平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(909)みゆきさんに似ている人のいる街へ(2)

1月5日(土曜日)。
鞆シーサイドホテルのバイキングを美味しく頂いたら、すぐ近くにある仙酔島への船の発着所に移動。
仙酔島へは、5分ぐらいだろうか、短い距離なので、古めかしい普通の渡し船を想像していたのだけれど、凡が乗った船は、幕末の龍馬が乗った船のような見かけに造られていて、観光に力を入れようとしている感じも伝わってくる。
ただ、船は小さめだ。
往復で240円。

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島に渡ると、入口に案内板がある。
地図に乗っているパワースポット以外にも、古代への入口とか、宇宙への入口なんてのもあって、どうも不思議、パワースポット押しのようである。
凡は、そんなのが好きなので、当然期待も湧いてくるというものだ。

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まずは、願いが叶うという龍神橋が、すぐ近くにあった。
橋は、これ?と思うほど短く小さい。
入口に、お願いの仕方が書いてある。
まずは、目を閉じて、そんでもって、息を止めて静かに渡るとある。
んでもって、お願いを1つするんだそうだ。
凡は、こんな仕掛けはあまり好まないけれども、簡単なものだし、大声を出すような派手なものでもないので、そして、周りには誰もいないので、ここは一興と考えて、渡ってみる。
んでもって、お願いを1つ。
1つと言うなら、やっぱりみゆきさんだろう。
みゆきさんとの縁がつながりますように、っと。
しかし、ここで思うことがある。
なんで、1つなんだろうね。
誰が決めたのだろうか。
というより、誰が言い出したのであろうか。
人には、沢山の悩みや、欲がある筈である。
じゃ、龍神さんは、1つの悩みしか聞いてあげないよ、あとは知らんぷりって、そんな了見の狭い存在なのだろうか。
まあ、お願いは1つだけだよということを、それを本当に龍神さんが決めたなら、それは仕方がない。
何しろ、お願いを叶えてやろうというのは、龍神さんなんだから。
それは、龍神さんの好きなように叶えればいい。
でも、人間が決めたなら、それは詰まらない決めつけだ。
そこには、人間、欲張ってはイケナイヨと言う、無言の善悪の押し付けのようなものが見える。
そもそも、人間が生きていく中では、これが良い、これが悪いなんてことは、決めることなんて出来ない訳で、欲張ることが悪だなんて、そんな押し付けは、悲しいナンセンスだ。
もし、凡が、ここで案内板を立てるとしたら、「橋を渡った後に、思いつくだけのお願い事をしてくださいね。」と書くね。
「10や、20では、まだまだ、勿体ないよ。もっともっと、お願いしましょう。」ってね。
どうせ、お願い事なんて、叶う事なんて無いのだから、そのぐらいのことを書いて欲しいな。
なんて、ここでも、天邪鬼な凡が登場してしまう。
さて、凡がこれから行こうと思っているのは、五色岩というパワースポットだ。
そこに行くには、今渡った橋を、元の入口まで戻らなきゃいけない。
なので、引き返したものの、そこで思う。
折角、橋を渡ってお願いをしたのに、元に引き返したならば、これは、お願いを取り消したことにはならないのだろうかと、この辺のところが気になるのである。
一興でやってみただけのことなのではありますが、この辺のとことも看板に書いておいて欲しいものである。
お願い事は叶わないなんて罰当たりなことを書いた天邪鬼だけれども、損をすることは嫌なのであります。
さて、島の海っぺりを、歩いて五色岩に向かう。
遊歩道みたいに整備がされているので、歩きやすいし、何しろ景色が美しいのである。

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瀬戸内の穏やかな海の潮風に吹かれながら歩く。
それも、漁港ではないから、磯臭さはなく、空気も美味しい。
冬なのだけれど、日差しもあって、ダウンのコートを着ていると、内側に汗をかくぐらいに暖かい。
コートの前のファスナーを開けて歩くと、その下に来ていたセーターをすり抜けた風が、凡の今さっきかいた汗を冷たく冷やした。

