平 凡蔵。の 創作劇場

恋愛ストーリーや、コメディタッチのストーリー、色んなストーリーがあります。
どれも、すぐに読めちゃう短編なので、読んで頂けたら、うれしいです。

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散散歩歩。(696)青春18きっぷで、釜山の旅。(13)

実は、今は旅行の途中なのでありまして、これはその出発前に、予約公開というものを利用して、アップいたしました。
8月4日。
予定としては、今日は最後に、自宅まで帰るつもりだ。
朝起きて、6時30分スタートの朝食を食べに1階の会場に行く。
日によって、時間が決まっていたり、いつ行っても良かったりするらしいが、凡の泊まったときは、中国総体で、宿泊者が多く、時間の大まかな指定がある。
既に、会場の3分の1ぐらいの人がいた。
会場は、ホテル同様スタイリッシュである。
オシャレなカフェ風。
料理の内容は、ビジネスホテルの普通のビュッフェの朝食である。
ただ、ご飯が釜で提供されていたり、手作りプリンがあったり、工夫できるところは、オシャレなものを取り入れている。
ふりかけが、カープのデザインだったのが、ウケた。

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(美味しかったです)

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(朝食時間以外の食堂は、コーヒーが無料で飲める)
朝食会場から部屋に戻るときに、フロントに中国総体の選手か応援団と思われる、高1か高2ぐらいの女の子が集まっていた。
初々しく可愛い。
総じて、地方の女の子は、スレてなくて、可愛い。
凡は、見るとはなしに、目を細めて見ていた。
ただ、この子たちが、地方の女の子であるかどうかは、不明ではある。
さて、広島も美人が多い。
美人の多いハーレムに、モテない凡は、ここもまた地獄である。
早々に、出発しよう。
市電で、広島駅まで移動。
広島駅、07時50分発。呉線に乗る。
坂駅、08時11分着。
坂駅、08時27分発。
呉駅、09時05分着。
呉は、以前に来て、何故か気に入ったのであります。
そして、前回来た時に、てつのくじら館に行けなかったので、今回は行ってみようと思うのであります。
この、てつのくじら館は、海上自衛隊呉史料館のことである。
史料館が、本物の潜水艦を利用しているので、「てつのくじら」という愛称がつけられている。
入場料は、無料だ。

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(てつのくじら館外観)
まずは館内に入ると、海上自衛隊の機雷掃海のコーナーだ。
機雷にも、いろいろ種類があって、その種類によって、処理の仕方が違うということを、初めて知った。
凡より少し年上かなという男性が、機雷掃海の仕方のビデオを、一所懸命にメモをしている。
何の為だろうか。
好奇心のなせる業なら、それは素晴らしい。
展示物も、実際のものなので、解りやすいし、迫力がある。

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さて、機雷掃海のコーナーが終わったら、いよいよ潜水艦の中に入る。
実際のこの潜水艦の定員は、75名とのこと。
ところどころに、スタッフが立っていて、聞いたら、いろいろ教えてくれる。
魚雷の搭載数について聞いたら、能力については、ちょっと答えらえないとのことだった。
ただ、魚雷を格納する部屋の1部がガラス張りになっているので、想像してもらえれば、大体解るよと言われた。

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船長の椅子に座ったり、潜望鏡を覗いたりと、体験も出来る。
隊員が寝る3段ベッドは、寝た時に、目の前に上のベッドの板がくるぐらい狭いので、これは気が狂いそうになるなと思った。
こんな閉鎖された空間で狂ってしまったら大変だ。逃げるところがない。
辛いね。
この、てつのくじら館は、もっと見たかったのですが、次に船に乗ろうと思っているので、先を急ぐ。
これは、前回も乗ったのだけれど、「呉湾、艦船めぐり」に参加する。
自衛隊の艦船や、潜水艦を間近に見られる機会はめったにない。
それに、前回は船の中からの見学だったのですが、今回は2階のオープンデッキもあって、直接見ることが出来る。
ほとんどの人が、2階に上がった。
凡は、1度、2階に上がってみたが、やっぱり怖いと1階に降りた。
でも、1階の最後尾が、オープンデッキになっていたので、ここなら、何とか立っていることができた。
風が気持ちが良かった。

