平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(847)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(299)

1月9日(火曜日)。
中島みゆきさんの夜会工場vol.2のブログの、前回からの続きであります。
少しばかりネタバレ的な内容を含んでいますので、まだ見てない方はご注意くださいませね。
とうことで、今回も待ち遠しかった夜会工場vol.2でありますが、特に、みゆきさんのチャイナドレスを待っていた。
兎に角、美しいものね。
そして、とうとうその瞬間がやって来たのであります。
舞台の中央に設置された階段をみゆきさんが降りてくる。
黒系の細かいスパンコールなのかな、キラキラ輝くチャイナドレスを着たみゆきさんが、「思い出させてあげる」を歌いながら降りてくる。
もう、この瞬間でウットリだ。
そして、ここで特筆すべきことが、福岡公演のブログでも書いたけれども、みゆきさんの太ももだ。
チャイナドレスは、サイドに大きな切れ込みがある。
なので、階段を降りてくるときに、その美しい御御足の太ももが、少しばかり露わになる。
会場の男性が、トロンとやられてしまう瞬間だ。
凡は、躊躇なく、ただ申し訳ないという気持ちは抱きながらも、「みゆきさん拝見号」と取り出して覗く。
そこには、みゆきさんの、美しい太ももが、、、。
と思ったら、双眼鏡の丸い映像の下から、黒い丸坊主の山が、ボヨヨーン。
なんなのだと思って、双眼鏡を外してみると、凡の2列前の少し右寄りに座っている男性の丸坊主頭だったのだ。
舞台の階段は、舞台の中央あたりに設置されているのだけれど、この時に気がついたが、やや向かって右側に設置されている。
なので、凡とみゆきさんの太ももの間に、ちょうど丸坊主頭が重なるのだ。
気を取り直して、やや双眼鏡の角度を調整しながら見てみる。
が、またもや、ボヨヨーン。
助けて、、、少しだけでも、みゆきさんを見させて、ボヨヨーン。
体をちょっとずらしてみて、、、ボヨヨーン。
もう、嫌だ、、、、ボヨヨーン。
諦めて、双眼鏡を目から外したら、、、それでも、坊主頭が、ボヨヨーン。
ついに、みゆきさんの太ももを、みゆきさん拝見号で見ることは叶わなかった。
と、まあ、みゆきさんの太ももに、そこまで、とらわれなくても良いのではあります。
何故なら、みゆきさんの魅力は、何も太ももだけじゃない。
そうなんだ、いっぱい、みゆきさんには魅力がある。
と、凡自身に言い聞かせるのであった。
それに、あまり太ももを連呼すると、変態だと思われてしまう。
変態には違いはないのだろうけれど、まあ、力もお金も権力も、何もない無力な凡なのでありますから、みゆきさんファンの男性諸氏は、ご安心くださいませ。
そうだ、チャイナドレスのときの、みゆきさんの髪型は、可愛かったですね。
ひょっとしたら、福岡公演のブログにも書いたかもしれませんが、やや膨らみを持たせて前に垂らした前髪と、後ろはアップにして纏めた、絶妙な形は、どうにも可愛い。
あの髪型で、もっと前髪にボリュームを持たせたら、黒柳徹子さんみたいな髪型になるのかな。
黒柳徹子さんの髪型のみゆきさんを想像したら、吹き出しそうになった。
でも、黒柳徹子さんの髪型のみゆきさんも、きっと、それはそれで可愛いんだろうなと思う。なんといっても、みゆきさんは、どんな髪型でも、どんな衣装でも、着こなしちゃう素材の良さをもっているからね。
どのシーンも、いつものことだけれど、みゆきさんの笑顔は特別に可愛い。
目を細めて、微笑むみゆきさんは、絶品だ。
そんな笑顔を見ていると、時々思うことがある。
あの笑顔の時のみゆきさんは、目を閉じているのだろうかということだ。
目を閉じていたって、薄目を開いていたって、それは美しいことに変わりはないので、どちらでも良いのだけれど、凡も、あの笑顔に憧れて、鏡の前でやってみたことがある。
薄目で微笑むなんて、至難の技だ。
薄く開いた目で、無理やり笑顔を作ろうとしたら、目に力が入って、瞼がピクピク痙攣した。
笑顔どころか、どうにもギコチナイ顔になった。
目を閉じれば、凡にだってできるのかもしれないが、目をつぶってしまったら、凡の顔を鏡で見ることができないから、微笑んでいるかどうか確認が出来ない。
見えなくても、みゆきさんのような微笑みではないことは、分かるけれどね。
以前の職場に、アルバイトの女の子で、凡を見かけると、挨拶なんかせずに、無言で、みゆきさんのように目を細めて、一瞬微笑む子がいた。
年齢も随分と離れていたのだけれど、あの笑顔には、ドキリとさせられたな。
なんというか、凡に気があるのじゃないかって、勘違いしそうになったよ。
当の本人は、「おはようございます。」ぐらいの挨拶の代わりの笑顔だったのだろうけれどね。
でも、あの笑顔にやられない男性はいないだろうな。
というか、女性にしたって、みゆきさんの笑顔にウットリと癒されるそうだから、男女関係なく、笑顔には特別な力があるのだろう。
笑顔を見て嬉しくならない人はいない。
ということはだ。
学校でも、勉強なんかよりも、真っ先に微笑みの練習をさせるべきじゃないだろうか。
毎日の1時限目は、微笑みの練習。
学校中のみんなが笑顔になって、その子たちが社会人になって笑顔を振りまいて、世界中に笑顔を発信して行く。
そんな世界には、きっと素晴らしい結びつきが生まれるはずだよ。
そう思うね。
もちろん、教科書は、みゆきさんの写真だ。
そんな授業なら、凡も受けて見たいものであります。
そんな、みゆきさんとの素敵な時間も終わってしまって、出待ちの場所に向かう。
10人ちょっといたのかな、みんなと出待ちを待つ。
でも、そんなことをしながら、これで良いのかと自問していた。
今日の凡は、というか、いつもの凡なのかもしれないが、みゆきさんのファンになりつつあるのだ。
これではイケナイ。
凡は、みゆきさんが好きで好きで、いつかデートしたいと願っている。
だから、ファンになってしまってはイケナイのである。
スターとファンという関係を目指してはいけないのだ。
然るに、凡は今、出待ちというファンの最たる行動をしているではないか。
どうにも矛盾をしていて、極めて悲しい。
凡のバカ、バカ、バカ、、、イヤーン、バカ。
しばらく待つと、黒い窓のバンが通用口から出て行った。
窓は開かなかったが、薄っすらと白いものが窓の向こうに見えた気がした。
或いは、みゆきさんは、窓のカーテンを開けて、出待ちの人を見ていたのかもしれない。
帰りは、守口の焼き鳥屋でビールを頂く。
ももの焼き鳥の串を、箸で突っついて、「おい、あなたの太ももには、全く以ってドキリとしないぞ。」
と言ってやったら、ももの串が、「当たり前だろう、さっさと食えよ。」と言った。

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(飴ちゃんでも食べようかな。)

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