平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(689)青春18きっぷで、釜山の旅。(7)

7月31日。
釜山で迎えた朝。
東横イン釜山には、朝食が付いている。
朝食開始の7時に会場に行ったら、既に料理を取るのに並んでいた。
内容は、ふりかけや、キムチ、ソーセージ、茹で玉子など、簡単なものが中心だ。
周りを見ると、みんな山のように取っている。
中には、玉子3個、パン5枚を、お皿に乗せている男の子もいた。
若いからね、そのぐらい食べるのだろう。
或いは、ほぼ1皿分残しているオバチャンもいて、あれは、どうかと思った。

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さて、朝食も美味しく頂いたので、出かけることにしよう。
今日は、釜山シティツアーというバスに乗ってみようと思う。
釜山の観光スポットを回るツアーバスに、自由に乗り降りできるので、自由に観光を計画して楽しめる。
バスの乗り場は、ホテルの目の前なので、これもまた便利である。
この乗り場からは、凡の乗ろうとしているシティツアーと、名前のよく似ているジャンボの付く名前のバスの2種類が運行しています。
今回、凡の乗るのは、普通のシティツアーバスだ。
さて、始発が9時30分と書かれていたので、9時頃に行くと、もうすでにバスは満員。
そのまま、乗れずに出発していった。
その時に、気が付いたのであります。
今日は、日曜日だと。
だから、満杯なのだと。
バスのお客を整理しているお兄さんに、今日の日曜日と、明日だったら、どちらが空いているかと、ジェスチャー交じりに尋ねるのだけれども、まったく通じない。
近くにいた女性も、凡の話を聞いてくれるのだけれど、これまた通じない。
仕方なく、諦めて、今日の予定を通すことにした。
しかし、これは次の日に見たのですが、次の日の月曜日もまた、バスはいっぱいでした。
曜日に関係なく、人気があるんですね。
待っていると、凡の乗ろうとしたレッドラインではなく、ブルーラインというバスが来た。
これは、釜山駅を回ることは無く、海雲台より向こう側を回っているバスなのですが、始発は釜山駅から発車するようです。
なので、どちらにせよ、まずは海東龍宮寺へ行くつもりだったので、海東龍宮寺を回るブルーラインに乗り込む。
15000ウォンを支払って、手首にチケットのバンドを巻いてもらう。

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9時15分、ほとんど満員状態で出発した。
2階席もあったけれども、1階の1番前の席に座る。
釜山大橋を渡って、というか、この橋が結構高くて、怖かった。
そして、釜山博物館や、いろいろなスポットを回って、本来のブルーラインのルートに入る。
思ったより時間が掛かる。
ただ、車窓の風景は、楽しい。

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(人には理解してもらえないけれど、こんな橋を渡るのも怖い)
ネットなどの説明には、日本語の案内や、日本語の説明をイヤホンで聞ける装置があると書いてあるのですが、車内放送の案内は、主要なバス停だけなのと、日本語で説明を聞ける装置は、イヤホンを差そうとしたら、運転手が、これはやっていないと言った。
さて、凡の1番目の目的地は、海東龍宮寺である。
バスを降りた時に、運転手に行き方を聞いたら、詳しく教えてくれて、帰りの時刻表に印までしてくれた。
大柄で適当にやっているように見える男性だったのですが、見かけによらず、親切なのでありました。
バス停から、海岸沿いに歩いてお寺に向かう。
子供が、岩の間の魚などを取っていたり、のどかな雰囲気だ。
歩いて向かうと、遠くにお寺が見える。

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海東龍宮寺は、韓国三大観音聖地の1つだそうです。
まさに竜宮城かと思うような、派手な造りのお寺は、誰でも心を込めて祈れば一つは願い事を叶えてくれるということだ。
寺に入ると、沢山の人で、賑わっている。

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(お願い事が叶うといいね。)

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(仏さまに、助けてあげてと言いたいな。)

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お願いをしに来た人や、観光をしに来た人、韓国人や、中国人、いろんな目的の、いろんな人が、ゴチャゴチャに入り交じっている。
何だか、面白い。
本堂では、一所懸命に五体投地で、お参りをしている人も、次から次へと絶えない。
信仰の寺としても、人気のようです。
お寺の山の方に上がると、観音様の像があった。
その床が、微妙に海の方に傾いている。
何故なのか。
山の下の方に下がっているので、少し恐い。

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(1番上にある観音様)

