平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(794)ダイエットからの鎖骨骨折(1)

先月だったか、先々月だったか、体重を計ると100キロを超えていた。
それまでは、ダイエットしようと思うには思っていたのだが、人生に1度ぐらいは100キロを超えてみるのも一興かと思い、100キロになるのを待っていたのである。
とはいうものの、一旦100キロを待ちだすと、これがなかなか増えないのである。
かなりの暴飲暴食をやっても95キロぐらいで行ったり来たりしている。
どうにも100キロになるのも大変だな、などと思っていたら、その先月だか先々月だかに体重を計ると100キロを超えていたのである。
自宅の体重計で、100.4キロ。
この後、近くの温泉施設で計ったら、もう少し増えていたので、100キロを超えたのは間違いがない。
さて、それなら、今度はダイエットだ。
兎に角、凡はもともと瘦せ型の体形である。
理想体重は70キロだろう。
なので、今の100キロというのは、もう歩くだけでもシンドイのである。
兎に角、カッコイイ体形になりたいというのは、まずもって運動の嫌いな凡には望めない体形であるので、仕方がないが、兎に角、しんどくないぐらいの体重には、これは是非ともなりたいというよりも、ならなきゃいけないのであります。
そこで始めたのが、某有名メーカーの(凡にとっては効果が無かったので、某としておきます)ダイエットサプリメントである。
わざわざメーカーに電話して、飲むタイミングとかまで確認をした。
普通であれば、食事も減らし、適度な運動もやり、健康的な生活をして、さらにこの某有名メーカーのサプリメントを適量摂取するというのが理想であるに違いない。
とはいうものの、凡である。
お腹いっぱい食べたいし、運動はしたくないし、身体に悪いことが好きだ。
なので、教えて貰った飲み方じゃ、いささか心細い。
何しろ、お腹いっぱい体に悪いものを食べるのでありますから。
なので、ここは思い切って凡流を決め込もうと決めた。
凡流ダイエットとは、生活はいままで通りにやる。
でも、このダイエットサプリは、説明の5倍ぐらいを服用するというものだ。
説明書では、1日に3回飲むとある。
電話で聞いたら、食前が良いとのこと。
なので、凡流では、だいたい15回ぐらい飲むのである。
常に、ウーロン茶などの飲み物をバッグに入れておいて、食事の前とか後とか関係なしに、気が付いたら、サプリメントを口に放り込んで、ウーロン茶で流し込む。
これである。
家を出る前にポイッとね、そんでもって、電車に乗ったら、ポイッね、ってな感じだ。
なんでも、そのサプリメントとは、まず糖分を吸収しにくくするらしい。
なので、しょっちゅう飲んでいたら、兎にも角にも、電話のお姉さんが説明する食前にも勿論飲むことになる訳で、これは問題なし。
んでもって、その他の成分として、代謝を上げるという効果もあるらしい。
詰まりは、食べたものを、どんどんエネルギーに変えていってくれる。
身体に蓄積しないという訳だ。
これもまた、しょっちゅう飲んでたら、それだけ代謝も上がる訳だから、良いことづくめにちがいないのである。
ということで、この凡流ダイエットを、1ヶ月ぐらい続けた。
なるほど、腰のまわりといい、顔つきといい、少しほっそりした気がするではないか。
なので、半分笑みを浮かべながら体重計に乗ってみると、これが人体の不思議というものだろうか。
まったく体重は減ってはいなかった。
奇妙である。
とはいうものの、ダイエットサプリメントを飲んではいたとはいうものの、好き勝手飲み食いしていたから、常識のある人は、当然だと思うだろう。
やっぱり、適度な食事と適度な運動が必要だったのだろうか。
とはいうものの、それじゃ、適度な食事と適度な運動をやっていれば、それだけで健康的に痩せるような気がするではないか。
となると、ダイエットサプリメントは、ダイエットサプリメントとしての面目が立たないというものではあるまいか。
ダイエットサプリメントも、ダイエットサプリメントとして、この世に存在しているなら、ある程度、暴飲暴食をしても、痩せさせてみせますよ、ぐらいの心意気を見せて欲しいものである。
とはいうものの、仕方がない。
痩せてはいなかったのだから。
