平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(914)夜会リトル・トーキョーと不思議パワーと、どっち?(3)

1月30日(水曜日)。
中島みゆきさんの夜会「リトル・トーキョー」へ来たのに、何故か宇宙村の隕石を買ってしまった凡なのであります。
何をしているのか。
今回は、ネタバレ的な内容が含まれていますので、もし、そういうのを見たくない方は、読まないようにしてくださいね。
ただ、これがネタバレになるかというに、凡は違うとは思うのではありますが、ネタバレともとれる部分もあるかもしれません。
なので、少し行に空間を作って、スクロールしなきゃ見えないようにしてみようと思う。





まだまだ。





こんなものかな
↓。





さて、浅草まで戻って、ホテルにチェックイン。
ホテル京阪 浅草。
2泊3日で、税込み15750円。
部屋に入ると、大きめのベッドに、ベッドとデスクの間も、十分にある。
ドアの、避難図を見ると、普通のシングルよりは広めの部屋にしてくれたのかもしれない。
バスも、シャワーカーテンのレールが湾曲しているタイプなので、これもまた快適だ。
総合的に、どこも不満が無い。

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さて、そろそろ急がなきゃいけない。
地下鉄の田原町から溜池山王に移動。
そこからACTシアターまで歩く。
ただ、何か食べておきたい気がする。
出待ちもしようと思っているので長丁場だしね。
とはいうものの、それほど時間的にも余裕がある訳じゃない。
なので、シアターに近い吉そばで、たぬきそばと稲荷ずしを食べる。
たぬきそばは、大阪で言うハイカラそばだ。
なかなか汁の味付けも美味しかったです。

