平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(723)焼き鳥は、串のまま食べる?

美味しい焼き鳥を食べたい。
時々、そう思うことがある。
なのだけれど、スーパーの焼き鳥は、どうにも、塗ってあるタレの見た目が、美味しそうじゃない。
そんな時は、ホテイの焼き鳥の缶詰を買ってしまうこともある。
とはいうものの、焼き鳥を食べたいときは、お店で食べるような焼き鳥が食べたいわけで、スーパーのものでも、缶詰でも、どこか物足りない気がして、中途半端な気持ちで、「まあ、凡の食べたい焼き鳥じゃないけれど、これも焼き鳥なんだから、これで満足しておくべきなんじゃないか。」なんて、心の中で、凡自身を説得させる工程が必要になるのである。
しかも、そんな言い訳の工程を経て満足しようとしている凡自身が、ちゃんと焼き鳥を食べられたのに、心の底で不満を持っている凡の心根のいやらしさというか、食い意地の張ったみっともなさに、罪悪感を感じてしまうというか、自己嫌悪の感情を覚えてしまって、うな垂れてしまう。
美味しいもん食べて、うな垂れる。
アホや。
凡は、アホでございます。
そんな凡のアホさ加減は、ちょっと置いておきまして、焼き鳥の話なのであります。
皆さんは、焼き鳥を食べるときに、どうやって食べるでしょうか。
串を指で摘まみ上げて、口の前に持ってくる。
そして、口を開ける。
あんぐり。
でも、女の子なら、この時は、おちょぼ口がいいな。
いや、そんな細かいことは、どうだっていい。
そんでもって、パクリとやる人が多いだろう。
でも、たまに箸か何かでもって、串から焼き鳥の肉を外してお皿にのせてから、それを箸でもって、お口にパクリとやる人もいる。
今日のお昼前だったか、バラエティ番組で、女性の司会者が、そんな焼き鳥の食べ方について、焼き鳥は串のまま食べろということを言っていた。
バラエティ番組だから、マジな言い方ではなく、笑い話的な感じだったけれどね。
それを聞いて、そういえば2、3日前にも、テレビで焼き鳥の食べ方について、同じような持論を語っていた人がいたなと思い出した。
夜の街を芸能人が、朝まで歩いてお店を回るという番組で、ある女性タレントが、居酒屋に入ったときに、たまたま同席した男性が、女性タレントの焼き鳥の食べ方を見て、そのタレントは串のまま食べたのだけれど、もし、箸で串から外して食べたら、怒ってやろうと思ったというようなことを、同席の男性が言った。
記憶だけれど、ニュアンスは、そんな感じのことを言った。
なんでも、その人は、自分自身焼き鳥の串を刺している職業の人だったようだ。
詰まりは、焼き鳥屋か、焼き鳥の串を刺す下請けの業者か。
それを聞いたときに、凡は、この男性の店には行くまいと思った。
それだけじゃなく、何とも言えない窮屈な気持ちになった。
その窮屈さには、少しばかりの批判的な気持ちも含まれている。
焼き鳥なんて、好きなようにたべればいいじゃん。
そう思いませんか。
焼き鳥を食べる時は、まず、さっきも書いたように、串を指で摘まんで、口の前に持ってくるよね。
その時に、女の子だったら、おちょぼ口がいい。
それは、さっきも言ったが置いておこう。
そんでもって、パクリだ。
とはいうものの、串に刺した全部の焼き鳥を口に入れられるわけじゃない。
まずは、半分だろう。
残った半分は、これは、同じように串を縦に口に入れたなら、喉に串が突き刺さっちゃう。
なので、当然、こんどは、串を横にして食べることになる。
串が横だから、これはおちょぼ口という訳にはいかない。
口をアングリというか、やや横長にガバリと開いてさ、串の後半に残った焼き鳥を前歯で半分の力加減で噛んでさ、そのまま串を引く方向と反対の方向に、焼き鳥をくわえたまま顔も協力して、横に引っ張る。
その瞬間を切り取って見れば、前歯で焼き鳥を3、4個ばかりくわえている自分がいるのである。
アイフォンでも持っていたら、その瞬間をスローで撮影して、再生して見てみるといい。
「イーッ」っと口を真横に開いた口に、前歯で加えた鶏肉があって、しかも、きっと目は見開いている。
くわえ方がまずかったら、口の両サイドは、タレで汚れているよ。
もし、目の前に男前の男性がいたなら、自分自身の顔の表情の見苦しさに、もうまともに話などしていられなくなるはずだ。
そのテレビ放送で語っていた男性は、そんな表情を、女性にさせたいのだろうか。
そこまでさせて何があるのだ。
それなら、箸で串から焼き鳥を外してさ、その箸で焼き鳥を1つばかり摘まんでさ、お口の前に持ってくる。
当然に、おちょぼ口だ。
なので、箸を縦にして、おちょぼ口に入れるよ。
そんでもって、「あ、美味しい。」なんてニコリとするわけだ。
まあ、凡の好みなら、そこでサラサラロングヘア―をかき上げてさ、ちょこっと肩をすぼめて見せられた日にゃ、もうメロメロでありますよ。
そっちの方が、よっぽどか、美味しそうだし、可愛いし、いいんじゃないかな。
