平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(813)上海で中華料理の夕食を食べない旅(10)。

6月12日(月曜日)。
上海の3日目。
今日は、朝から蘇州へ行く予定だ。
まずは、地下鉄の静安寺駅から上海駅まで移動する。
8時過ぎにホテルを出ようと思ったら、雨が降っている。
このホテルには、宿泊者用に部屋に貸し出し用の傘がクローゼットに用意されている。
それを取りに戻って、さて出発。

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(この傘は役に立ちました)
上海駅は、想像通りに大きな駅だ。
すぐにチケットを購入。
外国人は、チケットの購入にパスポートを提示して、チケットに名前を打ち込んでもらわなきゃいけないので注意が必要だ。
9時54分発の列車のチケットを渡される。
39.5元。

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さて、チケットも用意できたので、朝食でも食べよう。

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(この写真にひかれてお店に入る)
駅の建物の周りを歩いて見ると、エビの入った焼き小籠包のようなもののメニュー写真を見つけた。
何となく美味しそうな気がして、店に入る。
簡単なカフェ方式の食堂で、先に注文をするシステムだ。
とはいうものの、凡の知っている小学生レベルの英語で注文をするのだけれど、まったく通じない。
相手は若い女の子なのですが、中国語しか話そうとしないのです。
勿論、片言の中国語も話すことの出来ない日本人に言われたくないだろうけれども、少しぐらい察してくれないものだろうかと思ったが、それでも何とかジェスチャーでこれが食べたいと伝えることができた。
すると、女の子は、また何かを言った。
どうも、凡の注文した料理は、セットにできるということのようなので、セットにしてもらった。
んでもって、また何かを言う。
これが解らない。
10回ぐらい聞き直したら、女の子が適当に注文を取ってくれた。
「もう、だから、○○○は、どうしますかって聞いてるのっ。」
「???」
「ねえ、あたしの言う事ちゃんと聞いてる?あたしの、口と目をみて、○○○は、どうしますかっ。」
「???」
「もう~、仕方ないわねえ。あたしの口と目を、ちゃんと見てって言ったけど、そんなに
見つめなくてもいいのよ。いやだあ。恥ずかしい。」
「???」
「解ったあ。じゃ、あたしの好きな味にしてあげるっ。だって、あなたって、ちょっと、あたしの好みなんだもん。」
なんてね、20歳ぐらいの女の子に、思われていたのかもしれない。
後で、周りのテーブルを見て、あれはセットの麵の種類を聞いてくれてたようだと推測。

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小籠包は、奥で作っているところを見ると、カジュアルなお店にもかかわらず、意外と、ちゃんと手作りしているようだ。
そして、肝心の焼き小籠包は、エビが美味しかった。
セットの麵は、マーラー味なのですが、それほど濃くはなくて、麺は、縮れた春雨のようなものだった。
香菜とピーナッツと小さなサイコロに切った牛肉が入っている。
それにしても、朝食としてはボリュームが多い。
周りを見ると、女の子でも入りやすいお店のようで、1人で食べている女の子もいたけれど、みんな全部を平らげていた。
これだけ食べても、お腹いっぱいにならないのだろうか。
或いは、これがパワーの源なのか。
焼き小籠包とマーラー麺のセット、34元。

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そろそろ駅の中に入ってみよう。
入口でセキュリティーのチェックをして、構内に入って待合のある2階に行くと、簡単な食事の出来るお店がずらっと並んでいる。
しかも、10元台で食べさせるお店もあるじゃないか。
これなら、ここで食べるべきだった。
さっきのやつは、値段が少しばかり高かいし、量が多すぎる。
こんな情報の書かれたガイドブックがあったら、本当に役に立つのになあと思った。

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(セキュリティーの裏)