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(こういうものが、普通の武器も含めて、不要になる世界がくることを願っているのですが、単純に目の前にするとカッコイイなと思ってしまう。戦争ということを、現実のものと捉えていない証拠である。凡の想像力の不足。)
艦船めぐりを終えて、大和ミュージアムのお土産のコーナーに行く。
今回もまた、自衛隊限定の(と書いてあるのですが、本当なのかな。)「元気バッチリⅡ」を3本購入。

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このミュージアムでは、他の書店などでは買えない、人間魚雷「回天」などの本もあって、ちょっと買いたかったが、冷静に考えると、これは買って帰っても読まないなと思い、また、値段も高いので、買うのを止めた。
さて、呉線は、少し本数的にも不便なので、広島駅に戻ろう。
呉駅の弁当の売店で、鶏のおにぎりのセットを購入。230円。
巴屋さん。
アイスもなかも、美味しそうだった。
鶏のおにぎりを、ホームで食べる。
鶏肉は、ほとんど入ってないが、素朴な味。もう1つの白飯のおにぎりも、中の昆布の佃煮の量が多くて、美味しかった。

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(美味しそうなものが売られている)

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呉駅、11時15分発。
広島駅、11時53分。
広島駅、12時20分発。
尾道、13時48分着。

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(商店街)
尾道は、凡の好きな街である。
瀬戸内海は、細長く伸びた海域に、大小さまざまな島が、散りばめられている。
その風景は、太平洋の何もない感じとは異なり、島の木々の自然や、豊富な魚介類、そこに住む人々、それらすべてが、のんびりとして、豊かであることを感じることができるのが、いいんだ。
特に、尾道と向島の間の、狭い海峡を眺めていると、映画の主人公のように、難しい顔をして海岸に立ちたくなる。
さて、尾道で途中下車した目的は、1つである。
尾道ラーメン。
凡は、何回も店の前まで、行ったけれども、運悪く定休日だとか、お盆休みとかで、1回しか食べたことのない、有名店の「朱華園」さんに向かう。
早く食べたいと気が焦ると、なかなか着かない。
ようやく辿り着いたと思ったら、またしても定休日であった。
どうして、こんなに巡り合わせが悪いのだろう。
理由は解っている。
行き当たりばったりだからだ。
やっぱり、定休日を確認して行けばよかった。
7分の1の確率の、1を引き当ててしまうなんて。

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さて、定休日なら、悔やんでも仕方がない。
次の店に行こう。
もう1軒の有名店。
「つたふじ本店」さん。
やっとたどり着いたら、閉まっている。
「四日(木)休ませて戴きます」の張り紙があった。
ピンポイントで、凡の行った日に休み。
仕方がない。

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さて、こうなったら、前回に入ったことのある「壱番館」さん。
ここは、いつだったか、ミシュランの本に掲載されたことがあるそうです。
店の前まで来たら、何人もの人が並んでいた。
この暑い中、並ぶのも、これは参ってしまうし、帰りの列車の時間もあるので、ここは一旦通り過ごした。

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他にも、尾道ラーメンのお店はあるけれども、たしか昔に行って、よい記憶がない。
出てくるのが遅いのに、店主がスタッフを大声で怒鳴り続けていた。ずっとね。
そんな怒る前に、手でも動かしたらどうかなと思った記憶が強烈で、そこは入りたくない。
そうだ、尾道の向かいに向島がある。
この島は、尾道の目の前にあって、渡しのフェリーが、いつも往復している。
向島に渡ったら、桟橋の近くにラーメン屋でもないだろうかと思い、フェリーに乗って、向島に渡ってみた。
片道100円。
少し歩き回ったが、無かった。
仕方なく、また尾道に戻る。

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(向島へ渡るフェリー)

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(向島に渡っても尾道ラーメンはない。)
でも、どこかのお店に入りたいと思って駅の方向に戻りながら探していると、確か駅の近くに、比較的新しそうな尾道ラーメンを出すお店があったなと思い、行ってみることにした。
「尾道ラーメン・たに」さん。
駅に付いて、お店まで行ってみると、またしても定休日だった。
流石に、くじ運の悪い凡である。
というか、一体、どうなっているのか、今日の凡の尾道ラーメン運の悪さは。

