平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(870)。アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(321)東京その18。

1月31日(水曜日)。
中島みゆきさんの夜会工場vol.2のブログでありますが、今回は、単なる旅行記となっております。
昨日で、凡の夜会工場は、終わってしまった。
仕方がない。
終わってしまったんだもの。
まずは、朝食でも食べに行こうか。
ホテルの1階にある朝食コーナーも良いけれど、最近は、どこかのカフェのチェーン店が運営するようになった。
みゆきさんの残像を感じながら朝食ということも考えたが、改装されたチェーン店では、残像もかき消されてしまっているだろう。
なので、外に出てみる。

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(5日ほど前に降った雪がまだ溶けていない)
坂を下りて行くと、コーヒーショップがあった。
「カフェ珈琲館」さん。
カフェ珈琲館、、、そこはかとなくオカシイ。
なので、入ってみる。
モーニングセットのコーヒーを、エスプレッソに出来るところが良かった。

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さて、ホテルに戻って、帰る支度をしよう。
今日は、やや早めに東京を出る予定だ。
何しろ、明日から、新しい仕事につく。
初日に体調不良ではいけないからだ。
とはいうものの、飛行機の時間までは少しあるので、どこかへ行こうかと思うのだけれど、始めは、渋谷のロクシタンカフェのようなおしゃれなお店に入ってみようと思っていた。
でも、まだ開店してなかったので、例の雑誌ムーの付録の「全国金運神社ガイド」に載っている阿那稲荷神社(あないなりじんじゃ)へ行ってみることにする。

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この神社は、新馬場の品川神社の境内にある。
まずは、本殿に参拝して、その横にある鳥居をくぐって、上社の天の恵みの御霊にお参りして、それから、その下にある地の恵みの御霊と御神水をお祀りする下社にお参りをした。
何となく、ただならぬ雰囲気が感じられる下社には、弁財天、恵比寿宇、大国、八百萬の神が祀られている。
八百萬の神様にお参りしたら、これはもう、総てが順調にいっちゃうよ。

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(本殿)

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(上社)

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(下社)

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(下社にあるお金を洗う水盤)
さて、その横にある「一粒万倍」の銭形の水盤に、「億万長者ブレスレット」と1万円札を置いて、神水を掛ける。
1万円札に神水を掛けたから、1万円の万倍で、1億円。
ありがとうございます、神様。
これで、もう老後も心配は無用だ。
帰りに階段の横を見ると、富士塚のようなところに通じる道があった。
行ってみたかったが、もう時間がない。
渋谷まで戻って、荷物を取り出して、羽田に向かう。
羽田について、チェックインをしたら、お昼ごはんでも頂こうかと思う。
天丼とそばのセットを注文。

