平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

創作劇場は、ここをクリックしてください。⇒⇒⇒

散散歩歩。(820)青春18きっぷで高知の旅。(1)

最近、余裕が無くて、まったくブログも更新できず、また今年始めたツイッターでも呟いていません。
でも、ちょっと遊びに行ってきましたので、兎に角、1話目をアップであります。

=======================
7月25日(火曜日)から26日(水曜日)。
今の職場についてから、初めての連休だった。
ミニボンが、「どっか行って来たら。」という。
折角だから、息抜きに1泊で、遊びに行って来たらと言うのだ。
世の幸せなる結婚生活を営んでいる男性諸氏の中には、1人で旅行に出かけると言おうものなら、奥さんに、「なんで、1人でいくのか。」と責められる人もいるそうである。
その点、今回はミニボンから行って来たらというのでありますから、これは有り難いことに違いない。
以前の凡なら、すぐにでも着替えをキャリーケースに詰め込んで、出発の準備を始めるところだけれど、少し悩んだ。
というのも、再就職をしてから、どうにも慣れない職場で、いささか疲れている。
なので、家でゴロンと寝ていたい気もしたからだ。
そんな疲れをミニボンも、凡に見て取ったので、「どっか行って来たら。」となったのだろう。
どうしようかと考えた挙句に、やっぱり旅に出ることにした。
2日間、家でゴロンとしている凡を想像したら、身体の疲れは取れるかもしれないけれど、頭のどこかに仕事の事を考えていて、2日間の休みが終わったのに、精神的には疲れたままのような気がしたからだ。
それなら、2日間を歩き回って、頭の中を旅の刺激でかき回した方が、よっぱど疲れが取れるのかもしれない。
それに、凡は旅が好きだ。
おりしも今は青春18きっぷが使える時期だ。
よし行こうと決めたのが、前日だった。
青春18きっぷで、1泊で移動できる距離には限界がある。
そんな中で、決めたのが高知市だ。
今まで、土讃線のアクセスの悪さに、行こうと思いながら候補から外していたのですが、アイフォンで検索してみたら、1泊で行って帰って来れそうである。
ということで、高知へ1泊ですが、旅に出てまいります。
もし、よろしければ、お付き合いくださいませ。
んでもって、、、。
7月25日(火曜日)であります。
6時06分、京阪の門真市を出発。
京橋駅のみどりの窓口で、青春18きっぷを購入。
京橋駅から大阪駅まで出て、車内で食べようかと買ったサンドイッチを、ホームに上がったら、想像以上に人がいたので、ホームのベンチで急いで口に押し込む。
6時51分に乗り込んだ新快速は満員で、三ノ宮を過ぎてようやく座ることが出来た。
六甲山にビールの泡のように質量を感じる雲が乗っかっていて、あの雲は、あのまま雨になるのだろうかと、そんなことを考えていた。
7時55分、姫路駅着。
次に乗る電車までの乗り継ぎ時間が6分だったので、急いで駅のトイレに駆け込む。
そんでもって、急いでエスカレーターを走りあがって電車人乗り込んだら、岡山駅行きの電車のドアが閉まった。
上郡あたりの車窓に見える小さな山の連なりは、普段の生活圏では見ることのできない風景だ。
旅に出たんだということを噛みしめて眺めていた。
車内は、ほぼ満席である。
ただ、いつも思うのは、立っている人がいるのに、横に荷物を置いたり、通路側に座ってイヤホンをして目をつむっている人は、あれはあれで平気なのだろうか。
あんな人の目が気にならない感覚で生きられたら、どんなにか楽だろうなと思う。
凡は、いつも人の目を気にして、ビクビクしながら生きてるもんね。
まあ、出来ないんだから、仕方がない。
このままビクビクして、これからも生きていくだけだ。
岡山駅に着く前に車内アナウンスが流れる。
今、凡の乗っている電車は、岡山駅に9時29分に着く。
んでもって、岡山駅からのマリンライナーを9時54分に予定していたので、駅そばでも食べるかなんて思っていたら、この電車は、9時32分のマリンライナー17号に接続していたようで、「お急ぎください。」と言う。
それなら、早い方が都合が良いので、アナウンス通りに急いだら乗ることができたのであります。

画像

(瀬戸大橋からの車窓)