ということで、このダイエットサプリメントで痩せるやり方は、諦めることにした。
やはり、ダイエットの基本は、食事だろう。
食べたものが、エネルギーになり、そして余ったものが脂肪として体に引っ付く。
まあ、この考え方が、正しいのかどうなのかは、いささか疑問を挟ませる余地もある。
大食いなのにガリガリに痩せた女の子もいるし、凡などからしたら小食であるのに、でっぷりとしたお腹を持っている男性もいらっしゃる。
それに、最近は、不食といって、食べないということを健康法としてやっている有名人もいる。
毎日、ほとんど食べないそうです。
でも、結構、健康そうに生きていらっしゃる。
なら、食べることと生きることに因果関係はないと考えることも出来るし、それなら、食べることと太ることにも因果関係がないといえなくもない。
とはいうもののである。
それが事実なら、世界中で食べられずに餓死して死んでいく子供たちが、今なお沢山いることの説明ができない。
とはいうものの、食べないことで太るということはないだろうから、食べないということを一回やってみるのも良いだろう。
ということで、5月2日から食事を、極端に減らすという方法をやってみる。
減らすということで食べないということではない。
食べるのは食べるけれども、「ほぼ」食べないという感じだ。
例えば、朝は7キロカロリーのゼリーに、お昼は、なし。
そんでもって、夕食は、竹の子の炊いたんが45キロカロリーで、豆腐が110キロカロリーで、その日の合計は、162キロカロリーという具合だ。
次の日は、おからの麵と、ゼリーで、1日の合計が52キロカロリーだった。
するとどうなったかというと、2日目に体重を計ると97.6キロだった。
実に、1日で2.5キロ以上痩せたのである。
そんでもって、3日目に計ると、95.1キロ。
2日間で5キロ瘦せたことになる。
このペースで行くと、70キロも夢じゃない。
いっぺんに気を良くして、これを続けた。
でも、それから体重の減るペースはガクリと落ちる。
なのだけれど、それほど食べないことが辛くもなかったのである。
不思議だけれど、我慢ができてしまう。
それなら、食べないでも良いかと思い始めていた。
ただ、少し頭が回転しない気もする。
自分に気が入ってない感じなんだ。
でも、痩せるためである。
そんなことを続けていた5日目の5月6日のことであります。
と書いてしまうと、ダイエットと、これから起こる事故と関係があると断定してしまうことになってしまう。
事故は単なる凡の不注意で、かつ偶然だったと考えるのが正解かもしれない。
とはいうものの、やっぱりこれだけ急なダイエットをしていたので、身体の動きも判断力も低下していたのだろうとも思えるのではありますが、その因果関係は、このあたりで置いておきましょう。
どんな事故が起こったかというと、
その日は、用事があって京阪電車の淀駅の近くにいた。
土曜日に淀駅ということは、お馬さん?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、競馬ではありません。
んでもって、その淀駅の近くで歩いていると、交差点があった。
歩行者用の信号機がなかったので、車用の信号機を見て、やや小走りに渡ろうとしたら、凡の靴の先が、アスファルトの道に引っかかったのであります。
「おっとっとっと。」というような軽い感じだったのですが、その「おっとっと」が終わることなく続いて、最後はコケてしまったのであります。
「うーっ。」
思わず唸る。
そして、肩のあたりが痛くて立ち上がれない。
信号機を見ると赤に変わりそうになっている。
凡の横には、車が止まっている。
道路から出なきゃと思うのですが、痛くて、うずくまって耐えていたら、歩道の中学生のグループが、「大丈夫ですか。」と声を掛けてくれた。
片手をあげて、大丈夫と合図した。
そんでもって、何とか歩道まで移動する。
肩のあたりを確認したら、ゴキュゴキュという感じで、どうも骨が折れている感じだ。
痛くて痛くて痛くて、仕方がない。
でも、人と会う用事があったので、脂汗を流しながら、それを済ませて、兎にも角にも、京阪電車の淀駅まで戻った。
さて、今日は土曜日である。
病院もどこが空いているのかわからない。
それに荷物もあるので、兎に角、一旦自宅へ帰って、病院を調べることにした。