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店内は、いっぱいで、忙しそうだ。
スタッフの若い女性が、役職的にはエライのかもしれないけれど、年上の他のメンバーに上から目線で、大きな声で何かを言っている。
その間、お客がお冷やの声を掛けても、それも後回し。
少しため息が出た。
凡は、飲食店で何が嫌かって、上司や店主が、スタッフに、怒ったりしているのを聞くのが、どうにも嫌なんだ。
たとえ料理が美味しくても、そんなのを聞きながらじゃ、喉が詰まっちゃうよね。
何か、凡が怒られている気になっちゃう。
混んでいるので、そばを頂いたら、そうそうに店を出る。
帰路の飛行機は、ANAのマイレージを使った特典旅行だ。
凡のブログにANAのプレミアムクラスのコメントを、よく書いて頂いている方に、今度は、凡もプレミアムなんて書いていたので、よし今回は乗ってみようと思ったら、満席だった。
ANA27。
羽田14時00分発。
伊丹15時05分着。
飛行機が変更になったようで、予約したと思っていた席と、まったく違う席だった。
真ん中の3席の右側。
凡の、左には、若いお母さんと、ちいさな女の子と、たぶん男の子。
男の子は、まだ小さいので膝にのせていた。
安定飛行に入って、しばらくすると、隣の会話が聞こえてくる。
「どうして、このお茶は、冷たいの?」
「ママが、冷たいお茶を買ったからだよ。」
なんて、そんな可愛い会話だ。
聞いている凡も、心地よい気分になってくる。
すると、お母さんの膝の上に乗った男の子が、たぶんママのアゴあたりを指さしているように見えたが、こんなことを、あどけない声で言った。
「ママの、ここが可愛い。」
すると、お母さんは、恥ずかしそうに笑って、男の子をギュッと抱きしめたようだった。
おぬし、なかなかやるな。
この子は、大人になったら、そこいらぢゅうの女の子をメロメロにさせちゃうに違いない。
こんな子供の時でも、こんなテクニックを駆使できるとは。
というか、天然の女殺し。
いや、殺してはいないが、「あんたに殺されるんやったら、うち、かまへん。」なんて、年上の女の人に言わせるだけの生まれながらの才能があるね。
うらやましいこと限りなし。
と、まだ幼稚園にも行っていない男の子に嫉妬する凡であった。
もし、この男の子が、みゆきさんのお膝の上に乗って、「みゆきさんの、ここが可愛い。」なんて言ったら、みゆきさんもメロメロにされちゃうのだろうか。
そんでもって、みゆきさんも、恥ずかしそうに笑って、男の子をギュッと抱きしめるのだろうか。
嫌だ、嫌だ。
想像したら、ぞっとした。
それだけは、させてはならない。
と、またもや、幼稚園にも行っていない男の子に恐怖する凡なのでありました。
とはいうものの、どうにも可愛い親子でありまして、そんな会話を聞いていたら、みゆきさんの夜会工場を終えて、東京を去る寂しさも、幾分、楽しい時間となりまして、無事に伊丹空港に着陸したのであります。
これでもう、凡の今回の夜会工場vol.2は、終わりである。
2月に名古屋公演もあるけれども、これは新しい職場では休みがとれないだろうから、残念だけれど、諦めた。
でも、都合9回も、参加できたことは、幸せでしかない。
それに、それを機嫌よくさせてくれた、ミニボンにも、感謝なのであります。
以前の職場の女性のお客さんに、いつも、「あんたー、奥さんに感謝しな、あかんでー。そんなん、他の人やったら、させてくれへんでー。」とよく言われていたのを思い出す。
それは、正しく、そうだなと思う。
今、これを書いている時点でも、まだ夜会工場ロスで、腑抜け状態なのでありますが、とりあえずは、生きていて良かったと思うのでありました。
追記。
そうだ、帰路の飛行機の座席のポケットにあった、サービスインフォメーションという冊子の機内音楽のところを見たら、中島みゆきスペシャルという番組があったけれど、聞かなかった。
どうも、みゆきさんのステージの記憶を薄れさせたくはなかったから。

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sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    いくら料理が美味しくても、お店の中で上の人が下の人を怒鳴ったり怒っているのは嫌ですよね
    実は大好きな吉村家など家系はそれが顕著だったんです
    客の前で怒鳴り、時にはケリを入れる
    更にはさらし者のように店の前の路上で、濡れタオルを使って麺上げの練習を延々とさせる
    この点は本当に嫌でしたね・・・
    ところで天丼と蕎麦のセットですが、なかなかボリュームがありますね
    第2ターミナルですよね?
    こんなセットを出すお店があるなんて知りませんでした
    ちなみに何番搭乗口の近くだったんでしょうか?
    プレミアムシートは満席でしたか
    一度は乗ってみたいと思いますが、お値段がネックでついケチっちゃうんですよね

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    やっぱり、ゆけむりさんも、そうですよね。お店の味が、いくら良かったって、店員が怒られている声を聞きながら食べるのは、せっかくの料理が、美味しくなくなっちゃう。
    天丼とそばのセットは、ANAの方のターミナルです。
    結構、席は満席で、忙しそうなので、ゆっくり食べるという雰囲気ではありませんが、セット内容が良いですよね。
    プレミアムシートは、値上がりしたので、結構勇気いるのですが、以前のブログにプレミアムのレポートをしてくださる方がいて、その影響で乗ってみようかなと思ったのですが、時間帯によっては、人気のようです。

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