしておくべきだったか。
すると、女の子が凡の年齢を聞いた。
ここで、仕方なく、正直に、誠心誠意、本当の年齢を言った。
「61才です。」
すると、1人が、「あ、お父さんと同じ年だ。」と言った。
その言葉で、気持ちがシュンとなって、凡の鼻の下が、3センチ縮んだ。
でも、そこは、さすがの凡である。
女の子への気持ちが折れても、鼻の下に、伸びた鼻の下4センチからマイナスの3センチでも、まだ1センチのイヤラシさとスケベさを残している。
それにしても、年齢が、お父さんと同じだという言葉ぐらい、男の下心をシュンとさせるものはないよね。
あれを聞いた瞬間、あなたは、恋愛の対象外ですと宣告されたようなものだ。
とはいうものの、どうも女の子が可愛いものだから、また話を続けていると、鼻の下が2センチほど伸びてしまっていた。
合計、3センチか。
IMG_5819.JPG(もともと、中華料理屋だというので、最後のチャーハンをオーダー)
しかし、さっきから気になることがある。
呂律が、回らなくなっている。
いや、完全に回らないという訳じゃない。
意識はしっかりしているのだけれど、少しばかり、話していて、「レロレロ」となるのである。
凡は、素面でも、滑舌が悪い。
なので、それにプラスで呂律が回らなければ、そして、レロレロで、女の子に、鼻の下を3センチ伸ばして、満面の笑みで、喋っていたら、これは、かなり恥ずかしいこととなる。
ちょうど、そのころ20時の閉店時間になったので、凡がさきに店を出た。
出てから、ああ、「今度、大阪に来たら、声を掛けて。一緒に、飲みに行こうよ。」なんて、言ってみれば良かったかと、女々しく思ってしまった。
いや、今の状態の凡なら、そんなスマートに言えるはずがない。
「あのー、こんろ、あ、いや、今度、大阪に来たられろれろ、声掛けてろてろ、一緒に、飲みにいこう、あー、れろれろれろ。」なんて、イヤラシイ表情で言う事になってしまうに違いない。
それじゃ、エロ凡丸出し状態じゃないか。
それを想像したら、鼻の下が、また2センチ縮まった。
また、鼻の下の伸び1センチとなる。
まあ、その女の子の事は置いておこう。
折角の名古屋だから、伏見あたりでも偵察に行こうと、地下鉄に乗って、行ってはみたが、やっぱりお店は閉まっている。
仕方なく、歩いて駅まで戻り、吉野家だったら大丈夫だろうと、店まで行ったら、吉野家も閉まっていた。
結構、真面目に時短をやっているんだね。
それで、コンビニで、サンドイッチとおにぎりを買ってホテルに戻って、それを食った。
そして思った。
やっぱりラインだけでも交換しておくべきだったか。
「あのー、ラインを、レロレロ、えー、レロレロ。」
ラインも無理だな。
いや、何もね、女の子と、あんなことや、こんなこと、そんなことを望んでいる訳じゃない。
もうこの年だ。
あんなことや、こんなことや、そんなことは、もう無理だと悟っているのである。
悟り済みだ。
でも、可愛い女の子にチヤホヤされたいのである。
女の子にチヤホヤなんてことも、無理な話だという、そこはね、まだ、往生際の悪い凡は、悟りきれていないのである。
ホテルに戻って、コンビニで買ったものを食べたら、もう、バタンQで気を失った。
夜中、目が覚める。
ああ、本当は、ミユキステーションホテルに泊って、みゆきさんに思いを馳せようと思っていたんだよね。
でも、実際は、酔っぱらって寝てしまった。
それにしても、夜中、目が覚めると、飲み過ぎて体調が悪い。
持って来た黄連解毒湯や、痛み止めのイブ、胃腸薬などを飲んで、またベッドに横になった。
そして、思った。
可愛い女の子に、名刺だけでも渡すべきだったか。
、、、、往生際の悪い凡は、そんなことを考えながら、そこから眠る事も出来ず朝を迎えた。
ただ、凡の鼻の下は、まだ1センチ伸びたままである。

コメント

  1. yukemuri より:

    凡蔵さん、またまたさかのぼってのコメントどうもスイマセンm(__)m
    お世辞ではありませんが、凡蔵さんの行動力は素晴らしいですよね
    自分もアチコチ行きたいとは思うのですが、旅行から戻った次の日の仕事とか考えるとどうしても1日休みたいとか考えちゃんうんですよね
    乗り放題切符を駆使したり、あまりメジャーでは無い所に出かけてりしてとても参考になります
    冒頭の焼きそばは凄く美味しそうなのに、ビールを飲まなかったんですね
    それから生樽ワインの店、良いですね~
    生樽って聞いただけで美味しそうですもんね
    食べ物も美味しそうですが、かなり飲み過ぎたようですね
    と言うかピッチが速かったんですね
    アルコールが20時ストップだと焦りますよね
    早く緊急事態宣言とか解除になればゆっくり飲めるのにね

  2. 平 凡蔵。 より:

    ありがとう、yukemuriさん。
    前のブログにもコメント頂いて、感謝です。
    最近は、旅行の目的地を選ぶときに、まず、飲食店の時短などの情報を調べることが多いです。
    それで、行き先というか、宿泊先を考えるみたいな。
    それでも、多いのが、アルコールの提供が19時までというルール?
    ホテルにチェックインするのが、17時だとして、それから探してとなると、
    実際に飲める時間は、1時間とか1時間半とか。
    急いで飲まなきゃと、ついついピッチが早くなるんですよね。
    なので、ホテルに帰ると、バタンQ。
    今度、お酒を飲まない旅というのをしてみようかな、、、無理か。

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