平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(818)床をフローリングにするの巻(2)

今年の3月の上旬の話であります。
リフォームというか、カーペットの張替えを考えた凡は、ネットでリフォーム会社に一括で見積もりを取ることが出来るサイトを見つけた。
そこには、色んな見積もりをとるアドバイスが書かれていたのですが、そのサイトのオススメという方法を試してみることにした。
その方法とは、まずは、一括見積サイトに見積もりを依頼するのですが、大手を中心としたタウンライフリフォームというサイトと、中小企業を中心としたオウチーノというサイトの両方に依頼をするというものだった。
特徴の違う会社に見積もりを取れるので、オススメだという。
そして、返事のあった会社から3社を選んで、実際に現場を見てもらって再度見積もりを取るという流れを説明していた。
早速、ネットで必要事項を打ち込んで送信した。
すると、即といっていいほど早くオウチーノのサイトのA社から返事があった。
ちょっとビックリしたというか、感動した。
凡の一括見積サイトで問い合わせた内容は、4点だ。
1つ目は、この際に、カーペットをフローリングにしたい。ついては、階下への音が気になるので、防音性の高い方法を教えて欲しい。
2つ目は、その際に、食器棚などの移動はしてもらえるのか。
3つ目は、床をフローリングにする際に、食器棚などを移動するのなら、同時に壁紙も変えたい。
4つ目は、どうせなら、費用が安ければキッチンも変えたい。
これらの4つの内容の費用を教えて欲しいというものだった。
送信フォームには、現状の写真を添付した。
床をするなら、今の現状は、壁紙もキッチンも中古で入っているものだから、前の住人の使っていたもののままで、それもまた、汚れていたり、ガタが来ているのでありまして、この際、エイヤッとやってしまった方が、これからの年数のことを考えると良いだろうと思ったのだ。
んでもって、これだけをやって、凡の心の中の算段では100万円までと思っていた。
これは、漠然だけれども。
凡の住んでいるマンションは、50平米と狭いので、こんなものかなと思ったのです。
さて、最初に返信が来たA社だ。
最初に来たという理由で、もうかなり凡の中では点数が高い。
しかも、返信の送信者の名前の横には、若くて可愛い女の子がデスクに座って笑顔で応対している斜めから撮った写真のアイコンが貼ってある。
ちょっと嬉しい。
とはいうものの、文面は問い合わせに対する挨拶で、内容はない。
凡も、よろしくお願い致しますとだけ返信した。
すると、その日の内に、別の担当者から、現地見積もりのお願いのメールが届く。
その次に来たB社は、内容の確認と、キッチンのサイズと、さらに数枚の写真の依頼があった。
さっそく、返信をする。
すると、次の日に見積もりがPDFで届いた。
ただ、壁紙の見積もりは抜けてはいたが。
なのだけれど、実際に写真だけで見積もりも来たし、新しく提案してくれたキッチンのイメージも送ってくれたので、凡としては、予算的にも見た目もイメージがしやすかった。
その次に来たC社は、返信の文面に、凡の送付した写真から、廊下と廊下のドアの下の隙間が何センチか調査がしたいと書かれていた。
その隙間によって、2種類の提案が出来ると書かれている。
最初の1枚だけの写真で、ここまで見てくれているのだなと、ちょっと凡の中では、好感が持てる会社だなと思う。
なのだけれど、その文面について、詳しく知りたいことがあったので、返信したのだけれど、それ以降、一向に返事はなかった。
その次に来たD社は、フローリングの大雑把な予算の目安を書いて来てくれた。
また、サイズが合えば、展示品で安くできるキッチンがあるという内容も書き添えられていた。
ということで、オウチーノのサイトでは、結局4社から返信があった。
このオウチーノのサイトの特徴は、中小企業の見積もりを取れるということだったのだけれど、もう1つ特徴がある。
それは、最初の見積もりは、匿名で出来るということだ。
なので、依頼しやすい。
とはいうものの、相手だって、匿名だから、冷やかしなどもあるだろうと思っている訳で、この最初のネットでの見積もり依頼は、いうなら取っ掛かりとして捉えているのだろうと思う。
なので、最初から真剣に見積もりを出してはこない。
ほとんど、現地での見積もりをお願いしてくるのである。
これは、すごく気持ちが解りますよね。
だって、相手にしてみれば、何処の誰とも知らない訳だしね。
とはいうものの、依頼した凡にとっては、この最初の返信で、現場での見積もりの依頼を考える訳だから、この返信の内容が重要なのではあります。
ということで、どこの会社に現地に来てもらって見積もりをしてもらうか悩むこところであります。
まず、A社は、最初に返事が来たということで、興味があったけれど、凡の送った内容には、いっさい触れずに、ただただ現地見積もりのお願いだけしか書かれていないので、候補から外した。
だって、最初の見積もりフォームに関して、何も触れずに、現地見積りだったら、ネットで見積もりを依頼する意味がないじゃない。
C社は、1回目の返信は、写真から見た問題点などが書かれていたので、好感が持てたのですが、それに対する凡の質問には、いくら待っても返事が無かったので、これまた候補から外した。
D社は、フローリングの目安も書いてくれていたし、見積もりをお願いしても良いかなと思う。
そんでもって、1番に見積もりをお願いしようかと思ったのは、B社だ。
ネットでの見積もりが出来るという、このサイトの特徴を完全に満たしている。
そこに、このサイトに掛ける熱意と心意気を感じるじゃない。
その内容は、現地を見ていないのだから、正確には出せないだろう。
でも、知りうる情報で、見積もりを作ってくれた。
なので、取り敢えずは、この会社に見積もりを依頼してみようかなと思う。
ただ、個人でやっているような会社なので、どこまで信頼してよいものかとも思った。
んでもって、見積もりの金額は、壁紙なしで、66万円ぐらいだった。
それにしても、オウチーノのサイトからは、返事が来たけれども、大手の会社の見積もりをとれるタウンライフリフォームからは、凡の住んでいるエリアに対応できるのは、本当に大手の1社ですというメールは来たけれども、それだけで、何の連絡もない。
凡のような小さなリフォームは、どうでも良いのだろうかと、少しばかり寂しくなる。
それにしても、見積もり来ないなと思っていたら、1週間ぐらいしたときだった、大手のE社から凡の携帯に電話が入った。
そういえば、オウチーノのサイトは匿名なのだけれど、大手のタウンライフリフォームのサイトは、個人情報も送信する。
なので、E社にも凡の携帯などの番号が伝わっていたのだった。
電話の向こう側は、女性で、出来れば現地調査をさせて欲しいという。
凡は、まだオウチーノのサイトのB社にも、現地見積もりを依頼していなかったので、どうしようかと迷ったが、どのみち現地見積もりはしないといけないだろうから、お願いすることにした。
次の週に約束をする。
ここでも、すぐに来ないんだなあと、少し拍子抜けした感じだった。
でも、取り敢えずは、具体的な見積もりも貰えるし、少し前進したような気になった。