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もう、暑さと歩き回ったので、ぐったりである。
今まで、そこにラーメン屋があるなと思って、でもスルーしていたお店が、駅前の信号の向こうにあった。
もう、そこにしよう。
と、信号を渡って行ってみると、「準備中」だった。

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尾道に付いて、真っ先に、このお店に来たら、尾道ラーメンにあずかっていれたのかと思うと、残念だ。
もう、仕方がない。
他に、思い浮かぶお店が無い
これが最終の決断だ。
駅の入口の横に、うどんやそばのお店があって、そこでも尾道ラーメンがメニューにある。
ここは、1度行ったことがあるのだけれど、どちらかというと、椅子やテーブルはあるのだけれど、雰囲気は立ち食い系のお店である。
なので、尾道ラーメンと言っても、本格的とまではいかない。
でも、尾道ラーメンである。

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入口を入って、券売機で食券を買おうと思ったら、張り紙がしてある。
「外出中です!しばらくお待ちください!」とあった。
と書いてあるのだけれど、厨房には、店の兄ちゃんがいて、うどんなのか、ラーメンなのかを作っている。
店内には、それを待っている4名ぐらいの客が座っていた。
なので、券売機に、お待ちくださいと書いてあるので、「待っていたらいいですか」と、男性に尋ねた。
すると、兄ちゃんは、「ふがふがふが、出来ない。」というような、これは独り言を言った。
凡に、返事をするというのではない。
そして、「単品なら」というような言葉も聞こえる。
なので、凡は「単品のラーメンだったら、出来るんですか。」とまた尋ねた。
すると、「ふがふがふが」と、何かを呟いている。
でも、決して凡に説明をしようとはしていない。
凡も、滑舌が悪くて、大体において「ふがふがふが」といつも言っている。
でも、それは、一所懸命にしゃべろうとして、「ふがふがふが」となってしまうのである。
なので、一応は、「ふがふがふが」であるけれども、相手に言いたいことを伝えようとしているのである。
でも、兄ちゃんは、凡の事を1回も見ることなく、独り言だ。
でも、出来るのか、出来ないのかを知りたいので、「もう、終わりですか。」と聞いた。
すると、「ふがふがふが、今は、手が離せない。」というようなことを言ったと思う。
今までのくだりを、凡の推測で考えるなら、今日は凡も何軒も尾道ラーメンを食べようとして全部フラれた。そんな人が、凡以外にも沢山いたのだろう。
そんな人が、仕方なく、このお店に尾道ラーメンを食べに来た。
なので、普段用意しているスープなどの材料が少なくなってきている。
なので、今聞いている注文を作ったら、残りのスープで何杯分のラーメンが作れるかも解らない。
でも、今は作ることに必死なので、凡相手に、話してなんかいられない。
どうしても食べたいなら、黙って待ってろということだろう。
お店には、尾道ラーメンを食べようと、凡の後からもお店に入ってくるサラリーマンなどが、何組かあった。
でも、みんな諦めて、帰っていく。
凡も、諦めて、店を出た。
駅の売店で、おにぎりと、瀬戸内名物のレモンケーキ、喉が渇いたから、オランジーナとジャスミン茶を買って、電車に乗り込む。
車内で全部食べたり飲んだりしたら、お腹が水分で、ちゃぷちゃぷになって、膨れた。

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(この辺りは、レモンが有名だ)
尾道駅、13時48分発。
岡山駅、16時33分着。
岡山駅、16時44分発。
姫路駅、18時08分着
ここでまた、駅そばを食べる。
姫路駅、18時25分発。
大阪駅、19時30分着。
大阪駅から、京橋駅、京阪電車に乗り換えて、門真市まで戻ってきたのでありました。
青春18きっぷからの、釜山の旅は、ここに終わったのであります。
長い話にお付き合いくださいまして、本当にありがとうございます。
それにしても、今回の旅は、青春18きっぷの旅だったのか、ビートルで釜山の旅だったのか。
どちらにしても、楽しかったのではありますが。

