1月23日(火曜日)。
中島みゆきさんの夜会工場vol.2の続きであります。
みゆきさんの歌は、「朱色の花を抱きしめて」に移った。
始め聞いたときは、そこまでには感じなかったのだけれど、聞くたびに素敵に思えてくる曲だ。
特に、歌い方が、素敵である。
それに、凡は、みゆきさんについては、歌はどうでもよいなんて、書いてきたけれども、やっぱり、みゆきさんは、歌もまた、素敵だなと思う。
しかしね、それを文章に書くのは、これは難しい。
何故なら、みゆきさんの歌は素敵だというのは、これは当たり前のことだからだ。
詰まりね、みゆきさんの歌が素敵だということは、ここに〇があって、それを「これは〇だ。」と言っているのと同じだからだ。
ここに□があって、「これは□だ。」と言っているのと同じ。
いくら、〇を「滑らかな曲線で、書き出した点から、ゆっくりと弧を描きながら指先を回して、また元の点に戻ってくる。月のように角がない。」なんて説明してみても、それは丸の状態を表現しているだけで、そんなことより、「〇だ。」と言った方が正解だし、誰にでも解る。
みゆきさんの好きな人のこころの中には、というかイメージの中には、その人の数だけ〇や□がある。
そのそれぞれの〇と□を、それぞれが素敵だと思えばそれでいい。
それだから、やっぱり凡は、みゆきさんの歌について書きたいとは思わないし、書けないのであります。
ただただ、みゆきさんの美しさと、可愛さを、文字に写し取るだけが、精いっぱいのことなのです。
そんな話は、一旦置いておきまして、そんな見た目も、歌も素敵なみゆきさんなのですが、今回も、ステージを見ていて、ガッカリしたことがある。
「帰れない者たちへ」の時だ。
ステージに高い階段がしつらえてあって、その1つに石田さんが歌いながら上って、もう1つの階段を歌いながら、みゆきさんが上がっていく。
あの階段は、3メーターぐらいあるのじゃないだろうか。
それに、その上に立ったなら、みゆきさんの身長の高さも加わって、階段の上から見る目の位置は、たぶん4メーターを超えているかもしれない。
そんな高い場所に立って、みゆきさんは、歌う。
そして、凡は呟く。
「みゆきさん、あんた、ひょっとして、バカなの?」
あんな高いところで、よく歌えるものだね。
もしだよ、もし、何かの拍子で、階段から落ちちゃったらどうするのよ。
階段を踏み外して、「あれー、スッテンンコロリン、ドーン、(みゆきさんが床に落ちる音)、グチャ、(みゆきさんが、グチャっとなっちゃう音)」
そんなことも想像もできないの?ねえ、みゆきさん。
みゆきさんが階段から落ちるところを想像したら、気絶しそうになったよ。
それって、想像力がなさすぎるよ。
もしかして、高いところを怖いと思わないの?
それって、病気だよ。病気。
1回、お医者さんに診てもらった方が良いよ。
凡は、みゆきさんが、こころから好きだ。
もうこころの99.999、、、好きなんだ。
でも、1つだけ気に入らないのは、そこなんだな。
出来ることなら、みゆきさんには、高所恐怖症であって欲しかった。
もし、凡とみゆきさんが、そんな高いところで2人になることがあったなら、凡は、もう立ってはいられないよ。
なので、申し訳ないが、そんな場合は、みゆきさんの腕にシッカリつかまって、目をつぶっていよう。
と、これまた、あり得ない妄想に浸る凡なのであります。
そして、「我が祖国は風の彼方」の素敵な笑顔を見ながら、幕が下りた。
あ、そうだ、書き忘れたけれども、この日、「愛から遠く離れて」の時に、みゆきさんが歌詞を間違えたようだ。
凡は、解らなかったけれどもね。
でも、それもまた可愛いんだなあ。
そんでもって、休憩を挟んで、第2幕が始まる。
「思い出させてあげる」は、これはもう秀逸。
みゆきさんの太ももの美しさばかり書いてきたけれども、やっぱり1番は顔が可愛いということだ。
このシーンの時は、その可愛さが、たぶん髪型から来てると思う。
前髪を、まゆ毛あたりまで下して、しかも、向かって右側は、さらにまゆ毛よりも下に髪をおろしている。
あれがイイ。
