平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(925)リトル・トーキョーで、みゆきさんと謎のM。(4)

2月21日(金曜日)。
今日は、中島みゆきさんの夜会「リトル・トーキョー」を見る最後の日だ。
もう、この1回で、凡のみゆきさんが終わってしまう。
寂しいね。
とはいうものの、昼間は時間があるから、ちょっとブラブラ出かけよう。
今日は、前回に東京へ来た時に行けなかったところへ行こうと思っている。
大井町から、りんかい線で国際展示場へ移動して乗り換え、ゆりかもめで青海まで移動した。
お目当ての場所は、ヴィーナスフォートの中にある、あるお店だ。
STRANGE LOVE/M
名前からして奇妙なお店だけれど、お店の半分は、ビンテージの少し怖いグッズを売っていて、その奥のスペースで、フリーメイソンのグッズを売っている。
凡の目的は、もちろん、フリーメイソンの方である。
それにしても、そのお店が「M」だなんて、これは意味深である。
凡は、アルファベットの中で、何が1番好きかというと、昔はTだった。
本名が、富夫(トミオ)なので、子供のころからTを書いてきたからだ。
そうだ、Xなんて言うのも良い。
Xファイルを連想させるからね。
Zも惹かれるな、最後の文字だから、1番ベッタでモガイテいる凡に重ね合わせているのかも。
なのだけれど、今現在は、何と言ってもダントツで、Mである。
勿論、みゆきさんのM。
街で、Mを見かけるだけで、ほんの少しうれしくなるのは、どうにも子供じみてはいるが、これがみゆきさんへの恋の印だと思えば、また楽しい。
散歩するときも、街の看板やショウウインドウに、Mを探してしまう。
勿論、今日のお店のMは、メイソンのMだろう。
店の前に行くと、入口にショウケースが置かれていて、その奥に怪しげなアンティークを並べているスペースがあるのだけれど、奥に行く入口が無い。
Mは、更に、その奥にあるという。
店の奥にいたスタッフに声を掛ける。
すると、中に入るには、入口に置いてある鐘を叩けという。
なので、叩くと、というか、叩き方が解らなかったので、それもスタッフに聞いて、何とか鐘を叩いた。
すると、店の端っこにある出入り用とは思えない鉄の扉が開いて、スタッフのお兄さんが出て来た。
Mを見に来たと伝える。
すると中に案内されて、ただ、まだMのスタッフは来ていないというので待たしてもらうことにした。
その間、スタッフのお兄さんと、お話をさせていただいたが、どうにもその衣装が変わっている。
まさしくSTRANGEなのである。
細身でスラリとした長身で、前髪はパッツンと揃えていて、ピッタリと身体に張り付くような黒いシャツに、ラフなパンツ。
服装の事を聞くと、女性用を探したりと、なかなか苦労もしているようだ。
その服装が、このお店にピッタリなんだね。

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(入口の鐘)写真は、お店の許可を得て撮影しています)

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(入口とは分からない入口)
んでもって、そこでMについての注意点を聞く。
フリーメイソンの会員が来ている時や、そのお店Mの会員が来ている時は、そっちが優先される。
んでもって、買わない場合は、入場料1000円が発生するということと、見るだけの場合は、10分程度だという。
何とも注文の多い店ではある。
そんな話を聞く凡を見て、お金持ってなさそうだなと思ったのか、Tシャツなんかだと、5000円だったか、それぐらいで買えますよ、などと教えてくれる。
とはいうものの、メイソンのグッズを売っているお店なんて、このお店ぐらいだろう。
しかも、聞くところによると、本当のメイソンの人も買いに来るという。
それに、何か1点は買うつもりで来ているのではあります。
しばらくしたら、若くて気さくな女のスタッフさんが、やってきた。
オーナーは、今日は不在だと言う事で、説明をしてくれた。
まず、カウンターには、指輪がずらっと並んでいる。
シルバーで、紺色のフリーメイソンのデザインが、どうにも魅力的だ。
ただ、35000円ぐらいする。
それはちょっとと、値段を聞いて尻込みをしながら、他のグッズも見て回る。
ペンダントトップも、なかなか気に入った。
とはいうものの、やはり値段で一旦保留にした。

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そんな風に、迷い続ける凡を、優しく見守るお姉さん。
ここは、1つぐらいは買って帰らなきゃと少し焦る。
そんなこんなで、1つのペンダントトップというか、大きさから言ってストラップのチャームのようなものをピックアップする。
メイソンの有名なデザインで、三角形の中に定規とコンパスが描かれていて、真ん中に太陽のマークがある。
お姉さんは、真ん中が、Gではなくて、太陽のマークは、上位者のマークで珍しいと言ったので、それを購入することにした。
13000円。

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それで、ようやく気を取り直して、周りのグッズを見てみると、同じような値段で、ビンテージのものもあったりと、他にも気なるグッズがあったが、そんなに買える財力も無し。
ただ、もう少し目立つものはないかと、物色していると、アップリケのようなものがあって、これぞメイソンというデザインだったので、それも購入。
んでもって、キーホルダーも、ゴールド色で、メイソンのマークがハッキリと刻印されているので、買ってしまう。
アップリケ 3800円。
キーホルダー 6800円。
お金を使ってしまったという疲労感と、面白いものを買ったという高揚感の両方を感じていた。
さて、今日の目的は、終わった。
お店のお姉さんの許可を得て、お店の写真やグッズの写真を撮らせてもらう。

