8月24日。
恋人岬から帰ってきたら、ちょうどKマート行きのレアレアバスが来た。
この路線は、ガイドブックに、水曜日は確か休みだと書かれていたと思っていたのだけれど、来たのだからやっているのだろう。
兎に角、乗り込んだ。
Kマートは、大型のスーパーマーケットだ。
山のように積み上げられた商品を見るだけでも楽しい。
ミニボンは、お土産にチョコレートを買った。
他で買うより安いのじゃないかな。
さて、またバスでTギャラリアというところに移動する。
ここで、HISの案内書についていたチケットで、粗品が貰える。
そんなにスゴイものが貰える筈もないし、それを目当てに行くのも面倒くさいが、ちょうどバスが停まったので、貰いに行った。
そのチケットを、指定されたところへ持って行くと、そこはリゾートクラブのブースで、年会費を払ったら、ハワイとかのホテルを会員料金で利用できるというものだ。
そんな勧誘をされるのだったら、面倒くさいから粗品は要らないなと思ったが、もう来ているので、仕方がない。
一応、その説明を聞くが、年収750万円以上の方に案内しているというので、凡は無職だと言った。
ごめんね、スタッフのオジサン。
でも、ここの会員になっている人が、ミニボンの知り合いにいるそうですが、いざ泊まろうと思ったら、予約が一杯だったりするそうです。
どっちにしても、関係ないけれどもね。
(手のひらよりも小さい粗品のクッキー)
粗品は、小さなクッキーで、わざわざ貰いに行くようなものではないが、Tギャラリアは、有名なショッピング施設で、他のツアーなどの起点になっているので、近くまで来たんだったら、まあ貰っても損はないかな。
それに、このTギャラリアは、置いている商品が、ちょっと高級感があるものが多くて、欲しいものが色々あった。
ただ、他よりは、高めの値段の物が多い。
Tギャラリアからもホテルへバスが巡回しているので、バス停でタイミングよくバスが来たら乗ろうと思って歩いていたら、バスに乗ることなくホテルに着いた。
一旦、買ったお土産を置いて、またTギャラリアまで、今度はバスで戻る。
(Kマートで買ったコーヒーを飲んだら、少しぬるくなっていた。)
水曜日だけ、チャモロ・ビレッジというところで、ナイトマーケットが開催されている。
1週間の内、そのナイトマーケットをやっているのが、正しく今日なのだから、行ってみようという計画だ。
そのチャモロ・ビレッジへ行くバスが、Tギャラリアから出発するのだ。
Tギャラリアでバスを降りて、チャモロ・ビレッジ行きのバスの乗り場を探す。
すると、Tギャラリアの3階だという。
2階までエスカレーターで上がると、既に長蛇の列が出来ている。
この時、18時15分ぐらいだった。
なかなか進まない列に並んでいると、次々と、まだ凡の後ろに人が並んでいく。
最終のバスが、確か19時だったかな、間に合うのかなと不安になる。
とはいうものの、これだけの人が並んでいるのだから、19時になって、ハイ終わりですということもないだろう。
19時ごろ、やっとバスに乗車。
バスに乗るときに、いちいちチケットをお姉さんから買っているので、進むのが遅かったんだと分かった。
往復、7ドル。
バスに乗り込むと、夜の真っ暗な道を進む。
30分ぐらい走ったら、周囲は何もないところなのに、そこだけ急に人の集まっている場所に着いた。
チャモロ・ビレッジのナイトマーケットだ。
(人が多い)
食べ物の屋台や、小さなお土産のお店が並んでいて、沢山の人が、その狭いマーケットのエリアで、ウロウロと歩いている。
このウロウロ感が、不思議である。
わざわざ、グアムに来た人が、バスでここにきてウロウロするのである。
しかも、マーケットのやっている敷地が、それほど広くないので、結構な観光客の密集度だ。
凡も、折角だから、ここで地元のチャモロ料理などを食べようかと思う。
お昼に食べた鶏の串焼きなどが人気のようだが、これもまた長蛇の列が出来ている。
この列を待つのもなあと、ミニボンと列の前を通り過ぎる。
お土産物を物色するも、これまた欲しいものは無い。
アメリカの人かな、オッチャンが、ヤシの実で出来た鶴の首が動く仕掛けの置物を嬉しそうに手に取って見ていた。
地方の観光地にあるような、昭和チックなお土産である。
日本にもあるよね、貝殻で出来た人形とか。
あんな類だ。
「オッチャン、これ欲しいの?」とツッコミを入れたくなったが、本人はノリノリだ。
そんなオッチャンがいたかと思ったら、今度は、これまたアメリカの人かな、年配のお姉さんが、ヤシの実でできたポーチを買っていた。
「それ、アメリカに持って帰ったら、使うシチュエーション無いよ。」と、これまたツッコミを入れたくなった。
でも、こんなお土産を買って楽しむのが、大人の余裕と言うものかもしれない。
アメリカと言うと、ピストルでドンパチやったり、人との付き合いもギブアンドテイク的なドライな関係ばかりだと、そう思っている部分がある。
でも、それは多分にアメリカ映画の影響だ。
実際の、特に、アメリカでも地方へ行くと、陽気で、お人好しな人が多いと聞く。
そんなお人好しのアメリカ人は、こんなマーケットで、折角のグアムだからと、そのグアムの人が作ったお土産を、グアムの人と楽しく会話しながら、まあ、要らないとは思っていても、グアムの想いでとして買って行くのだろう。
やっぱりお人好しだ。
いいね。
そう考えると、凡も、日本でも観光に行ったら、そんな楽しみ方をするのも良いかもしれないと思う。
さっきの貝殻の人形だとか、関西だったら奈良の大仏さんの置物だとかね、日本でも何かその土地の名前をデカデカと書いた商品があったりする。
