平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(742)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(251)

好きな人がいる。
そして、これは仮定の話だけれど、もし凡が、高校生だったとする。
今のようにヒネクレ、ひん曲がってしまった凡じゃない凡だ。
高校生の凡が、同じクラスにいる女の子が好きになったと想像してください。
いや、同じクラスじゃダメか。
隣のクラスの女の子を好きになったとする。
名前は、「みゆりん」だ。
凡は、そのみゆりんと、付き合いたいと思うだろう。
でも、フラれてしまう。
でも、会いたくて、会いたくて、仕方がない。
だって、大好きなんだもん。
本当の凡は、そんな勇気が無いんだけれど、想像の凡は、みゆりんに言うんだ。
「みゆりんが、凡のことを好きじゃないことは解った。でも、凡は、みゆりんが好きだから。お願いがあるんだ。1時間につき、1000円払うから、凡と会ってくれない?」ってね。
当然、断られるよね。
その前に、そんなの気持ち悪い。
でも、想像の凡は、諦めない。
「それじゃさ、会わなくていい。会わなくていいから、1時間につき500円払うから、遠くから、みゆりんのこと見てていい?眺めてるだけだから。」
こんなこと言ったら、みゆりんに殴られるか、或いは、セクハラとかそういうので警察に連絡されるかもだね。
というより、もう絶対に、みゆりんとの可能性はゼロになる。
友達にだって、嫌われるだろう。
、、、、、悲しい。
どうして、凡は1番好きな人から、嫌われてしまうんだろう。
もし、凡が、頭が良かったなら、大学は哲学部を選んでいただろう。
そして、この行為を肯定する理屈を、必死になって探していたに違いない。
でも、凡は凡であり愚である訳で、その答えをあやふやにしたまま、何十年も経ってしまった。
そして、今、凡は同じような行為を、今からしようとしている。
悲しいのではあるが、仕方がないのでございます。
今年の春から待っていた、みゆりんの、いや、みゆきさんの夜会が、スタートするのであります。
夜会vol.19「橋の下のアルカディア」。
一昨年の、夜会の再演だ。
凡は、みゆきさんが大好きだ。
好きで、好きで堪らない。
なのだけれど、みゆきさんと付き合うことはできない。
というか、付き合うことはできないどころか、みゆきさんは、凡の存在など、気にも留めていない。
なので、会うことも、これは叶わない理屈である。
当然だ。
なので、遠くから眺めに行くのである。
お金を払ってね。
ということは、理屈的には、高校生の凡と同じなんだ。
お金を払って、眺めさせてもらう。
ただ、救いなのは、凡のこころの切ないひん曲がりを知らない他人から見たら、ごく普通の行為にみえる点だ。
凡の事を、だれも非難しない。
だって、みゆきさんは、有名な歌手だものね。
お金を払ってチケットを買う。
外から、そんな凡の行為を見ても、何の不思議も無い訳だ。
とはいうものの、凡の心の中では、苦しく、悩ましいものが、グルグルと回っているのであります。
とはいうものの、とはいうものの、そんなことは、一旦、置いていて、みゆきさんに会いに行くのであります。
というか、正確には、眺めにいくのでございます。
と、みゆきさんの夜会を見に行くのに、この前振りこそ、ヒネクレひん曲がってますね。
11月21日と、28日から30日までの3日間。
さらに、12月の12日から14日までの3日間。
合計、7回の夜会を見に行く予定であります。
