平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(693)青春18きっぷで、釜山の旅。(11)

8月3日。
博多第一ホテルをチェックアウト。
今日は、広島を目指す。
博多駅から、小倉駅へ移動。
小倉で、ホームの上の陸橋に上がったら、立ち食いうどんがあった。
朝ごはんも食べていないので、うどんでも食べよう。
「玄海うどん」さん。

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「玄海うどん」というメニューもあったが、小倉自慢という「かしわうどん」360円と、いなり140円を注文。
麺は、福岡に近いので柔らかいのかなと思ったら、強くはないがコシのあるタイプだった。
甘く煮たカシワが乗っている。
凡が食べていると、75歳ぐらいだろうか、オッチャンが、大阪から来たんやと言いながら、カウンターに入ってきた。
次の8時11分の列車に乗りたいが、間に合うかな、などと大きめの声で、お姉さんと話している。
大阪に帰るのに、下関についてから、山陰で帰るか、山陽で帰るか、考えるつもりで、下関に来たという。
それって、青春18きっぷの旅なのだろうか。
かなりの年齢なんだけれど。
とはいうものの、年齢なんて、数字にとらわれてはいけないのではあります。
後で、ホームに降りたら、向かいのホームにも、立ち食いうどんのボックスがあることを知った。
始めから知っていたら、ホームで食べたんだけれど。

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(駅のホームで食べたかったなあ。)
さて、また移動しよう。
09時29分、小倉駅発。
09時42分、下関駅着。
10時01分、下関駅発。
11時52分、徳山駅着。
下関を出て、気が付くと、通路を隔てた4席のボックスに、見るからにオタクと見える男の子がいる。
白のTシャツにカーキのズボン、メガネに無精ひげ。
Tシャツには、アニメのセリフが印刷してある。
通常のサイズの時刻表を開いて、ボールペンを手に持って、ぶつぶつ言いながら、ルートを探しては、メモをしている。
これは100パーセント、オタクで鉄ちゃん。
でも、こんな子は、意外と優しい子が多いのである。
しばらくすると、カバンから、かもめーるを取り出して、手紙を書き出した。
中々、面白いやん。
旅に出て、ハガキを出す。
中々、面白い事するやん。
趣味としても、なかなかだ。
列車に揺られて、凡もウトウトして、30分ぐらいだろうか、目が覚めてみたら、件のオタク君の、ボールペンを持つ手が止まっている。
ハガキの文章は、4行ほどしか書けてなかった。
書けないという、その気持ちは、凡には、痛いほど解った。
でも、「ええやつ」なんだろうな。
女性にはモテないだろうけれど。
12時04分。徳山駅発。
12時35分、田布施駅着。

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(こんな駅に降りるとは、思わなかった)

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(田舎の駅だけれど、駅にはパンフレットもあるし、こんな案内板もある)
今日の目的の1つが、この田布施駅だ。
昨夜のホテルで、思いついたのだ。
それは何かというと、ムー民や、不思議大好き、歴史大好きな人しか、興味がないと思うのですが、ある仮説の舞台が、この田布施にあるのです。
そして、また、その流れなのか、どうなのか、それも不思議なのですが、岸信介、佐藤栄作、安倍晋太郎、安倍晋三と、総理大臣が続けて出ている土地なのである。
総理大臣は、まず置いておいて、ある仮説である。
それは、明治天皇の時に、それまでの孝明天皇の北朝の血統から、南朝の血統に、密かに入れ替わっているというのである。
詰まりは、北朝のそれまでの明治天皇が、暗殺されて、それから、まったく別の人物に入れ替わったというのである。
ということで、話は、後醍醐天皇の時代までさかのぼり、そこから始まる南北朝時代からの因縁話でありまして、南朝こそが正しい天皇の系譜だとする幕末の志士が、自分たちの都合の良いように、天皇を入れ替えたということなのであります。
その入れ替わった人物の出身が、この田布施であり、前の天皇の暗殺を計画した場所が、この田布施であり、その暗殺を実行したのが、伊藤博文なのである。
時間があれば、その計画をした舞台の、高松八幡宮へ行ってみたかったのですが、時間的余裕もないし、訪れるのに、そこまで知識もつけてこなかったので、八幡宮は、結局は、諦めた。
博多から、広島へ移動するのに、その田布施という場所を通る。
それなら、どんなところなのか、駅を降りて歩いてみたい。
そして、駅を降りたなら、折角だから、歴史ロマンの明治天皇入れ替えについては、また今度、訪れることにしても、今回は、さっき書いた歴代の首相の資料館を訪ねてみることにしたのであります。
さて、駅に付いて、可愛い女性駅員さんに、郷土館への行き方を聞いた。
そして、ついでにお昼のオススメのお店も聞いてみた。
それから、街のパンフレットをくれた。
こんな駅にも、この土地のパンフレットがあるんだと、これは失礼ながらも、思った。
郷土館に行く前に、ランチといきましょう。
駅から郷土館の方に、少し歩いたら、教えてもらった「和っこ」さんがあった。
駅で可愛い駅員さんは、和食の店と言ってたのですが、店の前まで来たら、「お好み亭」と書いてある。
その辺も、また愛嬌だ。