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(リフォームした後に、凡とミニボンが座る机を買ってきた。青と赤のペアの椅子。)

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コメント

  1. ゆけむり より:

    なるほどリフォームですか
    簡単に100万円と言いますが、実際はかなりの大金ですよね
    けして簡単な工事では無いと思いますよ
    それにしても各社で対応が違うもんですね
    自分はネットで保険の見積もりができるってのを利用した事がありますが、その時は本当にいい加減でした
    結局それとは全く別な保険会社の営業マンが来てくれたところと契約した事があります

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    100万円と言ったら、かなりの大金は間違いないです。
    私が独身だったら、たぶん汚いままで住んでいただろうと思います。でも、10年ぐらい前から、奥さんに、どうにかして欲しいと言われてたので、今、無職の内にやってしまおうかなと思った次第です。今年は、兎に角、再就職をしようと思っていたので。
    ネットの見積もりというのは、こっちも、むこうも、お互いを疑いながらというのが問題ですよね。どこの誰とも解らない相手に、真剣に見積もりを出せないですもんね。
    でも、そんな中でも、気合を入れて相手をしてくれたところは、気持ちを動かされますね。とはいうものの、やっぱり実際に会って話をしたところに決めました。でも、ネットの業者も、実際に会って話をしたら、きっと良い業者なんだろうなとは思います。

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