それだけ出費もかさみますが、今年は、凡の好きなようにさせてくれるとのことで、来年はどうなるか分かりませんが、今年は、あえて何も考えずに、ちょっと回数多いですが、見に行ってこようと思います。
そんなことで、11月の21日(月曜日)の夜会に行ってきました。
当日、シャワーをして、先日巣鴨で買った赤いパンツをはく。
これは、もしも、なんぞ事があったときのためだ。
そんでもって、3ヶ月ぐらい前に買って置いてあったおニューの靴を下す。
そして、さらに、前日に買ったシャツの上に着る服を着た。
どれもこれも、みゆきさんを眺めに行くためだ。
それにしても、凡は普段、近くのスーパーで服を買うのだけれど、どうして、スーパーの服って、あんなにセンスが悪いんだろうね。
凡は、決して、オシャレをすることが嫌いではない。
そして、またセンスも良い。エッヘン。
なのだけれど、スーパーで服を買う。
しかも、滅多に買わない。
ミニボンが、もっと買ったらどう?と言うのだけれど、凡には凡の優先順位がある。
お金には限りがあるから、その優先順位は必須だろう。
凡にとって優先すべきは、まず旅行とか、そういったことだ。
何故なら、好きだから。
その次は、食べることである。
何故なら、腹減らしだから。
その次は、本を買ったり、映画を見たり。
何故なら、楽しいから。
と、そんなことを優先したら、服は後回しになる。
でも、今の服は、少し傷んできているので、やっぱり、みゆきさんを見に行くのには、ちょっとね。
なので、服を買おうということであるけれども、そこでスーパーと言うことになる訳だ。
百貨店や、若い人のショップは、高いものね。
とはいうものの、凡は、最近は少しばかり太ってきているので、大きいサイズコーナーにしか合うものがない。
そこで選ぶのだけれど、どうしてこんなにダサいのかと思う。
あれ、ワザとなのかな。
ホント、近所のコンビニか何かに行く感じの服ばかりなのだ。
こんな服でも、作るときは、みんなで話し合ったりするだろう。
それに、デザインする人は、カッコ良い服を作りたいだろう。
でも、そこで、上司が何か言うのかな。
「君、このデザイン、カッコ良すぎるじゃないか。これじゃ高級なレストランでも着て行けるじゃないか。そんなのじゃ、ダメだ。ダメだ、ダメだ。もっと、ダサくしなくちゃ。あのねえ、うちのスーパーに買いに来るお客さんは、みんなセンスが無くて、ダサくて、年寄りばかりなんだ。そこを君イ考えたまえ。もっとミスボラシイのに作り替えなさい。」なんて言っているのだろうか。
どっちにしたって、作るんだったら、手間は同じはずだもの。
不思議である。
とはいうものの、そんなスーパーで、まだちょっとだけマシなのを購入。
取り敢えずは、今の傷んだ服よりは、まだ良いか。
さて、当日、関空からピーチで成田に移動。
今までは、成田空港からは、JRの1000円のバスで東京駅まで移動していた。
予約をしないでも良いし、結構空いていたのです。
でも、今回、バスの停留所に行って、待っていると、来たバスは満席だった。
そして、係員が、次のバスも席の残数が3席しかないという。
或いは、バスの始発の第3ターミナルに行った方が早いかもしれない。
なのだけれど、それもまた、回り道なので、電車で東京へ向かうことにした。
スカイライナーを使わなければ、値段もそれほど違わないことに今回気が付いた。
なので、京成の普通の特急に乗る。
そこから、ホテルのある上野まで移動。
なのだけれど、ホテルは浅草の間違いだったので、また浅草まで移動。
って、大丈夫なの?凡。
今日のホテルは、浅草の「ホテル法華クラブ浅草」さん。
1泊2日、税込み、5300円。