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五色岩は、海に面した岩肌が、5つの色に変化しているというので付けられたもので、パワースポットになっている。
手で、触れながら歩いてみるが、ゴツゴツとした岩肌を感じるだけで、果たして、パワーを頂くことができたのかどうかは不明である。
五色岩を過ぎて、今度は、山の方に向かって歩く。
入口の案内板にあった、古代への入口や、宇宙への入口とある場所に行っては見たけれども、そこには何も表示はなくて、はてさて、これがどうしたのかと首をひねる。
ただ、単に名前を付けただけなのだろうか。
それなら、そんな思わせぶりな名前は付けないで欲しいものだけれど、何しろ何も説明が無いので、そのまま歩いて、また海岸まで戻る。
海岸沿いの船着き場の近くには、国民宿舎や、温泉などもあるようだけれど、そのまま船着き場まで戻った。
んでもって、また来た渡し船で、水路を戻って、鞆の浦まで戻って来きた。
仙酔島は、これといってパワーは感じなかったけれども、本当にゆっくりとできる島で、兎に角、景色は美しいし、また、気持ちの良い島でありました。
さて、鞆の浦のマップを貰った時から気になっていたのだけれど、マップのところどころに保命酒(ほうめいしゅ)と印の入ったお店がある。
この鞆の浦の名産であることは間違いないだろう。
なので、買って帰ろうかと思う。
船着き場のオジサンに、お店がたくさんあるようだけれど、どのお店が良いかと尋ねたら、2つばかりお店を教えていただいた。
まずは、その1つに行ってみよう。
船着き場から歩いて福山市鞆支所から横に道を入って、すぐのところにあるお店に行ってみる。
赤たる印本格保命酒醸造元 八田保命酒舗さん。
お店の前まで行くと、どうにも田舎の寂れたお店に見える。
鞆の浦に着いてから、保命酒と看板があるお店をいくつか見かけたが、どこも老舗感のある重厚な見た目のお店ばかりだった。
でも、勧められたお店は、普通の寂れた感じのお店だ。
ガラス戸から中を覗いても、誰もいない。

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とはいうものの、オススメのお店だし、これもまた面白そうだと中に入る。
すると、中から店主が出て来た。
店内の棚には、外国に輸出する瓶なども置かれていて、いくつか種類はありそうだ。
ただ、聞いてみると、中身は同じだという。
とりあえず、お土産にするのに丁度良いだろうと言う事で、300mlのものを購入。
保命酒とは、お酒に薬草を漬けたもので、簡単にいうと養命酒のようなものだ。
帰る時に、写真を撮って良いかと聞いたら、良いというので、撮ったけれども、オジサンが棚の正面にいて、こっちを見ている。
凡がオジサンの事を撮ると思ったみたいなので、仕方なく、棚じゃなくて、オジサンの写真を撮った。

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さて、保命酒も買ったので、そろそろ帰ろうかと思うけれども、まだバスの時間までちょっとあるので、そこらあたりを散策。
その道にも、保命酒と看板のあるお店はあるのだけれど、どこも老舗感のあるお店だ。
観光客なら、入ってみたくなる見た目なのです。
或いは、さっきの普通の田舎のお店は、正解だったのかもしれないな。
見た目じゃなくて、商品が売り。
ちょっと、さっきのお店にして良かったと思えて来た。
さて、そろそろ福山駅まで戻ろう。
バスで、さっきの逆で、福山駅まで移動。
福山駅から、JRで、広島駅に移動。
広島駅に着いたのは、17時前ぐらいだっただろうか。
今日のホテルは、銀山町にあるヴィアイン広島銀山町だ。
路面電車で、銀山町へ移動したら、歩いてすぐの場所にあって、繁華街にも歩いて行くことが出来る。
さて、今日は、何を食べようかな。

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 中島みゆきさんの「リトル・トーキョー」を見に行く前に

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コメント

  1. ゆけむり より:

    凡蔵さん、たまにこう言う勘違いしたおじさんいますよね(笑)
    自分も時々写真を撮って良いですか?って聞く事があるんですが、実はその裏にちょっとどいて下さいって意味を込めているんですが、全然気づかず写る人が意外と多いんですよねでもあとでそれも良い思い出ですけどね・・・

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    お店のおじさんは、良い人で、写ってあげようと思ってくれるんですもんね。それもまた、楽しいですよね。
    写真を撮ると、嫌がられるお店も多いので、こういうお店は、というか、おじさんは、好きです。
    ただ、商品を取りたいなとか、お店の雰囲気を取りたいなというときは、まさか、どいてとは言えません。素直におじさんに写ってもらうのが良いですね。
    もし、これが可愛い女の子だったら、むしろ、商品より女の子を撮りたいのですが、そんな時は、絶対に、フレームから外れるところに行っちゃいますね。

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