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(焼き方は、広島風)

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(美味しかったです)
店に入ると、果たしてお好み焼き屋さんだった。
そば入りお好み焼きのミックスを注文する。750円。
カウンターで見ていると、メリケン粉を薄くクレープのようにのばして、その上にたっぷりのキャベツを乗せる、所謂、広島風のお好み焼きだ。
そういえば、広島が近い。
凡は、子供のころ、家にはお好み焼き用の鉄板、というかお好み焼きの焼く台があって、それで、お好みを焼いていた。
何故か、父親が焼くお好み焼きは、広島風だったんだ。
今、思うと懐かしい。
目の前で、焼かれるお好みを見ていたら、お姉さんが、何か円盤のようなものをお好み焼きの上に乗せた。
重しだ。
メリケン粉の多い大阪風のお好み焼きは、今は、混ぜるときも、ふわっと、そして焼くときも、ふわっと焼くのが流行りだ。
そうやって、焼けたお好み焼きは、ふわっと柔らかい。
でも、凡の子供の頃は、大阪風のお好み焼きでも、引っくり返したら、ぎゅうぎゅうと上から押さえつけて焼く人が多かった。
それは、広島風の場合は、尚更に上から押しつけていた。
つなぎが少ないからだ。
今、お姉さんが、重しを乗せたのを見て、何だか懐かしく、そして、嬉しくなった。
焼きあがったお好み焼きは、想像通り美味しい。
それに、広島風だから、軽くてもたれない。
お店は、時分時というのもあるのだろうけれど、地元の人が次々と来て、満席になった。
注文の仕方を聞くと、玉子ダブルだとか、麺ダブルだとか、いろいろアレンジが効くようである。
それもまた、地元ならではだね。
さて、お昼を食べたら、郷土館へ行ってみる。
場所は、歩いてすぐ近くだ。

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公民館のような建物のドアを開けて入ると、すぐに事務所があって、管長らしき人が凡を見た。
見学させてくださいというと、わざわざ出て来てくださって、説明をしていただけた。
入るときに、名前を記帳したら、今日の来店人数は、凡を含めて6人だった。
意外だった。
こんな誰も知らないと思われる駅の、誰も知らないと思われる郷土館に、今日だけで6人も来所しているとは。
郷土館は、2階建てで、大きく分けて、この地方の、弥生時代から古墳時代にかけての埋蔵文化財の展示、それと、岸信介さんと、佐藤栄作さんの遺品展示と、田布施町ゆかりの人々の遺品展示に分かれている。
管長さんが、今日来たのは、何か特別な目的があるのかというようなことを聞かれたので、さっきの明治天皇の入れ替え事件のことを、少し言ったら、それは聞いていないようだった。
微妙な問題であるから、そうなるだろう。
そして、歴代の首相の資料の事を言ったら、成るほどということで、納得された。
埋蔵文化財に関しては、古代のこの地方の海と陸地の模型と、発掘された遺跡の地図を、見比べたりして、これは興味深いものがあった。
そこからは、昔の九州や、或いは、中国、韓国との、交易、交流を、想像させるロマンを感じた。
そして、いよいよ、2階に上がって、岸首相と、佐藤首相の遺品展示である。
凡は、こんな田舎と言っては失礼だけれど、知らないところにある資料室なので、たかが知れていると思っていたら、これは、その遺品の量にビックリした。

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(2階の展示室)

