平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(845)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(297)

12月13日(水曜日)。
中島みゆきさんの夜会工場vol.2のブログであります。
前回に引き続き、昨年の公演のレポートで、ごめんなさい。
もともと、この日は、凡は休みが取れないと思っていたので、なみふくを始め、どこの抽選にも申し込みをしていなかった。
でも、意図せず、というか、神様の御配慮でお休みになったので、急遽、ネットでチケットを手配したのであります。
チケットキャンプというサイトで18000円で入手。
最近、チケットキャンプのサイトが閉鎖された。
少しばかり、残念だ。
どうしても、どうしても、行きたいときの最後の砦だからだ。
とはいうものの、チケット流通センターは、まだ健在なので良いのだが。
ミニボンは、こういうサイトでチケットを手配することを極端に嫌う。
正規じゃないからだ。
桑田佳祐さんのチケットだって、凡が、桑田さんの応援団に入ろうかと言っても、未だに拒否している。
ミニボンがミニボンの名前で応募して当選したものに拘っているのだ。
でも、それで良いのだろうか。
人を恋するものの、正しい態度だろうか。
人を愛してしまったら、いや、愛してという言葉は不正確だ、人に恋してしまったら、どんな醜態をさらしても、会いたいと思うのが、正しい恋する人の態度じゃないのか。
と、これまた、変な理屈を持ち出して、凡の行為を正当化しようとしておりますが、そんなことは、人の判断にお任せしまして、凡は、どうしてもみゆきさんに会いたかったので、ネットで手配した。
その手配したチケットが、席未定とあったのですが、実際にチケットが届けられたら、意外も良席。
1階10列だ。
どうにも、楽しみなのであります。

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さて、当日は、これまた早めに会場に到着。
インデアンのカレーを食べる。
これは、あとで知ったのですが、フェスティバルホールでのケータリングサービスは、インデアンのカレーだったそうだ。
何とも、あとで知っても、嬉しいシンクロでありますね。
さて、いよいよ会場だ。
席を確認して、ロビーに出る。
ツイッターをやってる若い女の子が会場に来ているというので、ツイッターのつぶやきを頼りにロビーに行ってみると、果たして、そこに女の子がいた。
少しばかり話をする。
やっぱり、若い女の子と話をするのは、ドキドキしますね。
とはいうものの、これまた、ツイッターの方とお会いするのは3回目なので、そこは平静を装う。
さあ、開演のブザーが鳴ったので、席に戻ろう。
さて、10列ということは、かなり前の席だ。
実際に、みゆきさんが登場してみると、裸眼でも十分に見える距離だ。
でも、みゆきさんを、間近で見てみたい凡は、最近購入した「みゆきさん拝見2号」を取り出して、目に当てる。
やっぱり、近くで見る方が美しいじゃないか。
とはいうものの、双眼鏡で見ると、どうしても映像を見ている感覚に陥る。
みゆきさんの1点しか見ていないからだ。
しかも、遠くから見ているということを無意識に凡の脳が捉えてしまって、何か距離を感じてしまう。
裸眼で見ると、そこにみゆきさんがいることを実感できるのだ。
たとえ、表情は、双眼鏡の方が良く見えても、裸眼の方が、みゆきさんと同じ場所にいるのだという感覚があって、結局は、曲の最初の1、2分を双眼鏡で見て、あとのほとんどは、裸眼でみゆきさんを感じることにした。
折角の、近い距離だからね。
それにしても、コンサートと言えども、1人の女性を双眼鏡で見るという行為は、これはどうなんだろうと、いつも思う。
1人の女性の、しかも、その細部を、わざわざ双眼鏡を使って、間近で見ようとする行為は、果たして、どうなのだろう。
決して、良い訳がない。
凡は、いつも、みゆきさんのコンサートとかに行って、双眼鏡を目に当てるときに、凡って、イヤラシイ人間だなあと、つくづく思うことがある。
思うのだけれど、誘惑に負けて、双眼鏡を目に当てる。
「みゆきさん、ごめんね。」と、こころで呟きながら。
勿論、コンサートは見られるものだから、そいうことを想定しているのかもしれないが、もし、双眼鏡を使うとするなら、どれぐらいの距離までが許されるのだろうか。
それは、社会のルールというものではなくて、みゆきさんに、どのぐらいの距離まで、双眼鏡を使う事を許してもらえるのだろうか。
たぶん、距離に関係なく許してもらえないね。
そんな、許してもらえない双眼鏡を、凡は目に当てる。
今回買った双眼鏡は、10倍だ。
10倍とは、100メートルの距離にあるものを10メートルの距離にあるものとして見えるということだ。
10メートルの距離なら、1メートルの距離に見える。
1メートルなら、100センチ。
100センチなら、10センチ。
10センチなら、1センチ。
1センチなら、1ミリ。
悲しいかな、たとえ1ミリの距離に見えても、決して接することのない距離なんだ。
手を伸ばせば抱きしめられる距離に見えても届かない。
触れることの出来そうな唇は幻想だ。
みゆきさんとの距離に絶望を感じる装置が双眼鏡なのかもしれない。
でも、今回は、10列目なので、そこにみゆきさんがいるという嬉しさを裸眼で、そして、みゆきさんの素敵なお顔を少しばかり双眼鏡で見て、何とも幸せな時間なのでありました。
それにしても、どのシーンも素敵で素敵で、可愛くて可愛くて、そして美しい。
そして、夜会工場vol.2は、終わった。
みんな一斉に立ち上がって出口へと向かう。
凡も、通路へ出る人がいるので立ち上がったが、本当は、しばらく座っていたかった。
こんなに近くでみゆきさんを見たんだもの。
幕が下りても、その暫くシートに座ったままで、じっと余韻に浸っていたかったのだ。
凡以外にも、そんな風に考えている人もいるのじゃないだろうか。
しばらく、座っていたいと。
でも、スタッフは、容赦なく会場から追い出そうとする。
気持ちも解らないでもないが、そんなに急がせなくてもとも思うのである。
などと、夜会工場vol.2の余韻に浸りたいなんて書いているけれどもさ、コンサートをやっている、凡が恋い焦がれているみゆきさん当人は、余韻なんてどこ吹く風で、さっさとバンに乗って会場を出て行くんだよね。
アッサリしてるよね。
みゆきさん本人は、「あー、今日も仕事終わったー。」なんて思っているのだろうか。
それは、それで良いけれどね。
みゆきさんは、みゆきさんの好きなようにやればいい。
それがいい。
凡は、ただ恋い焦がれていればよいだけだ。
そんなことで、スタッフに追い出されるように会場を出て、出待ち場所に向かう。
また、ツイッターの方とお会いして、いつもの出待ちよりも楽しい気分で、みゆきさんを待つ。
なのだけれど、予想通り、みゆきさんの乗ったバスの窓は開けられることはなかった。
でも、まあ、それで良いのだけれど。
さて、これから次の夜会工場vol.2まで、日にちがあるけれども、行く予定があるというのは、気が楽だ。
というか、楽しみであるのであります。

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(最後のシメは、発泡酒。)

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