女性は、というか男性もだけれど、前髪を額に垂らすと、若く見える。
前髪を、アップにするときも、前髪全部をまとめてアップにするよりも、前髪の少しを額に垂らすだけで、随分と見た目が違ってくる。
みゆきさんも、また、もともと若くて可愛く見えるけれども、今回の「思い出させてあげる」の時のように、前髪を思い切って下げて額を隠すと、それこそ、急に若く見えてくるのだ。
しかも、若いだけでなくて、可愛く見える。
いや、実際に可愛いけれどね。
だからさ、もっと前髪を下げても可愛いかもしれないのではある。
ちょうど、目が隠れるぐらいに下してみたら、どうなのかな。
可愛いだろうな。
それじゃ、口のあたりまで前髪をおろして見たら、どうなか。
少し恐い気もするな。
それじゃ、いっそのこと、前髪を胸のあたりまで下したらどうなのかな。
それじゃ、恐怖映画だね。
いくらなんでも、それは、みゆきさんでもイヤだな。
それなら、いっそのこと、ツルツルの丸坊主がいいか。
ツルツルのみゆきさんも、前にも書いたかもですが、可愛いに違いない。
というか、今、凡が見たいのは、みゆきさんのポニーテールだ。
学生時代には、男性なら、1度は、ポニーテールがイイなと思う時期が必ずある筈だ。
男性の通過儀礼というか、通過嗜好というか。
誰だって、男性なら、同じ学校の、1年先輩とかの女の子の、そうだな、バスケットボール部の部活をしている女の子がイメージかな、そんなポニーテールの女の子に憧れた経験のある男性は、80パーセントを超えている筈だ。
今回の、夜会工場は、みゆきさんは、ツナギを来ている。
あのツナギにポニーテールは、もし、みゆきさんがしていたなら、きっと、メロメロにされていただろうな。
或いは、もっと淡い学生時代の恋心を、みゆきさんに感じてしまってただろうな。
ただ、学生時代の淡い恋心を、中年の凡が抱いてしまったなら、やや厄介ではあるけれどね。
んでもって、「幸せになりなさい」の時だ。
凡でも、あ、歌詞飛んじゃったねと思ったのだけれど。
歌った後で、みゆきさんが「歌詞、忘れたっちゃ。」みたいなことを言った。
あの言い方が、可愛かったね。
というか、その「歌詞、忘れたっちゃ。」も可愛かったけれど、その歌詞が飛んだ時のみゆきさんの表情が、もう、なんたって、可愛かったんだ。
「あ、やっちゃった。」みたいな、本当に可愛い顔。
あんな可愛い表情が、凡は見たいんだよね。
もう何だったら、みゆきさんには、何度も何度も、歌詞を忘れて欲しいんだ。
♪♪ ※〇▽?、ジャスミーン、▽?〇※、、、※▽〇?、、、ジャスミーン、??? ♪♪
みたいなね。
曲の90パーセントぐらい忘れちゃう。
そしたらさ、もうずっと、みゆきさんの歌詞が飛んじゃた時の可愛い顔を見てられるんだよ。
至福の時じゃないか。
或いは、もう100パーセント飛んじゃっても良い。
したら、ずっと可愛い顔のみゆきさんを見てられる。
ずっと、ハミングでね。
♪♪ フーン、フーン、フーン、フーン ♪♪
なんてね。
とはいうものの、そんな日もやがて、やってくるのかもしれない。
みゆきさんが、100歳の時のコンサート。
♪♪ フガフガフガ~、フガフガフガ~、コトン(入れ歯の落ちる音)、フガフガ~ ♪♪
なんてね。
それでも、やっぱり、みゆきさんは、絶対に、可愛いと凡は思うんだな。
100歳のみゆきさんも、笑顔の可愛いみゆきさんであることは、これは間違いがないのであります。
ただ、みゆきさんの100歳のコンサートに、凡が生きてこの世に存在していることが出来る自信はないな。
「お先に逝かせてもらいます、みゆきさーん。」
なんて、またもや、アホな妄想であります。
そんでもって、これはもう絶対的美の、「あなたの言葉がわからない」があって、「慕情」のサービスタイムがあって、「産声」で終わった。
みゆきさんに会えた高揚感と、終わってしまった寂しさを抱えて、凡は出待ちの場所まで移動した。
(夜会工場の終わったばかりの駐車場。ここは蛍光灯も付いているし、広いから、いいですね。)
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