平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(743)アイラブユー・ほたえてくれ!みゆきさーん。(252)

11月21日(月曜日)。
赤坂ACTシアターの前で、入場を待っていると、スタッフが、みゆきさんの新聞を配り出だした。
凡も、頂く。
みゆきさんの20年ぶりのベストアルバム「前途」の広告だ。
こんなの貰うとちょっと嬉しいよね。
と、急にファンになる凡。

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その下の方に、ライナーノーツのことが書かれていた。
今回の、ベストアルバム「前途」には、ライナーノーツというCDに収められた曲についての説明書きが添えられえている。
凡は、文章であれ、歌であれ、自分の作品について、説明することが好きじゃない。
何故なら、その行為は、自分の作った作品を否定することだからだ。
例えば、文章というのは、文字を並べていって、それでもって、自分の考えなり、思うところを伝えるものだ。
なので、その文字の羅列で表したものが総てだ。
なので、もし、それを読んだ人が、作者の意図とは違う捉え方をしたとしたって、それまでだ。
仕方がない。
なのであるのに、自分の書いたものに、これは、これこれこういう意図で書きましたなんてことを書くのは、その元の文章の非力さを、さらけ出しているだけでなく、文字を羅列して考えを伝達しようとする仕組み自体を否定していることになるのである。
愚の骨頂。
歌の場合は、その文章に、旋律や、歌う時の声や表情など、より要素が増える分、複雑になるのではありますが、理屈は一緒だ。
出来上った歌それ自体が総て。
なので、今回CDを開けた時に、そのライナーノーツというものを発見して、みゆきさんも、こんなことするんだと、意外に感じた。
「へえー。」ってね。
とはいうものの、凡は、そのことで、みゆきさんを否定したり、批判したりする気はまったくない。
好きな女性が、凡と違う考え方であっても、なんであっても、どうだって、好きなものは好きでありまして、そんなことは、その女性が好きなことと関係ない。
大体、凡は、みゆきさんの歌の歌詞などについて、今まで、その内容について考えたことがない。
いつも、聞き流しているだけ。
可愛い声だなあって。
だから、ライナーノーツなんて、あっても、なくても、どっちでもいい。
なので、今回のライナーノーツにしたって、「へえ、こんなの書いたんだ。」ってぐらいに思っただけ。
みゆきさんなら、それは、それで、良いだろうと。
というか、そんなことをしちゃう、みゆきさんが、可愛くて、可愛くて。
というか、素敵で、素敵で。
それもこれも、好きで、好きで、そんなもんだから、ライナーノーツだって、何か大切なものに思えちゃうんだなあ。
とはいうものの、みゆきさんも、その新聞で、「最初で最後かも(笑)」と書かれているので、そんなことも、こんなことも、凡の主張するようなことも、すべて承知で、今回、ライナーノーツを書かれたんだと思う。
それにしても、(笑)が、可愛いですよね。
もう、この(笑)を切り取って、財布の中にでも入れておきたいぐらい可愛い。
だって、みゆきさんの(笑)だもん。
というような新聞を頂きまして、なにしろ可愛いカラー写真も掲載されているので、大切に持って帰りました。
さて、今にも降り出しそうだけれど、降らない、悩ましい夜の空を見上げながら、それでも、40分ぐらい待ったかな、開場予定の19時15分より気持ち早く入場が始まった。
凡も中に入ると、まずは1階に降りる。
そして、ACTシアターのオリジナル・カクテル「ひとみ」を頂く。
「ひとみ」とは、今回の上演作品「橋の下のアルカディア」の登場人物の、みゆきさんの役柄の名前だ。

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スパークリングワインに沈めた金平糖から、小さな泡が揺らめく。
ロマンチック。
ACTシアターの壁に向かって、独りカクテルを飲み干す凡。
淋しチック。
でも、いくら寂しくても、もうすぐ、みゆきさんに会える。
嬉しチック。
と、別に「チック」である必要もないのだけれど、チックになっちゃう。
さて、凡の席を確認しに行く。
今回は、J列である。
ステージのある前まで行くと、ステージの前にオーケストラボックスが造られていて、A列からC列の3列分を、撤去している。
ということは、J列は、前から3列目である。
今までで、1番近い。
座ってみると、ステージの床が、凡の目の位置と同じである。
それに、やっぱり近い。
みゆきさんの立つであろう位置を想像してみる。
イヤーン。
あの場所に、みゆきさんが立つんだ。
まだ登場していないマドンナみゆきさんに、息が詰まりそうになった。
それにさ、来週もまた見に来るんだけれど、その日の1日は、D列なんだよね。
ということは、詰まりは、最前列。
その時、凡は一体、どうなるんだろう。
そんな興奮を抑えて、一応、2階席も見に行く。
そんでもって、J列であったことの幸運を感じずにはいられなかったのであります。
開演までに時間があるので、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、可愛い子を探したり、美人を探したり、ミニスカートを探したり、チャイナドレスを探したり、でも、それはいなかった。
因みに、凡はチャイナドレスでも、ミニのチャイナドレスが好きだ。
まあ、そんなことは置いておいて。
みゆきさんのファンには、可愛い人も多いね。
とはいうものの、人数は、やっぱり男性の方が多いか。
周りはライバルばかりなり。
だって、みゆきさんだものね。
さて、凡の席の周りの人も着席していたので、凡も席に座る。
左側は、ご夫婦で来られていて、凡の横は男性だった。
右側は、女性の2人組。
左右の位置的には、中央ぐらい。
凡は座高が高いので、後ろの人が、見えているか気になったが、ステージの位置が、目の位置と同じぐらいにあるので、見上げる形なので、大丈夫のようである。
少し安心。
しばらくすると、開演のブザーがなった。
いよいよ、みゆきさんに会えるんだね。
ドキリン、ドキリン。
期待と緊張。
◆「悩み多きブッダたち」
 なんだこれはという小説ですが、
◆「アルカディアのレフュジー」
 中島みゆきさんの「一会」を見に行く前に
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