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コメント

  1. ゆけむり より:

    凡蔵さん、自分も色々なダイエットに挑戦しましたよ
    りんごダイエット、バナナダイエット、豆腐、こんにゃく麺
    もちろんサプリも色々試しました
    ギムネマ、キトサン、代謝を上げ脂肪燃焼を促すサプリ等々
    でもやっぱり適度な食事とウォーキングなどを組み合す方法がベターな気がします
    今ですか?
    結局また太っちゃってますが、一時期ベスト体重をしばらく維持していました
    鎖骨骨折ですか?
    道路を渡ろうとしてコケちゃったんですか?
    けっこう痛いと聞きます
    咳をしても響いて痛いそうですが、大丈夫でしょうか?

  2. ゆけむり より:

    そうそう、肝心な事を書き忘れました
    やはり極端に食べないダイエットは良くないのではないでしょうか?
    最初に一気に5kg瘦せたとありますが、それは体が蓄えていた水分が減ったのではないでしょうか?
    食べ物の摂取を少なくすると、結果的に塩分も少なくなります
    塩分が少なくなると体が保留できる水分量が減るので、一時的に体重が減ったようになると何かの本で読んだ事があります
    自分はひざを痛めない程度に歩いていますが、食べる量が根本的に多いので痩せないんですよね・・・

  3. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    ゆけむりさんも、いろいろダイエットされたことあがるんですね。でも、1時的にでもベスト体重を維持していたのは、スゴイですよ。
    そういえば、今回の私のダイエットも、身体の水分が抜けただけという気もします。それでも嬉しかったんですけれどね。それに最近少しむくんでいたので、水分が抜けることは、ちょっと楽でした。
    とはいうものの、脂肪分はまったく変わりないので、ダイエットとしては意味のない結果ということになりますよね。それに、身体に負担掛け過ぎてますし。やっぱり、私の1番苦手な、日々の管理が1番ということでしょうね。
    ゆけむりさんのやったダイエットの中で、りんごダイエットは私もやりましたよ。りんごばかり食べるやつでしょ。あれは、1日で音を上げました。何か1つだけ食べるというのは、辛いですね。私の奥さんも、たしかバナナダイエットとか、いろいろしてますが、効果が出たことはありません。
    鎖骨の骨折は、コケただけで折れるなんて、骨が弱くなってるのでしょうか。老化現象なのかな。骨は置いておいても、運動神経が弱ってるのは間違いないようです。コケただけで折れるんですもんね。

  4. ゆけむり より:

    体重を減らそうと思っていた時期は、ほぼ毎日5キロは歩いていました
    もちろんカロリー計算をした食事でしたが、元来食べるのが好きなので苦しかったです
    体重が落ちてからも憑りつかれたように歩き、その分好きな物を食べたって感じでした
    やがて忙しかったり面倒になったりで歩くのを止め、徐々に徐々に体重が増えてきましたよ
    今では完全なメタボです(ToT)/~~~

  5. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    ということは、やっぱり、適度な運動と、適度な食事ということになりますね。1番難しいやつですよね。
    今回も、1回病院食の夕食だったのですが、改めて、この量で良いんだと再確認しました。そんでもって、いつも食べてる量を思い出して、そりゃ太るわなと思った次第です。
    でも、ちょっとぽっちゃりな方が長生きをするらしいですよ。

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