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部屋は、11階の最上階だった。
新しいホテルなのかな、室内は、全体的に綺麗で、機能的だ。
バスのカーテンも、レールが外に張り出しているので、シャワースペースが、ゆったりしている。
中々良い。
それと、昼間のスタッフも、深夜のスタッフも、接客対応も良い。
気に入ったので、来月に東京に来る日があって、2日間、空いてるか聞いたら、1日は5000円台だけれど、もう1日は1万円を超えると言われて、諦める。

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(ホテルの窓からスカイツリーが見えた)
さて、用意をしてホテルを出る。
まだ、夜会には時間が早いので、周辺の飲食店などを見て回る。
プロマイド写真屋さんがあったので、中島みゆきさんはありますかと聞いたら、無かった。
残念。
少し早いが、ご飯を食べる。
「じゅらく」さんで、中華丼。
味付けなどは、これでいいんだけれど、具の海老と、イカと、うずらの玉子が、野菜などを炒めて調理をした後に、湯がいて乗せたものだった。
最近、こういう調理の仕方をするお店も出てきたのだけれど、どうも凡的には、気に入らないのだけれど、そんなことを書いていると、みゆきさんの話にたどり着けないので、今は、省略。

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さて、赤坂に向かうとしますか。
18時ごろ、会場に着くと、既に入口に人が並んでいる。
夜会のオリジナルグッズの公演前販売が始まったので、凡も買った。
公演パンフレット、3200円。

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「すあま」といっしょキーホルダー、2000円。

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「すあま」といっしょボーチ、3500円。

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夜会カステラ、1600円。

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水晶宮時計、6000円は、流石に止めた。
この夜会のオリジナルグッズというのは、パンフレットは、これはみゆきさんの写真が載っているので、絶対に欲しい。
なのだけれど、他のグッズについては、とりたてて、どうしても欲しいというものではない。
でも、買うのである。
何故かと言うと、これは一種の踏み絵であると凡は考えているからである。
みゆきさんが好きだということを証明するために買うもの。
必要じゃないけれど、敢えて買う。
そして、叫ぶ。
「要らないものだけれど、みゆきさんが好きだから、買ったぞー。」ってね。
それなら、水晶宮時計も買うべきじゃないと、ツッコミを入れられそうではありますが、ちょっとね、そんなのを買うと、いろいろね、あるものね。
と、踏み絵も、つま先だけの凡の踏み絵でありました。
さて、まだまだ時間もあるので、周辺をブラブラしようと思ったのですが、行く当てもなく、入場の列に並ぶことにした。
もう少しで、みゆきさんに会える。
ただただ、嬉しいのは、高校生の凡の純粋さを忘れたせいでありましょうか。

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sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    お金を使う優先順位、自分と似ていますよ
    服を滅多に買わないのは特に似ています(笑)
    最近はユニクロ、イトーヨーカドー、後は通販がメインですね
    それにしても夜会に行かれる回数が多いですね
    奥様のご理解があるんですね
    中華丼の具ですが、やはり魚介類もちゃんとに炒めてからトロミを付けないとダメですよね

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    優先順位は、やっぱり、そうなりますよね。
    自分に合うサイズが中々ないので、どうしても服を買うのが面倒くさくなります。
    でも、、それって、老化現象かもとも、思うのですが。
    それに、やっぱり、金銭的な優先順位で、そうなっちゃいます。
    それから、夜会に行く回数は、多いですよね。
    東京に住んでいるのなら、まだしも、大阪からじゃ、移動の交通費や、ホテル代がプラスされますので、結構な金額になってしまいます。でも、この時期しか、コンサートも夜会もやらないので、思い切って、特に、今年は行こうと思っています。
    奥さんも、仕方なしかもしれませんが、行かせてくれるので。
    それから、中華丼の具は、やっぱり全部、炒めて欲しいですよね。
    大阪でも、好きな中華料理店で、広東風の餡かけの焼きそばを、食べるのですが、ここまで、茹でただけをポンと乗せている感じじゃないのですが、やっぱり、最後にエビなどを、別に調理した感じで乗せているお店があるんです。
    見た目は、エビも綺麗で良いのかもしれませんが、食欲がわくかと言うと、やっぱり、全部炒めた方が、食欲がわくと思うのですが、まあ、それぐらいは、仕方がないかなと思っています。
    もう、食べたくないというところまで、嫌じゃないし。
    微妙です。

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