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さて、ACTシアターに着くと、もう入場が始まっている。
少しばかり焦ってくる。
中に入ると、もうどこも長蛇の列だ。
いつもなら、最初に夜会カクテルを飲みに、階段を下りて行くのだけれど、今回は諦めた。
さて、今日の席は、ツイッターをしている人の紹介で、譲ってもらえた席だ。
今まででは、考えてもみなかった繋がりでチケットを手に入れることができたことが、何とも嬉しくて、ツイッターなんて、今まではバカにしていたけれども、そこでこんな素敵なご縁が出来たこと、そして、そのご縁でチケットを譲ってもらえたことに感謝した。
まずは、1階の雰囲気を見に行く。
やっぱりACTシアターは、みゆきさんに近い劇場だね。
そして、今回の席に移動。
2階のH列。
1階に比べると舞台に少し遠いけれど、初日であるから、全体を見るには良い。
まずは、肩の力を抜いて、舞台を見ることにしよう。
それに、今回の舞台は、傾斜がつけられている。
なので、夜会を見てから思ったことだけれど、舞台に立つ人は、身体を真っすぐに保つために、やや体重を後ろに置くようになって、それで視線が自然と上を向くようになるのである。
詰まりは、舞台を見ると、みゆきさんが、上の階の方を見ているような状態になる。
これは、ステージが始まって、双眼鏡でみゆきさんの顔を見ると、いつも、こっちを、詰まりは凡の事を見ているような視線になっているのだ。
これがもう、堪らないのであります。
双眼鏡を通してだけれども、みゆきさんが、こっちを、凡を見ている。
そんな視線なんだな。
これには、ハートを射抜かれてしまった。
さて、夜会「リトル・トーキョー」の始まりだ。
今から見る舞台が、初めてのリトル・トーキョーなので、ストーリーも分からない。
でも、それは凡には関係ない。
なんせ、目的は、みゆきさんを見ることだ。
みゆきさんを、美しいなと、ウットリと見ることなのだから、ストーリーは、ある意味、どうだって良い。
幕が上がると、みゆきさんは、舞台の向かって左に置かれているデスクにうつ伏せになっている。
もう始めから、そこにみゆきさんがいるんだね。
一気に、気持ちが高鳴った。
そして、みゆきさんが、顔を上げる。
ビンテージのワインの濃い赤を思わせるエンジ色のドレスは、中世の貴婦人が着るような、今はやりの言葉で言うなら、ゴシック調というのかな、やや胸のところが開いていて、腰はギュッとしぼり、腰から裾が大きく開いている。
もう、みゆきさんのために、こんな衣装が出来たんじゃないかと、思うほど似合っている。
或いは、今までのゴシック調のドレスは、すべて試作であって、今、みゆきさんが、このドレスを着ることによって完成されたのではないかと、そんな感じだ。
それに、つけまつ毛も、いつものように、目尻のところを思いっきり下に向けて付けている。
これが、どうにも可愛いんだな。
そして、みゆきさんがほほ笑んだときに、そのつけまつ毛が、最高のパフォーマンスを発揮してくれるのだ。
このセンスに、いつもウットリとしてしまう。
ありがとう!メイクの泉沢紀子さん。
舞台を見て、最初に気が付いたのは、証明だ。
コンサートで、凡がいつも感じていた、見難さが、今回の夜会では無い。
その点については、後日、考えて書いてみようと思うのだけれど、今日は、兎に角、舞台の照明も見やすくて、楽しめたのであります。
今回の照明を考えたスタッフに、ありがとう!
初日なので、全体的な事を書くと、兎に角、楽しいという一言に尽きる。
まずは、みゆきさんが、可愛い。
これは、書かなくても分かり切ったことだけれど、書かなきゃいけない。
んでもって、メインの曲である「リトル・トーキョー」が、乗りやすくて、そして、楽しい曲なので、初めて聞いても、何となく、開場を出ても、自然と口ずさんでしまうぐらいに、脳みそに焼き付けられる。
そして、ストーリーもあるのだけれど、全体的にミュージカル仕立てになっているので、ただ、舞台を見ているだけでも、本当に、こころが浮き上がって、全員が楽しい気持ちになって、開場が1つになるような、そんな舞台だ。
最近の、夜会では、ストーリー重視の為か、歌われる曲も書下ろしが、ほとんどだったけれど、今回は、シングルになっている曲も歌うので、これまた楽しいのだ。
二雙の舟も、いつもは1フレーズしか歌わないのに、今回は、ロングバージョンで歌ったし。
兎に角、サービス満点な感じだ。
後で、出待ちでツイッターをしている人と話をしたけれども、昔の夜会を見ているようだと。
そんな感じに、凡もうなずいた。
