8月17日(月曜日)の続きであります。
、、、と書き始めましたが、「なんのこっちゃ。」と思われるかもしれません。
富山の宇奈月温泉に行ってきたレポートを書いていたのです。
そんな時に、中島みゆきさんのフェスティバルホールでの「縁会」「一会」の上映会があって、それを見に行ってきたのです。
順番では、みゆきさんが後です。
でも、やっぱり、みゆきさんの映画の感想を最優先で書いてしまいました。
なので、8月17日(月曜日)に行ってきました富山・宇奈月温泉の旅の話が途中で終わっていたのであります。
なので、今から、その続きをば、ちょっくら、こっそりと、書いてみたいと思っています。
気が抜けたような前のレポートでありますが、
もう時間が余って仕方がないという方は、どうぞお付き合いくださいませね。
ということで、8月17日(月曜日)。
宇奈月温泉駅に降りると、駅舎の下に、今日お世話になるホテルの方が、予約もしていないのに、待っていてくださいました。
んでもって、ホテルにチェックイン。
今日のホテルは、宇奈月温泉「やまのは」さん。
カウンターの奥には、ロビーがあって、全面ガラス張りになっている。
急な斜面の山があって、その下に黒部川が流れ、右手奥に、明日乗る予定のトロッコ電車の赤い橋が見える。
素晴らしい風景だ。
しばらく、このソファにでも座って、コーヒーでも飲んでいたいところではあるのだけれど、(あ、ここでは、マシンだけれども、無料でコーヒーなどを頂くことが出来るのです)、凡には、そんな精神的な余裕はない。
もう気持ちは既に、温泉とバイキングなのであります。
部屋に入ると、パンフレットの写真通りの和室だ。
客室も綺麗だし、洗面トイレなど、申し分なし。
小さいかなと思った窓から外を見ると、目の前に、何かの建物の屋根が見える。
まあ、凡には、部屋からの眺望は重要ではない。
それよりも、その屋根の右をみると、さっきのロビーの風景を、ちょっと鋏で切って、オマケにしてくれたような、赤い橋の風景が見える。
これで、充分、うれしい。
さて、荷を解いたら、浴衣に着替えて温泉に行こう。
温泉は、夜と朝で、男女の浴場が入れ替え制になっている。
まずは、凡は、「大黒部」へ。
時間も早いのと、コロナのせいか、温泉も空いていて、贅沢にお湯を楽しんだ。
温泉に通じる廊下のようなところに、有名人がサインをした飾り皿を陳列しているガラスケースの棚があった。
見ると、色んな人がサインや絵を描いている。
ふと見ると、渡辺真知子さんの飾り皿があった。
思わず、リトル・トーキョーを思い出しちゃったよ。
真知子さんも、このホテルに来たのかな。
ちょっと嬉しいね。
そういえば、みゆきさんは、こんなホテルとか、街中の飲食店とか、そんな場所で、サインを見かけない。
あれは、たとえお店に入って、サインを頼まれても、断ってるのかな。
本当に、自分が納得したお店とか、そんな場所じゃなきゃサインはしないポリシーとかね。
それはそれで、みゆきさんらしい気もするけれどね。
でもまあ、お気に入りのお店じゃないけれども、サインしなきゃいけない場合の対処方法も、もしもの場合に備えて、みゆきさんに教えてあげたいな。
例えば、気に入らないお店の場合は、普通のサインの右端にでも、ハートマークを書いておくんだ。
お店の人は、ハートマークだから、喜ぶよね。
でも、これが暗号なんだな。
なみふくを読んでいる人にだけ解る暗号。
ハートマークは、オススメの店じゃないというマークなんだ。
このハートは、詰まりは、みゆきさんを好きな人への愛っちゅう訳なんだな。
反対に、お気に入りのお店のサインには、ドクロマークでも書いてもらおうか。
ドクロって思うかもしれないが、解る人には解る、オススメの意味。
しかし、何においても、平等で、真剣に取り組むみゆきさんだ。
ハートマークとドクロマークでは表現しづらいお店も出てくるだろう。
なので、そんな時の為に、みゆきさんは、色んなマークを考えてしまうかもしれないな。
あるイタリアンレストランに入ったら、みゆきさんのサインが壁に貼ってある。
なになに、ドクロマーク。
うん、オススメの店なんだな。
あれ、待てよ、その次に熊さんのマークがある。
そうだそうだ、これは、スタッフは気持ちの良い接客をしてくれるけれど、料理は、並というところか。
なんてね。