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平 凡蔵。へのファンレターや
       お褒めの言葉は
sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    てつのくじらは自分も見たいと思っています
    呉港 艦船巡りなるものがあるんですね
    これは良いですね
    クルーズ好きとしては是非体験したいです!
    自分も世の中から兵器が無くなる時代が来れば良いと思っていますが、戦闘機など見ると単純にカッコ良いと思ってしまいます
    不謹慎かと思いつつ、戦闘機が登場する映画などもかなり好きです(トップガンとか大好き)
    凡蔵さん、今回は尾道ラーメンにかなりフラれたようですね
    ワザワザ現地へ行ってコレだと、ちょっとガッカリですよね・・・
    それにしても最後の店、厨房に兄ちゃんが居るのにフガフガフガフガって、ちょっと変な人なんですかね?
    あったかい人なのかな???
    後から来た人も諦めましたか・・・
    う~ん、非常に残念でしたね
    それにしても今回の青春18切符&ビートル釜山の旅、とても良かったです
    型にはまらないと言うか、何かに縛られない自由な感じが実に良かったです
    お世辞抜きにこんな旅に憧れます
    次の予定はあるのでしょうか?
    旅はクセになりますからね
    毎度同じことを言いますが、帰って来るとすぐに次の旅の事を考えちゃいますよね(笑)
    それぐらい旅は不思議な魅力がありますよね!

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    以前に、呉へ行ったときに、てつのくじら館へ行ったのですが、定休日だったので、入場できなかったんです。
    それで、今回は、丁度帰路の途中に寄れそうだったので、てつのくじら館を目当てに行ってみました。
    以前に訪れた時の、戦艦や潜水艦のインパクトが強かったんでしょうね。
    今回は、機雷の付いての説明で、初めて知ったことなどがあったので、やっぱり行って良かったと思いました。
    でも、奥さんに話すと、まったく興味がないようです。
    兵器については、何故なんでしょうね。
    見ると、カッコイイなと思ってしまう。
    私も映画とかで、ピストルで撃ち合うシーンが好きです。
    実際は、それで人が死んでるんですけれどね。
    現実とは違うと思って見ているのかなもしれないし、もともと人間は、人を攻撃することが好きなのかもしれないし、ただ機械が好きなのかもしれないし、どういう理由と言うか、気持ちなんだろうと思いますね。
    こんなものは、無くなるのが理想だと、それは思うのですが、そしてそれは間違いないのですが。
    でも、カッコイイですよね。

  3. 凡蔵。 より:

    尾道ラーメンは、何故かいつもフラれるんですよ。
    今まで、何度も何度も、尾道を訪ねているんですが、朱華園さんのラーメンを食べたのは、1回だけです。
    つたふじさんに関しては、ゼロです。
    というか、調べて行かないのが悪いんですけれどね。
    それよりも、お店の定休日を、それぞれ変えてもらえたら、嬉しいんですけれどね。
    こっちの勝手なお願いですが。
    でも、ラーメン屋さんにしても、その方がお客さんの入りが多くなると思うんですよね。
    そんでもって、今回の青春18きっぷと釜山の旅を、最後まで読んでいただいて、本当にありがとう!
    そんでもって、そんでもって、コメントのお返事が遅くなり、すいません。
    お察しの通り、ちょっとグアムに行っていましたので。
    ただ、今回は、奥さんと一緒です。
    グアムって、私に似合わないですよね。
    初グアムでした。
    グアム良いですね。

  4. ゆけむり より:

    凡蔵さん、返事が遅くなるのなんか気にするの止めましょうよ
    早く返事をしなくちゃとか、人のブログにコメントしなくちゃなんて思ったら堅苦しいですよ
    もっと気軽に、そして興味の無い話題にはコメントしなくったって良いじゃないですか
    それらが義務のようになっちゃったらつまらなくなると思うんです
    もしかしたら近場の温泉でも行ってるのかと思っていましたが、まさかグアムに行ってるとは思いませんでした
    今度は奥さんと一緒との事ですが、ブログにアップされるのを楽しみにしています
    自分は南の島のリゾートは行った事ないので、興味津々です

  5. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    コメントの件、ありがとう。
    そうですよね、あまり縛られないで、気楽にやった方が良いですよね。
    折角、コメントを頂いていたので、早めにお返事をと思ったものですので。
    でも、まあ気楽にやるのが、長く続くコツなのかもしれませんね。
    これからも、私らしく、気楽に、適当に?、やっていきたいと思います。
    たまたま、奥さんが3連休だったので、旅行でもとなったのですが、まさか私もグアムに行くとは思ってもいませんでした。
    これから、写真でも見ながら、ブログを書いてみたいと思います。

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