画像

(実際は、もっと美しいんだけれど、良い写真が撮れなかった)
瀬戸大橋を渡る区間は、兎に角、瀬戸内海の島々の風景が美しい。
アイフォンを取り出して、その美しさの1パーセントでも写すことが出来ないかとやってみたが、橋の鉄の欄干が邪魔をしてタイミングが合わせることができない。
凡のような観光客のために、1日に数本でよいから、橋の途中で電車を停めて、3分ぐらい美しい瀬戸内海を眺める時間を作ってくれないものだろうか。
10時10分、坂出駅着。
岡山からの電車が1本早くなったので、この坂出で50分ぐらいの時間がある。
坂出は、讃岐うどんの発祥の地とでもいうような、うどんの本場だ。
中でも、坂出と言ったら、有名なうどん屋さんがある。
日の出製麵所さんだ。
早速、アイフォンで調べてみると、今の時間は、やるにはやっているが、あくまでも製麺所なので、麺は売っているが、食事は11時30分からの1時間しかやっていないらしい。
ということは、11時発の電車に乗る予定だから、ダメだ。
いくら、坂出の有名店だからと言って、麺だけをパクつく訳にもいかないだろう。
あれは去年に山陰の松江に行った時のことだ。
出雲そばの店に入ったら、通ぶって、そばを塩で食べている人がいたが、ナンセンスな人だと、密かにバカにしていたけれども、そんな御仁なら、きっとこんな場合、讃岐のうどん玉に塩でもパラパラっとやって食うのだろうか。
もし御仁が塩をパラパラで、うどん玉にパクついたなら、それはそれでセンスはあるというものだけれど、そこまでの悟りには至ってはいないだろう。
そもそも、そば切りというものが普及してきて200年ぐらいなのか、或いはもっと前なのかは知らないけれど、細く切ったそばを、どうやって美味しく食べようかと考えて出来上がったのが、ツユというものだ。
なので、そばはツユにつけるか、出汁を掛けるかして食べるのが1番美味い。
塩で食べるのが美味いんだったら、ツユなんて考えない理屈なのである。
料理を塩で食べたがる人は、いつも素材の味を言う。
素材の味が、あーだこーだいうなら、いっそのこと塩も掛けずに食べればいい。
それが本来の素材の味のはずである。
それなら理屈が通る。
理屈が通れば、スッキリするのであります。
兎に角、うどん玉を、そのままパクつく訳にもいかないという話に戻させて頂いて。
そこで、次の候補が兵郷さんというお店だ。
このお店もセルフの人気店で、今の時間もやっている。
ここにしようと、案内所で貰ったうどん店の地図を頼りに歩く。
もう結構歩いたかなというところで時計を見たら、電車の時間まで20分ぐらいだ。
これはイケナイ。
今まで駅から10分は歩いてきた。
手に持っている地図から想像すると、お店を探す時間もいれて、あと5分は歩くだろう。
ということは、駅からお店まで15分というところか。
そんでもって、お店で注文して、食べ終わるのに、すぐにうどんが出てきたとして5分は掛かる。
合計で20分だ。
予定の電車にギリギリである。
いや、それは、うどんがすぐに提供されての時間だから、これは危険極まりない。
兎に角、土讃線は、本数が少ないのである。
兵郷さんのうどんは諦めて、駅に引き返す。
少しばかり駅の案内所やネット検索で時間を使いすぎたようだ。
途中に、うどん屋でもないかと歩いたが、そんな都合よく見つかるわけもなく、駅に到着。
仕方なく、駅の総菜屋さんで、コロッケを1個買って、駅のホームで食べた。

画像

(坂出の駅)

画像

(坂出の商店街)

画像

(コロッケを買った総菜屋さん。どれもおいしそうだった)
坂出駅、11時00分発。
琴平行き。
琴平駅に着いたら、12分の乗り継ぎで阿波池田に向かう電車に乗る。

画像

(ホームから)

画像

=========================================
平 凡蔵。へのファンレターや
       お褒めの言葉は
sansanpopo@tairabonzou.jp
=========================================

コメント

  1. ゆけむり より:

    なるほど、息抜きに旅行ですか?
    良いですね~
    夏バテなのかな?
    自分は最近疲れが取れず、休みが続いても積極的に出かける気が起こりません
    凡蔵さんはまだまだお若いと言うか、バイタリティがあるんですね
    羨ましいです
    青春18きっぷですか?
    今回は高知を目指すようですね
    どんな美味しいものに出会い、どんな美しい風景に出会うのか今後の展開が楽しみです

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    夏バテもあるのでしょうけれど、どっちかというと、仕事疲れというか、精神的な感じです。
    でも、何か旅行に行った方が疲れがとれるような気がして、行ってきました。
    ゆけむりさんも、お疲れのようですが、まだまだ暑い夏は続きますから、美味しい物でも食べて体力をつけてくださいまし。
    ゆけむりさんにしては、休みが続いても出かける気にならないというのは、珍しいですもんね。
    んでもって、高知といえば、食べるものも、お酒も美味しいイメージがありますよね。
    でも、行き当たりばったりだったので、まだまだ高知を楽しめていない感じで、また行きたいなと思っているところです。

タイトルとURLをコピーしました