8月2日。
起きてから、荷物を整理して、朝食は食べずに、7時過ぎに、チェックアウト。
荷物を、フロントで預かってもらう。
さて、地下鉄で西面に向かう。
目的は、ロッテホテルの裏にある、「済州屋」さんだ。
前回に行ったときは、うにスープを食べた。
なので、こんどは、アワビ粥を食べようと思う。
とはいうものの、凡は、それほどアワビというものを珍重しない。
生の場合は、磯の香りがして、コリコリとした食感も解る。
でも、他にも、もっと美味しいものもあるのになあと思ってしまう。
火を通したら、たちまち食感が茹でたモンゴイカのようになってしまう。
乾燥させたアワビを戻して煮込む中華料理は、あれは美味いだろうなと想像する。
でも、高級なので、まだ食べたことが無い。
誰か、食べさせてくれないものだろうか。
でも、釜山といえば、日本では、アワビ粥が有名だからね。
1度は食べてみようと思うのである。
このお店は、朝早くからやっているので便利だ。
まずは、アワビ粥の小を注文。10000ウォン。
加えて、アワビラーメンも頼む。9000ウォンだったかな。
こうなったら、お腹いっぱい食べるべし。
(インスタント麺とアワビの取り合わせが気に入った)
運ばれてきたアワビ粥は、全体的に緑色を呈している。
これは、アワビの内臓をミキサーにかけて、お粥に混ぜているそうです。
食べた感想はと言うと、内臓とゴマ油がミックスされて、まったりとしたコクがある。
味付けは、薄めだ。
凡としては、もう少し濃い方が好みだ。
醤油でもかけ回したい。
一体に於いて、この店は、味付けが、前回のウニスープの時も思ったのだけれど、薄い。
後で、気が付いたのですが、テーブルに小さな容器が置いてあって、蓋を開けると塩が入っていた。
これで調節するのだろうか。
それから、肝心のアワビは、3切れ入っていた。
そして、アワビラーメン。
アワビという高級素材が、辛のインスタントラーメンのトッピングとして調理されるのが、小気味いい。
「アワビよ、どうだ」。ってな感じだ。
運ばれてきたときは、ラーメンしか見えない。
中をほじくると、アワビとワタリガニが4分の1身ぐらい、シャコのような見たことが無いエビ、ムール貝が3個入っていた。
ワタリガニは、出汁が出た後というかんじで、身はほとんど食べる余地がない。
しかし、アワビに関しては、だいぶんと小さいが丸々1個入っている。
肝もついているので、考えようによっては、アワビ粥よりも値打ちがあるかもしれない。
味付けに関しては、辛インスタントラーメンなので、間違いがなく、プラスで潮の香が良かった。
(お店の横には、アワビの水槽があるが、アワビは、全体的に小ぶりだ)
アワビ粥とアワビラーメンの両方を食べたので、お腹いっぱいになってしまった。
計画では、まだ食べ歩きをするつもりだったが、もう食べれない。
諦めて、ホテルに戻り、荷物を受け取って、国際ターミナルに向かう。
時間があるので、釜山駅から歩いてターミナルに移動した。
ここが釜山に船で来ることの余禄である。
(釜山駅からビートルのターミナルが見えている)
ただ、ターミナルについても、何もすることはない。
ビートルのチェックインまでは、時間がかなりある。
食堂もあるのだけれど、食べる気がしない。
ただ、座って時間を待った。
(可愛い形のアイスがあったので食べる)
チェックインをして、出国審査をして、待合に移動。
免税店があるけれども、欲しいものは無い。
くるみ饅頭を売っていた。
賞味期限が短いので、迷ったが、お土産に買った。
ビートルに乗り込む。
座席は、往路と同じ25Cである。
この便もまた、空席の方が多い。
凡の座った中央部の後ろの席に、足を上げて座っている少年がいる。
見たところ、イタイ男の子である。
出港して、映画が始まると、その映画を見て、喜んでいた。
ストーリーが上手くいったときは、「良かった。」とか叫んでいる。
イタイ少年ではあるが、性格は悪くないのかもしれない。
しばらく走って、窓際の方に席を移動してみた。
中央部は、ほとんど感じなかったが、窓際は、ややエンジンの振動がある。
窓から海を見ていると、海上にカモメの群れが魚を狙って集まっている。
木やプラスチックの漂流物が見える。
魚が、飛び跳ねた。
