平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(865)。アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(316)東京その14。

1月27日(土曜日)。
中島みゆきさんの夜会工場vol.2のブログの続きであります。
なのですが、今回は、ほぼ旅行記というか、食べ歩きの話であります。
というか、食べ歩きの記録というべきか。
昨日の、26日の夜会工場を見て、今日は帰路につく日なのでありますが、それほど寂しくはないのであります。
というのも、これは昨年から決まっていたのですが、30日は、東京公演に参加する予定だったので、今日、一旦大阪へ戻るけれども、また、30日に東京へやってきて、みゆきさんに会うことが出来るからであります。
そんでもって、今回の最終日。
まずは、巣鴨のマックで朝食。
そして、ホテルをチェックアウト。
東京駅で、荷物を預ける。
何処へ行こうかということもないので、神田でも行ってみようと思う。
詳しくは忘れてしまったが、ぶらぶらと散策しながら、街を歩く。
すると、道の向こうにそば屋があった。
名前を見ると、「まつや」さんだ。
まつやさんは、池波正太郎さんのエッセイなどに、よく登場する、行きつけのお店である。
寄ってみようかと思ったが、まだ時間的に早い。
なので、そのまま歩いて行って、古本屋街に向かう。
古本屋も、まだ時間的に早いとあって、開店準備の最中である。
少しずつ開店しはじめた本屋に、立ち寄り、立ち寄り、歩き回る。
みゆきさんの昔の本があるんじゃないかとか、夜会の台本があるんじゃないかとか思いながら見て回るのは楽しい。
それに、神田という街自体、なかなか面白い街で、次回は、神田のホテルに泊まろうかと思う。
それにしても、凡は、普段、よっぽど絵が描きたいと思っているのか、「最速でなんでも描けるようになるキャラ作画の技術」というアニメ的な絵の本を、衝動買いしてしまった。
そんな風に歩いていると、ゴマ油の良い匂いがしてくる。
さっき、そば屋のまつやさんを見つけたので、お昼は、引き返して、まつやさんでも良いかと思っていた。
でも、今、ゴマ油の香が凡の足を止める。
みると、昔、江戸川乱歩さんも通った店らしい。
なので、入ってみることにした。
「天婦羅 はちまき」さん。
名物の、穴子海老天丼を注文。

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店内も、なかなか良い雰囲気で、その中に、1人若いウエイトレスさんがいた。
注文したものを給仕するときに見ると、真っ黒のマニキュアをしている。
昔からやっている天ぷら屋で、真っ黒のマニキュアの女の子。
それを認めているお店もスゴイし、黒く塗っている女の子もスゴイ。
ただ、そんな雰囲気が、心地良いのかもしれない。
構え過ぎないというのは、すこぶる良い。
美味しいものを、気楽に頂くことが出来るからだ。
天丼は、ボリュームもあり、美味しかった。
黒いマニキュアの女の子も、昭和のドラマに出てくるような美人さんで、それもまた、うれしい。
他にも給仕のスタッフのお姉さんがいて、繁盛しているお店だと判る。
食べたいと思った時に、食べたいものを頂く。
それだから、てんぷら屋さんもまた、入って良かったと思った。
11時の開店と同時に入って、11時20分に出た。
天丼で、お腹が膨れた凡なのでありますが、昨夜の肉料理に失敗した記憶がまだ消えない。
脳が食べることに於いて、まだ満足していないのを感じる。
詰まりは、脳がバカになっているということだ。
いや、肉料理に失敗した記憶が、今も凡を支配しているということは、脳は、至って真面目に活動をしているということではないのか。
とはいうものの、精神を病んでいる可能性は、すこぶる大なのではある。
肉料理は、まずは置いておいて、さっき食べてやろうと思ったのは、そばだ。
さっき食べようと思ったものを食べないのは、また凡の真面目な脳みそに、そばを食べなかった記憶が残ってしまう。
今、解決できるものは、今、食べて解決しておこう。
なので、天丼を頂いたばかりだけれど、そばも食べようと思う。
それに、そばはそばでも、まつやさんのそばは、この東京にいる時しか食することができない。
それに、池波正太郎さんの行きつけというのも、また面白そうだ。
なので、また道をテクテクと引き返して、そばや「まつや」さんへ行った。
すると、11時半過ぎなのに、店内は満席だ。
外には、待っている人もいる。
そこへちょうど滑り込む形で、凡1人入ることが出来た。