しかし、これが高じてくると、大変なことになる。
みゆきさんは、何事においても真剣だもの。
自分の意見を、正確に伝えようとするはずだ。
みゆきさんのサインがある蕎麦屋に入る。
あ、みゆきさんのサインだ。
と、ここまでは良い。
なになに、ニコちゃんマークに、お花の絵。
んでもって、右端に666の数字。
逆さクラゲに、棒が1本あったとさのコックさんに、渦巻きが3つ。
あ、まだあるのか、豚が屁をこいている絵に、フラダンスをしている娘が、「どんなんかなー。」って言ってる絵。
何だこの「どんなんかなー。」って。
まあ、大阪で育った年配の方なら、ここで笑福亭仁鶴やがな、とツッコミを入れてくれるところだが、それにしても、みゆきさんが、「どんなんかなー。」が好きなのか、どうなのか。
こんなサインだったら、もう読み解けないよ。
思わず、なみふく会員限定の手帳を取り出さなきゃいけなくなる。
この手帳には、この符丁は、何を指すという一覧表が書かれているのである。
「なになに、えーと。ここの御主人は、3年前に、いぼ痔の手術をして、今は、毎日、快便か、、、。」
いや、みゆきさん、そんな情報は、いらんねん。
「えー、それで。お主人の奥さんは、今までに、夫婦げんかをして、2回、家出をしてるか。んでもって、その原因は、御主人が、食事中に屁を3回こいたことなのか。んでもって、その屁が、クサイ、クサイ、もう、クサイのなんのって、真夏の暑い日に、窓を開けて、30分しても、クサイ匂いが、カーテンに染みついていたと。」
いや、だからさ、みゆきさん、そんな情報は要らないちゅーねん。
あの666は、屁を3回っちゅうことやねんな。
正確なんはエエけど、そこに正確さは要らんねんって、頼むで、みゆきさーん。
「それから、それから、隣の人は、カレー蕎麦を食べてたが、美味しそうだったか。」
なるほど、カレー蕎麦は美味しそうか。
そうだよ、そういう情報が欲しいんだよ。
「あ、まだ続くのね。でも、あたしお店に入ったら、急用ができて、サインだけして、お店を出たから、何も食べてないのよ。おほほ。」
「おほほ。」って、笑ってる場合じゃないよ、。
みゆきさん、このお店で、蕎麦食べてなかったの―。
そんなあ、みゆきさんが食べたと思ったから来たのにー。
あ、あの「どんなんかなー。」は、食べてないから、このお店の味は、「どんなんかなー」って事なのか。
そこだけ、符丁じゃなくて、ストレートな表現なのね。
ってなことになってしまう。
疲れること間違いない。
とはいうものの、いくら疲れても、みゆきさんのサインの読み解きなら、ずっとやっていたいかもね。
さあ。
お湯を頂いたら、あとはバイキングに向けて、胃腸薬を予め飲んでおく。
喰いにくいまくり、飲みに飲みまくるからだ。
ああ、ハシタナイ事、極まりなし。
さて、このホテル「やまのは」さんのバイキングだ。
もう、大満足でありました。
100点満点。
大きな丸いカウンターが中央にあって、壁際にも、焼き物コーナーなどがある。
小鉢などは、本当に、ちっちゃな、ちっさな器に盛られていて、色んな種類を食べてみたいという凡のようなものには、うれしい限りだ。
それでも、器が小さくて、料理の種類が少なかったら、これは残念だけれども、その種類が多いので、あれもこれもと、んでもって、また取ってこよ、また取ってこよと、かなりの種類と数を頂きましたよ。
バイキングと言えば、別府温泉の杉乃井ホテルに行って、すごく満足した記憶がある。
2回ほど行ったかな。
後で知ったのですが、杉乃井ホテルも、この「やまのは」さんも同じオリックスグループだそうだ。
この「やまのは」さんも、大満足のバイキングでありまして、凡の中でも、トップクラスのバイキングには違いないのであります。
ということで、よく食うなと思われるかもしれませんが、頂いた料理の写メをアップ、アップといきましょう。
(このホタテに掛かっているソースが、アンチョビ味で、美味しかったんだよね)
(丼は、その場で作ってくれる。かなり小振りなので、何倍でも食べれそうだ。)
どんだけ食べるねんと思われるかもしれませんが、1品の大きさに注目です。
かなり、ちっちゃいです。
なので、一口で、どの小鉢も頂けるんです。
しかも、そのちっちゃい小鉢の一つ一つに、こだわりもあって、刺身にしたって、あしらいをして、美味しそうに見せている。