その男性の言うように、焼き鳥は、串のまま食べろという人は、相手を女性として見ていない、大変失礼なやつだと思うんだな。
だって、女性って美しく見られたいという思いを持っていると思うんだね。
でも、焼き鳥を串で食べろという人は、女性に化粧をするなと言いているようなものである。
それがエスカレートして行ったらさ、焼き鳥を食べるときは、化粧をするな、口紅は付けるな、マニキュアはするな、髪は短く切れ、ワンピースなんて必要ない、Tシャツでいいなんてね。
大変だ。
とはいうものの、こういう話を、仲間内で飲みながらするのは楽しいかもしれない。
あーだ、こーだ、言いながらね。
笑い話に盛り上がる。
でも、凡が、テレビ番組を見て、どうにも気に入らないのが、この男性が焼き鳥を焼いている人間であるということなのだ。
番組では、焼いているとまでは言わなかったが、串を打っているとは言っていた。
どちらにせよ、焼き鳥を串に刺している人には違いない。
そんな人が、食べる女性に、もし串から外して食べたら、怒ろうかと思ったって言ったんだ。
料理人として、最低だ。
焼き鳥を食べるということについて、よくよく考えもせずに、自分の意見をお客さん(この場合、直接のお客さんではないけれど、作っている立場の人と、今食べている女性という意味では同じ関係だ。)に食べ方を強要する。
大体ね、料理というのは、食べる人が、美味しいように食べればいいんだ。
どう食べるのが美味しいかは、千差万別。
その人にしか解らない。
その男性が、自分が焼き鳥の串を一所懸命に打ったんだから、食べる人も、そのまま串で食べろなんて言いたいんだろうけれど、どうにかしてるよ。
勝手な押し付けだ。
それなら、焼き鳥丼は、どうなるの。
わざわざ、串で焼いて、それを外して、ご飯に乗っけるよね。
鰻屋さんなんて、串を打って焼くけれども、串を抜いて食べやすくして出すよね。
串のまま食べろなんて言わない。
まあ、この男性が、鰻を串のまま食べる人なら、少しは納得する余地はあるけれどね。
その人が、もし料理人なら、自分のお店でも、串から焼き鳥を外して食べている人を何人も見ているはずだ。
なら、それを、どうにかして、外さなくても食べれるように工夫をしないのかと思う。
まず、人を批判する前に、自分が工夫するべきなんだ。
もし、凡が焼き鳥を焼くなら、普通に打った串の他に、串の先の方、串の半分だけ鶏肉を刺した串を用意するね。
串の先だけ3個ぐらいかな、焼き鳥が刺さっている。
これ食べやすいよ。
もう、女性も男性も関係なしにね。
串を口の前に持って来てさ、スポッっと1回で口に入れて食べることが出来る。
勿論、おちょぼ口だ。
スポッ。
スポッ。
スポッ。
ってね、何本でも、いけちゃうし、楽しいよ。
女性だって、これなら串のまま食べれちゃう。
でも、たぶん、こんなことは、この男性はしないだろうね。
食べやすいし、楽しいし、なんだけれど、きっと、しない。
何故かというと、面倒くさいからだ。
そんなことをすると、面倒くさいし、串も倍の本数が必要だとかなんとか言うだろう。
或いは、焼き鳥を焼く台の大きさがあるから、鶏肉の刺さっていない部分の串が炭で焼けて燃えてしまうとかさ、言うかもしれない。
それなら、その裸の串の部分は、アルミ箔で覆うとか、何とでもなる。
これは想像でやらないと決めているけれども、たぶんやらないだろう。
というか、考えていないのである。
お客さんのことをね。
箸で取って食べている人がいたなら、「そうだ、箸を使わないでも、見た目が綺麗に食べれて、それでいて、焼き鳥を食べている楽しさを感じられるようにできないかな。」と考えるのが真の料理人なのである。
それにしても、この串の先だけの焼き鳥って、面白くないだろうか。
誰か、お店でやってくれるところないだろうかと思う。
因みに、凡はどんな食べ方をしているかと言うと、やっぱり串のままだ。
或いは、串の先は普通に食べて、残った部分は、先に食べた串でもって、残りの焼き鳥を、前の方に移動させてパクリとやる。
やっぱり焼き鳥は、串のまま食べるのが、楽しいんだよね。
でも、凡は、それを人に求めはしないのではあります。
子供のころからの憧れの食べ物に、バーベキューがある。
ステンレスの串に、牛肉の塊や、トウモロコシや、ソーセージや、ピーマンや、そんなものを刺して、それで焼いたバーベキューが子供のころからの夢なんだ。
でも、夢が叶って食べた時には、串から肉を外しちゃったんだよね。
やっぱり、ステンレスの串のまま、豪快にかぶりついたら良かったかな。
テレビ番組の焼き鳥の件を見て、これはどうも、凡には気に入らない考え方だなと思って書いたのですが、凡は、焼き鳥は、身かネギマか、つくねぐらいしか食べません。
肝もスナズリも、ハツも、凡は嫌いなので、偉そうなことは言えませんが、とはいうものの、食べ方を人に押し付けるようなことも致さないのでございます。