それから、舞台のセットにも触れてみたい。
さっきと同じことを書いてしまうけれども。
舞台は、少し全体が見やすいようにと、6度って言ってたかな、傾斜がつけられている。
なので、さっき書いたように、演者の姿勢が後ろ重心になって、自然と顔が上を向くように姿勢になって、だから、視線も上を向くようになって、2階から見ると、こっちを見ているように感じられる。
そして、舞台の手前の真ん中のところが、三角形に客席に向かって張り出している。
んでもって、その舞台の中央に、リトル・トーキョーという小さなステージが拵えてある。
その小さなステージで、みんなが歌ったり、踊ったりするんだ。
なので、見ている方も、見る方向が、真ん中を見るようになって、集中しやすいようになっているのではと思う。
それよりも何よりも、そういう風に、舞台の真ん中が中心になっているので、みゆきさんが、最初にいる左端のデスクや、或いは、ステージの向かって右側のカウンターのようなところで、座っている時は、みゆきさんがステージの中央部分を見るので、自然と、みゆきさんの顔の角度が斜めになる。
そうだ、リトル・トーキョーの小さなステージの向かって左端に腰かけて「思い出だけではつらすぎる」を歌う時なんかも、自然と、前から見ると、みゆきさんを斜めから見る角度になる。
これがまた、絶品だ。
みゆきさんは、正面から見ても、美しいけれど、斜めから見ると、更に、美しいこと美しいこと。
特に、斜めから見るみゆきさんの、おでこから、頬、そして、口元からアゴのライン、その曲線は、美の極みである。
なので、終始、みゆきさんにウットリさせられるのである。
そんでもって、細かなところで気が付いたのは、最初の部分で、みゆきさんが、キャンデーをぺロペロと舐めるシーンがある。
あれには、まいった。
ドキリとしたじゃない。
もちろん、みゆきさんとしては、子供じみた演技のつもりでやっているのだろうけれど、見ている凡にしてみたらば、これは、もう見ていて恥ずかしいぐらいに、動揺してしまった。
だってさ、舌だよ。
舌をペロッとさ、出すんだよ。
前に、みゆきさんの唇の裏側が色っぽいだとか、そんなことを書いた記憶がある。
唇というのは、身体的に1つの器官のように思っている人が多いかもしれないが、あれは凡にしてみれば、2つの器官なのです。
詰まりは、唇の半分は、見えても良い顔の1部。
そして、唇の半分は、身体の裏側。
身体の裏側というのは、唇の裏側から、食道、胃、腸、そして肛門と繋がっている管の入口なんだ。
所謂、内臓だ。
そんな見てはいけないものだから、唇の裏側を見ると、ドキリとしてしまうのであります。
それが、舌となると、これはもう、完全に身体の裏側の器官であることは、疑いのない事実でありまして、而して、舌は、完全に内臓なのであります。
そういう視点から見ると、みゆきさんが舞台で、キャンデーをペロペロと舐めるシーンは、あれは、内臓を、身体の外に出して、ヒラヒラと動かしているというとに、他ならない訳でありまして、考えてみれば、奇妙で、気色の悪い行動ではあるのではあります。
とはいうものの、みゆきさんの内臓なら、それはまた、どうにも愛おしいものでありまして、あのみゆきさんの舌という内臓でもって、凡の唇あたりを、ペロペロとやって欲しいななんて、、、ゴホゴホゴホ(咳)。
いやいや、そんなフシダラな妄想は、妄想でもイケマセン。
そうそう、今回の夜会で特筆すべきことを、まだ書いていない。
それは、みゆきさんが、踊る!
まず、驚いたのが、1幕の「野ウサギのように」だ。
みゆきさんが、ステージ上の小さなステージ「リトル・トーキョー」で、野ウサギのようにを歌うのだけれど、その振り付けが、可愛いのって、これは最高だった。
野ウサギだからだろう、右手を頭のところに持って来て、手のひらをぴょこんと、ウサギの耳のようにヒラリとさせるんだね。
あれはもう、見ていて可愛いと思わない男性はいないだろう。
そんでもって、間奏の時には、足を後ろや前に、ピョコピョコと跳ね上げるんだけれど、だただた、ウットリと見ている他なかった。
もう、メロメロにされてしまったよ。
みゆきさんの踊りを見るなんて、夜会を見るまでは、想像できなかったからね。
このシーンを見て、今回の夜会は、今までとは違うなと思った。
そして、踊りの中でも、特に楽しいのが、2幕の「リトル・トーキョー」の時だ、この時は、みゆきさんは、勿論、出演者の渡辺真知子さんや、石田匠さんや、みんなで、踊りを踊りながら歌う。
実に楽しい。
後ろ向きにステップしながら、お尻をぴょんと跳ねる。
あれが、もうエンドレスで見たいぐらいに可愛い。