何より、絶賛したいのが、飲み放題だ。
凡1人だけの注文でもオッケーで、90分時間制限というのは、もう30分と言いたいところですが、絶賛したいのが、そのアルコールの種類だ。
一般のメニューに書いてあるお酒のどれを注文しても良いのである。
普通の温泉ホテルでも、一般の飲食店でも、飲み放題となると、ビールはこれ、お酒はこれと、決められているところがほとんどだ。
でも、ここは、メニューに載っているお酒のどれを注文しても良い。
しかも、お酒のコーナーにいるスタッフは、置いているお酒についても勉強していて、こんなお酒というと、置いてあるお酒の中からチョイスしてくれる。
凡も、日本酒を飲もうと思って、「無濾過原酒」と言ったら、ちゃんと、オススメを選んでくれた。
そんなこんなで、ビールでも宇奈月ビールという地ビールや、赤ワイン、白ワイン、スパークリングワイン、日本酒、そして、もう制限時間が終わるというころに、もう時間が無いからと、バランタインを、しかも17年の、しかもダブルで頂いた。
ああ、これでアルコールのシメだなと思っていると、お姉さんが、もう時間が来たので、最後に何かお持ちしましょうかと来た。
素晴らしい。
この1杯が、うれしいんですよね。
ということで、また地ビールを追加して、飲み放題の終了。
最後に、デザートなどを頂きまして、部屋に戻る。
当然、さらに胃薬などを飲みますわな。
当然、食事時間中に敷いて頂いた布団にゴロリンチョといきますわな。
当然、気絶しますわな。
当然、夜中に目が覚めて、ああ飲み過ぎたとなりますわな。
当然、また胃薬や肝臓の薬を追加して飲みますわな。
とうような、いつものパターンがありまして、朝―っ。
起きると、ミニボンが、昨日の夜の凡は、こんなだったと、アイフォンで撮った凡の気絶している顔を見せた。
そこには、何とも情けなく、間抜けな、雑巾のような凡の寝顔が写っていた。
しかし、よくミニボンも、こんな寝顔を見て、冷静でいられるね。
凡が、この凡の顔を見たら、白い布でも顔に掛けたくなってしまうのに。
そして、言うよ。
「南無阿弥陀仏」とね。
そんな凡の顔だ。
そうだ、みゆきさんもお酒を召し上がるそうだ。
たまには、深酒をして、こんな寝顔で気絶することがあるのだろうか。
横向きに、クタリと力無げに横たわるみゆきさん。
重力に無抵抗になった、ノーメイクの頬や唇が、だらりと枕に垂れ下がる。
今にも、ヨダレが落ちそうだ。
そんなみゆきさんは、この世に存在するのだろうか。
もし、するのなら、凡だけの独り占めにしたいものだ。
誰も知らない、みゆきさんの寝顔。
それも、普通の寝顔じゃない。
情けない、間の抜けた、みゆきさんの寝顔なんだ。
そんな寝顔を独り占め。
こんな素敵なことがあるだろうか。
普通ならね、みゆきさんは、寝る時も、とびっきりの笑顔で寝ているはずなんだ。
見ている人を幸せにする寝顔だよ、きっと。
でも、今凡が見ているのは、情けなく、間抜けな、みゆきさんの寝顔だ。
そんな寝顔を見たら、凡は、白いハンカチを、みゆきさんの寝顔に掛けるね。
んでもって、合掌。
「南無阿弥陀仏」とね。
一応、みゆきさんであっても、この白い布はやりたいのね。
白い布をかぶせると、酔っぱらったみゆきさんは、半分目が覚めるよ。
んで言うね。
「ん?ふが、ふが、ふんがー。」意味不明な言葉だ。
そして、ヨダレが、ダラリ。
ああ、最高だ。
そんな、みゆきさんを見てみたいのであります。
と、またもや、気のふれた妄想をしてしまいましたが、改めて「朝―っ。」ということであります。
さて、朝の温泉に行きましょう。
今朝は、入れ替え制の、昨日とは違う方のお湯だ。
露天風呂が、棚湯になっていて、そこに浸かって、黒部川と赤い鉄橋を見ている。
これが贅沢と言わずして、なんというか。
大満足で、温泉を出る。
そして、着替えをして、朝のバイキングに行きましょう。
朝食も、昨夜のバイキングと同じく、素晴らしい内容でありまして、これまた、大満足で、お腹いっぱいいただいたのであります。
朝から、よく食べるね。
さて、今日の予定は、トロッコ電車。
早めにチェックアウトして、荷物を預けて、ホテルを出た。
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