平 凡蔵。の 創作劇場

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散散歩歩。(685)青春18きっぷで、釜山の旅。(3)

8月28日のお昼ごろ。
そばを食べて、お店の外に出て、駅に向かって歩き出そうとしたときに、ちょうど小泉八雲記念館の前に、お土産屋さんのようなお店があって、ぼてぼて茶と書いた旗のようなものがヒラヒラと揺れている。

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(塩見茶屋さん。スタッフの方も親切だった。)
凡は、まだ、ぼてぼて茶を飲んだことがないし、大阪では飲むことができない。
なので、お店に入ってみることにした。
ぼてぼて茶とは、茶の花と番茶を煮出して、茶筅で泡立てたものに、漬物や少量のご飯を混ぜて飲むお茶である。
松平不昧公が、鷹狩のときに、空腹しのぎに飲んだのが始まりのようです。
飲んでみた感じは、ご飯の極めて少ないお茶漬けと言う感じだ。

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お店の中には、修学旅行生が買うようなお土産も沢山あって、またぼてぼて茶を飲むコーナーもあって、やや雑然としていいる。
どちらかに限定した方が売れるのではと思ったのではありますが、それは無責任な凡の感想である。
お店の、年配のお姉さんも、店主らしき男性も、親切で、気持ちの良い感じで、ここで、ぼてぼて茶を頂いて良かった。
お店を出たら駅に向かって、歩き出す。
お城のお濠が美しい。
お濠には遊覧船がのんびりと走っていて、凡が写真を撮っていると、船頭のお姉さんが、手を振ってくれた。

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松江城のお濠沿いに歩いていると、侍の格好をした人が歩いている。
そして、凡を見て、頭を下げてくれた。
お城のどこかでショーでもするのかなと思っていたら、お兄さんが、刀を抜いた。
そして、その刀で道に落ちているゴミを拾った。
ビックリだ。
お兄さんに言うと、お城や街の清掃の方だそうです。
刀を鞘から出すと、ゴミを拾うトングのようになっている。

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(清掃のお兄さんの背中が、テレビの時代劇のラストシーンのようだ。)
それにしても、船頭のお姉さんも、この侍のお兄さんも、観光客に通りすがりに挨拶をしてくれるなど、もともとこの土地の人が優しいのだろう。
お城をぐるりと回って、更に駅の方に歩いていくと「竹島・かえれ島と海」と大きく書かれた看板が目に入った。
そういえば、竹島は島根県だった。

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これも、ここでしか見れないので、行ってみることにした。
資料室は、島根県の県庁第3分庁舎と言うところの2階にある。
中に入ると、意外と小さな資料室だ。
係りの人が、DVDがあるから見るかと言うので、電車の時間もあるので、短い12分の番組を見せていただいた。
内容は、竹島が、日本の領土であるということの歴史的な証拠を解説したものだった。
帰りに、声を掛けると、記念のシャーペンのようなものを貰った。

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竹島に思うのは、複雑である。
確かに日本の領土であるけれども、実際には、韓国が実力支配している。
ここに人間の欲の汚さを見てしまう。
地球という、みんなの大切な美しい財産を、国の政治的、経済的理由でもって、取り合う。
浅はかな考えだ。
もし凡に権力があったなら、竹島に原爆を10個ぐらい落として、竹島自体を破壊するね。
無いものは、取り合う必要もない。
両国間のいさかいもなくなるだろう。
ちょっと、みんなに大批判されるようなことを書いてしまいましたが、もっと地球というものを、みんなで大切にしないと、いずれ神様の罰があたるに違いないのであります。
さて、思いもよらなかった資料室を見学したら、急いで駅に戻らなきゃいけません。
誰に聞いても、そばを食べたところから、30分ぐらいだと言ってたのですが、実際には1時間ぐらいかかってしまった。
13時20分、松江駅発。アクアライナー。
16時48分、益田駅着。
昨日の夜は、江津とか益田に泊まることも考えたが、実際に来てみると、何も無い。
松江市を観光して、それからひたすら山陰本線を走ることにして良かった。

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益田からは、また長い時間を乗ることになるので、何か食べておこう。
とはいうものの、夕食前の時間のせいなのか、開いているお店がない。
駅前に王将があったけれども、益田で王将も、勿体ない。
駅から少し歩いたところに中華料理のお店があったので、入ることにした。
店内の、ソファというか椅子は、すべて座面の合皮が裂けていた。
この田舎の雰囲気が良い。

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メニューを見て、カレーライスにした。
中華料理のお店のカレーは、時として美味しい場合が多い。
じっくり煮込んだカレーと言うよりも、中華ダシで味付けして片栗粉か何かでトロミを付けたカレーは、凡の好きな味である。

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運ばれたカレーは、思いっきり中華風でもないし、洋風でもない。
ボリュームもあって、美味しかった。
17時47分。益田駅発。
この駅からは、急に列車の便数が少なくなる。
益田駅から、2両のワンマンの列車に揺られて、ひたすら乗り続ける。
車窓は、ところどころに日本海が見えて、美しい。

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須佐駅で、乗客のほとんどが降りた。
若い子が浴衣を着ていたので、おそらく夏祭りか花火大会か、そんなものをやるのだろう。
あとの車内は、ガラガラである。
クーラーもかかっているのだけれど、扇風機が回っているのが、旅情を掻き立てる。