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3点も買わずに、1点にして、もっと立派なものを買った方が良かったのか。
とはいうものの、面白いのはデザインで、これでパワーが付くとか、幸せになるなんてものじゃないものね。
買った理由は、自慢したいからだ。
こんなの持ってるよってね。
でも、その自慢を、「スゴイね。」なんて言ってくれるのは、ムー民ぐらいなものだろう。
そのムー民に、偶然街中で会う確率は、低いに違いない。
んでもって、さらに、そのムー民が、若い女の子である確率は、更に低い訳でと、どこまでも、グッズにご利益や出会いを求める凡なのではあります。
ある金額以上を買うと、メンバーになれるということだったので、一応、履歴を残しておいてもらうことにして、お店を出る。
んでもって、自宅に帰っても、これがいくらだったかは、ミニボンには秘密。
こんなものにお金をいくら使ってるのなんて、怒られるかもしれないからね。
さて、これからどうしようかと思って、ヴィーナスフォートの中を歩き回る。
何か食べようかとも思う。
すると、通路の真ん中に、似顔絵のブースが出ていた。
人の顔を、思いっきりデフォルメをして描くタイプの似顔絵で、大阪でも、その看板を見たことがある。
そうだ、似顔絵を描いてもらおうか。
そんでもって、カッコ良く描けていたら、ツイッターなどのアイコンにしても素敵じゃない。

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ということで、お願いをすることにした。
描いてくれるのは、40歳代ぐらいなのかな、もともと設計かなにかをしていたお兄さんだ。
デフォルメの仕方が3段階あったので、1番デフォルメのユルイものにしてもらう。
んでもって、話をしながら、描いてもらう。
んで、見せて貰った絵を見た。

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、、、、、これが凡なのか。
凡は、人からは、こういう風に見えているのかと、少し凹む。
絵の中の凡は、どうみたって、初老のオッサンだ。
カッコイイとは、程遠いオッサンだ。
まあ、オッサンには違いはないけれども、これなら、もっとデフォルメを強くして、面白おかしく描いてもらった方が良かったか。
この絵のオッサンが、若い女の子と付き合っているところを想像する。
女の子を見つめると、この絵の下がった目尻がさらに下がる。
んでもって、イヤラシイ感じで笑うんだ。
「ぐふふふふ。」
それを見て、若い女の子が言うよ。
「凡ちゃん、素敵。」
、、、インポッシブル。
そんなことは、あり得ないな。
と、自分で想像して、肩を落とした。
んでもって、その時の乗りで、ミニボンの絵も、アイフォンに入っている写真で描いてもらったら、これもまた、これがミニボンなのかという仕上がりになった。
見本に掲げられっている絵は、有名人ばかりだけれども、良く特徴を捉えている。
或いは、その有名人本人も、その絵をみたら、これが私なのかと凹むのだろうか。
とはいうものの、これはこれで、楽しかったわけだし、まずは、東京で浮かれているお土産にもなったのかもしれない。
1枚 1800円。
さて、ここでお昼のお店も探せなかったので、帰ることにしようかと駅まで行くと、今来た方向と反対方向に豊洲があった。
これは、1度行ってみるのも面白いかもだ。
ということで、豊洲市場へ行ってみる。
とはいうものの、セリは時間外でやってなくて、飲食店も、長蛇の列だし、また値段も高い。
素材は良いのかもしれないが、市場の中でやっているのに、どうしてこうも高いのかと思う。

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なので、早々と、今来た路線を戻ることにした。
ということで、新橋まで移動してきた。
もうすぐ、中島みゆきさんの夜会「リトル・トーキョー」なので、それまで、少し腹ごしらえをしておきたい。
と見ると、地下に降りる階段の前に、ひときわ目立つ看板とのぼりが立てられている。
1つは、グリルハンターさんで、ハンバーグのお店のようだ。
んでもって、もう1つは、スパゲッティのパンチョさんというお店。
どちらも、美味しそうじゃない。
ということで、どちらにするか迷ったすえに、グリルハンターさんに入る。

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それほど広くはない店内には、4人の女性グループの先客がいて、凡の隣に同時に入った女性が座った。
初めてなので、定番的なハンバーグと牛肉のセットにした。
サーブされた料理は、熱せられた鉄板に乗って如何にも美味しそうだ。
1口牛肉を口に入れたら、隣の女性から、「うん、美味しい。」という独り言が聞こえて来た。
凡も、うなずいて食べ進む。
味付けも濃いめで、美味しかったです。
さて、今日は考えていたことがあった。
みゆきさんへの差し入れというか、スタッフの皆さんへの陣中見舞いだ。
みゆきさんの誕生日も近いしね。
計画では、チョコのうまい棒を大量に買って、「みゆき様、スタッフ様d」としてACTシアターに持って行こうかなと思っていた。
みゆきさんには届かなくても、スタッフさんに食べて貰えればいい。
それに、安い物の方が手が出やすいだろうという狙いだ。
でも、もう時間が無い。
ということで、それは諦めて、ホテルに戻って支度をすることにした。
んでもって、大井町のホテルから、赤坂へ移動。
少し時間が余ったので、周辺をブラブラしていると、ビズタワーの中のショウウインドウに、バッグが陳列されていた。
見ると、Mだ。
バッグハンドルに、ゴールドのMのチャームとタッセルが付いている。
またもや、Mだ。

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欲しいなと思う。
とはいうものの、女性用のバッグは使い道がない。
それに、ブティックの高級品だろう。
後で、ツイッターをやっている人から聞いた情報では、このチャームとタッセルだけでも販売しているという。
気になるね。
ある意味、本当のみゆきさんのグッズより仕上がりがいい。
ということで、時間が来たので、中島みゆきさんの夜会「リトル・トーキョー」の列に並ぶ。
今日の席は、1階の前から2列目だ。
書き忘れたけれど、今日の朝食は、大井町で、出汁茶漬けを頂いた。
凡は、出汁が好きなので、美味しく頂きました。
一応、凡のログのために書いておきました。

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 中島みゆきさんの「リトル・トーキョー」を見に行く前に

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