あんな、みゆきさんを初めて見た。
踊りも可愛いのだけれど、その時の表情もまた、良い。
凡が見たのは2階からだけれど、双眼鏡で覗くと、そこにはいつものみゆきさんの笑顔が見える。
でも、いつもの素敵な笑顔なのだけれど、口許が違うように、凡には見えたのであります。
やや口を縦長に大きく開いて、ダンスの楽しさを口で表現しているようだった。
一流のダンサーが、その得意なステップを踏むときに見せるあの表情なんだ。
それも、1番得意なステップの時の表情じゃない。
「あたしのステップ、他の人に出来ないでしょ。どう、スゴイでしょ。」というような表情ではない。
2番目か、3番目ぐらいの余裕のあるステップで、「楽しいね。」って感じの表情なんだ。
踊っている私も楽しい。
見ているみんなも楽しい。
ステージと客席の楽しいの一体化から生まれる表情で、あれが実に美しいのだ。
兎に角さ、みゆきさんが、目の前で楽しそうに踊るんだよ。
これで、こころを撃ち抜かれない男性なんているのかね。
ラッキィ池田さん、彩木エリさん、ありがとう!
本当に、ありがとう!
そうだ、2幕の白いドレスも美しかったな。
あれは、幽霊ということで真っ白なんだけれど、見ている凡は、ウエディングドレスを想像しちゃった。
少しばかり、嫉妬しそうになったね。
どこにもいない新郎にね。
しかし、みゆきさんの幽霊ぐらい美しいものは無いだろうね。
もし、みゆきさんが、本当の幽霊になっちゃったら、どうしよう。
みゆきさんの霊を、恐山のイタコさんに呼んでもらって、そこらぢゅうの写真を撮るね。
凡は霊感が無いので、みゆきさんの霊を感じることは出来ないから、せめて心霊写真でも撮りたいものね。
誰もいない空間に向かって、シャッターを、パチリパチリと切りまくる。
みゆきさんからしたら、みゆきさんの幽霊のいないところに向かってシャッターを切る凡に、「ちょっと、あんた、そこじゃないよ。」なんて、ツッコミを入れるだろうね。
でも、みゆきさん大好きな凡だ、そこは、ちゃんと1枚ぐらいは、みゆきさんの心霊写真を撮る自信はあるものね。
パシャリとね。
そしたら、みゆきさんが言うね、「あんた、そこ、あたしの胸!」。
みゆきさんが、幽霊になっても、そんな部分を撮りたい凡なのではあります。
ということで、初日の感想で、いろいろ、ダラダラと取り留めもなく書いてしまいましたが、総合的な感想としては。
お得感がある。
全員が楽しめる。
そんでもって、みゆきさんが最高に美しく見える、衣装、化粧、ダンス、そして、つけまつ毛だった。
凡が、最近見たみゆきさんの中でも、特に、今回は、可愛いと感じたのであります。
ということで、あっという間に、楽しいステージも終わって、出待ち場所に向かう。
出待ちでは、以前に会ったツイッターをしている人に再開したり、オリジナルのシールを頂いたり、初めての人に挨拶をしたりと、これまた楽しい時間を、みゆきさんを待ちながら感じていた。
そして、みゆきさんは、思ったより早く、出口に現れて、いつものように、車で帰って行った。
それにしても、車の窓から見えた白い指先は、この世の物と思えないぐらい白く、そして、儚さを秘めていた。
あの指先だけで、凡の胸の血液が逆流した。
好きだ。
ただ、その気持ちを抱く凡の目の前には、もう、みゆきさんはいない。
大好きなみゆきさんは、車で走って行ってしまった。
出待ちを終わって、一旦、ホテルに戻って、遅めの夕食に出かけた。
夜遅い浅草の街は、どこも静かで、やっているお店も少ない。
仕方なく、中華料理のお店に入るも、今出てきた料理がぬるかったり、店員が無愛想だったりと、イマイチだったけれど、今日は、この1軒だけで済ませてホテルに戻ろうと思う。
ホテルで、みゆきさんの余韻に浸りたい。

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ただ、この中華料理店で、良かったのは、クリアの中が200円で、ハイボールが150円と、ドリンクが安いことだろうか。
とはいうものの、もう次は行かない。
ということで、ホテルに戻って、みゆきさんの事を考えようと思ったけれど、疲れのせいか、すぐにベッドに横になっているうちに、寝てしまった。

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(部屋で、ツイッターの人に貰ったお菓子を見て、独りニヤニヤする凡。)

 中島みゆきさんの「リトル・トーキョー」を見に行く前に

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