普段なら、絶対に思いやることのない、遠い海の上で、いろんな生き物が、日々の生活というか、生きているのだなあと、改めて感じるのでありました。
そんなことを思っていたら、急にみゆきさんの「波の上」が頭の中で、回り始めた。
♪ 昨日の酒を、今日の酒で、流してみても~、砂漠の雨のように、おまえに乾いてる~ ♪
この曲、好きなんだ。
なのだけれど、この曲が、2日間、ずっと頭から消えなかった。
船内では、往路と同じサンドイッチと缶コーヒーを食べ飲む。
普通の缶コーヒーだけれども、船内で飲むと2倍ぐらいの味になる。
(海って、ちょっと怖いよね)
12時10分、釜山発。
15時15分、博多着。
ターミナルで、wifiを返却して、残ったウォンを日本円に換えた。
また、日本に戻ってきたという感慨もあるような、ないような。
それだけ、釜山は、近いのである。
バスで博多駅まで移動。
今日のホテルは、駅前の「博多第一ホテル」である。
1泊、シングル、税込み4800円。
博多にしては、安いホテルである。
16時過ぎ、チェックイン。
フロントの男性スタッフの印象は良い。
部屋に入ると、古さは感じるけれども、普通のビジネスホテルと言う感じで、悪くはない。
バス、トイレも、こんなものである。
ウォシュレットは無く、トイレットペーパーが、バラの花の柄だったのが、可笑しかった。
(ビデオの機械が昭和チック)
冷蔵庫は、デスクの上に置かれている。
また、テレビは液晶だけれども、有料のビデオの装置が、昔からの100円を入れる機械だった。
これは貴重だから、ずっと残して欲しいものである。
値段を考えると、これはなかなかグッドである。
と、ここまでは良かった。
これは時間的には、後になるのだけれど。
ホテルに帰って、いざ寝ようと、上のシーツをめくると、下のシーツに30センチぐらいの丸いシミがついている。
よく見ると、シミは、その下のマットについているようだ。
でも、そのシミが、かなり色が濃く、シーツを通り越して、シーツのシミのように見えるのである。
しかも、運悪く、シミの部分のシーツが裂けて破れている。
凡は、少しぐらい古いホテルでも、気にならない。
でも、シミのついたシーツは、嫌だ。
清掃するスタッフも、マットを洗うとか、或いは、裏返すとか、何とか気が付かないものだろうか。
あまりにも濃すぎるシミだから、見落としではない筈なのだ。
しかも、何のシミなのか、乾燥しているのか、気になって、その部分に体を乗せられない。
この時点で、チェックインの時は、また泊まろうと思っていたけれども、次回は無いかもしれない。
さて、外出をしよう。
博多を楽しまなきゃね。
まずは、博多駅から、天神まで移動する。
以前も来たことがあるけれども、また新しく変わった感じに思える。
そういえば、お腹が空いている。
とはいうものの、時間はまだ早い。
なのだけれど、このままお腹が空いた状態で、ウロウロしたら、今度、夕食のお店を探すときに失敗をしてしまう可能性もある。
なので、少し食べて、冷静になろう。
ソラリアの地下を、回ってみる。
「牛心」という牛肉専門店と書かれたカウンターのお店に入ってみることにした。
まずは、ビール。
そして、牛鍋セットを注文。
何か、表から見た感じが良さそうに見えたのだ。
(写真写りは良いが、肉もイマイチなのと、具のボリュームがない)
運ばれてきた料理を見て、シマッタと思った。
専門のはずの牛肉も、キシキシした感じで、量も多くなく、その他の具材も少ない。これなら、吉野家の牛鍋定食の方が、よっぽど美味しい。
或いは、他のハンバーグなどの洋食メニューの方が良かったか。
接客も、外国人なのかな、注文取るのも、料理を持ってくるのも、無表情である。
これでお腹がいっぱいになったら、不本意である。
なので、すぐに店を出た。
こんな時は、すぐに挽回をする方が良い。
時間が経って、お腹が膨れてきてもダメだもの。
このお店の裏側にあるお店に入る。
チキンカツカレーを注文したら、チキン南蛮カレーはあるが、チキンカツカレーは無いと言う。
そして、チキンカツ定食はあるという。
どうも、ややこしい。
なので、普通のカツカレーを注文。
そして、ビール。
そして、ハイボール。
カツカレーは、カレーのルーは業務用かな。
ソースが無いので、お姉さんに言ってもらう。
カツカレーのカツに掛けたいからだ。