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sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    凡蔵さん、自分も基本的に食べ方は自由だと思っていますよ!
    まず焼き鳥、これは最初の方は簡単に食べれるが、最後の方は串が刺さるように食べるか、あるいはイ~と口の真横に串が引っ付きながら食べなければならない
    自分は面倒だからそのスタイルが多いんですが、例えば年配者などは食べ難いでしょう
    もちろん口をイ~っと開くのが恥ずかしい年頃の乙女もいますしね
    寿司なんかもそうです
    ネタに醤油を付けようがシャリに付けようが、あるいは自分のようにシャリとネタのに両方付くようにぎりの側面に付ける人もいる
    更に言うとフランス料理、これだって箸で食べても良いと思う
    ナイフとフォークが苦手なお年寄りもいる
    お年寄りだって美味しいフレンチを食べたいかもしれないしね
    静かなレストランでその場を雰囲気を壊すような食べ方はいけませんが、それ以外だったら他の人に迷惑を掛けなければある程度自由に食すべきですよね!
    まずはそのまま食え、次は塩を付けて食え、それからスタンダードな食べ方とかを強制されるのはまっぴらゴメンだ
    こちらが聞いた場合ならば、お奨めの食べ方を教えてくれれば良いと思うんです
    あ~、それにしても美味しい焼き鳥が食べたくなってきましたよ(笑)