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(お寺から、駐車場へ行く道にあるお土産の屋台)
見た目も派手で、異国情緒のある仏像や建物を見ることも出来るので、ここは来てよかった。
帰り道を歩いていて、シマッタと叫んだ。
観音様に、1つ願い事を聞いてくれるという、そのお願いをするのを忘れた。
バス停まで戻ったら、まだ時間があるので、バス停の横にある水産科学館を覗く。
海に関する展示や、子供が魚に触れ合えるコーナーなどがあった。
12時20分、またブルーラインのバスに乗り込む。
そして、海雲台海水浴場で降りる。
海雲台には、まだ行ったことがなかったし、海水浴場だものね。
若いサラサラロングヘア―の女の子が、ちっちゃなビキニを付けて、モンローウォークなんてね。
これは、期待していいだろう。
バス停を降りると、すぐに海水浴場がある。
ビーチに出て、波打ち際まで歩いて見る。
海雲台海水浴場には、ものすごい数のブルーのビーチパラソルが立てられていて、多くの人で賑わっている。
その数は、スゴイものがある。

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(写真に撮ると判らないんだけれど、青いパラソルが、ずっと先まで続いているんです。)

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さて、サラサラロングヘア―の女の子である。
探しながら波打ち際まで行ったのであるが、見当たらない。
ビーチパラソルの中を覗くように歩いて戻るのだけれど、サラサラロングヘア―の女の子がいないのである。
よく見ると、オッチャンのグループも多い。
或いは、家族連れだとか。
その家族連れも、オッチャンとオバチャンの組み合わせだったり。
どうなっているのよ。
どこにいるのよ。サラサラロングヘア―の女の子は。
やや、腑に落ちない気持ちで、ビーチを出て、街中を歩いてみる。
路地に入ると、そこは海鮮の食堂が並ぶところだったが、売っている魚が、ヌタウナギなど、気持ち悪いものばかりだ。
そのヌタウナギを、オバチャンが店頭でさばいていたりする。
ちょんぎられた頭が、くねくねと動いて、丸く髭の生えた口がパクパクしていた。
これは、食べたくない。

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(食堂が続く路地)

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(味は美味しいのかもしれないが。)
そろそろ時分時でもあるので、何か食べようかと思うのだけれど、決めかねて止めた。
海雲台のバス停から、今度はレッドラインで、センタムシティに移動する。
14時05分。
ただ、ここで渋滞に巻き込まれて、35分ぐらいかかった。
ここで降りて、新世界百貨店の地下のフードコートで、ベーコン&キムチのフライドライスを食べる。8000ウォン。
そして、喉が渇いたので、メルティングモンキーのジュースをテイクアウト。
ライムとミントに、スプライトをませたようなもの。5900ウォン。

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センタムシティは、凡には、用がないので、またバスに乗って、釜山駅に戻った。
ここで一旦、ホテルに戻る。17時。

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(帰りはバスの2階に乗ってみる)

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コメント

  1. ゆけむり より:

    東横イン釜山には朝ご飯が付いているようですが、もっともっと韓国っぽい朝ご飯だったら嬉しいのにね
    釜山市内を巡るシティツアーバスは満席ですか
    やっぱり人気があるようですね
    当初の予定がダメでも、すぐに軌道修正するのは流石ですね!
    海雲台のパラソルは凄い数ですね
    ビックリしました
    ビーチ近くのお店が並んでいる所は、海鮮がメインの店ばかりなのでしょうか?
    これはちょっと気になります
    ぬたうなぎですか?
    どんな風にして食べるのでしょうかね?
    帰りのバスは半分オープントップなのでしょうか?
    これは風を受けながら走るからかなり気持ち良さそうですね
    あ~、お世辞抜きに羨ましいです
    なんだか自分までワクワクしちゃいます(笑)

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    東横イン釜山の朝食は、これはこれで、美味しかったし、楽だし、助かりました。
    日本人も多いですが、韓国人や中国人も多くて、その辺も、楽しいし。
    でも、朝食に付いては、微妙なんですよな。
    特に、海外へ行ったときは。
    高級なホテルだったら、ホテルで朝食も目的の1つになるんですが、安いホテルの場合、折角の旅行なんだから、外のお店で食べたいと思うことも多いです。
    今回も、外のお店でトーストなんてことも考えました。
    でも、1日目と2日目の両方ホテルの朝食を食べて良かったです。
    こんな朝食でも、連泊している人のために、内容を少し変えているんです。
    それが分かったのも、次回の参考になりました。
    でも、3日目の最終日は、さすがにホテルの朝食をパスして、アワビ粥を食べに出かけました。
    海雲台の海水浴場の近くの路地は、ほとんど海鮮のお店というか、ヌタウナギのような、そんな魚が多かったです。
    カニとか普通に見かける魚は、そんなのは、少なかったです。
    バスは、2階がオープンになっているのと、なっていないのがあって、両方乗れたので、ラッキーでした。
    ただ、橋を走るときは、高いので、高所恐怖症には、怖かったです。

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