平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(722)雨の釜山を2人旅。(3)

9月29日(木曜日)。
3日間の釜山の旅の最終日。
大阪に帰る日である。
今日は、特に予定も考えてないので、ゆっくり目に起きて、ホテルの近くを散策することにした。
チェックアウトをして荷物を預ける。

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(ホテルの横が市場)

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ホテルの横の釜田市場に栗を焼いたのを売っているお店があって、それを買いたいとミニボンがいうので、探しながら歩く。
1盛り3000ウォン。
まだ温かかったので、歩きながら食べた。

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そうするうちに西面に到着。
Isaacというトースト屋があったので、ハムチーズトーストを1個買ってミニボンと分けて食べる。
ここで2個買って食べてしまうと、さっきの栗と、このトーストでお腹が膨れてしまい、最後の釜山の昼食が食べれなくなってしまう。
お昼には、ナクチポックンを食べる予定なのである。
これは、凡が食べたいと思っていたものだ。

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さて、お昼には、まだ早いので、釜山の運試しで、ロッテホテルのカジノに行ってみることにした。
勿論、凡は博才が無いので、遊び程度である。
カジノに行くと、ちょうど改装をしているところで、ほぼ仕上がっているけれど、最終のチェックなどをしていた。
以前より、広く、明るくなっている。

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取り敢えず、カードなどは知らないので、機械で遊ぶことにした。
ルーレットも、テーブルを囲むのじゃなくて、ゲームの機械が沢山ならんでいて、それで賭ける。
画面のルーレットの数字に賭けると、時間が来たら、お姉さんが、前のステージにあるルーレットを回す。
そのルーレットが、すぐに機械の画面に反映されて、画面のコインが増えたり減ったりするのである。
ただ、何度、やっても賭けることが出来ない。
そのやり方が分かるのに、時間が掛かってしまった。
ミニマムベットは、2000ウォンだ。
この機械の良いところは、ベットの金額が低いことだ。
1回200円なら、遊べる。
まず10000ウォンを機械に入れて、凡のラッキーナンバー9に2000ウォン賭けた。
すると、果たして、ルーレットの玉は、9の枠に入ったのである。
こんなことってあるだろうか。
凡の運試しは、ラッキーだということなのか。
10000ウォンで始めたルーレットが、1回目で確か80000ウォンを超えた。
このまま、運試しなんだから、換金して、お昼でも食べに行ったら良かったのですが、スロットマシンなどをやっていたら、結局ゼロになった。
でも、スロットマシンも、ベットの金額が低いので、結構、長い間遊んでいられたかな。
それにしても、9に賭けて9に来るなんて、これは偶然だろうか。
プロのカジノのスタッフは、自分の思う数字にルーレットの玉を落とすことが出来ると聞いたことがある。
椅子に座りながら、ステージのお姉さんを見ると、チラッと凡を見たような気がした。
お姉さんは、ステージの画面で、凡が9に賭けているということは知っている。
そういうことなんだな。
凡は、お姉さんに向かって、少しばかり微笑んでみた。
そういうことなんだよね。
でも、お姉さんの表情は変わらない。
もし、お姉さんが凡の為に、9に玉を入れてくれたのなら、次もまた凡の数字に入れてくれるはずである。
何故、凡の数字に入れてくれるのかの理由は、おそらく恋であろう。
詰まりは、凡にポッとなっているのである。
失恋をしたばかりの女性が、恋に落ちるのに、時間は必要ないと、週刊誌で読んだことがある。
その説は、おそらく当たっているだろう。
お姉さんを見ると、少し影がある。
これは、失恋の影響であるとも見て取れるのである。
となると、ここは大きく儲けることのできるチャンスなのだ。
そして、お姉さんの気持ちを確かめるチャンスでもある。
もし、次に10万ウォンぐらいを、また9に賭けて、また9に入ったら、これは間違いがない。
お姉さんは、凡にポッということである。
しかも、今度は、釜山の旅行代が出るくらい儲かるのである。
とはいうものの、恋する女性の気持ちは複雑である。
次も来るだろうと期待をさせておいて、ジラスというテクニックもあるということも、週刊誌に書いてあった。
ということは、凡が次も来るだろうと期待して9に賭けたのを見て、あえて8に玉を入れたりしちゃう訳だ。
しちゃって欲しくないけれど、しちゃったりするわけだ。
恋は難しい。
悩んでいるうちに、2000ウォンずつ賭けていたら、どんどんコインが減っていった。
あらー。
やっぱり、9は偶然だったのね。
ミニボンも、10000ウォンで初めて、途中勝っていたけれど、最終は、元の10000ウォンまで負けたので、それを換金。
プラスマイナス、ゼロ。
さて、11時を回ったので、予定のナクチポックンを食べに行こう。
元祖というお店が、凡一駅にあるのだけれど、時間が気になるのと、雨なので、西面で食べることにした。
お店は、前回行ったお店の支店なのか本店なのか、同じ系列のお店だ。
まだ、12時前なので、お店は空いていた。