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列車の先頭車両に乗って、前を見ていると、山の中を凡が乗った列車と言う筐体が、微妙に角度を変えながら、2本の鉄の棒の上を移動するのが解る。
まるで、ミニチュア列車に乗って、遊園地の線路の上を、走っているような感覚だ。
萩駅に着いたら、隣の4席のボックスに座っていた女の子が降りた。
ショートパンツに、大きなリュックを背負っている。
手には、青春18きっぷ。
若い女の子の一人旅。
いいなあ。
そんな風に目じりを下げながら、降りた女の子を見ていると、ホームに降りた女の子が、「何?ここ。」というような感じで、手を口に当てて、立ちすくんだ。
萩の駅前には、何もない。
バスか何かで少し移動すれば、幕末の志士の活躍した、松下村塾とか、いろいろスポットはあるのだけれど。
これは、想像だけれど、たぶん、女の子は、萩駅という名前から、もっと開けた駅前を想像していたんじゃないだろうか。
萩という地名は、有名だものね。
でも、実際に駅に降りてみると、周りには何もない。
そして、時間も、もう19時ぐらいである。
これからどうするのだろう。
萩に泊まるのか、次の電車に乗るのか、次のと言ったって、20時26分だから、1時間半あるけれどね。
これは、凡もよくあることだ。
今回も、時刻表を見ながら、江津とか、益田とか、長門市に泊まることも考えた。
でも、実際は、益田も、何もない。
時刻表では、駅前の様子が解らないのだ。
特に、山陰本線は、クセモノである。
凡が、小学生の頃は、山陰とか北陸は、裏日本と呼ぶと教えられた。
やっぱり、山陽本線の沿線の駅前とは違うのである。
さて、件の可愛い女の子は、「あれ?」という表情で戸惑った笑いを浮かべたかと思うと、改札口のほうに歩いていった。
彼女に幸あれ。
長門市を過ぎると、日が暮れて、車窓も真っ暗で、駅についても、これもまた真っ暗だ。
この辺りは、昼間であれば、絶景を楽しめるポイントがあるそうなのですが、真っ暗なら仕方がない。
ただ、線路をゆく音に耳を澄ませ、列車の揺れに身を任せていた。
21時39分、下関駅着。
今日は、ここで泊まることにする。

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(これは、どのあたりで、撮ったのだったか。山陰本線は、海沿いを走るので、撮影ポイントも多いのだけれど、なかなか上手くは撮れない。)

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コメント

  1. ゆけむり より:

    ぼてぼて茶ですか?
    初めて耳にします
    極めてご飯の少ないお茶漬けと言う感じならば、普通にお茶漬けが食べていと思ってしまうのはダメでしょうか?
    冷たいほうじ茶のお茶漬けなんてのも今の季節は美味しいですよね!
    女船頭さんですか?
    もちろんその船に乗ったんですよね?
    えっ、乗らなかった?
    う~ん、新しい出会いがあったかもしれないのになぁ・・・
    侍の格好をした人が刀を抜き、ごみを拾うってのはビックリですよね
    でもシチュエーションに合った姿で、観光客を楽しませ一石二鳥ですね
    2両編成の電車に揺られ、日本海を眺めながら下関を目指す
    う~ん、これまた哀愁が漂いますね~
    失恋した人の一人旅見たいと言ったら怒られちゃうかな?
    でも旅は楽しくもあり悲しくもある物です
    出会いがあったと思えばすぐに別れが来る
    素敵な街でも次に新たな街を目指す
    そんな事を考えながら、ローカル線で旅をしてみたいものです・・・

  2. 凡蔵。 より:

    ありがとう、ゆけむりさん。
    ぼてぼて茶に関しては、まあ、あれば飲んでも良いかなと言う感じでしょうか。
    以前、お茶の仕事をしていたので、名前は知っていたのですが、飲んだのは初めてでした。
    わざわざ飲むという感じでは無い感じ。、、、と言ったら、地元の人に怒られるかな。
    冷たいほうじ茶のお茶漬けは、いいですね。
    私は、子供のころに、冷やご飯に、冷たい麦茶をたっぷり掛けて食べるのが、大好きでした。
    コメントを読んで、それを思い出しました。
    何か、急に食べたくなってきたなあ。
    お濠を巡る船には、乗らなかったんですよ。
    でも、手を振ってもらっただけで、嬉しくて、こっちも笑顔になっちゃいましたよ。
    それから、清掃の係りの人は、ビックリしましたよ。
    私も、5メートルほど通り過ぎたのですが、引き返して、お兄さんに、お聞きしました。
    でも、ナイスですよね。
    観光を盛り立てていこうという感じが、伝わってきました。
    夜の山陰本線は、特に哀愁を感じます。
    駅に停まっても、誰もいないし。
    街の電灯も少ないし。
    でも、そこには、暗くて見えないけれど、家があって、その中で、家族が夕食とかを食べたり、或いは、楽しく話をしたりしているんですよね。
    そんなことを想像しながら、電車に揺られていると、何か嬉しくなったり、寂しくなったり。
    でも、その時、その瞬間に、旅の出来ていることに感謝の気持ちが湧いてくるんですよね。

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