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    そうですよね、自由に食べるのが1番美味しいですよね。
    周りの人に不快感を与えなければね。
    私も、書いていたら、焼き鳥が食べたくなりましたよ。
    私は、出来るなら、コゲのところが好きなので、タレを付けてえから、もう1度軽く炙って欲しいんですけれどね。なかなか、そんなお店は少ないんですよね。
    そうそう、年配の方なんか、串から外した方が、食べやすいですよね。
    そんでもって、寿司ですけれど、これも自由に食べればよいですよね。
    手で食べてもいいし、箸で食べてもいい。
    まあ、ナイフとフォークだって良いと思うんですが、ちょっとばかし食べにくそうです。
    でも、今年釜山に行ったときに、韓国の海苔巻きのキンパを食べたのですが、屋台だとトングのようなもので食べたりしますよね。
    なので、寿司も、トングでも良いかもしれないですよね。
    挟んで摘まむから、醤油をつけるときに、ネタとシャリがバラバラにならなくて済むし。
    なかなかグッドな発見じゃない?
    フランス料理は、最近は、箸を用意しているお店もあるようですね。
    でも、私は、滅多に行きませんが。
    だって、フランス料理で、好きなように注文したら、エライことになっちゃいますもんね。

  3. 凡蔵。 より:

    (続きです)
    そうそう、ちょっと高級っぽい串揚げのお店とか、ちょっと洒落たお店とか、食べ方をしていされることもありますよね。
    そこまで食べ方を指定するなら、その理由まで言って欲しいんですよね。
    これは、こういう理由だから、塩で食べた方がいいとか、こっちは、こういう理由だから、ポン酢で食べた方が良いとかね。
    でも、基本的に私は天邪鬼なので、食べ方を指定されると、違ったことをしたくなるんですよね。
    でも、そういうときに、隣のテーブルとかで、その指示のまま食べて、美味しそうに、楽しそうにしている人を見ると、私って、何て人が悪いんだろうと思ってしまいます。
    素直に食べて、素直に楽しんでいる人の方が、幸せそうに見えるんですよね。
    見習わなくちゃとも思っちゃいます。

  4. ゆけむり より:

    >でも、そういうときに、隣のテーブルとかで、その指示のまま食べて、美味しそうに、楽しそうにしている人を見ると、私って、何て人が悪いんだろうと思ってしまいますとありますが、そんな事はないと思います
    全ての人ではないと思いますが、受け売りでこれが美味しいって言うんだと思う人は、自分で美味しいか美味しくないか判断できない人なんだと思います
    人が行列しているから、この店の味を美味しいと言うんだと、自分が食べた感想ではなくまわりの意見に流される人が多いような気もします(実際自分のまわりでもこのようなタイプの人が何人かいます)
    回りくどい言い方になりましたが、好きなように食べるのが一番なんだと思いますし、どうやって食べるかは本人の好きにさせてくれって思うんですよね!

  5. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    さすが、ゆけむりさんの考え方は、スッキリとしていますね。
    いいですねえ。
    私も、食べ方を指示されると、自由に食べさせてくれと言いたくなるんですけれどね、でも、喧嘩するのは怖いので、まあ、黙って食べるのですが、どうもなあと思いながら食べています。
    そんなに、例えば調味料とかに、こだわりがあるのなら、始めっから、その調味料を付けて提供したらいいのにと思うんですよね。
    だったら、そのまま頂くのにとか思います。
    それ以外でも、こだわりがあって、そういう風に食べて欲しいなら、何も言わなくても、食べる人が自然にそういう風に食べるように、工夫をしたらいいんじゃないかと思うんですよね。
    奥さんは、どちらかというと、言われたら、それに従って食べて、「うんうん、なるほど。」なんて言ってますが、それでいいのかなって横でみているんです。
    でも、考えたら、奥さんは、食べることに、それほどこだわらない人なので、そうなるのかもしれません。
    私は、味音痴ですが、食べるのが好きなので、というか、口が卑しいのかもしれませんが、食べることの執着している分、自由に美味しく食べたいのかもしれません。
    と、いろいろ言ってますが、私も、ゆけむりさんの言うように、好きなように食べるのが1番だと思います。

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