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エビとタコのセットと春雨を追加。
可愛いお姉さんが作ってくれた。
何かさ、可愛いお姉さんが作ってくれるだけで、もう楽しいよね。
しかも、たぶん20歳代だ。
これが、幸せというもんなんだな、きっと。

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釜山に来て、ナクチポックンを食べるのは、3回目だ。
この辛くてコクのある味が、クセになって、今回もこれは食べたいと思っていたんだ。
食べ終わったら、頭から汗が流れた。
さて、もうそろそろホテルに戻ろう。
ブラブラ歩いて、文房具屋なんかを冷やかして、ホテルに戻った。
帰路は、往路の逆である。
地下鉄の西面駅から沙上駅まで移動。
釜山軽電鉄で沙上駅から空港まで移動。
ピーチのチェックインをして、wifiを返却。
出国をしたら、まだ1時間以上ある。
免税店を見ても、買うものはないので、ただ待っていた。
飛行機は、定刻通り離陸。
釜山、16時00分発。MM016便。
関空、17時20分着。
飛行機は、ほぼ満席だったけれど、凡の席だけ3席の内、1席が空席だった。
やっぱり、最後尾の列にしたのが正解だったかな。
南海電鉄、地下鉄、京阪電車と乗り継いて、自宅へ帰ってきた。
今回の釜山は、3日とも雨だった。
特に、2日目は、かなり強く降っていたので、予定していたお寺には行けなかったが、新しい温泉に行けたことが、意外にも楽しかった。
よく思い出してみると、食べたこと以外は、センタムシティのスパランドだけである。
ただ、そのスパランへ行ったことが、凡もミニボンも、楽しかったのでありまして、雨は雨でも良かったなと話しながら帰ったのでありました。
それにしても、釜山は、何かのんびりとした雰囲気が、いいですよね。
また、行きたいなと思うのであります。

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sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    韓国の焼き栗は、素朴な甘さで美味しいんですよね
    でもちょっとポクポクしていて、自分はのどに詰まりそうになった記憶があります(笑)
    セブンラックカジノへ行かれたんですね
    自分もここで会員証を作ってもらいましたよ
    スロットもやりますが、基本ルーレットが大好きです
    映画のワンシーンのようにお酒を飲みながら、ポーカーフェイスのディーラーとの駆け引き
    なんとも言えないドキドキ感があって大好きです!
    9に賭けて9に入ったら、なんと36倍ですからね
    でも当り一回で終わっちゃうのもつまらないし、もうちょっとプレイ自体を楽しみたいですよね
    でも、賭け事のポイントは引き際と言うか、辞め時の見極めなんですよね
    それでも儲けるのが目的ではなく、カジノでプレイを楽しむ事自体が何か特別な事だから、儲かる儲からないにこだわらなくても良いんですよね
    儲けたいなら、辞める最後のワンプレイに、ちょいと多く一点賭けして勝負をするってのが自分スタイルです!
    あ~、カジノに行きたくなってきちゃいましたよ
    最後にナクチポックンを食べて大満足だったようですが、可愛いお姉さんが作ってくれたので美味しさ倍増だったのではないでしょうか?
    韓国の若い子はカワイイのが多いですからね
    それでもって、案外日本に興味がある子が多いから、意外と親日っぽく感じたりしますよね
    帰りの席も隣が空席とはラッキーですね!
    ところでピーチでは機内食的な物は食べなかったんでしょうかね?

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    ゆけむりさんは、カジノの会員証を持ってるんなんて、それはスゴイですね。
    お酒を飲みながら、ルーレットなんて、カッコイイじゃいですか。
    私は、そこまで勇気がないので、今回は、機械でやりましたが、掛け金がお手ごろなので、良かったです。
    ルーレットも普通のテーブルですると、掛け金は高いんじゃないですか。
    どうなのかな。
    マカオで普通にやったときは、一瞬でお金が無くなったので、シュンとなった記憶があります。
    そんでもって、最後の昼食のナクチポックンは、今年行って、大好きになったんです。
    具材もシンプルで、美味しいです。
    可愛い女の子も、ソウルよりも釜山の方が、ゆっくりとしていて、何か優しい気がします。
    それと、ピーチは、隣が空席は、楽ですよね。
    機内食は、付いていなくて、自分で注文するシステムなんですが、何しろ1時間ぐらいなので、食べませんでした。
    注文すると言っても、たこ焼きとかお好み焼きとか、そんなものですしね。
    1度食べたことがあるので、今回は、もういいかと。

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