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(安倍晋三さんの名前は、まだ書かれていないと管長が説明してくれた)
2人の首相が日常使っていたものや、さすがにこれはレプリカだったが、ノーベル平和賞のメダルや、興味深い物が、沢山並んでいる。
また、壁に掛けられた説明も、解りやすい。

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(壁にはパネルが沢山あって、年代ごとに説明されている)
面白いなと思ったのは、名刺だ。
岸さんも、栄作さんも、と失礼にも名前で書いていますが、名刺には、名前しか印刷していない。
へえ、と思って、写真を撮ったら、管長さんが、何を撮ったかと聞いた。
それで、この名刺が面白いというと、そうですよねと意見が合った。

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(名刺)

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(給与袋まであって、金額も書かれていた。)
そんな風に、凡が見ている間、横に付いて、感心を持ったところで説明をしてくださる。
有り難いような、申し訳ないような。
郷土館には、沢山来客はありますかと尋ねたら、地方からも結構来られるとのこと。
どんな人が来るのかと興味を感じたら、歴史好きな人とか、政治好きな人がくるそうで、特に、安倍晋三さんが総理大臣になられたときは、大勢のお客さんが来られたそうです。
そして、一通り見終わって、管長さんと話をしていると、その安倍晋三さんの話になり、最近は体調が良さそうだという話になった。
一時、体調を壊されて、シュンとなっておられたのだけれど。
そんな話をすると、ひょっとしたら、何か特別な薬でも飲んでるんじゃないかという話になって盛り上がった。
そんなものがあるなら、是非分けてもらいたいものだと。
そういえば、政界のトップは、何故か元気が良い。
ロシアのプーチンさんだって、何か最近の方が、若々しい。
ロシアだけに、ものすごい健康法というか、若返り術を開発したのかもしれない。
想像以上に充実した資料館だったので、そのことを管長さんに言うと、みんなそういう感想を持たれるそうで、みんなにも宣伝してほしいとおっしゃっておられた。
そして、まだまだ倉庫には、資料が沢山保管してあるそうです。
ここで断っておきたいのですが、凡は、右でも左でもありませんし、自民党の敵でも見方でもありません。
でも、資料館としては、充実したものであるので、オススメであります。
さて、駅まで戻って、まだ列車まで少しあったので、高松八幡宮まで、タクシーでも行けるかと思ったが、駅員さんに聞いたら、ちょっと遠そうなので、やっぱり次回にすることにした。
とはいうものの、次回はいつなのかは不明だ。
14時31分、田布施駅発。
15時10分、岩国駅着。
岩国駅で降りたのは、理由があった。

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(海岸沿いを走るのは、楽しいですね)

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sansanpopo@tairabonzou.jp
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コメント

  1. ゆけむり より:

    広島の立ち食いうどんは、やはり関西風なのでしょうか?
    先日京都人とうどんの汁で議論となり、予想通り関東の濃い色の汁をバカにされました(T_T)
    おっ、広島焼きですね
    自分も大好きです
    薄い生地にタップリキャベツ、そして焼きそばが入っているのが実に美味しいと思います!
    田布施町郷土館は興味深いですね
    2人の総理に関する事が詳しくあるのはちょっと見てみたいですね

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    立ち食いそばを食べたのは、小倉だったんですが、出汁は関西風でした。
    それから、以前に広島でもうどんを食べたのですが、やっぱり関西風でした。
    ただ、関西風と言っても、京都も大阪も、おツユの色は薄いですけれども、味付けは、薄くは無くて、しっかり付いてます。
    たぶん、使う醤油の違いだけだと思います。
    関西は、薄口醤油を使います。
    なので、色が違うだけ。
    私も、東京でうどんを食べたことがありますが、美味しかったですよ。
    というか、京都の人も、大阪の人も、濃い味が好きですよ。
    お好みとか、洋食でも、ソースたっぷり掛けたり。
    と、そんなことを書いたら、また東京のうどんを食べてみたくなりました。
    また、コンサートで東京へ行くので、これは食べちゃいそうです。
    それから、広島焼きは、美味しいですよね。
    小麦粉が少ない分、軽いから、1枚食べても、また1枚追加で食べたくなります。
    田布施町郷土館は、興味がある人にとっては、面白い施設だと思います。
    歴史的に重要なものが展示されているというより、私物的な展示が多いですが、量的には、ここが一番多いと、管長さんは言っておられました。
    それに、何しろ空いているので、お話もいろいろお聞きすることが出来たのが良かったです。

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