隣の女の子は、豚キムチの定食のようなものを食べている。
結構なボリュームだ。
それをアッサリ食べてしまった。
こんな女の子は、好きだなあ。
さて、カツカレーで、リベンジできたのか、現状維持なのか、どうなのか。
余裕がなかったのか、このお店「おみき茶屋」さんの写真を撮るのを忘れた。
(撮ったのは、飲みかけのビールの写真だけ)
今まで、大阪から釜山、そして博多と来て、思ったこと。
それは、博多は美人が多いということだ。
その比率で言うと、半端ない。
すれ違う人が、ほぼ全員美人なのである。
こんな県は珍しい。
それは、九州の可愛い子が、みんな博多を目指して上京するからだという説があるが、正解だろう。
とはいうものの、美人ばかりのハーレムの中に、モテない凡がいるのは、これは残酷すぎる。
明日は、博多観光も良いかと思っていたが、早々に博多を去ることにしよう。
帰りに、博多駅の「シロヤ」というパンの売店で、フワとろオムレットとこだわりバタークリームパンを買って、ホテルに戻る。
このオムレットは、小ぶりだけれど5個入って200円は、かなり安い。
それに、美味しいのである。
大阪にあったら、週1は、買ってしまうだろう。
バタークリームパンの方は、バターといいながらも、ファットスプレッドが、ほとんどだという食感が、少し残念だ。
凡は、バタークリームが好きなんですよね。
ケーキも、バタークリームのケーキがあったら、買ってしまう。
ホテルに帰って、オムレットを食べて、明日の予定を考えて寝る。
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平 凡蔵。へのファンレターや
お褒めの言葉は
sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント
済州家のアワビ粥ですか?
これもチェックしていたお店で、緑色っぽい粥は絶対美味しいだろうと狙っていました
画像を見るとやはり美味しそうですね
卓上の塩を使わなかったようですが、ソルロンタンなども自分で塩を入れ調整する方式が多いですよ
内容の濃かった釜山を後にし、ビートルで博多へ戻る時はちょっと寂しい気分になられたようですね
博多のホテルですが、なんだか変なシミがあったようですね
こう言うのって嫌ですよね
自分も以前ホテルの畳に血痕らしき跡があり、部屋をチェンジしてもらった事があります
清掃係がちゃんとチェックしなくちゃね!
博多の夜にイマイチな牛鍋が出てきちゃったんですね
でもすぐに店を後にする辺りは流石ですね
次の店もチキンカツカレーは無いがチキンカツ定食はあるなど、なんだか変ですね
博多の美人率のたかさですが、これは納得です
その上博多弁で話しかけられると、福岡に引っ越しても良いかなって思っちゃいますよね(笑)
もう1日博多で時間があるんですね
どんな最終日になったか楽しみです!
ありがとう、ゆけむりさん。
済州屋さんは、前回も行ったのですが、朝早くからやっているのがいいですね。
アワビ粥の塩は、気が付きませんでした。
でも、アワビのバター焼きというメニューがあって、それは美味しそうだなと思いまいしたね、想像ですが。。
また、次回は、それを注文しようかな。
でも、確か4000円か5000円してたかな、ちょっと無理かな。
それから、博多のホテルは、シミを発見するまでは、気に入ってたんです。
とにかく、博多の他のホテルに比べると、格段に安いので。
でも、やっぱり、あんな大きなシミがあると、やっぱりダメですね。
折角、良いホテルを見つけたと喜んでいただけに、残念です。
チキンカツカレーは、そうなんですよ。
チキン南蛮カレーも、チキンカツ定食も、両方あって、チキンカツカレーが無いんですよ。
というか、チキン南蛮カレーよりもチキンカツカレーの方が、注文多いと思うんですけれどね。
でも、博多は違うのかな。
そう思うと、あの場では、チキン南蛮カレーを注文するべきだったのでしょうか。
博多の美人率は、やっぱりそうですよね。
私の、勝手な思い込みじゃないですよね。
ほぼ全員可愛かったです。
そんな美人の多い場所でモテないのは辛いので、翌朝は、早々に広島に向けて出発しました。
でも、広島も美人が多かったなあ。
ほぼ全員可愛かったような。