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各テーブルでは、蕎麦や、アテでお酒を楽しむ人も多い。
そば屋で、お酒。
これが楽しいんだよね。
とはいうものの、ちょうど時分時なので、長居は無用だ。
とはいうものの、折角だからと、ビールの小瓶を1本。
そして、蕎麦は迷った挙句に、花巻そばを注文。
もりや、ざるも食べてみたいけれども、ここが問題だ。
もりそばが、凡のテーブルにやってくるとする。
普通なら、もりそばには、ワサビだ。
とはいうものの、池波正太郎さんは、こんな時は、七味だか一味だかを、ちょいと掛けて食べるとエッセイには書かれている。
その点について、食べることが好きな人や、池波ファンの間では、わさびなのか七味なのかの議論が起こるのである。
さて、凡が、もし、もりを選んだとしたら、これは、なかなか難しい。
今まで通りにワサビにするか、ここは、池波正太郎さんをマネして、七味にするか。
それが問題だ。
迷った時は、両方という手もあるが、そう考えるところが凡の食い意地の張ったところだ。
恥ずかしい。
目の前に出された盛りそばを、腕組みをして、さて、どっちにするかなんて、正解なんてありはしないのに、悩んでしまう。
それならいっそと、イラナイ悩みを生んでしまう、もりそばは捨ててしまって、普通の花巻そばにした次第であります。
花巻そばだって、東京で食べると、少しばかり粋である。
海苔の香と、ワサビで、ツツーっとね。
ただ、凡は、麺を食べるのが下手で、途中で麺を前歯で切ってしまう。
恥ずかしいが、仕方がない。
11時45分ぐらいに店を出る。
それにしても、11時に、1軒目に入って、天丼を頂き、さらに2軒目のそば屋を11時45分ぐらいに出た。
食いすぎだし、費やす時間が短すぎるんじゃない。
短時間で、2軒のハシゴをしたのでありますが、まだ脳が満足していない。
どういうこと?
昨夜の肉の欲求不満が、凡の脳みその片隅に、まだくすぶっているいるようである。
というか、よっぽど律儀な凡の脳みそである。
こういう場合の、対処の仕方は、もう1つしかない。
肉を食べたいと思っている脳みそに、肉を思いっきり食べて、脳みそを納得させなきゃいけない。
ストレートに1本勝負だ。
天丼と、花巻そばを食べた後だけれど、ええい!肉を食らおう!
まだまだ食ってやるぞ~!
ということで、「いきなりステーキ」さんへ入る。
ランチステーキの300gを注文。
これは、昨夜とは、まったく違って、熱々の鉄板に、熱々のステーキが乗っかっている。
肉って言うのは、これじゃなきゃね。

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美味しく頂いて、12時15分ごろ、お店を出る。
それにしても、11時から、12時15分の間に、天丼、そば、ステーキを頂いくとは、凡も食い意地が張っている。
というか、食欲中枢がバカになっている。
いや、律儀な脳みそである。
それにしても、ゆっくり味わってというより、ガツガツ貪り食うという感じなのが、恥ずかしい。
品がないね、凡も。
もう、こうなったら、ヤケクソだ。
東京へ来て、食べに行きたいと思っていた、赤坂の陳麻婆豆腐さんの麻婆豆腐をたべてやろう!
と、思ったが、赤坂に移動する時間もないので、神田周辺を見渡したら、麻婆豆腐ではなくて、四川の担々麵のお店があったので、入ろうとしたが、時分的に長蛇の列だったので、止めた。
最後の最後は、バカではなかったということか。
とはいうものの、列に並んで、天丼、そば、ステーキ、担々麺といって、バカを完成させれば良かったのか。
いつの時でも、中途半端な凡である。
というか、昼ごはんに、そんな喰ってどうするのということではありますわね。
そて、そろそろ、帰る時間なので、神田から東京駅まで歩く。
昨日に東京駅の旅行会社で手配していた「ぷらっとこだまエコノミープラン」で、帰るつもりだ。
そして、確かそうだっんじゃないかなという記憶の金額の話だけれど、プラス1500円でグリーン車に変更できるので、最後は余裕のグリーン車をお願いした。