でも、最近は、中学生の修学旅行でも買わないだろう。
でも、その商品を作っている人も、その観光地の周辺にはいるんだよね。
それだったら、その観光地に行った記念と言うか、縁を楽しむつもりで、貝殻の人形なんかを買ってみるのも、面白いかもしれない。
作った人も、売る人も、買う人も、笑顔になれる。
みんなハッピーだ。
とはいうものの、凡も家が狭いからね、それでなくても、家の中が物でぐちゃぐちゃなんだから、お土産なんて買ってたら、エライことになちゃうんだけれどね。
なので、言ってる本人が、買わないかもなのではあります。
それに、マーケットで見た人が、アメリカ人の前提で書いてますが、まったく違ったりしてね。
それだったら、長い無駄話になってしまう。
まあ、もともと凡の文章は、イコール無駄話である。
さて、ナイトマーケットのメインパビリオンでは、と言ってもオープンエアの集会所みたいなところだけれど、地元の人と観光客が、一緒にダンスを踊っていた。
楽しそうだ。
そして、ステージでは、地元の人がチャモロダンスを披露していたようだけれど、凡が見た時は、ダンスは終わって、写真撮影会をやっていた。
チャモロダンスは、見たかったなあ。
(ショーは終わって撮影会をしていた)
さて、折角来たんだから、何か食べよう。
マーケットの端っこまで来たら、これまたチキンの串焼きのお店があって、ひときわ煙をモウモウと立ち昇らせているお店があった。
ここも列が出来ているが、煙に誘われて並んだ。
(どんどん焼いているんだけれど、何故か列が進まない)
屋台の奥では、お兄ちゃんが4、5人で、バーベキューの台の業務用みたいなもので、どんどん焼いている。
なのだけれど、その焼いている串の量と、列の進むスピードが、マッチしない。
販売する人は、女性が2人なので、ここでブレーキがかかっているのか。
ほとんど、列が動かないのである。
それでも、やっと順番が来て、弁当も売っているが、そんな量は食べたくなかったので、チキンの串焼きを1本と、ポークの串焼きを1本、そしてアンガスビーフの串焼きを2本買った。
ミニボンと分けて食べる。
チキンとポークは、1本1.50ドル。ビーフは、1本3.00ドルだった。
それを、さっきのダンスをしていたところのベンチに持って行って食べる。
チキンとポークは、焼き続けているので温かったが、ビーフは、注文する人が少ないのだろう、冷めて硬かった。
味付けは、普通だろうか。
マーケットは、人が多くて、しっかり食べれるお店も、あるにはあるけれども、人が多くて、何か気が落ち着かないので、もうここで切り上げて、今来たTギャラリアまでバスでもどることにした。
バス停に行くと、バスが停まっている。
ちょうど良かったと乗り込もうとしたら、スタッフが、あっちに並べと言う。
見ると、バスに乗るのに、長蛇の列が出来ていた。
この場所は、車で来る以外は、バスしか交通手段がない。
なので、時間によっては、こうなってしまうのだろう。
それでも、意外と早く進んで、20分ぐらい待ったらバスに乗れた。20時50分ぐあいだったか。
Tギャラリアについたら、その横にある「T.G.I.フライデーズ」さんに入る。
ファミリーレストランのような、スポーツバーのような、食べる人も飲む人も大丈夫という感じのお店だ。
さて、何を食べましょうか。
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コメント
う~ん、これは微妙な粗品ですね
粗品だから豪華でないのは当たり前ですが、これはちょっと粗末すぎますよね(^_^;)
ナイトマーケットがあるんですね
これは楽しそうですね
でも、行く為のバスに乗るのにだいぶ待つんですね
それこそタクシーと言う手はなかったんでしょうか?
色々な屋台が出ているんですね
こんな所でグアム名物を色々食べたらさぞかし楽しいでしょうね~
でも、屋台で買うのも並ぶってのは辛いですね(T_T)
ありがとう、ゆけむりさん。
粗品は、まあ粗品だし、タダですからね。
こんなものかなと思うんですが、粗品のチケットの書き方というか、見た目が、もうちょっと良い粗品のような感じだったので。
それよりも、リゾートクラブの勧誘のブースの粗品だったのですが、「ああ、この人、粗品だけ貰いにきたよ」なんて思われているんじゃないかと、それがイヤなんですよね。
こっちは、そこまで必死に貰いに行ってないのに、必死で粗品を貰いに来たと受け取られているかもしれないのが、気になるんです。
とはいうものの、Yギャラリアは、グアムに行ったら、女の子だったら、たぶん行く場所だあと思うので、貰って損はないですよ。
それに、小さいですが、中のクッキーは、美味しかったです。
チャモロビレッジは、タクシーの方が良かったかな。
バスに並ぶときに、これは時間が掛かるかなと思ったのですが、どのぐらいでバスに乗れるかも解らないし、どうしようかなと思っている間に、少し進んだりと、迷っている間に、タクシーに変更するタイミングを逃してしまいました。こんな時は、すぐに判断するのがコツのようですね。私は、いつも、迷っている間に時間を使ってしまって、結局失敗ということも多々あるんですよね。
このナイトマーケットは、人も多いし、雰囲気はすごく楽しいのですが、ゆっくり過ごすという感じでは無かったです。
でも、後で地図などをチェックしたら、ナイトマーケットよりも、昼間に来て散策する方が、のんびりと楽しめる感じでしたよ。
あくまでも、帰ってからのガイドブックの情報ですが。