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(構内には飲食店がある)
さて、ホームへ降りても良い時間が来たので、ホームに移動。
さすがに上海駅だけあって、広いし立派だ。
それに、電車に乗る時間の直前にしか改札をしないので、ホームで待っている人も少なくて快適。
今回、凡が蘇州へ向かう列車は、上海の新幹線でCRHと呼ばれるものだ。
乗り込むと、ほとんど日本の新幹線と同じ感じ。
シートの配列は、3-2で、凡は2の窓際だった。
隣は、35歳ぐらいの男性で、走り始めたら、ポテトチップスを、ゆっくりゆっくり、驚くほどゆっくり、1枚ずつ口に運んでいた。

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外国での車窓の景色は、これもまた格別だ。
座っていながら、その国の雰囲気を、場所を移動しながら眺めることができる。
急に早くなってきたなと思ったら、車内の電光掲示板に時速165キロと表示されていた。
車内を見ると、ほぼ満席で、シートの背もたれを倒している人もほとんどいなくて、これは快適だった。
そんな快適な列車の旅も、これは時計を見てなかったのですが、たぶん40分ぐらいだったかな、ちょっぴり短くて残念だけれど、終わってしまった。

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蘇州の駅は、これまた立派で、これが中国なんだなあ。
さて、ここから、まずはガイドブックに書かれていた拙政園に行ってみよう。
地下鉄があったので、どこの駅に行けば良いかなと駅員さんに聞いたら、地下鉄じゃなくてバスだという。
なので、バス乗り場の近くまで行こうと、駅の外に出ると、オバサンがしきりにタクシーに乗るのかと聞いてくる。
どうも、観光地を回るツアーのようなものを勧誘しているように見える。
オバサンの持っているパンフレットのようなものを、何気なく遠くから見てみると、みんな同じパンフレットを持っていたので、個人じゃないのかもしれない。
まあ、兎に角、そんなのは高いに決まっているし、バスはちょっと難しそうだから、普通のタクシー乗り場に向かう。
蘇州駅から拙政園まで、タクシーで13元。
拙政園の前の道は車が入れないようになっていて、お店が歩道の横に連なっている。

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少し歩くと、歩道の横に水路があって、子供がおじいさんと、遊んでいた。
こんなところに水路があるなんて、思ってもいなかったので、思わず水路に身を乗り出して、向こうの方に続くのを見て嬉しくなった。
そういえば、蘇州は水郷の街である。
拙政園を見学したら、水郷の街を散策してみたい。

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途中に、チケット売り場のようなものがあったけれど、それを通り越して、拙政園の横にあるチケット売り場で購入。70元。

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拙政園は、明代初頭に作られた5万ヘクタールの庭園です。
詳しい説明は、凡は素人なので、詳しい人に聞いてもらうことにして、その内容をレポートしたいと思います。

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まずは、これぞ中国と言う庭園です。
もう、それに尽きます。
庭園の中にある池には蓮の花が咲いて、趣味を凝らした建物が、絶妙な配置で展開されている。
そこを歩いていると、いくら見ていても、そのデザインの素晴らしさに見とれてしまう。

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(特に気に入った廊下)
特に、気に入ったのが、池の横を通る廊下だ。
パンフレットを貰っていないので、名前は知らない。
現代のデザイン感覚でいうなら、廊下と言うものは、目的地があって、その目的地に向かって1直線に、起点と終点を結ぶのが、機能的で歩きやすいと考える。
或いは、人間工学なんていう、如何にも解ったような言葉を使ったデザインを考えるかもしれない。
いずれにしても、機能的ということだ。
しかし、この拙政園の廊下は違う。
ワザと廊下に高低差を設けて、廊下というものをデフォルメしているのだ。
一見、崩れているようにも見えるけれども、非常に心地がよい。
一見、アンバランスなように見えて、バランスがとれている。
美しい。
機能よりも見た目の美しさを優先する。
これが余裕というものだろう。
素晴らしい。
凡は、この廊下をずっと眺めていたいと思った。
ひょっとして、ツバメのカップルでも、この廊下の柱の間を縫いながら、飛んではくれないものだろうかと思った。
あの廊下のデフォルメされた曲線には、ツバメの滑るような飛行が似合うに違いない。
凡は今回、豫園や、この後に留園にも行ったけれども、この拙政園が1番気に入った。
ちょうど季節が良かったせいか、池の蓮を渡る風が心地よかったからだ。
さて、拙政園の事を語るには、凡には力不足だ。
なので、本当は、スゴイなと思うところが多かったのですが、レポートはこの辺で、次に進もう。
拙政園を出たら、歩道の横に流れる水路を見ていた。
どうにも、異国情緒のあふれる風景だ。
次は、留園というところに行く予定だ。
でも、ちょっと横道にもそれてみたいと思って、拙政園の端にあった橋を渡って歩いて行くと、「平江路」と書かれた狭い路地の入口があった。
何だろうと思って、ちょっとだけ入ってみることにした。

