平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

創作劇場は、ここをクリックしてください。⇒⇒⇒

散散歩歩。(953)あわら温泉の頃加減な旅。(3)

11月6日(水曜日)。
湯快リゾートのあわら温泉「青雲閣」さんに来ている。
さて、そろそろ夕食時間の18時だ。
5分ほど前に行ったら、すでに順番待ちが出来ていた。
みんな、することが無いんだよね。
時間少し前にオープンしたら、席は自由だと言う。
なので、料理から離れた、昔はロビーだっただろう場所のテーブルに座る。
んでもって、1人だけでも飲み放題が付けれるというので、凡だけ飲み放題にした。
さて、肝心のバイキングの料理だ。
湯快リゾートのようなチェーン店に行くと、だいたい同じような内容の料理が並ぶのだが、ここのホテルはどうだろうか。
料理のテーブルを、ぐるりと1周してみる。
料理の種類は、幾分少なく、ご当地メニューもあまりない。
握り寿司のコーナーだけは、巾広く取ってある。
シャリで、お腹を膨らませる気なのかと可笑しくなる。
刺身もあったが、「マンダイ」という(別名赤マンボウ)聞いたことのない魚の1種類だけだった。
初めて食べる刺身で、マグロもサーモンもないところが、潔くって気持ちが良い。
味も、癖がなく美味しかったです。
そんな中で、ステーキと天ぷらは、別コーナーで、ライブで提供している。
これもまた、同じようなの温泉旅館のバイキングのパターンだ。
しかし、このステーキ、イコール、御馳走という月並みな発想は、そろそろやめても良いのではないだろうかと思う。
凡には、ステーキさえ、お客に当てがっておけば、喜んで食うだろうというような発想にしか思えない。
戦後のモーレツ時代に、肉を食うことがステータスだと考えていたのを、未だに引きずっているのである。
しかも、上等なステーキなら、いざ知らず、安いお肉を焼いただけの細切れのステーキだよ。
とはいうものの、その安いステーキを、全員が、山盛り取っていく。
凡も、山盛り取った。
ただ、山盛り取った安い肉を見て、「はあ。」と少しため息を漏らしたのではあります。
主張することと、やってることが、チグハグな、愚なる凡なのです。
IMG_0307.JPG
IMG_0310.JPG(ビビンバを作れるコーナーもあって、これは中々楽しかったな。)
さて、ここで凡のバイキングの評価といきましょう。
結果発表!
「大いに満足。」なのでありました。
先ほど、料理が少ないとか、ステーキがパターンだとか書きましたが、大いに満足したのであります。
というのも、何回も書いておりますが、凡のバイキングの評価のポイント。
「好きなものを、好きなだけ、気兼ねなく。」
これが、ちゃんと出来たバイキングだったからであります。
即ち、凡は、好きなものを取って来て、好きなだけ食べたのです。
しかも、気兼ねなしに。
特に、食べた後の食器を、自分で専用の返却棚に返す仕組みは、これは意外にも良かった。
いつもなら、食べた後の食器が、テーブルの上に、重ねて山積みになっているのを、気兼ねしながら、スタッフさんに下げて貰わなきゃいけないところが多い。
食器を下げ得て貰うスタッフさんの「これだけ食って、まだ食うんかいな。普段食ってないんか。貧乏人か。こんな沢山の食器洗うのイヤやなあ。」みたいなスタッフのこころの声が聞こえてきそうな気がするのである。
しかし、このホテルのバイキングは、スタッフの人数も少ないのだろう。
だから、自分で棚に返す方式なのだが、これだと、凡のタイミングで返すことができるし、次の料理を取りに行くときに返したら、いつも、スッキリとしたテーブルに料理の皿を置けるのである。
また、スタッフさんも、アットホームな感じで、親切だったしね。
中に、中国人のスタッフのお姉さんがいて、後から来た中国の団体旅行の人と、母国の言葉で話されていた。
外国からの旅行者も、こんな温泉に泊まるのが、面白かった。
隣のテーブルだったら、中国の話とかしたかったな。
更に、旅の楽しみも増えたに違いない。
時間入れ替えなのだけれど、出て行ってくださいという雰囲気もなく、そこも、ゆっくりと出来るところで、それもまた、気兼ねなしにということに通じるので、大いに満足だ。
ということで、お腹いっぱい頂いて、部屋に戻る。
前夜の寝不足もあって、そのままバタンQ。
寝てしまった。
夜中、目を覚まして、ホテルの部屋の布団で寝ている時間を、ただ、感じている。
それがまた、旅の雰囲気だ。
んでもって、水を買いに部屋から出た時に、また無料のマッサージ機をやる。
んでもって、スナックの自動販売機に、台湾飯なるものがあったので、思わず買ってしまう。