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(こだまは、車内販売がないので、お弁当とビールを用意。4時間あるものね。)
13時56分、東京駅発。こだま661号。
17時50分、新大阪駅着。
4時間かかるけれども、そんなに早く、みゆきさんの住む東京を離れなくてもいい。
それに、グリーン車なんだから、出来るだけ長い時間、その贅沢を味わいたい。
駅弁に、崎陽軒のシウマイ弁当と、ゆで玉子を買って、乗り込む。
車内は、ガラガラで、快適な帰路となったのであります。
今回は、6日間もの長い間、みゆきさんの夜会工場に行かせてくれて、ミニボン、ありがとう。
本当に感謝です。
そんな我儘、普通の奥さんだったら、出来ないよね。
もう1回言うけれど、ミニボンに感謝。
20時前ごろに、自宅に帰って、ドアを開けると、
「はあー。もう帰ってきたんや。」と、ミニボンが言った。
それにしても、お金、使っちゃったね。

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sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    お~、アレコレいっぱい食べましたね~
    老舗天ぷら屋で、江戸前天丼と言ったところでしょうかね
    ごま油の香りがする穴子天なんて実に素晴らしいですね
    しかし黒いマニキュアはいただけないなぁ
    凡蔵さんは寛容ですね、自分はそれだけで評価が下がっちゃいます
    味とは関係ないはずですが、店の雰囲気や店員さんの応対一つで美味しさに多少の変化が出ると思うんですよね(難しい性格でゴメンナサイ)
    続いてそば屋でビールの小瓶と花巻そば
    良いですね~
    お昼時だから少し遠慮しての小瓶ってところが粋ですね
    更に昨夜の肉が脳裏にありましたか
    その気持ち分かりますよ、やはりあの肉では後悔だけが残りますもんね
    いきなりステーキですね、自分も大好きです
    ガストの不味いステーキと雲泥の差だったのではないでしょうか?
    更に更に麻婆豆腐や坦々麺も考えていたなんてビックリです
    行列が長くて断念して正解だったのではないでしょうかね(笑)
    かえりの新幹線でシウマイ弁当ってのが嬉しいですね(新しいタイプの包み紙がちょっと気に入らないけど)、つまみにもなるしご飯として食べても良いし、道中の長いこだまにピッタリだったのではないでしょうか?
    それにしても充実した6日間のようでしたね
    なんだかとても羨ましい旅に感じますよ
    たまにはこんな旅もしてみたいです・・・

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    今回は、兎に角、食べましたよ。しかも、何故か、お腹いっぱいにならない。不思議にね。
    そんでもって、どれも美味しかったです。
    黒いマニキュアの女の子は、まあ可愛かったですからね。そこは、何かと別の評価になってしまったわけです。でも、何か、行儀よくしないと亭主の視線が怖いとかいうような、窮屈なお店よりも、こんなお店の方が、のんびり気楽に食べれますからね。
    そんでもって、蕎麦は、少しばかりミーハーですが、池波正太郎さんが通った店と聞くと、どうしても行ってみたくなりました。
    んでもって、さらにステーキは、やっぱり熱々が好きです。お店は、レアを押してましたが、もう少し焼いてほしいとミディアムをお願いしました。
    立ち食いが基本のようですが、椅子にも座れたので、良かったです。
    それから、シウマイ弁当ですよ。
    それは知らなかったです。
    包み紙が、新しいのと古いのがあるんですね。
    それは知らなかったなあ。知ってたら、絶対に昔の包み紙にしたのにね。残念。
    今回も、みゆきさん中心の旅ですが、やっぱり東京は楽しいですね。
    また、今年の年末も、コンサートがあることを期待して、次の東京を楽しみにしています。

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