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(拙政園の近くに、こんな路地の入口があったので入ってみる)

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両脇には、地元の人のお店や、観光客相手のお店が、混在していて、しかも路地が狭いものだから、それがまた、面白い。
ちょっと入ってみるつもりが、面白いものだから、どんどん歩いて行くと、だんだん整備がされた道になってきて、どうも、これは後で知ったのですが、このあたりは、レトロな水郷の街の女子旅の人気スポットだそうだ。

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(路地を進んで行くと、ちょっと開けたオシャレな路になる)

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どうりで、若い女の子や、観光客も多く、歩道の横には水路とレトロなお店が続いている。
どうにも雰囲気の良いエリアだ。
それにしても、何も調べずに来たものだから、こんなエリアに偶然にも迷い込んだことが、楽しくて楽しくて。
それに歩道を歩いていると、すごく良い香りが、時折り、ふと身体を包む。
この香りの風というか、香りの存在する空気のエリアを、ブラブラしていると、芯からリラックスしてくる。
この香りは何だろうと、その香りがする度に、香りの発生源を探してみる。
どうも、街路樹の小さな花のようである。
一体、何という木なのだろうか。
それにしても、香りの良い風が吹く。

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(凡の想像では、この樹の花が良い香りの元じゃないかと思う。)
そろそろ、お昼だしランチ出来るお店でも探しながら歩いて見よう。
きっと、サラサラロングヘア―の、白いニットのワンピースの、笑うと片えくぼの、華奢な上海ガールのいる、レトロでオシャレなカフェがあるはずだ。
んでもって、そんなカフェでランチをしよう。
勿論、そんな可愛い女の子がいるからといって、別に、これといった他意はありませんですが。
ただ、美味しいランチを頂ければなあと。
ただ、蘇州の記念になればとね。

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(拙政園の歩道のカエル)

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コメント

  1. ゆけむり より:

    まず、上海駅の焼き小籠包屋さん
    全く中国語を喋らない日本人らしき人が買いに来たんだから、ある程度指差しで買えるようなメニューも用意していてほしいですよね
    国際都市上海駅なんだから、あっ、その前に少しは英語も分かって欲しいですよね
    おっと、駅の2階は色々なお店があったんですね
    失敗しちゃいましたね
    でもこんな事ってよくありますよね
    自分もしょっちゅうです(日本でもです)
    拙政園の庭園はのんびりした雰囲気だし、蓮がある池もあってとても良い所ですね
    やっぱり水郷の街って良いですよね
    主家角や古鎮も水郷の街で素敵だった記憶があります
    中国もまだまだ良い所があるんですよね

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    上海の学校では、英語は授業に取り入れられてないのでしょうか。
    そんなことはないとは思うのですが、若い人も、何故か中国語で通そうとするひとがおおいですね。とはいうものの、大阪のおばちゃんも、外人さん相手に、大阪弁で通してますけれどね。その辺は、同じなのかもです。
    蘇州は、行ってみて、なかなか良いところで気に入ってしまいました。
    ゆけむりさんの行かれた主家角は、ガイドブックに載っていたのですが、バスでしか行けないようだったので、安全策の蘇州にしました。
    今回、上海に行って、蘇州や杭州、烏鎮などが、近いということを知っただけでも、良かったなと思いました。

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