バイキングで、たらふく食っておいて、まだ自動販売機の台湾飯かと思われるかもしれないが、凡は、こんな自動販売機が好きで、果たして、バイキング料理を提供するホテルの、こんな場所に設置して、売れるのかと考えると、どうにも、販売に協力して、この機械を存続させなくちゃということなのであります。
部屋で食べて、また寝る。
IMG_0318.JPG(薄暗い通路に、自動販売機は、買って欲しそうに置かれてあった。)
IMG_0313.JPG
IMG_0314.JPG
そうだ、寝る前にトイレに行って、手を洗おうと洗面台に行ったら、大きなムカデがいた。
こんな、ハッキリとしたムカデは、初めて見たので、腰を抜かしそうになったが、やや弱っているようだったので、水で排水溝に流した。
だから、凡は、田舎は嫌いなのである。
こんなのがいる生活は、耐えられるはずがない。
ムカデに限らず、虫は、世界中から抹殺するべきだ。
世界で、虫駆除デーとかつくってさ、一斉に、空から殺虫剤を撒く訳。
自衛隊とかに依頼してね、殺虫剤を何十トンも、空から投下する。
特に、山とか、海とか、虫が沢山居そうなところを狙ってね。
家庭でも、もちろん、殺虫剤を10本や20本ぐらいは買ってさ、いや、この際、殺虫剤の費用は、国費で賄ってもやるべきだ。
そんでもって、総ての家で、一斉に、その殺虫剤を、噴霧しまくる。
ゴキブリや、ダニや、アリや、何でもいい。
殺虫剤で殺しまくる。
そんな努力を1年もやれば、かなりの虫はいなくなるだろう。
まあ、蚊ぐらいは、生き残っても構わない。
蚊は、ゴキブリやムカデに比べたら、遥かに可愛いじゃないか。
血を吸うぐらいは、愛嬌の内だ。
ゴキブリや、ムカデは、その存在自体が、恐怖なのである。
それで、地球の環境が変わってしまっても、それは、致し方ない。
虫のいなくなることで起こる不具合は、科学の力でなんとかしてもらおう。
その為の、科学だ。
たとえ、問題が起こっても、虫がいない世界が実現するなら、多少の厄介は我慢できよう。
どうせなら、虫の発生源となる森林だって、伐採しちゃって構わない。
んでもって、地面をコンクリートで固めちゃう。
地面から虫が出てこないようにね。
コンクリートなんて、人類の発展の象徴じゃないか。
木よりもコンクリートだ。
お椀や、箸なんかも、木である必要はない。
プラスチックなら、どんな形にも成型できるし、よっぽど文化的だろう。
凡は、そんな訳で、コンクリートとプラスチックが、大好きだ。
とはいうものの、そんなことをしたって、生き残るのが、虫なんだな。
恐るべしは、虫の生命力だ。
まあ、世界で生き残るのは、仕方がないとしても、凡の周りだけは絶滅してくれ!
頼む。
取り敢えずは、洗面所のムカデは、退治したが、その姿が目に焼き付いて、これを書いている今も、どうにも恐怖が蘇ってくるのであります。
ああ、記憶の中のムカデを殺す方法はないものだろうか。
そして、朝。
5時半ごろに、朝風呂に行った。
まだ明けきらない空を見ながら入る露天風呂は、これもまた格別である。
ポツリポツリとやってくるお客も、それほど多くは無く、ゆっくりと浸かって部屋に戻る。
朝食は、朝の7時からだ。
美味しい朝食を、これまた、たらふく頂く。
クロワッサンは、その場で焼いていたので、なかなか美味しかった。
IMG_0323.JPG
IMG_0322.JPG(朝食会場は、ガラス張りになっていて、昨夜は気が付かなかったが、庭みたいになっている。夜もライトアップしたら良いのになあ。)
さて、今日は、どうするか。
昨日は、恐竜博物館にしようかとか、勝山まで足を伸ばそうかとか、福井の街を散歩しようかとか、いろいろ考えたが、有名どころで、行きやすそうな、東尋坊に行くことにした。帰路のバスの時間が、14時45分なので、ちょうど良いだろう。
遊覧船もあるらしいので、ミニボンも喜ぶに違いない。
食べたら、すぐにチェックアウトした。

コメント

  1. yukemuri より:

    ビビンパを作れるバイキングって珍しいですね
    凡蔵さんはあまりステーキがお気に召さなかったようですが、自分だったら嬉しいですよ
    やっぱり肉の王様だし、好きなだけ食べられるのは嬉しいじゃないですか
    天ぷらやいくらかな?もあるし、天丼やいくら&刺身丼も楽しめるしね
    でもコチュジャンタップリのビビンパが美味しそうですね!
    おやっ?寝る前に自販機で台湾飯ってのを食べたんですね
    ルーロー飯みたいな感じなのかな?
    寝る前に小腹が空いた時に良いかもですね

タイトルとURLをコピーしました